『アラサーだけど、初恋です。』アラサーなのに初々しい!見所3選【無料】

更新:2021.12.6

これまで一度も付き合ったことがなかった2人が晴れて初めての彼氏彼女に……。アラサー2人が中学生のカップルように、初々しくて可愛い恋愛をくり広げる『アラサーだけど、初恋です。』 ギャグ要素もありつつ、とにかく微笑ましい、読んでいるとほっこり楽しい気分になれるラブコメディです。純粋な恋愛漫画でとにかくきゅんきゅんしたいという方にぴったり。読みたいと思った方は、スマホアプリで無料で読むことができます!

ブックカルテ リンク

『アラサーだけど、初恋です。』が面白い!大人の純愛ラブコメ!【あらすじ】

本作はpixivコミックで作者310が描いた話題作です。

これまで一度も付き合ったことがなかった28歳の山本優海と32歳の井上叶多。優海の友達であり、叶多の後輩である倉田が取り持った2人。お互い一目で気にいるのですが、恋愛経験がない2人はどうすればいいかわかりません。

しかし、勢いで叶多が告白。それに答える形で2人は付き合うことになります。初デートでこれまで恋愛経験がないことを告白する優海ですが、叶多は

「俺もそれほど恋愛経験は多くないし、こっちこそ色々迷惑かけるかもしれません。なので…一緒に頑張りましょう」
(『アラサーだけど、初恋です。』1巻より引用)

とかっこつけてしまうのです。

叶多は恋愛経験がないことで女の子に性格を否定された経験があったのです。そのトラウマのせいで思わず嘘をついてしまうのですが、デートを重ねるうちに彼女に隠し事をしたくないという想いの方が強くなり、付き合って数ヶ月後にやっと本当のことを伝えます。初めての彼女になれたことがうれしい、どんな叶多でも好きだという優海、そうやって2人の絆は徐々に強いものになっていきます。

2人の恋のキューピットの倉田と、叶多の友達の中村も恋愛経験はあるものの、恋愛に対して前向きではありませんでした。でも、2人を親のように見守るうちに、この2人もいい雰囲気になっていきます。
 

2人は初告白、初デート、初の名前呼びと緊張しまくりながら初めてのことを一緒に経験していきます。付き合っていく中で2人は、徐々に等身大の自分を相手に見せられるようになり、また人としても成長していくのです。

『アラサーだけど、初恋です。』見所:アラサー女子の目線が可愛い!

優海は28歳まで恋愛経験がなかったので、叶多と付き合い始めても何もかもが不安でたまらない様子です。話している内容やご飯を食べていても、実はどうしていいかわからず、「変だと思われていたらどうしよう?」と思っています。

でも、それを素直に叶多に打ち明けるのが優海の可愛いところ。

「私大丈夫ですか?」
(『アラサーだけど、初恋です。』1巻より引用)

と不安そうに聞いてくる表情に叶多はメロメロになりますし、読者もファンになってしまうくらいの破壊力があります。 

著者
310
出版日
2018-05-22

それでいて、恋愛中のカップルがすることはしてみたい願望はしっかりあって、パフェを「あ~ん」してお互い照れまくってみたり、叶多の家に倉田や中村と一緒に遊びに行って彼氏の家に初めてきたことに感動してウルウルしてみたりと、彼氏じゃなくても抱きしめたくなる可愛さです。 

『アラサーだけど、初恋です。』見所:アラサー男子からの目線も可愛すぎ!

叶多も見た目はイケているのに、女子がめんどくさいと思っていて、恋愛にあまり興味がなく好きな人さえいなかったという32歳男子。そんな男子が初めて人を好きになったらこんな感じになってしまうのかというくらいわかりやすく動揺します。

最初余裕ぶっていたものの、流れで

「俺が付き合いたいのは山本さんでっ」
(『アラサーだけど、初恋です。』1巻より引用)

と言ってしまい、しかも、そのことに気付かないところや緊張したらブルブル体中震えてしまうところは、優海以上に応援したくなる人物です。 

優海の行動や表情に一喜一憂しながらも、32歳だからと心の中の動揺を必死で抑えていたり、でも動揺がキャパを超えると体が震えてしまったり……。自分も昔はこんな感じだったのだろうかと男性が読むと昔を思い出して恥ずかしくなってしまうくらいの一生懸命さです。 
 

『アラサーだけど、初恋です。』見所:2人のやりとりが初々しすぎる!

これまで付き合った人がいないことを隠していた叶多が優海に本当のことを伝えた後、優海は

「井上さんの初めてが私で本当にうれしい」
(『アラサーだけど、初恋です。』1巻より引用)

と満面の笑みで叶多を見つめます。優海の可愛さに思わず抱きしめてしまう叶多、でもそこから体は震え心臓のバクバクも優海が心配するほどの症状に。

そんな自分を情けなく思う叶多に

「本当の井上さんがいいです」
(『アラサーだけど、初恋です。』1巻より引用)

とあらためて伝える優海。そこで初めて2人は下の名前で呼び合うことになるのですが……。

著者
310
出版日
2020-03-21

「大好きです 優海さん」
「はい 叶多さん」
(『アラサーだけど、初恋です。』1巻より引用)

そう言って、次の瞬間、2人で顔を真っ赤にしてしまいます。この時点で付き合ってすでに2ヶ月が経っているのにも関わらず「さん」付け。本当にスローペースな2人ですが、ちゃんと前に進んでいっていることにキュンキュンします。  

名前で呼び合ったことに恥ずかしくなって顔を赤らめながら別の場所に向かう2人ですが、まだまだ手は恋人つなぎにはなっておらず、一つひとつに時間をかけながら距離を近づけていく2人の姿はとっても初々しいです。  

この先、叶多の近くに優海以外の女の子が現れそうな展開も予想されていますが、超平和で和やかな『アラサーだけど、初恋です。』。好きな人と一緒にいたい、自分のことをわかってもらいたい、でも嫌われたくない、そんな初めての気持ちを抱えながら恋愛を楽しんでいく2人がどうなっていくのか目が離せない楽しみな作品です。 

昔のピュアな気持ちを思い出したい方も、登場人物と同じように大人になってから恋愛を始めたという方もきゅんきゅんできる漫画です。気になった方はスマホアプリで無料で読むことができるので、ぜひチェックしてみてください!

  • twitter
  • facebook
  • line
  • hatena
もっと見る もっと見る