人気ラブコメ漫画『彼女、お借りします』。有料で彼氏気分を味わうことができる「レンタル彼女」に申し込んだ主人公の和也の元にやってきたのは、なんと絵に描いたような理想の美少女でした。2020年にアニメ化され、2022年には2期の制作が決まった人気作『彼女、お借りします』。そんな本作の魅力をネタバレ込みで徹底紹介します!和也はいったい誰と付き合うのか?
人生で初めての彼女に、たった1ヶ月で振られてしまった主人公の和也。寂しさを埋めるために、有料で彼氏気分を味わうことができる「レンタル彼女」に申し込みます。水商売のようなサービスなんてブスが来るに決まってる、と決めつけていた和也でしたが、待ち合わせ場所に現れたのはなんと美少女で……!?
本作に興味を持たれた方は、週刊少年マガジンが公開しているこちらの動画をご覧ください。
レンタル彼女、そして元彼女とのラブコメが存分に描かれている本作。
王道のラブコメ展開はもちろんですが、なんと言っても可愛らしい彼女たちがとても魅力的です。
今回の記事では『彼女、お借りします』のさらなる魅力に加え、全巻の見所を徹底紹介します。ネタバレも含まれますので、ご注意ください。
主人公の和也は、彼女いない歴20年の冴えない主人公。大学に入学後、人生初の彼女が出来るものの、たった1ヶ月で振られてしまいました。その寂しさを埋めるために、知らない女の子とデートができる「レンタル彼女」に申し込みます。
ブスが来るに決まっている!と思っていた和也でしたが、待ち合わせ場所にやってきたのは健気で可憐な、まさに理想の彼女。仕事がゆえの優しさとわかってはいるものの、千鶴への恋心を抑えることができなくなってしまいます。しかしある日のデートで、元彼女のマミちゃんと遭遇したことにより、恋はまさかの三角関係へと突入していくのでした……。
本作は、2020年にテレビアニメ化され、雨宮天や悠木碧などの人気声優が演じています。
雨宮は千鶴を演じるにあたり、「和也も千鶴も人間らしいところがいいなと思いました」とコメント。
また、悠木も麻美に対し「あーー!こういう女いるーー!その男そのものに執着はないけどほかの女へのマウンティングとしてひと手間を欠かさない女いるーー!!」と役柄への理解を示しています。原作に登場する人物たちの、時に打算的でリアルなやりとりがアニメでも活き活きと感じられることを期待したいですね。
さらに、第1期の最終回にて、テレビアニメ第2期の制作が決定しました!放送は2022年を予定しています。
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本作の大きな魅力のひとつに、ヒロインである水原千鶴の圧倒的な可愛さが挙げられます。
レンタル彼女の時には、にこやかな表情が目立つおしとやかな千鶴。街で男性の視線を集めるような美貌に加えて、可愛らしい行動が彼女のよさを引き出しています。
2回目のデートには、髪を少しお団子にしてきました。わざわざ髪をセットしてきてくれた美少女に「似合ってるかな?」なんてことを言われてしまったら、もうひとたまりもありません。ついつい彼女をレンタルしてしまう和也の気持ちが痛いほどにわかります。
しかしその後、和也の通っている大学で2人は遭遇してしまうのです。大学ではメガネに三つ編みの地味な格好をしている千鶴は、レンタル彼女の時とは見た目も雰囲気もまるで別人でした。
仕事を続けるためにも、同じ大学の人に絶対に正体をバレるわけにはいかない千鶴。人影のない校舎裏に和也を呼び出し、「二度と申し込んでこないで!」と強く迫ります。おしとやかであったデートの時とは打って変わり、気の強い本性を出しはじめました。
にこにこしているだけのレンタル彼女であった千鶴が、感情を持った1人の女の子へと変わっていきます。怒鳴ったり怒ったり、屈託のない笑顔で笑ったりと様々な表情を見せる彼女に、読者の皆さんも心を惹かれていくのではないのでしょうか。
