漫画『ムヒョとロージーの魔法律相談事務所』の魅力を全巻ネタバレ紹介!

更新:2021.11.13

「罪」を犯した悪霊を相手に、捌きを与える職業「魔法律家」であるムヒョと、助手のロージーを中心にくり広げられるファンタジー漫画『ムヒョとロージーの魔法律相談事務所』。西義之の描く独特な世界観と悪霊の恐怖をぜひお楽しみください。

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漫画『ムヒョとロージーの魔法律相談事務所』の魅力を全巻ネタバレ紹介!続編始動、アニメ化決定!

かつて、週間少年ジャンプで約4年間連載された、大人気漫画『ムヒョとロージーの魔法律相談事務所』。なんと2018年にアニメ化があらためて決まり、また、続編も発表されるなどで、「魔法律」の世界が新たに広がろうとしています。

今回は、西義之の独特な感性で描かれた、天才魔法律家「六氷透(ムヒョ)」と、その助手である「草野次郎(ロージー)」のデコボココンビがくり広げる、熱いバトルと友情の物語を振り返っていきましょう。

著者
西 義之
出版日
2005-05-02

漫画『ムヒョとロージーの魔法律相談事務所』1巻

人に危害を加えたり、不法滞在をする、などの罪を犯した幽霊に捌きを下し、罰を与える職業「魔法律家」。主人公のムヒョはその魔法律家の執行人で、魔法律執行人はその名前の通り、魔法のような不思議な能力で、幽霊を地獄や黄泉などに送る事が出来るのでした。

ちなみに、ロージーは執行人を目指す魔法律家の卵で、ムヒョの助手を務めています。

著者
西 義之
出版日
2005-05-02

第1巻では、まさにその魔法律が大炸裂!さまざまな未練からこの世に残る悪霊たちを、次々とあの世へ送っていく回が多くあります。いわゆる、世界観の説明がされているので当然ですが、1話完結型のストーリーが多いのも特徴ですね。

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漫画『ムヒョとロージーの魔法律相談事務所』2巻

ある日、ロージーは魔法律の総本山・魔法律協会から昇級試験の通知を受けます。執行人を目指して奮闘しているロージーはもちろん大はしゃぎで、その試験を受けようとしますが、ムヒョは「三年早えェ」と一刀両断。

ロージーは、ムヒョに認めてもらおうと、悪霊退治に出かけるのですが、対処法を誤りピンチに陥ってしまいます。果たしてロージーはこの窮地を乗り切れるのでしょうか。

著者
西 義之
出版日
2005-07-04

2巻では、ムヒョロジの世界を彩る重要なキャラクター達が満を持して登場です!

ムヒョの同僚ヨイチや、語られる謎の人物・エンチューに依頼で仲良くなった一般人のナナちゃん等々。一気に重要な登場人物が増えて世界が広がりますね。またロージーの、相変わらずの空回りっぷりも必見です。

今後どう成長するのか想いを馳せつつ、そもそも試験はどうなるのかとドキドキの第2巻です。

漫画『ムヒョとロージーの魔法律相談事務所』3巻

試験から戻り、少し成長をみせたロージーとムヒョは、いつもの日常に戻ります……が、その日常は長くは続きませんでした。

ムヒョの友人兼魔具師(魔法律をサポートするフダなどを作る職業)のビコと、ビコの師匠・リオが登場。ビコはムヒョに、強力な幽霊を閉じ込めている「魔監獄」の悪霊退治を依頼します。そこでは、ビコが作ったフダが破られ、犠牲者が発生しているとの事でした。

想像を超える最悪の事態に、ムヒョとロージーはどう立ち向かうのか、波乱の第3巻です。

著者
西 義之
出版日
2005-10-04

3巻は、とにかく怖い!の一言に尽きます。

この巻の見どころは、やはりロージーの成長部分です。うまく札が使えず泣きべそをかくロージーに、ムヒョは一喝するのですがどことなく感じられる優しさに、涙が誘われます。ぜひこのあたりのヤキモキ感を味わってください!

