漫画『ドラゴンボール』のベジータに関する12の事実!名言、戦闘力など

更新:2018.6.22

世界的に有名な漫画『ドラゴンボール』に登場するサイヤ人の王子ベジータは、主人公悟空の永遠のライバルです。それと同時にかませ犬キャラになってしまっていますが、それでも人気も高く、登場回数も多いベジータ。この記事では、そんな彼について掘り下げていきます。

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漫画『ドラゴンボール』のベジータとは?

ベジータは青年となった悟空がピッコロ大魔王を倒した後、『ドラゴンボール』の物語の新たな脅威として登場したライバルです。

地球侵略を狙う強敵サイヤ人の王子として、作中では多大な犠牲をもたらしました。ナメック星以後は口が悪くとも地球側に付くツンデレと化していきましたが、その経緯から天津飯などには嫌われているように見られています。原作後期やアニメ『ドラゴンボール超』では人格も丸くなり、後者では別宇宙のサイヤ人キャベを事実上の弟子にするほど。

著者
鳥山 明
出版日
1995-03-01

年齢は29歳。誕生年はエイジ732年で、737年生まれである悟空より年上です。身長164cm、体重56kgなため他キャラクターと並ぶとチビに見えます。血液型は不明。初登場した時には初期の悟空と同じく尻尾があり、大猿への変身が可能でしたが、大暴れしている時にヤジロベーに切り落とされました。

タンクトップ型の戦闘服で腕組みする姿がベジータの基本スタイル。逆立つ黒髪がトレードマークです。生え際がかなりきわどく、ファンからはM字ハゲと言われることも。『ドラゴンボールGT』では新たに髭を生やした姿をお披露目しました。

サイヤ人らしい好戦的かつ高圧的で傲慢な性格で、悟空達と共闘するようになってからも馴れ合いを嫌い、「貴様」などと呼び続けるところなどからプライドの高さが窺えます。クソッタレという悪態がほとんど口癖のようになっています。

好物は特にありませんが、好きな乗り物はアタックボール(1人乗り宇宙船)だとか。

アニメの声優は堀川りょう。アニメのベジータは芸人のR藤本によってネタにされており、近年は悟空演じる野沢雅子のモノマネ芸人アイデンティティ田島との絡みも話題になりました。

ベジータの意味は「野菜」!? 名前の由来とは?

純粋なサイヤ人の本名は野菜に由来する名前(悟空のカカロット=キャロット=にんじん)がほとんどです。

ではベジータはというと、元ネタはベジタブルから来ています。野菜の名前ではなく、野菜の総称に由来する辺りに、サイヤ人の王子らしい特別さが感じられますね。

サイヤ人の王子としてのプライド!誇り高きベジータ

ベジータはプライドの高い男で、自信過剰から他者の煽りもよくする、孤高の俺様キャラの代表格と言っても過言ではありません。

原作ではその認識でほぼ間違いないのですが、アニメ版や映画ではギャップのあるギャグ要員にもなっています。アニメ『ドラゴンボール超』で『Dr.スランプ』のアラレちゃんが登場した回ではメタ発言を連発。破壊神ビルスやウイスに対しては慣れない敬語で接するなど、相手によっては完全にギャグキャラと化しています。

初めてテレビでベジータを見た人などは、間違いなくネタキャラと誤解することでしょう。端で見てる分には面白いですが、イケメン天才エリートサイヤ人王子の面目は丸潰れです。

とはいえ、ベジータのキャラ崩壊は今に始まったことではありません。それと言うのも、公式キャラソン「ベジータ様のお料理地獄!!~『お好み焼き』の巻~」というどう考えても二枚目とは言えない歌が1991年の時点で出ているからです。『ドラゴンボール超』での料理シーンは間違いなくここから来ています。彼のエプロン姿はある意味かわいいものでした。

ツンデレで知られるベジータは、今も昔も変わらず実は愛されキャラなのかも知れません。

ベジータの戦闘力は?技などから考察!

そんなベジータの実力はどれくらいなのでしょうか?

最初期の戦闘力は、ドドリアの発言から18000であることがはっきりしています。大猿化すると単縦に10倍跳ね上がりますが、地球でして見せたような人工の月の作成はパワーを消費するようなので、実際には多少下がっていたことでしょう。

人造人間編以後は戦闘力は出てこないため、強さは相対的にしかわかりません。アニメ映画ですが、悟空とベジータがフュージョンしたこと(同程度の実力である必要がある)から考えると、限りなく悟空に近いレベルといえるでしょう。

得意技はかめはめ波に似たギャリック砲。そして必殺技といえるのがセル完全体に使ったファイナルフラッシュです。

ベジータは大雑把に思えますが小器用な一面もあり、気円斬と同質の技など多数の技も使いこなしています。

ベジータの超サイヤ人がかっこいい!

