漫画「ワンピース」泣けるシーンランキングベスト10!感動シーンを振り返る

更新:2021.2.24 作成:2017.12.16

「ワンピース」の泣けるシーン10選をランキング形式でご紹介します。「ワンピース」は子どもから大人まで泣ける漫画。中でも別れや旅立ちのシーンは大きな魅力となっています。今回はそんな感動シーンをおさらいしましょう!

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目次

漫画「ワンピース」泣けるシーンランキングベスト10

著者
尾田 栄一郎
出版日
1997-12-24

 

「ワンピース」には泣けるシーンがいくつもあり、それらは多くの読者に感動を与えてきました。出会い・別れ・旅立ちなどは、漫画のみならず日常的にも感動する場面が多いでしょう。

「ワンピース」は、日常的にも起こりうる人と人との関係性をよりピュアに描かれており、それらが大人も子どもも一緒に泣ける要素になっています。

 

第10位「愛してるぜ」ドンキホーテ・ロシナンテ

第10位「愛してるぜ」ドンキホーテ・ロシナンテ
出典:『ONE PIECE』77巻

 

王下七武海「ドンキホーテ・ドフラミンゴ」の実の弟であり、コラソンこと「ドンキホーテ・ロシナンテ」

ロシナンテは兄ドブラミンゴの異常性を早くから見抜き、自ら海兵となります。そしてドフラミンゴの暴走を止めるために、ドンキホーテ海賊団の一員としてドフラミンゴのそばにいながら、海兵としてスパイの役割を果たしていました。

ロシナンテは「ナギナギの実」の能力者で、音を消す能力があり、自分を含む周りの音を完全に消すことができるのです。

ある時、ロシナンテは新たにドンキホーテ海賊団の仲間入りを果たした「トラファルガー・ロー」と出会います。

ローは、白い町「フレバンス国」の生き残りで 町が滅ぶ原因となった珀鉛病を患っていました。ある時、ロシナンテはローの本当の名前が「トラファルガー・D・ワーテル・ロー」であることを知り、自分が「海兵であること」「本当はしゃべれること」をローに告げ、ローの病気を治すために、2人でドンキホーテ海賊団を裏切り、また海軍をも出し抜きます。

ローを助けるには「オペオペの実」を食べる必要がありましたが、その「オペオペの実」はドフラミンゴも狙っていました。

ローを助けたいため、ミニオン島にて「オペオペの実」を手に入れたロシナンテですが、ドジもあり深手を負ってしまいます。

血を流し、ボロボロになったロシナンテ。死の間際にも笑顔の自分を思い出してほしいからと、「愛してるぜ」との言葉と共に強烈な笑顔をローに残しました。

ロシナンテは、最後にはドフラミンゴに射殺されてしまいます。その場面に一緒にいたロー(宝箱の中に隠れていました。)ですが、ロシナンテの能力によって、ローの出す音は完全に消えており、ドフラミンゴは気づきませんでした。

最後の最後まで、ローはロシナンテの愛を受けていたのです。

 

第9位「あんたの幸せも考えたらダメですか」ザンバイ

第9位「あんたの幸せも考えたらダメですか」ザンバイ
出典:『ONE PIECE』45巻

「あんたの幸せも 考えたらダメですか!!?」(『ONE PIECE』45巻から引用)

フランキーが仲間に加わるシーン、かたくなにルフィたちの仲間になることを断っていたフランキーですが、手下であったザンバイのこの言葉をきっかけに、仲間になることを決意します。

フランキーはウォーターセブンの裏町を仕切るボスで、ザンバイなどの裏町出身のゴロツキをまとめ上げ、自らを「賞金稼ぎ」と名乗り、略奪者たちからウォーターセブンを守ってきたのです。

