「別冊少年マガジン」にて連載中のラブコメ漫画『世界か彼女か選べない』。「世界」か「彼女」か、二者択一を迫られたとき、あなたはどちらを選びますか?究極の選択をエロを交えて突きつける本作の魅力を紹介していきます。
「世界」か「彼女」か……究極の選択を迫られたとき、あなたはどちらを選びますか?『世界か彼女か選べない』はこの2択をギャグとエロを織り交ぜて突き付けてくる内山敦司のラブコメディです。
本作の魅力はなんといってもかわいすぎる2人の少女。主人公の光輝がずっと想いを寄せている互いを知り尽くした幼馴染と、突然現れた謎の美少女という、まさにヒロインの理想像だといえるでしょう。
それに加えてエロい描写も盛りだくさん!非常にけしからん読みごたえのある作品となっています。
この記事では、そんな本作の魅力と見どころをご紹介していいます。ネタバレを含むのでご注意ください。
- 著者
- 内山 敦司
- 出版日
- 2017-08-09
大好きな幼馴染の藤咲歩美に、ついに長年の思いを告げようとした高校生の中川光輝。しかしクラスメイトの神堂ひかりによって、その告白を邪魔されてしまいました。
それどころか、ひかりは歩美の前で「光輝と付き合っている」と嘘をつくのです。
そんな彼女の目的はなんと「世界を救うこと」。光輝と歩美が付き合うことになると、世界が滅びてしまうと言いました。
にわかには信じられない光輝ですが、歩美の秘められた力を目の当たりにし……。
そして彼は、世界が滅ぶのを覚悟してでも歩美と付き合うのか、それとも世界を救うためにひかりと付き合うのか、究極の選択を迫られるのです。
ひかりの目的は「世界を救うこと」。どうやら歩美には特殊な力が秘められているようで、その力は彼女の心の動きに応じて勝手に発動してしまうそうです。光輝が歩美に好きだと告げた際には地球にありえない動きをした隕石が降ってきました。
この不思議な力は、感情がプラスに動いてもマイナスに動いても発揮されるそう。もし光輝と付き合うなんてことになれば、心の動きが激しすぎて地球が崩壊してしまうかもしれません。ひかりは世界が滅びるのをなんとか阻止するために、光輝を自分と付き合わせようとするのです。
彼女は、歩美の過去や特殊な力に関して異様に詳しく、何やら怪しげな動きもしています。非常に謎の多いキャラクターですが、そんなミステリアスな部分も彼女の魅力のひとつです。
ひかりは光輝が自分と付き合うことを選択するよう、あの手この手で誘惑をします。作中のエロハプニングは、すべて彼女の故意といっても過言ではありません。
まず代表的なのが、胸を揉ませるハプニング。巨乳のひかりだからこそ非常に有効な手段で、歩美のことが本気で好きな光輝でも、なかなか抗うのが難しいのです。また事あるごとに谷間を見せつけ、光輝のみならず読者の視線も釘づけにしています。
さらに、試着室に押しかけることもありました。男性が女性の試着室に誤って入ってしまうのはよくあるパターンですが、ひかりは違います。光輝が着替えているところに自ら入り、誘惑するのです。
ちなみにこのようなシーンは、ほとんどが下着姿。グラマラスな身体を惜しげもなく披露してくれます。
まさに本作のお色気担当で、このままでは光輝の気持ちがひかりに流れてしまうのではないかと心配になるでしょう。しかし時たま歩美ともエッチなハプニングが起こるのがたまりません。
故意のお色気と天然のお色気、皆さんはどちらがお好みでしょうか。
- 著者
- 内山 敦司
- 出版日
- 2017-08-09
「このまま私の警告無視してたら 世界滅んじゃうよ?」(『世界か彼女か選べない』1巻より引用)
クラスメイトのひかりから信じられない話を聞いた光輝。幼馴染の歩美と付き合ったら地球が滅びる……その言葉が真実だと証明するように、隕石が降ってきました。
呆然とする光輝に、ひかりは2つの選択を迫ります。歩美を諦めてひかりと付き合うことで地球を守るか、地球が滅んでしまっても歩美への愛を貫くのか……。
突然のことに困惑する光輝を、地球を守りたいひかりはあの手この手で誘惑します。ボディタッチは当たり前、お風呂場に押しかけてきたり胸を揉ませたりと、さまざまな色仕掛けをするのです。
冒頭からがっちりと心を掴まれ、畳み掛けられるようなエロで虜になってしまうこと間違いなし。シリアスよりもコメディの比率が高いので、気楽に読めるでしょう。
ただ本作が突き付けてくる選択は、よく考えると非常にツライものがあります。「世界」か「彼女」か、あなたならばどちらを選ぶでしょうか。
- 著者
- 内山 敦司
- 出版日
- 2018-01-09
相変わらずさまざまな色仕掛けで光輝を誘惑するひかり。しかし彼の心は動かないどころか、歩美への想いをますます強いものにしていきます。
そこでひかりは、アプローチを変えてきました。光輝ではなく歩美との距離を縮めることで、彼を攻略しようとするのです。歩美に接触し、真正面から友達になってとお願いしました。
しかし2人の相性は非常に悪く、歩美はひかりを認めようとしません。一方のひかりも、光輝と付き合いたいから友達になりましょうと言ってしまう始末……。
ここで歩美は、ある条件を出しました。体育祭で歩美の所属するクラスにひかりと光輝のクラスが勝てば、友達になるというものです。ただし負けた場合は、光輝にも自分にも二度と近づかないという約束をしました。
そして体育祭当日。修羅場ともいうべき2人の対面は、いくら美少女といえども恐怖のひと言です。その場にいた光輝には同情するしかありません。いよいよ決闘が開幕しました……。
もちろん1巻に引き続きお色気ハプニングも満載。読みごたえたっぷりの2巻です。
- 著者
- 内山 敦司
- 出版日
- 2018-06-08
謎の野生少女が登場するものの、ロミオの助けで難を逃れた光輝。さらにそこにひかりがやってきて、その少女を捕まえますが、襲った動機を聞いていると、そのまま失神してしまいました。
実は彼女の目的は、どうやら歩美にあるらしく……。
3巻では、エロ展開もさることながら、世界観の設定に関する内容が見所です。新キャラの少女はあんずという名前なのですが、実は8年前の出来事を知っているよう。さらに最後に収録されたエピソードで8年前に光輝と歩美、ひかりが出会っていたことが示唆されます。
本作は設定が明かされるのが結構スローペースではありますが、ここでやっと真実が明かされていきそうな予感がします。
ちなみに3巻ではエロ展開は控えめですが、もはや定番となった胸もみに裸エプロンなどにはやはりドキドキさせられるので、ぜひその様子は作品でご覧ください。
「世界」か「彼女」か、究極の選択を迫られる『世界か彼女か選べない』。読者も歩美とひかりの間で揺れてしまうはずです。ぜひ実際に読んで、どちらを選ぶか考えてみましょう。