彼女がいない歴=年齢の和也。そんな彼のお婆ちゃんは、入退院を複数回繰り返し、着々と寿命が近づきつつあり、死ぬ前に和也の彼女の顔を見ることを切望しています。そしてその機体が原因となり和也は、ひょんなきっかけから水原千鶴が本物の彼女であるとお婆ちゃんに紹介をしてしまいました。
一方的に紹介されてしまった千鶴も、本当のことが言い出しづらく毎週水曜日には、和也のお婆ちゃんの元へお見舞いに行くことになってしまいます。
待望だった孫の彼女が毎週お見舞いに来てくれるということで、はしゃぎ倒すお婆ちゃん。同じ病室の友人に、「私の孫の彼女じゃ!」と千鶴を紹介しまくります。
しかしなんと、その病院には千鶴のお婆ちゃんも入院しているという事実が発覚してしまいました。お婆ちゃんに「レンタル彼女」をしていることなど知られるわけにはいかない千鶴は、和也を連れて急いで空いている個室に逃げ込みます。
「私の千鶴姫はどこに行ってしまったのだ?」と千鶴の祖母を連れ、千鶴を探すお婆ちゃん。ついには逃げ込んだ個室の前にまでやって来てしまい、絶体絶命の状況になります。
ドアが開くその瞬間、千鶴と和也は病室のベットに布団を被り、隠れこむのでした。光が遮断され真っ暗の中、抱き合う2人。ドアが閉まるまで布団から出るわけにも行かず、密着した状態が続きます。
とにかくエロいこのシーン。本編では布団の中で密着した状態が7ページにかけて描かれています。0距離で密着し、細くて柔らかい千鶴の体を抱きしめることができた和也。男であれば誰しもが、彼の状況を羨ましく思ったのではないでしょうか。
レンタル彼女という義理の形での関係や、逃げ込んだ先の暗闇で密着といったベタで王道な展開が多い本作ですが、話のオチが見えながらでも楽しむことができます。とにかく可愛くてたまらないヒロインを、ぜひ一度ご覧になって見てください。
『彼女、お借りします』の魅力は、なんといってもヒロインと主人公との関係性です。
そこで、登場人物を声優と共に紹介しますので、ぜひ参考にご覧ください。
本作の主人公で、練馬大学経営学科に通う大学生。連載開始時は大学一年生ですが、一浪しているため、20歳の設定です。誕生日は6月1日。
優柔不断な性格で、周りよりも優位に立ちたいという思いから平気で嘘をついたり、下心に負けそうになることも。それが原因で何度かトラブルを起こしていますが、他人の秘密や大事なものは絶対に守り抜く一面を併せ持っています。趣味はアクアリウム。
水原千鶴は本作品のメインヒロイン。本名は一ノ瀬ちづるで、練馬大学文学部に通う大学生です。年齢は和也の一つ下の19歳で、誕生日は4月19日。
黒髪ロングでスタイル抜群な美少女で、その美貌は周囲の視線を釘付けにするほど。レンカノ事務所Diamondの新人クラスでは人気No1の記録保持者で、レビューも☆5ばかり。
真面目な性格で、とある夢を叶えるたびに日々努力を続ける、まさに理想の彼女。
ゆるふわな美少女で和也の元カノ。誕生日は11月13日で、練馬大学でドイツ語を専攻しています。
作品冒頭で和也に別れを告げ、たった1ヶ月の交際期間は終了しました。和也のことを好きだったわけではなく、付き合えれば誰でもよかったようです。
人当たりのいい性格ですが、上記で説明したような腹黒な一面も…。
更科るかは和也の友人・栗林の彼女として登場しましたが、実際はレンカノ事務所メイプル所属のレンタル彼女。ショートカットにリボンが特徴での美少女で、本名は更科瑠夏。誕生日は8月26日。
心臓の持病があり、自分をドキドキさせてくれる存在を探してレンカノのバイトを始めました。
桜沢墨は桜色の髪が特徴的なスレンダー美少女。レンカノ事務所ダイアモンドに所属しており、水原千鶴の後輩ですが年齢は千鶴と同じです。双路の水女子大学に通う大学生で、誕生日は3月20日。
極度の人見知りで、自分を変えるためにレンカノのバイトを始めました。しかし、会話もままならないほどコミュニケーションが苦手で、客からクレームが来ることも…。アイドルになるという夢を叶えるべく、健気に頑張る姿は必見です!
