ジャンプの人気漫画『ブラッククローバー』はめちゃくちゃ面白いですが、キャラクターの数が多すぎて、把握するのが大変というところもあります。今回は、主人公アスタが所属する「黒の暴牛」メンバーを一覧で紹介!少々ネタバレを含みますので、その点だけご注意ください。
- 著者
- 田畠 裕基
- 出版日
- 2015-06-04
2017年10月にアニメの放送も開始された週刊少年ジャンプ連載の人気漫画『ブラッククローバー』は、ジャンプらしい王道ファンタジーバトル漫画です。
国を守る魔導士集団「魔法騎士団」を目指す主人公アスタは、まったく魔法が使えませんが、秘めた能力と気合と根性で壁を乗り越えていくのです。
才能のない主人公という点では『僕のヒーローアカデミア』を、国を守るという点では『NARUTO』を彷彿させます。まさにジャンプの王道DNAを受け継いでいるマンガです。
今回は、主人公アスタが所属する魔法騎士団「黒の暴牛」のメンバーを紹介していきます。
主人公アスタは、まったく魔力がなく、捨て子であったことから蔑まれて生きてきましたが、幼馴染のユノとともに魔法使いの頂点「魔法帝」を目指すという夢を持っていました。
アスタの住むクローバー王国では、15歳になると魔力を高める「魔導書」の授与式が行われるのですが、なぜかアスタにだけ魔導書が与えられませんでした。
一方、幼馴染のユノは、初代魔法帝も授かったとされる「四つ葉のクローバーの魔導書」を手にしており、盗賊に狙われることになります。
アスタはユノが縛られている現場に遭遇。倒されかけますが、ユノの「アスタはオレのライバルだ」という言葉に覚醒。五つ葉のクローバーの「反魔法の魔導書」に選ばれます。魔導書から断魔の剣を引き出したアスタは、持ち前の身体能力を活かし、盗賊を撃退。以後、魔法の世界において魔法を使わない剣士としての才能を開花させていきます。
魔法騎士団入団試験においては、魔力がないことから騎士団の指名を受けることができませんでしたが、それでも「魔法帝になってみせます」と言うアスタを「黒の暴牛」団長のヤミが気に入り、なかば強引に入団させます。
想い人のシスター・リリーには振られていますが、前向きで諦めない性格でまわりの人たちを味方にし、物語が進むにつれプチハーレム状態に。
戦闘方法は、魔法を跳ね返す断魔の剣や魔力を吸収する宿魔の剣を用いた近接戦闘が中心。後に剣のエネルギーを利用してブラックアスタという強化状態になることに成功します。
ヒロインのノエルはアスタと同期で「黒の暴牛」に入団した水魔法の使い手。王族出身で、当初はアスタのことを「小虫」とバカにしていましたが、諦めない姿に心打たれ、徐々に好意を寄せていきます。
魔力の量は多いもののコントロールができない状態で入団しましたが、修羅場を経て、防御魔法と攻撃魔法のコントロールを習得。経験は浅いですが、攻撃力と防御力の最大値では、団随一の存在になっていきます。
団最強の戦闘力を誇る団長ヤミは、乱暴で、常識に欠けるところはありますが、多くの人に慕われています。
戦闘方法は闇魔法を刀に宿した斬撃が中心。相手の「氣」を読むことで、動きを予測することができます。おそらく近接戦闘であれば、クローバー国内最強クラスでしょう。
ハードボイルドなキャラかと思いきや、女風呂を覗き空間魔法の使い手フィンラル・ルーラケイスに行こうとするなど、スケベな一面もあります。
空間魔法の使い手フィンラルは、名門貴族の出身で元々高いポテンシャルを持っていましたが、攻撃魔法が得意な弟にコンプレックスを抱き、力を発揮できずにいました。
直接攻撃をするのではなく、味方を空間移動させる補助魔法で戦闘に参加します。
劣等感を紛らわせるため女の子好きのナンパな性格になっていましたが、アスタとのコンビネーション技を編み出してからは「黒の暴牛を最強の団にする」という目標に邁進するアツいキャラクターになっていきます。
サングラスがトレードマークのマグナはアスタの兄貴分のような存在。洗礼の儀と称して、アスタを炎魔法で攻撃しますが、「爆殺轟炎魔球」を打ち返したアスタを漢(おとこ)と認め、以後は面倒見のいい兄貴分になっていきます。
炎魔法で火の球を作り投げたり打ったりする攻撃魔法が得意。アスタ同様、気合と根性で物事を解決しようとするタイプで、頭は良くありませんが男気溢れるキャラクターです。
バネッサは魔女の森で魔女王に幽閉されていたところをヤミに発見され「黒の暴牛」に入団しました。以来、ヤミに好意を抱いています。
魔女の森にいた当時は引っ込み思案な性格でしたが「黒の暴牛」に入団してからは、酒好きになり、羞恥心をなくしていきます。
戦闘方法は糸魔法を使って敵を罠にかけたり縛ったりすることが中心。のちに運命を変える「運命の赤い糸」という魔法を習得します。
戦闘狂のラックは、強いものの気配を感じているとひとりで飛んで行ってしまう問題児です。戦闘狂になった原因は、母親に褒められたこと。幼少期に、貴族に交流魔力対戦で勝利した際、厳しい母親に褒められ、「勝って勝って…勝ち続けなさい」と言われたことで戦闘狂になりました。
雷の魔法を使い、戦闘力は高いですが、ひとりで戦おうとするところが弱点でした。ダンジョン攻略の際、アスタに「アンタはオレの仲間だ!!!」と言われたことがきっかけで、チームプレイの楽しさに目覚めます。
元貴族にして元囚人。脱獄の際にヤミに敗北したことがきっかけで黒の暴牛に入りました。妹マリーの写真を見るだけで鼻血を流すシスコンという病にかかっています。
鏡魔法を使い、光を乱反射させるなどして戦闘します。ラック同様、戦闘力高めでソロプレイ好きのキャラクターでしたが、隠していた左目の力を使いアスタと共闘するなど、徐々にチームプレイに目覚めていきます。
最新13巻現在、メインで戦っているシーンはあまりありませんが、何気に強いのがチャーミー。食事が好きで、アジトで食事をしているシーンが多いですが、4巻では綿創成魔法「眠れる羊の一撃」で白夜の魔眼の魔導士を一撃で倒すなど、本気になったらかなり強いだろうキャラクターです。
4巻の同シーンで、アスタの幼馴染のユノに食事を渡され、ひとめぼれ。以来、「救食の王子」という謎のニックネームをつけてアプローチしています。
変身した姿でしか登場していなかったため、長らく本当の姿がわからなかったグレイ。恥ずかしがり屋で変身をしないと人前に出られない彼女でしたが、8巻で本当の姿を見ることができました。
黒の暴牛で最も影の薄いメンバー。初登場は2話と早かったですが、その後ほとんど登場せず、ゴードン以外の団全員が参加した海底神殿任務も、日光が苦手という理由で欠席しました。最新13巻時点では、いまだ活躍シーンがありませんが、今後活躍はあるのか、あるいは、影薄いポジションになってしまうのか、今後のゴードンに期待です。