『花と悪魔』が無料で読める!切なく感動する見所をネタバレ紹介!

更新:2021.11.11

人間と悪魔。種族を超えた恋愛が切なすぎる……! 『花と悪魔』は、人間界にやってきた大悪魔と彼に拾われた少女の物語です。しだいに惹かれていくふたりの間に立ちはだかるのは、種族という壁。人間と悪魔を隔てるしがらみが切なく、その中で2人が互いを想う気持ちに心を動かされてしまうことでしょう。 この記事では、そんな切ないストーリーの見所を結末まで一挙にご紹介!スマホの漫画アプリで無料で読むことができるので、ぜひ読んでみてください。

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無料で読める『花と悪魔』の見所をネタバレ紹介!悪魔と人間の恋の結末は感動必至!

著者
音 久無
出版日
2008-02-19

『花と悪魔』は、2007年から2010年まで「花とゆめ」で連載されていた音久無の漫画作品です。人間であるはなと大悪魔であるビビの純愛物語は、連載が終了した今でも根強い人気を得ています。

この作品の魅力は、なんといっても主人公ふたりの種族を超えた純愛。彼らが過ごす日々は切なくも美しいものです。

人間と悪魔でありながら惹かれあってしまったふたりは、一体どんな結末を迎えるのでしょうか……?

この記事では、そんな切ないラブストーリーの見どころや名言をご紹介していきます。結末までのネタバレを含むのでご注意ください。

『花と悪魔』はタイトルの意味も最終回まで超重要!【あらすじ】

『花と悪魔』はタイトルの意味も最終回まで超重要!【あらすじ】
出典:『花と悪魔』1巻

大悪魔・ビビが人間界に住んで2年目の冬。

彼の屋敷の前に生まれたばかりの赤ん坊が泣いていました。彼は気まぐれで育てることにし、赤ん坊の笑顔を見て名前を「はな」と名づけました。

それから14年後。はなは大きくなり、ビビを異性の相手として意識し始めます。しかし、ビビのはなへの思いはいったい......?

また、「はな」という名前には2つの意味が含まれています。1つは、花のように笑うから。2つめは.....?

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『花と悪魔』の見所をネタバレ紹介!興味本位で拾った赤ん坊がどんどん可愛くて仕方なくなる!?

『花と悪魔』の見所をネタバレ紹介!興味本位で拾った赤ん坊がどんどん可愛くて仕方なくなる!?
出典:『花と悪魔』1巻

はなはいつもビビの後をちょろちょろと付いてきて、ビビが大好き!という笑顔でニコニコと笑います。そんなはなを見て自分自身では気づいていないものの、独占欲がいつの間にか沸いていたビビ。
 

しかし、はながビビのある言葉を気にしてしばらく彼に近づかなくなります。そこでビビははなに対する気持ちについて考えるようになり、はなに触れたいと思うようになりました。

ふたりはビビが開いたお茶会で和解し、人気の無いところで昼寝をします。ビビは目をつぶり、

「まったくどうかしている。俺がこんなガキに振り回されるなんて」

と考えながら眠りにつきます。そんなビビを見つけたはなは、こっそりとビビの瞼にキス!

そんな2人の幸せそうな雰囲気にほのぼのとしてしまいますよね。

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『花と悪魔』の見所をネタバレ紹介!可愛いけどいつも頭にあるのは悪魔と人間という違い

『花と悪魔』の見所をネタバレ紹介!可愛いけどいつも頭にあるのは悪魔と人間という違い
出典:『花と悪魔』1巻

ビビははなのことを大事に思っているにも関わらず、つれない態度をたびたびとってしまいます。それは人間と悪魔という生き方の違いから来ています。

悪魔は人間の血を好物とし、夜を行動時間とします。また、寿命も人間と違い何百年も生きるため、ビビはだんだんとその人間と悪魔の違いに悩まされることになるのです。

またビビの心の中には「ずっと一緒にいられるワケがない」という気持ちがいつもどこかにあります。はなの何気ない「ずっと一緒にいようね!」という言葉にいつもなんとも言えない気持ちのビビ。

そんな彼の気持ちを知らないはなを見ると感情移入してしまい、とっても切ない気持ちになってしまいます。

2人がこの気持ちを克服できる日は来るのでしょうか?