初変身こそ悟空に遅れを取りましたが、ベジータも苦心の末に超サイヤ人化を会得しました。ライバルの面目躍如といったところ。

いわゆる超サイヤ人1は言うに及ばず、魔人ブウ編では超サイヤ人2にまでなっています。ただ、悟空と違ってベジータは超サイヤ人3には変身出来ません。

後の『ドラゴンボール超』ではさらに、赤髪の超サイヤ人ゴッド(漫画版のみ)、超サイヤ人ブルー、超サイヤ人ブルー進化という、悟空にも引けを取らない超越的な形態にまでなっています。

トランクスのお父さん!子供や奥さんなど、家族を紹介

初期から一匹狼のようなベジータですが、当然家族はいます。

父はサイヤ人を率いるベジータ王で、ベジータはその長男です。ターブル(合わせてベジタブル)という実弟がいますが、こちらは原作には出てきません。彼らとは血縁関係があるだけで、ブルマと結婚してからの方が本当の家族といえるでしょう。

妻ブルマ、息子トランクス。そして『ドラゴンボールGT』からはブラ(後にベジータ自身はエシャロットと名付けるつもりだったことが判明)という娘が出てきます。

ベジータはかませ犬キャラ!?

ベジータには強キャラのイメージがあるのですが、原作での戦績は芳しくありません。

作品の性質上パワーインフレが激しいので仕方ないのですが、当て馬になることも多く、フリーザ戦やセル戦でヘタレな様子が描かれたこともあって、ネットではヤムチャに並ぶ弱いキャラと思われているようです。いわゆる無職でブルマのヒモであることも、低い評価に繋がっているでしょう。

低評価といえば、ベジータは魔人ブウとの最初の戦いで道連れに自爆したのですが、これが無駄死にとする人もいるようです。が、それはあくまで結果論に過ぎません。

ベジータはあくまでも誇り高い戦士でしょう。

ライバル・悟空の存在とは?

ベジータと悟空は宿命のライバルです。同じサイヤ人であるにも関わらず、王子である自分より強い悟空に敵愾心を抱いています。

彼があえてカカロット呼びするのも、サイヤ人に強いこだわりがある証拠。ただ、悟空の方はサイヤ人らしくない人柄なため、触発されつつもイライラさせられています。

そんなベジータも才能では悟飯に敵わず、最終的に悟空の強さを認めることに。もしもそれを初期の自分自身が見れば、怒り心頭になることでしょう。

丸くなりすぎ!?ベジータの変化と魅力を考察!

初期のベジータは悪役を地で行く凶悪なキャラクターでした。初登場時は倒した宇宙人を食べるような野蛮さがあり、仲間であるはずのナッパすら冷徹に処断するほど。

それがナメック星での共闘、人造人間編を経て、味方になったベジータは急激に人間臭いキャラクターへと変貌していきます。初期とは比べられない、いい奴になりました。

ベジータの心境に1番大きな影響を及ぼしたのは子供の存在でしょう。ブルマとの間にトランクスが生まれたことで、人間的に丸くなったのです。

未来から来た青年トランクスとの関係も人気の一因。言葉には出さずとも、彼のことも気にかけていたらしく、未来へ戻るトランクスを見送る場面では、ひっそりと別れのハンドサインをしていました。この件からベジータを好きになった人も少なくないでしょう。

フリーザ戦で無念の死……悟空に託した想い

著者
鳥山 明
出版日
1991-06-01

やや前後しますが、作中通してベジータの活躍を見た時、印象的なのは初めて共闘関係となったナメック星での出来事でしょうか。

地球侵略失敗後、フリーザの一団へ戻って回復していた彼は、ナメック星にもドラゴンボールがあることを知って離反。不老不死を求め、フリーザに先んじて手に入れようと奔走します。その途中でクリリンらと鉢合わせし、フリーザという共通の敵を前にして協力するようになります。

紆余曲折を経てドラゴンボールを手に入れるも、ベジータの願いは叶えられず、フリーザとの直接戦闘に突入します。一時は善戦するものの、変身したフリーザには手も足も出ませんでした。恐怖に涙するベジータは一方的に打ちのめされ、救援に駆けつけた悟空に後を託して死亡します。

プライドの高いベジータが泣く様子は、悟空の心境に変化をもたらしました。

悟空がフリーザを倒した後、ベジータは地球のドラゴンボールで他の被害者とともに生き返ることが出来ました。復活後は多少大人しくなり、ブルマの実家に身を寄せることになります。

ベジータ対魔人ブウ、最後の決戦!