漫画『ムヒョとロージーの魔法律相談事務所』4巻

とうとう魔監獄の最下層に辿り着いたムヒョ達は、顔剥ぎソフィーが魔監獄内にいる誰かの姿に成り代わり、行方をくらませている事を知ります。

混乱する一行に、疑心暗鬼に囚われる面々ですが、ムヒョとロージー、ビコとリオのコンビで無事に窮地を抜けることが出来ました……が!これはエンチューの罠。なんと「あの人」がエンチューの仲間だったことが判明します。

著者
西 義之
出版日
2005-12-02

魔監獄のメインは何と言っても「顔剥ぎソフィー」という悪霊。名前の通り顔を剥いでくる悪霊で、今までの悪霊はなんだったのか、というレベルで恐ろしく強いのです。そもそも名前からしてグロいんですが……。

また、もうひとつの見所として、新たな反逆者の正体とバトルも見逃してはいけません。反逆者は、まさかまさかのあの人で、一同の絶望が感じ取れます。

特に、ビコの覚悟と悲哀、そして愛が感じられるシーンが見どころなので、ぜひぜひ注目してください!

漫画『ムヒョとロージーの魔法律相談事務所』5巻

魔監獄編のクライマックスでもある第5巻です。

力が尽きて魔法律を執行出来ないムヒョに、ビコが回復薬を作成するのですが、その間も攻撃は止みません。駆けつけたヨイチによる防御で時間は稼ぎますが、果たして薬は間に合うのでしょうか。

著者
西 義之
出版日
2006-03-03

反逆者・エンチューの力に立ち向かう面々。やっとエンチューの計画も判明し、物語の大筋がみえてきます。

ここでの重要人物はもちろんムヒョとエンチュー。2人のバトルは思わず息をのむほどですが、目立たないにせよ、いい仕事をしているヨイチを推します。実は、ロージーが今後成長するための布石が投げられているので、ぜひ注目してみてください。

漫画『ムヒョとロージーの魔法律相談事務所』6巻

ここから新章がスタートです。ムヒョとロージー以外にも、別の魔法律事務所が台頭してきました。その名も「五嶺(ゴリョウ)」といい、非常にがめついというか、冷徹な性格をしています。ロージーが優しい性格をしているだけに、その差が際立ちますね。

五嶺は、事務所を賭けて、1つの相談をどちらが先に解決できるかという勝負をもちかけます。ムヒョとロージーはいつも通りに捌きますが、五嶺の卑劣ながらも巧みな策にハマってしまい……。

著者
西 義之
出版日
2006-06-02

この回では、ムヒョのしたかった事と、ロージーの求めている事が綺麗にすれ違ってしまう、非常にモヤモヤとする展開が続きます。

「フン、いい機会だ。…これを機に、期限無しの休暇をくれてやる」

「え…?」

「1人で考えるんだな」

(『ムヒョとロージーの魔法律相談事務所』6巻より引用)

ムヒョが期限なしの休暇を言いわたすという、まさかのデコボココンビ解散の危機にハラハラしつつ、強敵、エンチューの影がまたもや現れます。展開が二転三転と変化している中盤、果たしてこの先どうなるのか……戦いの行方もそうですが、コンビの行方にも注目いただきたい第6巻です。

漫画『ムヒョとロージーの魔法律相談事務所』7巻

ロージーは己を知るため魔法律院へ向かい、ムヒョは新たなる力を手にするため強大な「冥王」との契約を結ぶことにしました。従わせるためにはこの冥王に打ち勝たねばならないのですが、名前の通り冥界を統べる王であるだけあって凄まじい力を見せ付けてきます。

一方でロージーは、魔法律院の開催する強化合宿に参加することに。しかしそこで強力な悪霊に襲われてしまいます。執行人がいない状況で、補佐官であるロージー達では太刀打ちできず劣勢が続いてしまいますが……?


 

著者
西 義之
出版日
2006-08-04

この巻の見所はなんといっても、ムヒョとロージーそれぞれの成長物語です。

特にロージーの精神面での成長には目を見張るものがありますので、前半から後半までの成長ぶりにぜひ注目してみてくださいね。きっと、「本当にロージー?」と驚いてしまう事必至です!

