「孔雀王」シリーズ全編のあらすじ、見所をまとめてネタバレ!名言も紹介!

更新:2019.9.27

「孔雀王」シリーズは、密教の退魔師である主人公・孔雀が、日本のみならず中国や西洋の魔人、果ては神話の神々とバトルをくり広げる物語。密教についてもストーリーのなかで触れられるので、オカルト好きにはたまらず、また壮大なスケールの世界観に圧巻されるでしょう。人間味あふれる孔雀や、ヒロインとの恋の行方も見所で、オカルトとファンタジー、そしてロマンスにあふれた作品です。 本作は、スマホの漫画アプリでも無料で読めるので、気になった方はそちらからもどうぞ!

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『孔雀王』が面白い!あらすじ、見所を結末までネタバレ紹介!

退魔師・孔雀(くじゃく)が、さまざまな法術を使いこなし、現代社会の怪奇現象を解決していく物語。孔雀の敵は、日本の悪魔や怪物のみならず、西洋や中国の神話に出てくる「魔王」までも登場し、壮絶なバトルがくり広げられます。

神話の世界ときくと、敷居の高い話かと思われますが、登場するキャラクターは人間味にあふれています。たとえば、法術の才には長けている孔雀は、ふだんは好色家で、修行の身でありながら酒を飲み、パチンコもしますが、不思議と憎めないキャラ。

また、火を自在に操るヒロイン・阿修羅(あしゅら)との恋の行方も気になるところ。ほかにも、強面の外見でありながら情に厚い、王仁丸太郎邪(おにまるたろうじゃ)という、素晴らしい仲間にもめぐまれています。

著者
荻野 真
出版日
1997-01-17

一方、孔雀の父・母は、なにか事情を隠している雰囲気があり、親子の「出生にまつわる秘密」が、物語の終盤で明らかになるシーンは、見所満載です。

とくに、闇堕ちしそうになる孔雀に、王仁丸が放ったこの一言は、ファンの心を動かしました。

「へへ・・・そんなツラするんじゃねえよ おめえにゃそんなツラ似合わねえぜ いいか孔雀!部屋を出るな・・・今ならまだやり直せる・・・も・・・もう一度戦え・・・孔雀」
(『孔雀王』6巻より引用)

王仁丸の人間性を表す名言。

人間味あふれる孔雀の私生活に苦笑しながらも、世界中の神話を盛り込んだ壮大なストーリー展開に圧倒され、かつ壮絶なバトルシーンにより、最後まで一気に読ませてくれる作品です。

『孔雀王 退魔聖伝』が面白い!あらすじ、見所を結末までネタバレ紹介!

『孔雀王 退魔聖伝』は、前作である『孔雀王』の続編です。前作の終盤からの師匠である、慈空(じくう)の様相に心を揺さぶられながらも、前半のストーリーは退魔行で展開します。

ところが、後半ではストーリーが大きく展開し、孔雀はアステカ文明の暗黒神と、壮絶なバトルをくり広げることに。そして、『孔雀王 退魔聖伝』のメインストーリーの「日本の神・天津神」との対峙へと移ります。

著者
荻野 真
出版日
1999-11-18

孔雀は、前作で出生の秘密を知りましたが、今作では新たに別の出生であると知らされ、衝撃の事実に混乱します。そんな状況のなかで、神々との闘いに巻き込まれる孔雀が、どのように打開していくのか、彼の心境を思わずにはいられません。

前作同様、壮大なストーリー展開に圧巻されますが、アステカ文明の「まさかの展開」により、ページをめくる手がとまらなくなる、独特のユニークさが光るエピソードです。

ちなみに「孔雀王」は、シリーズを通してどんどん絵柄が変化していくのですが、『孔雀王 退魔聖伝』でも、その変化が表れているところも見所のひとつです。

『孔雀王 曲神紀』が面白い!あらすじ、見所を結末までネタバレ紹介!

