「もしあなたが無人島にいったらどうやって生き延びますか?」安全に暮らせる現代だとリアルに想像するのは難しいかもしれません。そこで、「島からの脱出」がテーマのおすすめ漫画5選を紹介! 知恵と肉体を駆使して、島から脱出していくスリリングな世界観を味わうことができますよ!
主人公の北里サトルは「ピースイン製薬」という製薬会社に新卒で入社。その会社には元カノのナナも入社していたことがわかり、サトルは出世してナナを見返すことを目標にするのでした。
そして、社員研修で「鳴姫島」という小さな島に連れて来られサトル達は、研修と称して薬を飲まされてしまいます。実はその薬は人をゾンビのような姿に変える恐ろしい薬だったのです。サトルは危険な研修から逃げるために、島からの脱出を誓います。
『実験島』の見どころは、サトルが死ぬと時間がループして過去に戻ってしまうところです。ループする原因はまだ明らかになっていませんが、サトルはループを利用して島から脱出していこうとするのです。
ループを繰り返すことで、最初は敵だった人を味方につけたり、危険を事前に回避していったりしながら、少しずつ脱出に近づいていくロールプレイングのような面白さがあります。まるで、サトルと一緒に脱出の方法を考えていくような感覚が味わえるハズです!
また、ゾンビ化する薬の謎や脱出を阻止する黒幕、ループの原因など、複数の伏線が同時に進んでいくサスペンス要素もあるので、続きが気になってしまう作品となっています。
きっと、他の「島から脱出系」とは一味違った面白さを楽しむことができるでしょう。
- 著者
- ["MITA", "岩葉"]
- 出版日
舞台は自殺者が爆発的に増えている日本。自殺者の医療費や社会復帰支援によって費用が膨らんだ日本政府は、自殺常習者達を「自殺島」と呼ばれる孤島に送りこみ、日本国籍と人権を剥奪して極秘に切り捨てていました。
主人公のセイも自殺常習者として国に指定され、「自殺島」に流されてしまいます。セイは過酷な島で、一緒に流されてきた人たちと日々を過ごすうちに、生きる希望を見出すようになるのでした。
『自殺島』の作者は実際に何度も南の島に足を運んで、海で突き漁をしたり、京都で猟師と一緒に山に入ったりしている経験を活かして、セイ達の生活をリアルに描いているのが魅力です。
図解付きでサバイバルで生き抜くために必要な知恵が具体的に書かているため、「自分も無人島で生きていけるのではないか?」という気持ちになれるでしょう。
また、『実験島』は社会性や人間性も大きなテーマとなっています。登場人物達は自殺志願者ばかりなので、複雑な現代社会の影響でいろんな闇を抱えているのです。そんな人たちが生活を通して、生きる喜びを感じ、たくましく生きていく姿に胸をうたれます。
セイは無法地帯の島で生き抜くことができるのか?どうやって島から脱出していくのか?本格的サバイバル作品を読みたい人におすすめです!
- 著者
- 森 恒二
- 出版日
- 2009-08-28
主人公の東堂啓太は修学旅行で八丈島へ向かっていました。しかし、乗っていた船が嵐に巻き込まれて、謎の島に流されてしまいます。
その島には謎の先住民が住んでおり、女性達をさらい、男性達を殺そうと襲って来るのです。啓太はなんとか生き残りますが、先住民に攫われた幼馴染の葵を助けるため、得意の通信機器を使って助けにいくことを決めます。
果たして、無事に葵を助け出し、島を脱出することができるのでしょうか?
『インゴシマ』は凶暴な先住民たちによって生徒が殺されるグロい描写や、攫った女子生徒達への性暴力シーンなど、序盤から過激な場面がたくさん出てくるので、目をそらしたくなることもあります。
しかし、そのストーリーの面白さもあり、怖いもの見たさについ続きを読んでしまうという人も多い作品です。
また、ストーリーが進んでいくと、先住民達の謎が解き明かされていくサスペンス要素もあり、先の読めない展開を楽しむことができるのも魅力となっています。
おすすめポイントは東堂と先住民との戦いです。東堂は得意の通信機器の知識を活かし、ドローンを飛ばして葵の居場所を見つけたり、先住民の情報を掴んでいくなど、現代ならではの戦術を駆使していきます。さらに、女性軍人のアキラと一緒に綿密な作戦を立てて、凶暴な先住民達に立ち向っていくのです。
いつ襲われるかわからない緊張感の中で、どのように先住民達を突破し、島を脱出するのか、ワクワクしながら読むことができる作品です。
- 著者
- ["田中 克樹", "天下 雌子"]
- 出版日
主人公の坂本竜太は爆弾を使って相手を倒すオンラインゲーム「BTOOOM!」で世界ランキング10位の実力を持っている実力者です。
しかし、定職につかず、引きこもり同然の毎日を送っているのでした。ある日、竜太は目を覚ますと、孤島のジャングルにいることに気がつきます。
同じく島に連れ去られた人たちとリアル版『BTOOOM!』による殺し合いをさせられることになった竜太は、生き残るために過酷な戦いに挑みます。
『BTOOOM!』はアニメ化もされている人気作品で、さまざまな種類の爆弾を使った頭脳戦と駆け引きによるバトルロワイヤルが魅力。
島に連れて来られたほとんどの人が『BTOOOM!』の経験者なので、誰が生き残るの全く想像ができません。最後までドキドキしながら読むことができる作品です。
また、最終巻は「Ligth友情編」「Dark真実編」の2つに別れており、それぞれ全く異なるエンディングが待っています。「どちらのエンディングから読もうかな?」と考えながら、2倍のストーリーを味わうことができるのも『BTOOOM!』のおすすめポイントとなっています。
リアル版『BTOOOM!』を行う理由は何なのか?そして竜太は生き残り、島を脱出することができるのか?続きが気になること間違いなしです。
- 著者
- 井上 淳哉
- 出版日
- 2009-10-09
グアムでの修学旅行の帰り道、主人公のアキラの乗っていた飛行機が島に墜落してしまいます。なんと、その島は地図上には存在しおらず、絶滅したはずの危険な動物たちがたくさん生息しているのです。アキラはクラスメートや乗客達と一緒に、無事に日本へ帰るために力を合わせて島から脱出を目指します。
『エデンの檻』の魅力はなんといっても登場する絶滅したはずの動物です。生きていた時代も場所もバラバラな動物達が島に集まっており、細かい解説によってどんな生態なのかがイメージしやすく、SFのような世界観を味わうことができます。また、そんな動物達と知恵と工夫で戦っていくところも見どころの1つです。
そして、物語が進むに連れて、無人島だと思っていた島には多くの建物や彫刻が存在していることが判明します。島の謎や古代の生物達が生きている理由にも迫っていくため、最後まで目が離せない展開を楽しむことができるでしょう。
また、主人公のアキラは学校での成績も悪く、スポーツもできないキャラクターなのですが、無人島では生徒を助けたりみんなをまとめたりする中で、彼なりの価値を発揮していきます。このようなキャラの成長も『エデンの檻』の魅力的なポイントです。
何度の絶望を味わいながらも、生き抜こうとするアキラ達の姿に胸が熱くなること間違いなしでです。
- 著者
- 山田 恵庸
- 出版日
「島からの脱出がテーマ」の作品は極限の状態でのパニックや絶望感を味わいながらも、必死に生き抜こうとする人間の強さを実感できるのが魅力です。
非日常の中で自分などうやって生きていくのか、想像しながら読めるのも面白いですよね。様々な種類の漫画を紹介したので、気になった作品があれば読んでもらえると嬉しいです。