漫画『ムヒョとロージーの魔法律相談事務所』8巻

ようやく再会し、コンビ再結成となったムヒョとロージー。しかし、その間現世では、五嶺の事務所がエンチューの仲間・箱舟に焼き討ちされてしまっていました。さらに五嶺本人も箱舟により攫われてしまい……。

ムヒョたちが駆けつけたときには、すでに五嶺は半分霊体と化しており、自我もなくなっていました。この状況では、彼を殺すしかないのでしょうか。

著者
西 義之
出版日
2006-10-04

この巻では、あの小憎らしい五嶺の弱い部分、優しい部分、苦悩している部分が描かれており、今までのイメージを払拭するようなエピソードになっています。全力で戦う五嶺の姿はもちろん、酷い目に合いながらも付いていく補佐官の絆に、胸が熱くなる事でしょう!
 

五嶺を助けるため、ムヒョ達が一丸となって向かう姿に手に汗握る興奮の第8巻です。
 

漫画『ムヒョとロージーの魔法律相談事務所』9巻

トーマスとの戦いに決着が付き、無事事務所も元通りになったムヒョとロージーですが、息つく間もなく次の新手がやってきます。

新たな箱舟の刺客は、糸で相手を操るパンジャと、大きな剣を振り回すミック。パンジャはどうやらロージーの事がお気に入りのようで、執拗に追い掛け回しますが……?

著者
西 義之
出版日
2006-12-04

この巻に限らずですが、ムヒョとロージーの話は、さっきまで敵だったものにさえ愛着が湧き、どうか幸せになってほしいと思わせるようなエピソードがあるのが魅力的ですね。

今回で言うと、特にパンジャは仕方ない馬鹿なことをしたとは思うものの、どうか幸せになってほしかった、という哀愁があります。そしてそれをぶち壊すミックの悪役っぷりがまた光るのです。切なさのパンデミック、ぜひお楽しみください!

漫画『ムヒョとロージーの魔法律相談事務所』10巻

パンジャを打ち倒したと思いきや、すぐにミックとの戦闘です。なんとミックは、大剣を扱うのではなく、大剣そのものというキャラ。迫るミック自身の刃に、ムヒョは剣士を償還して対抗しますが……。

ようやく死闘に決着がつくかと思われた時、なんとムヒョの魔法律書が壊れてしまいます。さらに今まで協力してくれた仲間・今井も攫われてしまい、一気に戦況は不利になってしまいました。

一方で、エンチュー対策のために情報収集へ動き出したヨイチとペイジは、とある山中に潜む「イサビ」に会いに行きます。


 

著者
西 義之
出版日
2007-02-02

10巻で大きく注目いただきたいのは、ムヒョの師匠・ペイジです。

ここまで、あまり目立った活躍がなかった彼ですが、ここで一世一代の賭けに出ます。もちろん賭けるのは、ペイジの命そのもの。ここの、ムヒョとエンチューを想うペイジ、成功する事を祈る事しか出来ないヨイチの対比と一体感が、読む手を休ませません!

漫画『ムヒョとロージーの魔法律相談事務所』11巻

ミックに攫われた今井を助けるため、「遠隔魔法律」の使い手・毒島とともに敵のアジトへ乗り込むムヒョとロージー。ムヒョは魔法律書が未完成であるため、大きな魔法律を施行する事が出来ません。そんな時、声を上げて助けようとするのは、「雑草魂」の七面犬と梅吉でした。 

一方で、ペイジ達は山の王・イサビとの決戦中です。劣勢状態だったペイジは、奥の手・トロイのベルを発動し、魔法律のルールを書きかえました。このトロイのベルで、文字通り命を賭けた戦いを挑むのですが、それでもイサビは立ちあがり、奥の手が通じなかった絶望に立たされます。

果たしてペイジは、ヨイチとともに打ち勝ち、希望を勝ち取る事が出来るのでしょうか。

著者
西 義之
出版日
2007-04-04


 

この巻の見所はポイントは上げてもキリがないのですが、あえて言うと、弱虫の梅吉が、仲間のために戦う心。勇気を振り絞り、ミックの刀剣に打ち勝つシーンは必見です。激しいバトルシーンをくぐり抜けながらも、「勇気とは何なのじゃろう」と真剣に考え、梅吉なりの答えを出します……。