彼女に振られた寂しさを埋めるために、レンタル彼女を申し込んだ和也。そして美少女の千鶴と出会います。
順調に初デートを楽しんだ和也。最後には手まで繋いでもらい、満面の笑みでアパートへと帰ります。彼女に虜になった男はどのくらいいるのだろうか?とふと気になって、千鶴の名前をネットで検索したところ、「水原千鶴に虜になった男たち集合」というスレがたてられており、彼女の人気は計り知れないものでした。
なんだ俺以外の男にも同じような態度を取っているのか……と失望した和也は、彼女の評価に1つ星をつけてレビューを送信してしまいま
- 著者
- 宮島 礼吏
- 出版日
- 2017-10-17
2回目こそは見返してやる!という気持ちで迎えた2回目のデート。千鶴がレンタル彼女であることに加え、不甲斐ない自分への怒りから、デート中にもかかわらずに和也はそっけない態度を取り始めます。まるで本物の彼女のように優しく話しかけてくれる彼女に向かって、「あんた仕事なのに、なんでそんな楽しそうにできるんだよ……」と、せっかくのデートを台無しにするかのような態度を取ってしまいました。
始めは笑顔で優しく対応していた千鶴ですが、イライラを抑えることができずに人目をはばからず和也へと怒りをぶつけます。険悪な雰囲気の中、和也の携帯に電話がかかって来ます。母からの電話の内容は、お婆ちゃんが倒れたというものであり、デート中ではあったものの2人は急いで病院へと駆けつけて行くのでした……。
かなりの早さで話が進んで行く第1巻。終盤では、和也の元彼女であるマミと千鶴が対面するシーンもあり、盛りだくさんの内容となっております。
和也と付き合っていた時の不満を、酒の席で大声でぶちまけるマミに向かって、「和也さんはそんな人じゃありません!」と対抗する千鶴。今までの彼女には見られなかったような一面を見ることができ、ヒロインへの愛が深まります。
しかし不甲斐ない和也は結局、元彼女であるマミの肩を持つ形となり、千鶴は怒りから家に帰っていってしまいました。酔った和也の肩を担いで、家へと送って行くマミ。その道中で「よかったら寄っていったら?」と和也に誘いをかけます。三角関係へと突入していく、まさかの展開から目が離せません。
サークルで海の旅行に向かうことになった和也。サークルのメンバーの中には元彼女のマミも含まれており、レンタル彼女ではなく本物の彼女が欲しい和也は、復縁を試みます。
海に到着し、海水浴の準備を始めるメンバーたち。水着姿になったマミの姿に、和也は思わず赤面してしまいます。レンタル彼女のことも忘れ、精一杯楽しむ和也でしたが、なぜかそこにはメガネをかけて三つ編みをした地味な千鶴の姿もありました。
思いがけない形で、レンタル彼女と元彼女と海水浴を楽しむことになった和也。サークルのメンバーに千鶴がレンタル彼女であることをバレないように気をつけながら、マミとの良い関係もキープできるようにと忙しそうです。
和也が復縁を目指している一方、元彼女のマミは彼女なりに思うところがありました。ただの冴えない童貞大学生だったはずの元彼氏が、美少女の彼女と付き合い始め、気に入らないという感情で胸がいっぱいだったのです。彼の幸せを奪いめちゃくちゃにするために、彼女は和也へと好意があるような態度を取っていました。
様々な思惑が入り混じった旅行は一体どうなるのでしょうか……。
- 著者
- 宮島礼吏
- 出版日
- 2017-12-15
2巻の多くを占める旅行編。1巻の終わりから示唆されていた三角関係が、いよいよ本格的に発生し始めます。
2巻の見所は何と言っても、女性陣の露出の多さではないでしょうか。特に和也を落とすためにあらゆる手を使うマミには注目です。和也を海岸裏に連れてこっそりキスをしたり、人気の少ない暗い方へ誘い出したりと、千鶴に揺れがちな和也の心を引き戻すために手段を選ばずに、積極的に仕掛けます。
一方の千鶴はというと体調を崩してしまい、千鶴は千鶴で大変な状況で陥ってしまうのです。その具合の悪いまま、和也とクルージングに出た彼女はふとした拍子に海に落ちてしまい……。
普段は不甲斐ない和也の男らしい一面も描かれている2巻。主要キャラである3人の関係性からは目が離せません。
2巻で千鶴が海に落ち、それをなりふり構わず和也が助けにいったことから、何となく距離が近づいたふたり。大学でも和也はついつい彼女を意識してしまいます。
しかしもともと入院した祖母を元気付けるためという約束で始まったふたりの関係。祖母が退院したことをきっかけに、ふたりは嘘の関係を終わらせようと決めます。
そんなある日、祖母に快気旅行についてこさせられた和也。はしゃぐ祖母を見て優しい気持ちになる彼ですが、なぜか旅館には千鶴の祖母もおり、和也はなぜか祖母たちとは別部屋。
仕方なく、用意された部屋に向かうのですが……。
そう、何と祖母たちの陰謀で、和也は千鶴と同じ部屋に泊まることになっていたのです!
