47都道府県が「ご当地神」として擬人化し、首都の座をめぐってバトルする『四十七大戦』。次々にイケメン化した県が登場することで話題になっています。47人もいれば、必ず推しが見つかるはず!この記事では、それぞれのご当地神の魅力を紹介していきます。
『四十七大戦』は「コミックアース・スター」で連載されている一二三による作品。各都道府県をモチーフにしたご当地神「ゆる神」たちが、首都争奪戦をくり広げる擬人化バトル漫画です。
イケメン化されたゆる神たちは、方言や名産品などそれぞれの県の特性を持っています。現実の県とリンクした設定も盛り込まれ、随所に散りばめられた「ご当地あるある」にクスッとしてしまうはず。
1番の魅力は、ゆる神たちの個性的すぎるキャラクターです。自分の出身県を推しにするか、はたまたキャラクターの好みで決めるか……この記事では、彼らの魅力についてそれぞれ紹介していくので、ぜひ参考にしてみてください。
主人公はなんと、辺境の地である自県を消滅の危機から救おうとしているゆる神、鳥取さんです!
- 著者
- 一二三
- 出版日
- 2017-03-11
日本の47都道府県には、それぞれ会いにいけるご当地神「ゆる神」が存在していました。
最果てに存在するといわれる鳥取県は、世界でも類を見ない秘境。不用意に足を踏み入れた者は、不毛の砂漠に絡めとられ、生きては帰れないと言われていました。人口は年々減少し、いまや県全体が消滅の危機に瀕しています。
そこでグローバル企業の「スターベックス」は、首都争奪戦と称して、各都道府県のゆる神たちを戦わせることにしたのです。
普段は自県のPRなど地域に密着して暮らしていたゆる神たちでしたが、突如として壮絶なバトルに参加することになりました。スターベックスのゆる神である「スタベちゃん」に誘われた鳥取さんも、鳥取県を支えるために首都争奪戦に参加します。
鳥取県のゆる神で、本作の主人公。決闘時はマスケット銃という武器を使い、「鳥取砂銃」「松葉ガニ」などの技を持っています。
性格は温厚で、一見ヘタレにも見えますが、鳥取県を救いたいという誰よりも強い信念を持っているのです。普段は砂丘らっきょうを漬けてお小遣いを稼いでいるとか。
お隣の島根さんとは深い因縁があり、字が似ているので間違われることが多く、顔を合わせればいがみ合いをしています。
彼が鳥取県を首都にするために奮闘する姿が、本作の見どころのひとつです。
島根県のゆる神。武器はたたら製鉄で作られた刀で、使用する技は「出雲大社宝物殿」「竹下ノボル」など。書生風の着物の下に軍服を着込んでいます。
生真面目な性格でやや融通が利かず、広島さんからは「マジメガネ」とからかわれているようです。
自県の誇りは出雲大社とシジミ。
鳥取さんとは顔を合わせればケンカばかりしていますが、人口が増えないなど同じような境遇に共感している部分もあり、物語が進むにつれて彼との絆を強くしていくのです。
「神在月」には神様たちの接待も担当し、中間管理職的な立場での苦労もうかがえます。
山口県のゆる神。半ズボンをはいた少年風の外見をしていますが、中身は「戊辰戦争」を生き抜いたおじいちゃん。
武器は大槍「長州力」で、使用技は「総理の加護」「フグ毒針」など。ちなみに「総理の加護」は、山口県が総理大臣の最多輩出県であることに由来しています。
老人なので、他の若いゆる神たちに対して説教をする一面も見られ、気苦労の絶えないツッコミ役的存在です。ちなみに彼の前で吉田松陰を呼び捨てにすると、丸1日説教されたうえ、市中引き回しの刑が待っているとか……。
尊大な態度で、グローバル企業のスターベックスすらもアゴで使っています。