ただ戦い、勝利するだけでは終わらせない、ムヒョロジらしいバトルシーンだと言えますね。

漫画『ムヒョとロージーの魔法律相談事務所』12巻

前回でイサビに勝利する事が出来たペイジは、打倒箱舟に必要な情報を探ります。その際、打倒の鍵を握るものは「通行証」、しかしここにはない、とイサビから語られました。せっかく勝利を勝ち取ったのに、肝心のモノがないと知り落胆するペイジですが、隠した場所は覚えている、と教えてもらえることになります。

なんとその場所は、あの魔法律学校内。 

その後、ロージーの機転、七面犬と梅吉の頑張りで、ミックに打ち勝ち、さらに囚われの身であった今井と、ビコの師匠・リオの奪還に成功したムヒョ一行も合流して、次の舞台は学校内へと移っていくのでした。

著者
西 義之
出版日
2007-06-04

久々にムヒョの魔法律も描かれ、再会と新たな出会いが詰まった第12巻。ここでの見どころ、注目ポイントは、ムヒョとロージーの新たな可能性、「アロロパシー」というキーワードです。

「アロロパシー」はムヒョロジの造語ですが、「アレロパシー」が元になっています。いわゆる、影響し合う関係という事らしいのですが、いい事ばかりでもなさそうなのが気になります。新たなキーワードも登場し、ますます目が離せません。

漫画『ムヒョとロージーの魔法律相談事務所』13巻

打倒箱舟のカギである「通行証」が、魔法律学校内に隠されていると知った一行は、早速魔法律学校に潜伏する事に。しかし突如として現れた悪霊・銀杏婦人により、校内の人々は次々と石に変えられてしまいました。しかもこの悪霊には、箱舟の一員が関わっているようで……。

さらに、別行動を取っているロージーにも、別の悪霊・ボビーがまとわりつきます。ボビーは普段ならただ話しかけてくるだけの弱い霊だったのですが、その手には「通行証」が。その力を得たボビーの猛攻がロージーを襲います。

果たして全員でこの窮地を脱する事が出来るのでしょうか。

著者
西 義之
出版日
2007-08-03

ここで注目いただきたいのは、実は今回初登場の悪霊・ボビーです。

長らく不在だったムヒョの魔法律書が完成し、新しい魔法律のパワーアップしたその力を見ることが出来たり、五嶺が新たな使者を従えて、箱舟と激突する胸アツなシーンが盛りたくさんではあるのですが、このボビー、ロージーにとって大きな成長の伏線なのです。

また、ムヒョがボビーに言い放つとあるセリフが、心にぐさっと刺さるいいストーリーとなっていますので、ぜひ注目してください!この回は、ムヒョロジを語るにあたって外せない部分といえるでしょう。

漫画『ムヒョとロージーの魔法律相談事務所』14巻

強敵、箱舟メンバーの1人アイビーを撃破した五嶺は、生きて罰を受けるよう諭しますが、アイビーは仲間であり師匠であるはずのブープに殺されてしまいます。しかしアイビーの弟・キッドは五嶺に殺されたと勘違いし、禁魔法を駆使して襲い掛かってきました。

著者
西 義之
出版日
2007-10-04

そんなVSキッド・ブープ編ですが、このバトルのメインはやはりヨイチです。ブープに騙されていたキッドを目覚めさせるために、魔具や下級の使者を駆使して戦う姿は、ムヒョの目立つ魔法律とは違った味がありますね。

キッドの身体を乗っ取るブープ、意思を失くし掛けているキッドを前に、ヨイチはどんな策で追い詰めるのか、ハラハラしつつも、その結末に涙すること間違いなしです。

漫画『ムヒョとロージーの魔法律相談事務所』15巻

ついにVSエンチュー編のクライマックスです。通行証を取り戻したムヒョは、新しい魔法律書との融合をおこなうことに。しかしその場には、箱舟の強大な敵、ティキが現れ絶体絶命の大ピンチに陥ります。