- 著者
- 宮島礼吏
- 出版日
- 2018-02-16
3巻でもこれでもかというほどのベタ展開が続きます。人工呼吸に、まさかの同室お泊まりシチュエーション、ダブルデートでの双方のヤキモチ?など、分かっていてもついついキュンキュンしてしまう流れです。
その流れで、和也は恋として、千鶴は友情としての認識で仲を深めていきます。少しずつ千鶴ももしかすると?という場面も出てきてはいますが、まだまだ先のことでしょう。
しかしそんなほのぼのな展開の中、ついにふたりの関係が偽物だと気づく者が登場します。
それは和也の親友・栗林の彼女。
和也と同じくモテないタイプなのに、栗林から彼女だと紹介された「るか」という少女は、千鶴に負けず劣らずの美人。和也はどうやってこんな子と付き合えたのか、自分も千鶴とのために参考にしたいと聞くものの、逆にモヤモヤしてしまいます。
しかし「るか」は実は油断ならない人物でした。千鶴とふたりきりになった途端、こう言ってくるのです。
「あなた ”レンタル彼女”ですよね?」
しかもそこから、るかがふたりの仲を試すような命令をしてきて……。
和也に「自分が栗林のレンタル彼女だとバラす」という、同業者としてあるまじき行為をしてしまったるか。千鶴は彼女の事務所を特定し、かなり怒っていました。
しかしるかはルールを破ったことなどお構い無しに、和也の大学にやって来ます。和也の目の前で栗林にレンタル彼女を利用してくれたお礼を言ってしまい、事態はハチャメチャに。和也はほとほと困ってしまいます。
しかしるかは、和也につきまといながらも、いつも注目しているのは、彼ではなくスマートフォン。その理由は、彼女の体質にあり……。
- 著者
- 宮島 礼吏
- 出版日
- 2018-04-17
4巻でも王道展開のドタバタラブコメが楽しめます。
2人目のヒロイン・るかの体質から、付き合ってほしいと脅迫まがいの告白をされる和也。童貞という設定のはずなのに、モテモテになっても千鶴に一途で、仮にるかと付き合うことになったというのに、なかなかチャンスに飛びつきません。
そんな和也にまさかのGOサインを出したのは、他でもない千鶴。そこから和也とるかのお付き合い(仮)が始まり、どんどんハーレム漫画の様相を呈していきます。
まぁ、事情を知っていれば仕方のないことですが、栗林から見たら、和也は最低の男です。生きろ、栗林……。
しかし、ベタ展開ではあるものの、飽きさせない理由はやはりヒロインが可愛さ。特にるかの過去の回想シーンなどは彼女のいじらしさに切ない気持ちにさせられます。
しかも最後には、るかからの大胆なアプローチがあり、そちらも見逃せません!千鶴との関係に無理ゲー感が出てきたのに反比例するように、るかから誘惑がくるという、ウハウハな状況を和也はどう立ち回るのでしょうか?
4巻の終わりで、るかにラブホテルに連れてこられた和也。これはもう、いたすこと確定ムードかと思いきや、彼女は「話を聞かせろ」と言ってくるのです。はて……?
