入学祝いや進級祝い、誕生日やクリスマスなどに図鑑をプレゼントしたいと考える方も多いのではないでしょうか。この記事では、特に小学生におすすめしたい人気の図鑑を5つご紹介します。それぞれの特徴やイチオシのポイントをわかりやすくまとめました。
本書は、動物の「視界」に特化した図鑑です。
最新の研究成果にもとづき、猫や犬などの身近な動物から、蝶やハエなどの昆虫まで、多種多様な生き物たちがどのように世界を見ているのかが、視覚的にわかるようまとめています。
- 著者
- ギヨーム・デュプラ
- 出版日
- 2014-11-10
本書の大きな特徴は、文字の説明だけでなく、実際の動物の視界を体感できるように工夫されていること。
紹介されている動物たちの目の部分をめくると、彼らが見ている世界が描かれています。さらに描かれている絵はどれも同じシーンになっていて、種類ごとに見え方がどう異なるのか比較できるようになっているのです。
また視界のメカニズムについても、最新の研究成果を踏まえたわかりやすい説明がされています。そのため小学校低学年から高学年まで、幅広い年代で楽しむことができるでしょう。
たとえばチンパンジーは比較的人間に近い視界をしているのに対し、猫の視界は人間でいうとひどい近視状態なんだとか。子どもだけでなく、大人が読んでも一緒に楽しむことができる作品です。
今も昔も、恐竜は小学生たちに大人気です。
本書は、もしも恐竜が現代に生息していたとしたら、そして飼育をすることができたとしたらというコンセプトで、149種類の特徴や生態をまとめたものです。
- 著者
- 土屋 健
- 出版日
- 2013-03-19
それぞれの恐竜はイラストつきで紹介されていて、なかには首輪をつけて散歩をしている姿など、従来の恐竜図鑑では見ることができないものも。
飼育のしやすさは☆マークの数でわかるようになっています。紹介文を参考に、自分ならどの恐竜を飼いたいか考えつつ読んでいくことができます。飼育という観点で生態を紹介しているので、他の図鑑よりも特徴を理解しやすいでしょう。
ちなみにスクテロサウルスは、体重が3kg前後と比較的小型で、室内飼いも可能なのだとか。恐竜をより身近に感じられるユニークな図鑑です。
本シリーズは2011年に創刊されて以来人気を集め、累計200万部を突破するベストセラーとなっています。
その最大の特徴は、「NHKスペシャル」や「ダーウィンが来た!」などのテレビ番組で用いられた映像を再編集したDVDが付属すること。図鑑と映像を組み合わせることで、より内容が印象に残り、何回も読み返したくなる内容です。
- 著者
- 出版日
- 2015-11-19
DVDだけでなく、図鑑自体の説明も大判の写真やイラストをふんだんに用い、躍動感あふれる迫力のある構図が特徴です。
編集を担当した森定泉は、この図鑑を見た子どもたちが一生忘れないくらい衝撃を受けるビジュアルを目指したそう。
もちろん文章も、最新の学説や分類学を踏まえた最先端の内容です。動物や乗り物、古代文明、世界遺産などさまざまなテーマが揃っているので、興味をもった作品から手にとってみてはいかがでしょうか。
本書は、タイトルのとおりテーマに沿って、いろいろなものを比べることができる図鑑です。
新版へと改訂され、より比較がしやすくなるようにレイアウトが工夫されたほか、最新の情報を踏まえて内容も大幅に増量されました。
- 著者
- 出版日
- 2016-07-08
たとえば「生き物の大きさ」の項目を見てみると、人間を中心に大小さまざまな動物がまとめて掲載されていて、それぞれの大きさがイメージをともなって理解できるようになっています。
そのほか速さや距離、食事、自然現象、惑星など、掲載されているテーマは多種多様。単純に眺めているだけでも楽しめるでしょう。
なかには動物と乗り物の大きさ比べなど、意外なものを比較しているコーナーもあります。普段結びつけることがないものを比べることで、大人が読んでも意外な発見があるかもしれません。ただ知識を得るだけでなく、その知識をもとにイメージを膨らませることができる図鑑です。
小さいころ、『十五少年漂流記』や『エルマーのぼうけん』などを読んで、冒険に心躍らせた経験はないでしょうか。
本書は、料理の仕方や応急手当、天気の予測方法など、野外生活で必要となる基本的な技能をわかりやすいイラストとともに紹介した図鑑です。
- 著者
- さとうち 藍
- 出版日
- 1985-06-20
歩く、食べる、寝る、作って遊ぶ、動・植物との出会い、危険への対応といった6つのテーマについて、およそ500個の細かい項目ごとに詳細な説明が載っています。
文章量がやや多いため、小学生の低学年が読むのは少し難しいかもしれませんが、イラストも豊富に用いられているので見ているだけでも楽しむことができるでしょう。火のおこし方や野宿の方法などを読んでいると、空想が膨らんで冒険に出かけたくなるかもしれません。
ただ内容は本格的で、キャンプなどのアウトドアだけでなく、サバイバルや防災などいろいろなことに応用することができます。ぜひ大人の方も一緒に読んでみてください。