大好きなアイドルが幽霊になって、自分にしか見えなくなっちゃった!? グラビアアイドルのこころと、彼女のファンの太一。どこまでもまっすぐな少女と、何をやっても中途半端だったけれど彼女から生きる希望をもらった太一の、心が熱くなる、それでいてちょっとエッチな物語が『バカとボイン』。 下のボタンからダウンロードできるスマホアプリから読むこともできます。
何をやっても中途半端で終わってしまう浪人生の山田太一は、大好きなグラビアアイドルの椎名こころに出会い、人生が変わりました。彼女を応援するために命を懸けても構わないというほどの熱意です。
ある日、彼女のイベントに向かっている途中、ビルの屋上から誰かが事故で落ちてきて、2人はぶつかってしまいます。その人物こそ、椎名こころ。彼女は屋上で子供が離した風船を取ろうとしたところ、踏み外してしまい転落してしまったのでした。
奇跡的に軽傷で済んだ太一でしたが、こころは脳挫傷で意識を失ってしまいます。しかし、死んでしまったわけではありません。こころの魂は彼女の体を離れ、太一のもとに訪れたのです。
同時に、彼女の魂と体を分離させるために、死神が現れます。太一は、こころを死なせないために、死神とある取引をおこないます。その取引とは、「2人の魂をつなげること」。そのために太一は大好きなグラビアアイドルと一緒に生活することになったのです。
そして、こころを再び生き返らせるために、想いをこの世に残した魂を成仏させることになって……?
- 著者
- こばやし ひよこ
- 出版日
- 2009-05-19
- 著者
- こばやし ひよこ
- 出版日
- 2009-08-19
こころの魂をこの世に引き留めるために、一緒に彼女と生活をする太一。
男性と一緒に暮らすことになったのにも関わらず、こころはおっちょこちょいで隙だらけ。あられもない姿になることが多く、太一だけでなく読者もドキドキしっぱなしです。
大きな胸とムチムチした肢体は、彼女のファンでなくともついつい見入ってしまうもの。サービスシーンだらけで、見ていて満足感がある内容です。
また、こころがさらに輝いて見えるのは、夢も希望もなかった太一の生活を変えた存在だということ。彼の日々は、彼女がいて一気に輝き始めるのです。
男性なら、一度は考えたことはあるだろう、好きな芸能人、アイドルと付き合ったり、暮らしたりすること。可愛いヒロインのサービスシーン、夢のような状況が描かれる内容は、男性なら満足すること間違いなしです!
作品のタイトルの「バカ」とは太一、「ボイン」とはこころ、のことを指します。彼ら2人がまっすぐなところも本作の魅力です。たとえば、序盤にこんな展開があります。
もともと、こころはデビューしたての頃にオーディションでグランプリをとったものの、きっかけは母親が勝手に応募したことでした。そのため、本人も一生懸命やるものの周りに流されていた部分が大きく、しだいに人気がなくなっていました。
- 著者
- こばやし ひよこ
- 出版日
- 2010-01-19
こころが屋上から転落したのも、DVD発売イベントよりも子供も喜ばせてあげたい一心からのことでした。赤ん坊のベビーカーから風船がとれて木にひっかかってしまい、それをとってあげようとしたのです。
しかし、風船も取れず、屋上から転落。さらに太一も巻き込んでしまったことで、こころは自分の存在価値なんてないと思ってしまいます。
大好きなこころに人生を救われた太一は、心から彼女はげまします。
「こころさんは今でもオレを最高に幸せにしてくれています
それってすっごいことです
存在価値大アリです!」
(『バカとのボイン』1巻より引用)
こころの不器用ながらも相手を想うやさしさと太一の熱いファンとしての想い。どちらもとても純粋で、こんな風に生きてみたいと思わされるもの。
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