その全ては、フランキーの恩人であるトムが愛した「水の都ウォーターセブン」を守り抜くというフランキーなりの罪滅ぼしでした。

町の人々からはとても「守っている」とは見えなかったやり方でしたが、フランキーは自分が好きな船造りもやめて、自分を押し殺して生きてきました。

そして、そこに現れて船大工として仲間に誘ったのがルフィたち麦わらの一味だったのです。

フランキーの手下、ザンバイたちは親分であるフランキーの夢「世界一の船を造る」ことを叶えさせるために、フランキーがルフィたちの仲間になるように画策します。

フランキーをルフィたちの仲間にいれる策というのが、ルフィにフランキーのパンツを奪わせて、取り返しに行くどさくさの間に船に乗せてしおうというアイディアでした。

そして、フランキーが船に誘いこまれた港でのシーンがとても感動的で泣けます。

フランキー:「子分共に敷かれたレールの上を棟梁のおれが喜んで歩けるかみっともねぇ!!ねぇ頭なら最初から使うんじゃねぇよ!!!」(『ONE PIECE』45巻から引用)

ザンバイ:「申し訳ねぇ!!でも 少しくらい考えたらダメですか!?おれたちみてェなゴロツキを拾ってくれた。"大恩人の"・・・あんたの幸せも 考えたらダメですか!!?」(『ONE PIECE』45巻から引用)

第8位「あいつら…私の子でしょ?」ベルメール

第8位「あいつら…私の子でしょ?」ベルメール
出典:『ONE PIECE』9巻

ベルメールは麦わら一味「ナミ」の育ての親にあたります。元海兵で、海兵時代にナミとノジコを拾い、生まれ故郷のココヤシ村で3人で暮らしていました。みかんを栽培し、貧乏ではありましたが、それでも幸せな生活でした。

ナミとノジコは村人にも大事にされ、とくに村の駐在人であるゲンは2人の面倒をよく見ていました。

そこにある日、魚人のアーロン一味が現れます。

アーロンはココヤシ村を支配下におくと勝手に宣言し、村人にお金を要求しました。払えない人間は容赦なく殺すとおどして、大人1人10万ベリー、子ども1人5万ベリーを要求します。

ベルメールの家は村の外れにあったため、アーロン一味は気づきません。そして村人たちはベルメールに3人分のお金(合計20万ベリー)を払える余裕があるとは思っていなかったので、アーロン一味がそのままベルメールの家に気付かずに去ってくれることを祈りました。

しかし、夕食の用意をしていたベルメールの家の煙で、アーロン一味に居場所がバレてしまいます。

その頃、ゲンのところに隠れていたはずのナミとノジコの姿が消えてしまいました。2人はベルメールの家に向かってしまったのです。

元海兵であるベルメールはアーロンに歯向かいますが、まったく歯が立ちません。ゲンにお金を払うように諭されたベルメールですが、10万ベリーしかお金がありませんでした。

ゲンはとっさに「さっさと大人1人分のお金を払ってしまいなさい」とアーロンの前でベルメールに告げます。

ベルメールが用意していた夕食は3人ありましたが、それはゲンたちが夕食に招待されていたということでなんとか切り抜けようとしたのです。

村の名簿には1人暮らしと記載があったため、アーロン一味はそれを信じて、1人分のお金を要求します。

一方、ナミとノジコには村のドクターからこの島を出るようにという話を聞かされます。それは、このままアーロン一味に存在を知られることなく、生き延びてほしいという村人たちの願いでもありました。

しかし、ベルメールは自らお金が足りないことを白状してしまいます。

「私.....家族がいないなんて言えないや たとえ命を落としても.....口先だけでも親になりたい あいつら...私の子でしょ?」(『ONE PIECE』9巻から引用)

子どもいることを知ったアーロン一味は容赦なくベルメールを見せしめとして殺そうとします。

アーロンに殺される寸前で、ベルメールはナミとノジコに伝えます。

「ナミ!!ノジコ!!
 誰にも負けるな!!
 女の子だって強くなくちゃいけない!!
 何があっても生まれてきた時代を憎まないで....!!
 人に褒められなくたって構わない!
 いつでも笑っていられる強さを忘れないで...
 生き抜けば必ず楽しいことが.....たくさん起こるから.....!!!」(『ONE PIECE』9巻から引用)

ベルメールがナミとノジコに最後に遺した言葉は「大好き」でした。

 