『花と悪魔』の見所をネタバレ紹介!悪魔と枯れる花

『花と悪魔』の見所をネタバレ紹介!悪魔と枯れる花
出典:『花と悪魔』1巻

悪魔が触れないもの、それは人間界の「花」。悪魔が触れてしまうとその花はすぐに枯れてポロポロと落ちてしまいます。

しかし、はなは悪魔が触れると枯れてしまう、といことを知りながらも毎日ビビに花を持ってきて「花」のように笑っていました。ビビがはなに触れられるたびに浮かぶのは、はなが花のように崩れていくイメージでした。そのイメージが拭えず、はなのことを突き放してしまいます。

また、「どんなに時間をかけても綺麗に編んでも花は花だ。俺の頭に乗せればすぐに朽ちてしまうんだぞ」と、何度も「花」という悪魔が触れないものについてビビは人間と悪魔の違いに悩んでしまうのです。そのことを考えているビビの表情がなんだか泣き出したい!という表情が多いので、とっても切なくかんじます。

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『花と悪魔』の見所をネタバレ紹介!ふたりの別れ

著者
音 久無
出版日
2011-03-18

『花と悪魔』の終盤では2人には別れが訪れてしまいます。

ビビの故郷・悪魔界の地底に大きな穴が空き始めており、放っておいてしまえば悪魔界が消えしまうため、それをビビのような上級悪魔が抑えなければ人間界にも影響が出てしまいます。

そこで、ビビは悪魔界に帰ることに決めました。

しかし、帰るということははなとの別れを意味します。ビビとはなは離れたくなかったのですが、ビビは3年で帰ると言い、はなを残して人間界を去ります。

3年の間、はなはずっとビビのことを想い続けていました。初めの頃は、毎日毎日泣いていましたが、菖蒲の励ましの言葉により泣くことを止め、笑って精一杯生きようと決心します。

ビビのはなを想う気持ちとはなのビビをまっすぐ想う気持ち。お互いの気持ちがすれ違う時間は、とっても切ない気持ちになります。

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『花と悪魔』はなの名言:「みんなの大事なものは違うんだから」

他の人間の血は吸うのに、なんで私の血を吸ってくれないんだろうと疑問に思う、はな。そんな彼女のもとに、ビビの幼馴染の吸血鬼クラウスが現れます。すると彼はビビへの不満を、はなにこぼし始めました。

昔から地位だけを求め、努力を続けていたクラウスですが、これまでの人生で一度もビビに勝てたことがありません。才能に溢れ、涼しい顔でエリート街道を突っ走る彼に憧れ、そして憎み続けていました。 

そんな嫉妬に溢れるクラウスの話を聞いた、はなは……

出典:『花と悪魔』1巻

 

「ビビの大事なものとクラウスの大事なものは違うんだから」
(『花と悪魔』1巻より引用)

嫉妬するなんて馬鹿らしい、と言わんばかりの言葉を投げかけます。はなは身分なんかより大切なものはたくさんあると教えてあげたものの、「うるせえ」と押し倒されてしまいました。血をよこせ、と今にも首に噛みつきそうなクラウス。そんなピンチに颯爽と現れたビビは、クラウスを吹き飛ばしました。
 

 

出世ばかりに目がいってしまい、なぜ強くなりたかったのかという、とても大切なことを忘れてしまったクラウス。本当に自分の大事なものを大切にしてと言うはなの言葉は胸に沁みるものがありました。まだ世間を知らない若い少女の言葉ですが、多くの人が共感する名言ではないでしょうか。彼女のまっすぐで健気な心がよく表されたセリフです。 

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『花と悪魔』ビビの名言:「花は枯れてしまうんだぞ」

ビビたち悪魔は、触れるだけで人間界の花を枯らせてしまいます。そんな彼のもとに毎日、笑顔でバラを届けるはな。ビビが触れると枯れてしまうので、彼の頭にたくさんのバラをかけてあげます。ハッと驚いたようにバラを見つめたビビは、植物の花と本作のヒロイン「はな」を重ねてしまい、哀しそうな顔をしました。

「私に触れると花は枯れてしまうんだぞ」 
(『花と悪魔』1巻より引用) 

ヒロインの「はな」にも触れることで、彼女が枯れてしまうのではないかと恐れ、何もすることができないビビ。抱きしめたいのに彼女のことを思うと何もすることができない、そんな彼の苦悩が現れたセリフです。

はなのことを愛しているからこそ、人間と悪魔という大きな違いに頭を悩ませます。彼の恋心を、はなに伝えられる日はやってくるのでしょうか。気になる2人の恋愛の結末にも注目です。 
 

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