『ご飯つくりすぎ子と完食系男子』に癒される!恋愛×料理漫画をネタバレ紹介

更新:2017.10.25

『ご飯つくりすぎ子と完食系男子』は美味しいご飯とラブコメディの融合作品。クールなメガネ男子とおっちょこちょいなOLがくり広げるスローな恋愛が読者を和ませます。今回はそんな『ご飯つくりすぎ子と完食系男子』の魅力のご紹介です!

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『ご飯つくりすぎ子と完食系男子』が面白い!ほのぼのラブストーリーを2巻までネタバレ紹介!

美味しいご飯で繋がる2人のほのぼのラブコメディ『ご飯つくりすぎ子と完食系男子』。料理を作りすぎてしまったOL・荻野が助けを求めたのは、隣に住む男子大学生・平瀬でした。はじめはつい断ってしまった彼でしたが、一度おすそ分けを貰ってからというもの、彼女の手料理の美味しさ・丁寧さ・温かさの虜になります。

荻野が作る家庭的な料理が放つ魅力といったら、ページからいい香りが漂ってきそうなほど。出汁のよく染みた煮物にはじまり、トマトから作るナポリタンなど、湯気を立てる作りたての料理の輝きは、もうため息ものです。

そしてすっかり胃袋を掴まれてしまった平瀬と、自分の料理を「おいしい」といって食べてくれる人がいる幸せに気づいた荻野はお互いに惹かれあいます。ここでは2人の胸キュン必至な恋模様を中心に、作品の魅力をご紹介しましょう。

著者
揚立 しの
出版日
2016-11-24

『ご飯つくりすぎ子と完食系男子』あらすじ

ある日一人暮らしをする平瀬の部屋を、隣人である荻野が訪れます。彼女は作りすぎてしまった料理をおすそ分けしにきただけだったのですが、平瀬はそれを美人局だの毒入りだのと疑って断ってしまいます。

後日、その時の荻野の少し傷ついた顔を思い出しては、悪いことをしてしまったと反省していた平瀬。ちょうど部屋を出たところで会うことができたので、もしまた何かあればと声をかけますが、さっそく目を輝かせた荻野は「今あります!」といって部屋へ戻ると、美味しそうな大根の煮物を持って戻ってきました。

彼女の勢いに気圧されつつも部屋に戻った平瀬は、箸を通した瞬間から彼女の料理に感動し、味も抜群なそれをあっという間に平らげます。そして「久しぶりに、誰かの手で作られた料理を食べた」と気づいた彼は、その有り難さとあたたかさを噛み締めたのでした。

優しい魅力1:「つくりすぎ」から始まるストーリー

優しい魅力1:「つくりすぎ」から始まるストーリー
出典:『ご飯つくりすぎ子と完食系男子』1巻

そもそも荻野はなぜ、こうも頻繁に料理を作りすぎてしまうのか。その理由は「一つの事に集中しすぎてしまう」という彼女の癖にありました。幼い頃からもくもくと同じ作業を続けてしまうことが多々あった彼女は、社会人となった今、外で溜めたストレスを料理にぶつけてしまうようになったのです。

しかしぶつけるといっても、決して投げやりな調理になっているわけではありません。具材の切り方から下ごしらえの仕方にも丁寧さの見られる料理は、荻野の温かくて優しい人柄がにじみ出ています。

かたや作りすぎる女性と、それをありがたく食べる男子というバランスのとれた良好な関係。誰かと同じ美味しさを感じるという細やかな幸せが、柔らかい雰囲気となって物語を包んでいます。

優しい魅力2:スローに進む。雰囲気に癒される

優しい魅力2:スローに進む。雰囲気に癒される
出典:『ご飯つくりすぎ子と完食系男子』1巻

物語は、平瀬と荻野それぞれの日常を描きながらゆったりと流れていきます。普通の大学生と普通のOLという、どこにでもいそうな人物が送るありふれた生活の風景は、リアリティと親近感を感じさせてくるでしょう。

立場の違う平瀬と荻野の恋に劇的な展開はありませんが、それぞれが日常を送る中で、ふとお互いを思い出す瞬間を持っています。たとえば平瀬は外で食事をする時、無意識に荻野のことを思い出すようになりました。

