『ジョジョの奇妙な冒険』第4部「ダイヤモンドは砕けない」は、日本の架空の地方都市を舞台としたサスペンス調の能力バトル漫画です。岸辺露伴はそこに登場するキャラの1人。独自の哲学を持つ天才肌で、自己中心的ながら首尾一貫した姿勢から高い人気を誇っています。この記事ではそんな岸辺露伴の印象的な名言をご紹介します。 本作はスマホの無料アプリでも読むことができますので、気になった方はぜひ下のボタンから読んでみてください。
岸辺露伴(きしべろはん)は、杜王町在住の青年。16歳でデビュー以来「週刊少年ジャンプ」で『ピンクダークの少年』を連載する人気漫画家です。
傲岸不遜なオレ様キャラですが、独自の哲学のために自己犠牲も厭わない癖の強い人物。旺盛な創作活動から奇妙な行動を見せることもしばしばあります。
スタンド能力は相手を本にする「ヘブンズ・ドアー」。
- 著者
- 荒木 飛呂彦
- 出版日
- 1993-11-01
- 著者
- 荒木 飛呂彦
- 出版日
「『リアリティ』こそが作品に生命を吹き込むエネルギーであり
『リアリティ』こそがエンターテイメントなのさ」
(『ジョジョの奇妙な冒険』34巻より引用)
自宅に広瀬康一らに語った露伴の漫画論です。フィクションだからこそ、真に迫ったリアリティが面白さに繋がるというわけです。
人気漫画家だけに説得力のある名言ですが、露伴はこの直後に自室で捕まえた蜘蛛を解剖して、なんと味見までしてしまいます。
「味もみておこう」
(『ジョジョの奇妙な冒険』34巻より引用)
露伴曰く、蜘蛛の構造だけでなく、味まで知ることで一風変わった表現ができるとか。凡人には天才が理解できないと言いますが、露伴もその一例でしょう。
- 著者
- 荒木 飛呂彦
- 出版日
- 1995-01-01
「いいかい!
もっとも『むずかしい事』は!
『自分を乗り越える事』さ!
ぼくは自分の『運』をこれから乗り越える!!」
(『ジョジョの奇妙な冒険』40巻より引用)
ラスボスを探していた露伴は、無自覚に刺客となった小学生・大柳賢と接触します。異様にジャンケン勝負に執着するこの少年は、勝った相手の能力を奪えるスタンド「ボーイ・Ⅱ・マン」の使い手でした。
たかがジャンケンとはいえ、能力の争奪戦ということで、戦いは命懸けの大勝負へと発展。窮地に追い込まれた露伴は上記の名言を言いました。
極論すればジャンケンは運勝負であり、本質的には自分との戦いです。そこで己に打ち勝とうとする姿勢がとても格好いいシーンでした。
- 著者
- 荒木 飛呂彦
- 出版日
- 1995-03-01
二つ杜トンネルで奇妙な小部屋を見かけた露伴は、スタンド使いの関与を疑って調査をしていました。それは露伴を誘き寄せる罠で、謎のスタンドに襲われた彼は、仲間を売れば命を助けると持ちかけられます。
露伴のピンチに現れたのは、奇しくも犬猿の仲である主人公・東方仗助でした。嫌いな仗助なら犠牲にするかと思いきや……露伴は言いました。
「だが断る
この岸辺露伴が最も好きな事のひとつは
自分で強いと思ってるやつに『NO』と断ってやることだ…」
(『ジョジョの奇妙な冒険』41巻より引用)
自分の命がかかっていても、誰かの意志に迎合しない反骨心が剥き出しの台詞。露伴というキャラのあり方が溢れた名言です。
- 著者
- 荒木 飛呂彦
- 出版日
- 2013-11-19
本編でも主役級の活躍を見せていた露伴。作者の荒木飛呂彦もお気に入りらしく、数少ない「ジョジョ」スピンオフの主人公にも抜擢されています。
彼が語り部を務める『岸辺露伴は動かない』の新作OVAが2019年中にも発売されるようなので、そちらでの活躍も楽しみです。
岸辺露伴の風変わりな人柄が伝わったことと思います。