大学生の主人公と、彼を取り囲む魅力的なヒロインたちによるハーレム系ラブコメディの『藍より青し』。ドキドキするような展開がたっぷり盛り込まれています。スマホの漫画アプリで無料で読むことができるので、ぜひチェックしてみてください。
主人公の花菱薫(はなびしかおる)は、真面目で優しい性格の男子大学生。数奇な運命に導かれて「桜庭館」に住むことになります。
桜庭館には、元許嫁である桜庭葵(さくらばあおい)をはじめ、薫が所属する写真部の仲間たちも集まるようになり、魅力あふれる女性たちが彼の生活を彩ります。
今回は、可愛らしいく個性に富んだキャラクターたちを紹介しつつ、本作の魅力をお伝えしていきましょう。
- 著者
- 文月 晃
- 出版日
花菱財閥の次期当主になるはずだった薫。祖父の源一郎からは、虐待ともとれるほどの厳しい教育を受けていました。
中学生の時、自分を守ってくれていた母が亡くなったことをきっかけに、薫は縁を切るため花菱家を飛び出してしまいます。
そんな彼をずっと思いつづけていたのが、許嫁の桜庭葵です。彼女の家は呉服店を営んでいて、婚約関係は親同士が決めたものですが、心から薫のことを慕っていました。そして彼のあとを追って、自身も桜庭家を出ることを決意するのです。
彼女の後見人である神楽崎雅(かぐらざきみやび)のおかげで、2人は「桜庭館」で暮らすように。そしてそこにはさまざまな人が集うようになるのです。
本作の主人公、花菱薫は、明立大学の2年生。付き合いで写真部に入部し、仲間たちに囲まれてなんだかんだ楽しい日々を過ごしています。
幼いころから花菱財閥の次期当主として、厳しい教育を受けてきました。しかし彼の母親と父の間に正式な婚約関係はなく、さまざまな誹謗中傷を浴びます。そんな辛い環境に耐え兼ね、家を出て花菱家と縁を切ることを決意しました。
しかし彼を追ってきたのが、許嫁の葵です。2人はそれぞれ複雑な立場でありながら想いあっており、その気持ちはとても純粋なもの。優しくて真面目な薫は、葵にまっすぐ向き合うのです。
作中では、そんな薫に好意を寄せる女性たちがたくさん登場します。しかも彼女たちがみな「桜庭館」に住むものだから大変。それでも多くの人に愛されることこそ、彼が魅力あふれるキャラクターであることを表しているのでしょう。
桜庭葵は、桜庭呉服店の跡取り娘。本作のヒロインです。サラサラのオカッパ頭が可愛らしく、藍色の和服を身に着け、ひとつひとつの所作が気品にあふれています。
家事全般を得意としており、なかでも料理は絶品。まさに才色兼備の大和撫子だといえるでしょう。
ただお嬢様ならではの世間知らずな一面があり、そんな茶目っ気も、普段の完璧な立ち居振る舞いとのギャップを演出しています。
幼少期に親同士が決めた許嫁である薫と出会い、それからずっと彼のことを想い続けてきました。彼にとってふさわしい奥さんになるべく、花嫁修業に励んでいます。
薫が家を出ていった後も、彼に寄り添うべく一緒にいることを選びました。ただひたすらに薫を想う姿は、純粋かつ可憐で、ヒロインにぴったりの女性です。
ティナ・フォスターは、薫が所属する写真部の後輩の女の子です。アメリカ人ですが幼い頃から博多で暮らしており、英語は忘れ気味。普段は博多弁でしゃべります。
写真に興味のなかった薫をむりやり写真部に引っ張り込んだ張本人で、その大胆な行動から積極的な性格が垣間見えます。
快活で人懐っこい性格をしており、スキンシップが旺盛。作中では隙を見計らっては女性陣の胸を揉むシーンが多々見受けられ、いたずらっ子のような可愛らしい魅力を持っているのです。男性読者にとってもうれしい存在といえるでしょう。
そんなティナですが、実は怖がりで寂しがり屋な一面も。そして優しく接してくれる薫に惹かれていきます。普段はハイテンションですが、彼を想う姿は純粋な恋する女の子。そのギャップにグッとくるはずです。
- 著者
- 文月 晃
- 出版日
水無月妙子(みなづきたえこ)は、眼鏡をかけた巨乳の女の子。写真部の後輩です。母子家庭で育っており、母親に苦労をさせまいと、桜庭館のハウスキーパーとして住み込みで働いています。
不器用でドジっ子なため失敗も多いですが、どんなことにも前向きに取り組む頑張り屋。思わず応援してあげたくなる存在です。
また、見た目とは裏腹にかなりの酒豪だったり、車の運転が荒かったりというギャップもあります。
作中では薫に好意を寄せつつも、奥手でシャイなため進展はほとんどありません。しかし眼鏡の下に隠された美しい素顔や、真面目で一生懸命なところが魅力的なキャラクターだといえるでしょう。
美幸繭(みゆきまゆ)は、16歳にして飛び級で明立大学に入学した天才少女。美幸紡績の社長令嬢です。
両親は忙しく家を留守にしがちだったため、幼い頃は寂しい日々を過ごしていました。ある日薫と出会い、両親からもらった宝物のぬいぐるみを使って自身の心を開かせてくれた彼に恋心を抱くようになります。
一時は家の都合でイギリスに留学していましたが、彼に会いたい一心で猛勉強をし、帰国を果たすのでした。
自信家で高飛車な性格をしており、恋のライバルに対してもその強気な態度を崩しません。作中でも薫に対して積極的にアプローチをする場面が見られます。
自分の気持ちに正直でまっすぐなところが彼女の最大の魅力だといえるでしょう。
- 著者
- 文月 晃
- 出版日
- 2005-12-20
家同士が決めた許嫁、という関係を超えた薫と葵の純粋な恋模様に、キュンキュンしてしまうこと間違いなし。さらに2人を取り巻くたくさんの女性たちとの関係が読者をハラハラさせます。読めば読むほど目が離せなくなってしまうはずです。
「桜庭館」での暮らしにはさまざまな困難が降りかかりますが、それを協力して乗り越えていく姿は必見です。
スマホの漫画アプリ「マンガPark」で無料で読むことができるので、ぜひチェックしてみてくださいね。
大和撫子のような完璧なヒロイン・葵をはじめ、さまざまな魅力溢れる女の子が数多く登場する『藍より青し』。ぜひ実際に読んでみてください。