著者
鳥山 明
出版日

『ドラゴンボール』原作漫画の終章、魔人ブウ編でベジータはブウと2度戦いました(悟空と融合した超戦士ベジットでの戦いを含めれば3度)。

悟空と戦いたい一心で魔導師バビディに寝返るも、結局は家族やみんなのために立ち上がった1度目。ベジータは無邪気なブウの再生能力に手こずり、消滅させるために自爆を選択しました。後述する名言ランキングでもご紹介しますが、最後の別れでトランクスを抱き寄せたのがとても印象的でした。

2度目は蘇っての再戦です。ブウの最も原始的な姿である、純粋悪のブウは小柄ながらベジータと悟空2人がかりでも倒せない強敵でした。ベジータは悟空が元気玉を作る時間を稼ぐため、ここでもやはり自身を犠牲に単独でブウに挑みます。

どちらの戦いも、プライドの高いベジータとは思えない献身的な姿が感動を呼びました。そしてラストの決着では、ベジータはついに悟空の強さを認めるのです。その潔さがまた最高です。

ベジータの名言ランキングベスト5!名シーン・名場面も

ベジータは『ドラボーンボール』のなかでも、また漫画史においても、重要なライバルキャラクターの1人。それだけに劇中で重要な場面に登場することも多く、印象的な名言も多数あります。最後にベジータの名言ベスト5をご紹介することで終わりに代えたいと思います。

なお、巻数はいずれもジャンプコミックス版です。

第5位

「はやくしろっ!!!!
間にあわなくなってもしらんぞ――――――っ!!!!」
(『ドラゴンボール』23巻より引用)

ギニュー特戦隊の接近を察知したベジータが、ナメック星のドラゴンボールで不死身になる願いを叶えさせようとするシーン。それまでの展開でフリーザの側近の1人キュイを苦もなく倒したベジータが、激しく狼狽するところも含めてインパクト大の台詞でした。

第4位

「た…たのむ…
フリーザを…フリーザをたおしてくれ…
た…のむ」
(『ドラゴンボール』26巻より引用)

ナメック星の戦いでフリーザに返り討ちに遭ったベジータ。プライドの塊のようなキャラクターだった彼が、涙を流して悟空にこう懇願しました。最期の最期に悔しさを滲ませて、ライバルに託したその心境はいかばかりのものか。悟空にサイヤ人としての誇りを呼び起こした名言です。

第3位

「オレは……………昔のオレにもどりたかったんだ!!!!
残忍で冷酷なサイヤ人のオレに もどって
なにも気にせず きさまと徹底的に闘いたかったんだ!!!!」
(『ドラゴンボール』38巻より引用)

ナメック星編以後、ベジータは口が悪いものの頼れる仲間となりました。その状況に浸かりながらも、どこかで燻っていた彼は、魔導師バビディの策で悪の心を取り戻します。かつての心と、パワーアップした現在の全力。この名言は完全なる戦士のベジータが、強敵として立ち塞がる印象的な場面でした。

第2位

「トランクス…………おまえは赤ん坊の頃から
いちども抱いてやったことがなかったな……
抱かせてくれ……」
(『ドラゴンボール』39巻より引用)

蘇った魔人ブウとの戦いでのことです。洗脳されて一時は敵方に回るも、全員の地球の危機に再びベジータが立ち上がりました。圧倒的な再生力に手立てのなくなった彼は、大事な人々のために自爆を選択します。自尊心が強い戦士としての一面しかなかった彼の、不器用な家族人としての顔。意外な姿が感動を呼んだシーンでした。

第1位

「がんばれカカロット…
おまえがナンバー1だ!!」
(『ドラゴンボール』42巻より引用)

『ドラゴンボール』の物語を締めくくる魔人ブウ編のラスト、それまでライバルとして悟空と競ってきたベジータが、ついに負けを認める発言をしました。最初の対決から長い時が流れているだけに、劇中の展開とあわせて非常に感慨深い名言となっています。

いかがでしたか? このようにベジータは『ドラゴンボール』には欠かせない、重要なキャラクターなのです。本編でも彼の存在感をぜひ確認してみてください。

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