- 著者
- 一二三
- 出版日
- 2017-07-12
岡山県のゆる神。武器はトランク型をした銃火器で、使用する技は「機微弾殺(きびだんご)」「鷲羽山の狂宴」など。
クールで冷静沈着なキャラに見えますが、実は自覚なしの天然な性格です。
同じ池田家の統治下にあったという歴史的背景から、鳥取さんと仲良くしています。しかし「未来を自分で選びたい」という彼の決意を聞き、自分を倒していけと決闘を申し込みました。
なお、お供に犬・猿・キジというおなじみの動物たちを連れていますが、どうやらきびだんごで雇っているようです。
広島県のゆる神。武器はリボルバー式の2丁拳銃で、使用する技は「褐色の銃弾」「宮島の大杓子」など。
海軍服を着用していてチャラいように見えますが、そこからくり出されるドスの効いた広島弁が特徴です。性格はやんちゃで、その一方怒るとかなり怖く、威圧された鳥取さんはガタガタ震えていました。ただ意外と仲間思いでもあるようです。
「広島カープ」という赤い球団の狂信者でもあり、決闘の際の技としても使用しています。
「広島県民の血液は90%がソース」が持論。
大阪府のゆる神で、四天王のひとり。
マイペースで豪快な性格をしていて、鳥取さんを「鳥坊」と呼び、その成長ぶりを涙ながらに見守っています。
軍服、ハチマキ、指抜きグローブという出で立ちで登場しますが、その存在はまだまだ謎だらけ。どうやらお好み焼きにはうるさいそうですが……。
兵庫県のゆる神。その実力はまだまだ未知数です。
けだるげな雰囲気のおかっぱメガネ男子で、インバネスコート(外套)を着ているのが特徴です。
大阪さんの補佐的役割を務めていますが、かつて飼っていた虎を大阪さんにとられた挙句、「道頓堀」という2秒で考えたような名前を付けられてしまうという苦い経験があります。
京都府のゆる神で、四天王のひとり。
狐の面を所持していて、西陣織の着物を羽織ったどこか食えない感じの男性です。
常に高貴で優雅な雰囲気を醸し出していますが、その実力に関してはまだほとんどわかっていません。
滋賀県のゆる神で、京都さんの補佐役。ヘッドセットをつけ、肩からはナマズらしきものをぶら下げています。
琵琶湖を有し、京都さんにもその水を提供していることが彼の自尊心を保っています。他の近畿地方のゆる神たちと同じく、詳細はまだ不明です。
「うどん県」こと香川県のゆる神。瀬戸大橋で結ばれている岡山さんと仲良しです。
うどんが好きで1日2回は食べるそう。物腰柔らかな好青年ですが、「うどんよりそば」という言葉を聞くと、たちまち鬼神と化してしまいます。
怒髪天をつくその姿は、某漫画で見たような気が……?
彼の前でうどんをディスるのはご法度ですが、怒りを鎮めるためにはある音を聴かせるといいらしいです。
愛媛県のゆる神。口元にほくろがあり、笑みを絶やさないほんわか系の男性です。
しかし、自転車で10時間かけてしまなみ海道をサイクリングし、かと思えば雨に濡れてびしょびしょのまま会議の場に登場するなど、こちらもかなりの天然さん。彼がやらかすたびに、香川さんがかいがいしく面倒を見てくれています。
「今治タオル」という技を持っているようですが、決闘のスキルについてはまだ明らかになっていません。
徳島県のゆる神。本編にはまだ登場していませんが、大阪さんと仲がよいのだとか。
四国は「中四国間不戦協定」を結んでいるため、「どことも戦わない」「どこの邪魔もしない」という統一見解を守っています。
高知県のゆる神。こちらもまだ本編には登場していません。
鳥取さんによると「気が強い」とのことですが……?