彼が大学の学生食堂でカレーを食べていても、思い浮かぶのは困った顔で鍋をかかえる荻野の姿と、彼女の料理の味。また、会社の上司に「食べること」の魅力を語る荻野の脳裏にも、平瀬と向かい合って食事をする風景が思い出されていたのでした。

相手がいない場所で相手を思い浮かべるというのは、すでに惹かれている証拠ともいえますが、その気持ちにすぐに気づかないところが平瀬と荻野らしい恋となっています。この2人の絶妙な関係は、本作の醍醐味です。

優しい魅力3:気持ちの自覚、ヤキモチにニヤニヤ!

優しい魅力3:気持ちの自覚、ヤキモチにニヤニヤ!
出典:『ご飯つくりすぎ子と完食系男子』1巻

荻野が平瀬への恋を自覚したのは、食卓での彼の笑顔を見た時。自分の料理を美味しそうに食べる彼に「もっと私のご飯を食べてほしい」と思うようになったのです。

一方平瀬の方が自分の気持ちに気づくのは、彼が大学の友人を部屋に招き入れた時です。かねてから平瀬に晩ご飯を食べさせてくれる美人な隣人がいると聞いていた友人は、自分もその料理を食べてみたいと平瀬の部屋を訪れます。

そこへいつも通り料理を持ってきた荻野。3人は同じ食卓を囲むことになりました。その日のメニューは筑前煮でしたが、その美味しさに友人は大絶賛。荻野のことを「荻野ちゃん」と呼びながら彼女を褒めます。その様子を見ながら、胸にモヤモヤした何かを募らせはじめていた平瀬は、ついに我慢できなくなりこんな言葉を言います。

「筑前煮もいいけと 俺 前に食べた大根のやつが好きです」(『ご飯つくりすぎ子と完食系男子』1巻から引用)

平瀬のヤキモチが全面に見えるセリフです。自分だけが過去に食べたことのあるメニューを褒めることで、「自分の方が多く荻野との時間を共有しているのだ」ということを友人に知らしめたかったのでした。普段クールな平瀬の裏の顔が垣間見えた瞬間として、ぜひチェックしてみてください。

『ご飯つくりすぎ子と完食系男子』最新2巻の魅力をネタバレ紹介!

これまで数々の食卓を共有し、恋心を育んでいった平瀬と荻野。しかし、あまりプライベートに踏み込んだ会話などをしたことがなかった2人は、相手が自分をどう思っているのか計りかねていました。

著者
揚立 しの
出版日
2017-07-24

そんななか荻野に、平瀬ではない別の相手との恋愛の可能性が生まれてしまいます。相手は職場の上司である川森。料理が趣味の彼は会社でもたびたび彼女と料理の話をすることがありました。

ある夜、川森のアドバイスをもとに料理していた荻野は、1度材料を溢こぼしてからリズムを崩し、うまく作業を進められなくなってしまいます。川森の「何かあったら連絡しろ」という言葉を思い出して電話しますが、さらなる失敗が重なってまともに話すことすらできずに切ってしまいました。

いよいよ絶望する荻野でしたが、彼女の耳にインターホンが鳴る音が聞こえます。ドアを開けた先に立っていたのは、心配して駆けつけた川森だったのです……!

救世主の登場で難を逃れた荻野。その後一緒に食事をとった2人の様子から、このままで終わる関係とは思えません。また、平瀬の前にも彼に思いを寄せる後輩が現れ、デートまで申し込まれてしまいます。

もしどちらかに恋人でもできようものなら、毎晩食事を一緒にするなどという関係はきっと続けていられません。今後の2人の心温まるひと時は、淡く抱きあう恋心はどうなってしまうのでしょうか?ぜひ、続きは直接確かめてみてください。

安心するようなあたたかさの料理と、同じくらいあたたかな恋模様が魅力の本作ですが、2巻以降は登場人物も増えて大きく動き出しそうです。思いやり溢れる彼らが紡ぐ物語を、ぜひ見守ってあげてください。

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