一方では、先にエンチューと邂逅を果たしたペイジが対峙していました。強力な禁魔法律VSペイジの優しい魔法律がぶつかります。

著者
西 義之
出版日
2007-12-04

この巻は何と言っても、エンチューとの最終決戦が注目ポイント。正直、すべてのページが見どころと言ってもいいくらい、濃い展開が続きます。

エンチューを惑わすティキという存在、倒すのではなく助けるために戦うムヒョ達にハラハラさせられますが、そこからのムヒョが繰り出す、決死の巻き返しにぜひ!ご期待ください。
 

漫画『ムヒョとロージーの魔法律相談事務所』16巻

最大の山場を乗り切り、日常に帰ってきたムヒョとロージー。しかし平穏は長く続かず、早速幽霊の相談がまた迷い込みます。

事務所に住み込んだ霊や、イジメを苦にした悪霊をパワーアップしたムヒョとロージーが解決していくさまは、まるで1巻の時のような安心感とハラハラ感の両方がある内容となっています。

著者
西 義之
出版日

この巻では、ある意味、閑話休題のようなストーリーが続きますが、閑話休題とはいえ休憩させてくれないのもこのムヒョロジの醍醐味です。やっぱり、普通の悪霊も怖い……。

しかし、それらを解決した頃、新しい脅威が描かれ、なにやら新たな波乱の予感が訪れます。

漫画『ムヒョとロージーの魔法律相談事務所』17巻

ここから新章、ベクトール編の開幕です。多くの霊を操る、ベクトールという少年の姿をした半霊は、魔監獄や魔法律院の支部を乗っ取ってしまいました。乗っ取った先では、さまざまな人間が攫われて幽閉されているのとの事で、ムヒョとロージーは当然のことながら助けに行きます。

しかし、ムヒョは原因不明のこん睡状態に陥ってしまい、戦えない身体に……。戦えないのならば使えないと判断されつつも、ロージーはムヒョを連れて(ビコの力も借りながら)敵陣へ乗り込みます。


 

著者
西 義之
出版日

この巻では、今まで最強クラスだったムヒョが、戦えなくなってしまうという、エンチューの時とは違った絶望感が見どころです。

 

エンチュー以来の強大な敵に震えつつ、かつてないムヒョのピンチにドキドキが隠せない新章、ぜひお楽しみください。

 

漫画『ムヒョとロージーの魔法律相談事務所』18巻

ようやく目覚めたムヒョの大反撃により、無事にベクトールを打ち倒すことが出来ましたが、日常に戻ってもベクトールの悪夢は続いていました。そして、ベクトールを保護する人物も描写され、それらは日常に消えていきました。倒したといっても、本当の解決には至っていないのかもしれませんね。

そして最終巻、クライマックスを飾るのは、やはりムヒョとロージー。

ロージーは、「ムヒョの助手として勤務している2年間のうちに昇級を果たすこと」、を条件に「特例」でムヒョの助手になった事が明かされます。しかしエンチューやベクトールの事件の事もあり、試験をすっかり忘れてしまっていました……。

著者
西 義之
出版日

最終巻は、長らく相棒としてやってきていたムヒョとロージーのコンビの危機が大きな見どころといえるでしょう。さらに、ふたりのチームに加わろうかと、ヨイチが立候補!またムヒョも満更でもない様子なのです。

「あのタコ昇級できねーかもしんねーし、
どこの馬の骨だかわからんアホが代わりの助手にくるより、
どっちかってぇと知ってるアホのほうがやり易いかもな」
(『ムヒョとロージーの魔法律相談事務所』18巻より引用)

ロージーの試験の行方、2人のコンビの行方にハラハラしつつ、ムヒョとロージーの魔法律事務所が行き着く先はどうなるのか……。

2人を繋ぐ「腐れ縁の赤い糸」、「アロロパシー」の結末を、ぜひその目で見てみてください。


ムヒョとロージー、デコボココンビが活躍するファンタジーホラー漫画『ムヒョとロージーの魔法律相談事務所』。2人の絆と幽霊騒動にドキドキハラハラさせられ、振り回されっぱなしの大作です。アニメ化、続編が決まっている事もあり、これからも続くであろう「アロロパシー」の行方に目が離せません。ぜひ、アニメや続編をご覧になる前に、この冒険譚の世界に浸ってみてください。

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