カツオと仲良しだそう。
愛知県のゆる神で、四天王のひとり。
名古屋襟のセーラー服を着たお嬢様風のキャラですが、特に性別は明言されていません。ただ福岡さんから「味噌カツダサケバ女」と呼ばれたことがありました。ちなみにこの時は、味噌カツ100人前を着払いで送ろうとするほど怒っています。
メイド服姿の岐阜さんを常に従えていて、優雅に紅茶を飲んでいます。
岐阜県のゆる神。長い2本の三つ編みを垂らした特徴的なヘアスタイルをしています。
気が弱く、おどおどした性格のようで、愛知さんに着せられたメイド服を非常に恥ずかしがっている様子です。
東京都のゆる神。四天王のひとりで、現在の首都として君臨しています。
頭には首都らしく王冠を掲げ、全身白で統一したクールな出で立ちをしています。
神奈川県のゆる神。東京さんの補佐役を務めていますが、他の四天王をも上回る実力を持っています。また、何かと東京さんとの親密っぷりをアピールする一面も。
米軍基地のある県らしく、迷彩柄のジャケットにベレー帽というミリタリーファッションをしているのですが、沿岸部では湘南ブランドをめぐる抗争がしょっちゅう起こっているようです。
スタベちゃんからは「軟弱シラス男」呼ばわりされています。
修羅の国こと福岡県のゆる神にして、九州地方の雄。
黒のライダースに色付きサングラスというオラオラ系です。鳥取さんと初めて会った時は、彼を「島根」と間違え、即ツッコミをくらいました。
三大都市の中に自分が含まれていないのが気にいらないらしく、首都争奪戦に参加して本州への影響力を上げようとする野心があります。
かなりの自信家で、決闘の場面ではすべてを佐賀さんに任せて後ろで見守っています。
佐賀県のゆる神で、福岡さんの補佐。福岡さんとの親密度はすでにMAX状態です。
無口でほとんど表情が変わらず、何を考えているかいまいち読めないポーカーフェイスをしています。その存在感のなさは、同じ九州人でも位置を把握できないほどだとか。
決闘では「呼子斬」という刀を武器にし、有明海苔で力を回復することも可能です。
温泉地としても有名な大分県のゆる神。使用する技は「七大地獄めぐり」「鬼石坊主地獄」という物騒なものばかりです。
「よだきい(面倒だ)」が口癖で、他人と馴れ合うことを好みません。福岡さんに言わせると「ツンケンして可愛くない性格」。しかし彼自身は、福岡さんが佐賀さんと組んでいることに釈然としない様子です。
鳥取さんから「友達になってほしい」と頼まれて赤面するなど、可愛らしい一面ものぞかせています。
長崎県のゆる神。武器はショットガンで、使用する技は「百花葬送」「グラバー邸」など。
楽天家の派手好き、さらにかなりのマイペースで、争いごとはあまり好まない性格です。しかし、決闘を引き分けに持ち込もうとした鳥取さんに対しては「甘い覚悟でやるな」と叱咤する場面もありました。
県の観光力には自信があるようです。
九州の南端に位置する鹿児島県のゆる神。豪傑を絵に描いたような薩摩隼人で、焼酎を一升空けられないような男とは話はできないというやや暑苦しい信念を持っています。
和装にギョロっとした大きな目で、 何かにつけて威圧感を与えてくる存在です。
宮崎さんのことは「宮」、山口さんのことは過去の縁からか「長州」と呼んでいます。
宮崎県のゆる神。麦わら帽子にオーバーオールと爽やかな出で立ちが特徴です。
素朴で朗らかな性格ですが、彼の前では25度以下のアルコールはすべて水として扱われてしまいます。
鹿児島さんのことは「かごさん」と呼んで慕っており、2人揃ってアルコール消費量ツートップのコンビとして君臨しています。
グローバル企業のコーヒーショップ「スターベックス」のゆる神。女性ですが、一人称は「ボク」です。
普段はコーヒーの紙コップの姿をしていますが、決闘など重要な場面では人型に変化します。毒舌で手が早く、態度が大きい自称「テメーらのアイドル」。
東京の一極集中の状態を良くないとしていて、首都争奪戦を開催し、各県を競争させて最強の県を作ろうとしています。決闘では審判の役割を担っていますが、その他にも重要な能力を持っているらしいです。
彼女の存在が、物語を進行していくうえでのキーとなっていくでしょう。
- 著者
- 一二三
- 出版日
- 2017-03-11
本人たちはいたって真面目なのにどうしても面白くなってしまう本作。県民にしか分からないネタやあるあるなど、その地元密着型に振り切りすぎた面白さにどんどん読み進められてしまいます。
それぞれのゆる神さまたちの戦いは、普通の人間のような怪我はありませんが、神同士の喧嘩によってのみ負傷。彼らが体に負った傷は、そのままその都道府県の観光業や農業にダメージを与えます。恐ろしい……。
そんな地元が心配になるような真面目?な戦いをぜひ作品本編でご覧ください。今回はキャラたちの簡単な紹介に終始してしまいましたが、本作の魅力は細かく描かれたそれぞれの土地ネタ。分かる人のツボをつき、分からない人でもなぜか面白いという内容になっています。
ぜひそれらの詳しい内容、都道府県戦争の展開を作品でご覧ください!
いかがでしたか?まだ登場していない県も多くありますが、今後の活躍に期待しましょう。名産品や観光名所などを使ってバトルする彼らの決闘の行方は、どうなるのでしょうか。