『異世界のトイレで大をする。』がヤバくて面白い!1巻の見所をネタバレ紹介

更新:2019.3.28

「トイレコミック」という言葉をご存知でしょうか?本作は、今まであるようで無かった所に着眼点を置いた奇才の作者・ルーツが送る、新しいトイレファンタジーコミックです。子供の頃から慣れ親しんだトイレを題材にした漫画なので、老若男女問わず楽しんでいただけるかもしれません。

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『異世界のトイレで大をする。』が面白い!【あらすじ】

 

古の神々が熱心に語らい合い、人と魔物に一つだけ同じ習わしを与えることをきました。それは、トイレに座り、万力と少しの哀愁を込め、身体に溜まった不要物を外に出すこと、すなわち大をすること……というナレーションから始まる本作。

舞台は、人間や魔物、スライムなどがともに生きる世界です。異世界に飛ばされた主人公、高校生のヨータローは、ギギ―とヌラエルという2人の女の子と旅をしています。
 

モンスターと戦いながら旅をする彼は、旅の途中で手に入れた物で、どうにか異世界のトイレを快適なものにしようと試行錯誤を繰り返します。快適なトイレ時間を作るため、並々ならぬ努力を重ねるヨータローを描いた物語です。

作者が以前漫画原作を担当した『てーきゅう』は、かなりのスピードでアニメ化していますので、本作もアニメ化の期待が持てるかもしれません。

 

著者
ルーツ
出版日
2019-01-18

作者・ルーツとは?『てーきゅう』も人気!

1988年生まれで北海道出身の作者・ルーツ。

漫画家、漫画原作者でありながら、アマチュア映像作家や元ゲーム実況プレイ動画作者など、さまざまな経歴を持つ多彩なクリエイターです。絵柄はロリタッチで、男子は少年っぽく、女子はより可愛らしく描かれています。

著者
["ルーツ/原作", "Piyo/作画"]
出版日
2012-08-11

また、月間コミックアース・スターで連載された『てーきゅう』の原作者も担当していました。スーパーハイテンションギャグコメディといわれており、高校テニス部に所属する4人の女子高生が主人公です。連載開始からたった5か月でアニメ化され、ニュースにもなった作品です。

作者と古くからの付き合いのある友人も、作者のことを「わけわかんないものを掘り下げるみたいなことが好き」と話しており、以前から奇才っぷりを発揮していたのかもしれませんね。

『異世界のトイレで大をする。』の面白さ:作者のトイレ愛を感じさせる描写、説明!

『異世界のトイレで大をする。』の面白さ:作者のトイレ愛を感じさせる描写、説明!
出典:『異世界のトイレで大をする。』

「人は一生のうち 時間にして三年間を
 トイレの中で過ごすという」
(『異世界のトイレで大をする。』1巻より引用)

この豆知識、皆さんはご存知でしたでしょうか?このように、作者のトイレに関する知識が存分に発揮されているのも、本作の見所の1つです。

話の間に「ルーツのトイレの時間を大切にしない人はクソだ。」通称「問いクソ」というコラムも掲載されています。紙でお尻を拭くのは世界人口の1/3程度という知識や、尻を拭くための紙の始まりなんかも知ることができます。

なぜこんなに詳しいのかというと、作者は職業的にも家で過ごすことが多く、トイレに行く回数も多いことからビジネスチャンスが隠されていると感じ、何冊もの本を読んでトイレに関する知識を得たそうです。

トイレに対しての知識を楽しく深めた作者ならではのトイレ雑学、ぜひご注目ください。

『異世界のトイレで大をする。』の面白さ:キャラがいい!

『異世界のトイレで大をする。』の面白さ:キャラがいい!
出典:『異世界のトイレで大をする。』

ヨータロー

異世界に飛ばされた男子高校生の主人公。トイレに対する執着と研究熱心さで、トイレ知識を惜しげもなく披露してくれます。異世界に飛ばされたとしても、特殊能力を持っているようなシーンは出てきません。

ギギ―

褐色の肌とエルフのような長い耳、小悪魔な尻尾をもつ、ツインテールの女の子。ミニスカートを翻しながら、両手に持った短剣でスライムをやっつける戦士です。ヨータローのトイレへの執着に厳しいツッコミを見せる、まとめ役のような存在です。

ヌラエル

ギギ―とは対照的で、物静かな性格。ショートヘアーに膝下まで流れるワンピースを纏う清楚系な女の子。魔法を使ってモンスターを撃破する、魔法使い。
 

ギギーとヌラエルの年齢については公表されていませんが、見た目はヨータローと同じくらいに見えます。彼の異常とまでいえるトイレへのこだわりを半ば受け入れている様子であり、彼女たちの懐の深さは偉大ですね。

『異世界のトイレで大をする。』の面白さ:世界観の作り込みがすごい!

『異世界のトイレで大をする。』の面白さ:世界観の作り込みがすごい!
出典:『異世界のトイレで大をする。』

本作では、登場人物はロリっぽく描かれていますが、背景はとても細かく描写されています。生い茂る木々は葉っぱまで緻密に描かれており、水の都は非常に美しく描かれ、異世界に住む住人達の生活を見てとることができるでしょう。

もちろん、トイレの描き分けもされています。カジノのトイレがこの世界では一番綺麗なトイレとのことで、石造りの壁に木の便器、香草やハーブの香りでリラックス効果を誘い、トイレットペーパー代わりに備え付けの葉っぱで尻を拭くという手はず。

かと思えば、街の中で入ったトイレは薄暗く、仕切りもなくトイレの快適さはカジノに劣り、主人公の表情から、トイレの臭さが伝わってきます。

作者は小さい頃からファンタジーものを好み、描いてみたいという願望があったということなので、本作には強い意欲が見られるのではないでしょうか。ぜひ、背景や彼らの表情などにも注目してみてくださいね。

『異世界のトイレで大をする。』1巻の見所をネタバレ紹介!

物語はヨータロー、ギギー、ヌラエルの3人で冒険しているところから始まります。

スライムと対峙する3人。一瞬の隙を突いたギギ―の必殺技が炸裂し、スライムを退治します。それに対し、ギギ―にねぎらいの言葉をかけながら、撃破したスライムを拾い上げるヨータロー。死んだスライムを真剣に見つめる彼に、ギギ―は怪訝な目を向けます。

そんな視線を理解しているのかいないのか、何と彼はそのスライムを食べるのではなく、お尻を拭くために持ち帰ります。スライムでお尻を拭いた感想は……?

著者
ルーツ
出版日
2019-01-18

異世界のトイレに不満を持つヨータローが、旅の途中で得たアイテムで快適なトイレライフを送るため奮闘する本作。

トイレに対する執着が強い彼に若干引きつつも、一緒に旅をするギギー、ヌラエルたちのまともなツッコミが面白さを引き立てています。

また、1話完結の物語なので、サクッと読むことができるうえに、アロエについての知識や、世界の尻拭きの知識など、物語によって多種多様なトイレと便に関する知識を得ることができるのも本作の見所。

異世界のトイレの知識が今後役に立つかはわかりませんが、雑学としてはとても面白い知識を得るのではないでしょうか。ぜひその無駄知識をご覧ください。