どうやらるかは、千鶴との関係を詳しく聞きたかったようで、ラブホテルという密室に誘ったのは、気兼ねなく話せるようにということだったようなのです……。本当に、いろいろと何て残酷な子なんでしょう……。
まぁ、もちろん炎上ガールとも呼べるほどの可燃力を持つ彼女のことですから、これで終わるはずがなく……。
- 著者
- 宮島 礼吏
- 出版日
- 2018-06-15
その後、ついに舞台は、和也の祖母、和也、千鶴、るかという謎のメンツ4人での初詣というラブバトルガチンコモードに入りました。しかもるかはその場で自分も和也の彼女だと言い出すのです!
王道展開、ベタベタ展開と言ってきましたが、この当て馬ポジションのヒロインの頑張りには、細かいことはいいからとにかく面白いと思わせるものがあります。どんだけ和也のこと好きなんだよ!
それもそのはず、負けているという現状を把握した人物は、もう捨てるものなし。強行突破でも何でもやってのける強さがあるのです。彼女の姿は面白いながらも、その負けを認めていながら頑張っている面が感じられ、切なくもあります。
自分の欲求むき出しなるかに対して、ついに千鶴も自分の気持ちに気づくきっかけが訪れた5巻。しかしるかも、ただ押すだけではなく、持久戦に入ろうという構えなので、まだまだこの関係は続きそうです……。
しかも新たなヒロインキャラ登場で、さらにストーリーは混戦状態!これをどう仕上げていくのか、これからが楽しみです!
6巻でも相変わらず和也はフラフラしますが、大きな展開が訪れます。その転機はマミによってもたらされました。
まずは新キャラ・墨をご紹介。極度の人見知りという性格で、なのになぜかレンタル彼女になってしまった墨のために、千鶴が先輩としてひと肌脱ぎます。和也にデートの練習に付き合ってほしいと頼むのです。
墨はそのデートで、最初こそダメっ子極まれりという感じでしたが、徐々に可愛さが花開いていきます。フラフラ和也もついついそれに惹かれてしまうほど。しかし、その場面をマミに見られ……。
- 著者
- 宮島 礼吏
- 出版日
- 2018-09-14
ここからはダークサイドヒロインとも呼べるマミが暗躍します。
千鶴への思いに気付きながらも、自分のことを好きだというルミともっと真剣に向き合わなければと思う和也。しかしそんな時にマミと千鶴が一緒にいるところを見かけ、その後を追ってしまうのです。
そこからは展開がどんどん動いていきます。千鶴とマミのバトルに、その後の千鶴から告げられるまさかの決心、和也の本音の告白、それを聞いてしまうルミ……。マミの存在が今後のストーリーに大きく影響してきそうです。
ついに自分の気持ちを「君がいい」と口にしてしまった和也。しかしもちろんすんなりストーリーが進むわけもなく、レンタル彼女として千鶴がいいんだ、といい直します。
その後、彼女と別れた後、感情的に動いてしまったことに身悶えする和也。しかもその時の千鶴の反応を思い出して、意識しているのは自分だけだな、としょげるのでした。
ところが千鶴も千鶴で、彼と別れたあとに頬を赤くして拗ねていて……。
- 著者
- 宮島 礼吏
- 出版日
- 2018-11-16
徐々に2人の距離が近づいていきますが、そこに千鶴の夢、という別れのきっかけが訪れます。そもそも彼女がレンタル彼女をしていたのは、演劇の勉強とアクタースクールの学費を貯める目的のため。次の舞台で成功がつかめれば、この仕事を続ける意味もありません。
そして別れのきっかけになるかもしれないと思いつつ、和也はその舞台を見に行かずにはいられないのでした。果たして千鶴の夢の行方は……?
7巻では和也の効果度が上がる描写が多く展開されます。千鶴へのまっすぐな思いや彼女を応援するために捨て身で挑む様子に感動します。しかし、それでいてるかとの関係を続けるというゲスい一面もあり、妙にリアルです。
また、7巻収録の最終話はこれから起こりそうな悲しい展開を感じさせるもの。その出来事が今後ストーリーにどんな影響を与えるのでしょうか?
レンタル彼女という義理の関係から少し進展しつつある千鶴と和也の展開から目が離せない本作。王道な展開に綺麗な絵で話が進むので広い人におすすめできる内容となっています。
王道ラブコメ『彼女、お借りします』の魅力は、ぜひ実際にお手にとってお確かめください。
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