『孔雀王 曲神紀』は、前作『孔雀王 退魔聖伝』の4年後の話です。

日本の土着神である国津神と、日本の征服に熱意を燃やす天津神の戦いを終結させるべく、孔雀は「スサノヲの牙」を探す旅に。

前作で窮地に陥った阿修羅や王仁丸、黄海峰(こうかいほう)・朋子(ともこ)・服部遮那(はっとりしゃな)・怨霊侍(おんりょうじ)といった仲間たちとはどうなったのか、また天津国と国津国の闘いは、本当に終結するのかと、先が気になる展開が続きます。

著者
荻野 真
出版日
2006-08-18

壮大な闘いが展開されると同時に、マンガ喫茶を経営する神様が出てきたり、退魔師のバンドが組まれたりと、まさかと思うようなおかしな展開も見所のひとつ。
 

このように、密教関連のシリアスな話から、主要人物の恋模様もあり、少しおかしな展開まで楽しめる「孔雀王」シリーズ。壮大な神話の世界が描かれていますが、とくに古事記や日本書紀といった、日本の神話が好きな方には興味深い展開が多くあるでしょう。

天津国と国津国の闘いでは手に汗にぎり、また孔雀と阿修羅の恋の展開も気にならずにはいられません。

『孔雀王ライジング』が面白い!あらすじ、見所を結末までネタバレ紹介!

『孔雀王ライジング』は、これまでの「孔雀王」シリーズの続きではなく、時代をさかのぼり、孔雀の幼少期のエピソード。彼が裏高野に入ったばかりの話で、まだ普通の少年・孔雀が描かれます。

少年時代はドジでお人好しですが、食い意地はこのころから変わらず、常に明るい性格。法術とはかけ離れた場所にいる孔雀が、どのような修行をして、どうやって法術を覚えたのか……?

さらに、孔雀明王を操れる一人前の密法僧へと、どのようにして成長したのか?孔雀の原点が垣間見れる作品です。

また、今作では「密教の教え」についても随所で触れられているので、オカルト好きな方は、より興味深く読み進められるでしょう。

著者
荻野 真
出版日
2012-10-30

そして、孔雀の成長を見守り支え続けた父と母や、師匠との関係性、ともに密教の修行をした6人の少年・少女たちとのエピソードも、それぞれが奥深く読みごたえがあります。

魔王や神々をも退治するほど、法術の才能に長けた孔雀の幼少期は、少年なりの可愛さがあったのだろうか、法術を身につけるまでの苦労はいかほどだったのかと、読み進めるにつれて、どんどん先が気になってしまうでしょう。

『孔雀王-戦国転生-』が面白い!あらすじ、見所を結末までネタバレ紹介!

いよいよ「孔雀王」シリーズの最終章、『孔雀王 曲神紀』の続編です。今作では、呪いを受けてしまった孔雀が、戦国時代に迷い込みます。

しかし、私たちが教科書で知る戦国時代ではなく、呪いは孔雀にくわえて、戦国時代にもかけられていました。名武将が女性や吸血鬼になっているなど、個性の強すぎる武将たちが闊歩する、歪んだ戦国時代になっているのです。

二つの呪いを解き、さらにヒロインの阿修羅の前にたちはだかる「非業の未来」を変えるために、孔雀は若きころの織田信長や、後の秀吉らと京を目指します。

著者
荻野 真
出版日
2013-12-27

今作も壮大な世界観ですが、海外ではなく、戦国時代の信長や秀吉、家康が登場するので、これまでのシリーズよりも馴染みやすいかもしれません。

さらに、歴史上の人物をそのまま登場させるのではなく、作者・荻野真(おぎのまこと)ならではの、ひねりのある武将たちなので、ユニークな発想で意外性があり、最終章にふさわしい怒涛の展開が続きます。

そして、気になるのは「孔雀と阿修羅の恋の結末」。離ればなれのままの彼らは、シリーズ最終章で、ハッピーエンドを迎えることができるのか……?「孔雀王」シリーズの闘いの結末と、孔雀と阿修羅の恋の結末は、ぜひ実際に手に取って読んでみてください!