ナミについておさらいしたい方は以下の記事をご覧ください。

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第7位「お前にまだ残っておるものな何じゃ」ジンベイ

第7位「お前にまだ残っておるものな何じゃ」ジンベイ
出典:『ONE PIECE』60巻

ジンベイは、ジンベエザメの魚人で、元はドンキホーテ・ドフラミンゴ同様に「王下七武海」の内の一人でした。

二つ名は「海侠のジンベエ」といい、その名が示す取りに義理と人情を重んじる人物です。

ルフィの兄・エースが海軍に捕まったときには、エースを助けようとするルフィに協力します。

王下七武海でありながら、エースを捕まえて白ひげ海賊団を滅ぼそうとする海軍の汚いやり方に腹を立て、エースと一緒に監獄「インペルダウン」に幽閉されている所でルフィと出会うのです。

ジンベイは誰よりも仁義を重んじ、インペルダウンに幽閉されるときも、体をボロボロにしながらも「体など痛うない 痛ェのは仁義を通せぬわしの心じゃ!」と語っています。

エースを助けようとする白ひげ海賊団と、海軍の戦い(マリンフォード頂上戦争)では、ルフィと一緒に戦いました。

マリンフォード頂上戦争では、ルフィの目の前でエースが海軍大将赤犬によって倒されてしまいます。そして、精神崩壊状態で動くことができなくなったルフィに海軍大将赤犬の攻撃が迫る時、ジンベイは自分の身を投げ出してルフィを助けようとするのです。

海軍大将赤犬の攻撃で瀕死の状態になったルフィをジンベイは匿います。そして、兄を失い自暴自棄になるルフィに厳しい言葉をかけながらも、今後どうすべきかの指針を示し、ルフィが立ち直るきっかけを与えるのです。

「失った物ばかり数えるな!!!無いものは無い!!!
 確認せい!!お前にまだ残っておるものは何じゃ!!!」(『ONE PIECE』60巻から引用)

この言葉を聞き、ルフィは気づきます。

自分にはまだ仲間がいることを。

 

ジンベイについておさらいしたい方は以下の記事をご覧ください。

「ワンピース」ジンベエは仲間になる⁉︎ビッグマムとの争い後、ワノ国に⁉︎

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第6位「お前がいねぇと...!!おれは海賊王になれねェ!!!!」モンキー・D・ルフィ

第6位「お前がいねぇと...!!おれは海賊王になれねェ!!!!」モンキー・D・ルフィ
出典:『ONE PIECE』84巻

ルフィは、一味を離れようとするサンジを追って、四皇であるビックマム海賊団のアジトに潜入します。

サンジの一家は暗殺集団「ジェルマ66」であり、サンジはビックマム海賊団とジェルマ66の勢力拡大のための政略結婚で、ビックマムの35女「シャーロット・プリン」と結婚することになっていました。

仲間を裏切るようなサンジの行動には理由がありました。育ての親でもあるゼフの海上レストラン「バラティエ」を人質にされ、なおかつ結婚を断れば麦わらの一味にも被害がおよぶことを恐れ、自分が犠牲になることを選んだのです。

サンジの優しさは、サンジ自身を滅ぼしかねません。そんな自分勝手な考えにルフィは憤り、サンジを連れ戻そうとするのでした。

ルフィはビックマムのアジトで夜通し戦いながら、やっとのことでサンジを探し出します。しかし、迎えに来たこと告げるルフィに対して、サンジはルフィを追い返すことを選ぶのです。

サンジの攻撃を、ルフィは反撃を一切せずにただ受け止めます。ルフィは、ただ一方的に蹴られて、ついには倒れてしまいました。

立ち去ろうとするサンジ。しかしルフィは立ち上がり、サンジを呼び止めます。

「旅はまだ 途中だぞ!!!
 おれはここで待ってるからな!!!
 お前が戻って来ねェなら おれはここで"餓死"してやる!!!
 お前はおれの船のコックだから!!
 おれはお前の作ったメシしか食わねェ!!!
 腹が減っても!!! 槍が降っても!!! ここを動かずお前を待ってる!!!
 必ず戻って来い!!サンジ
 お前がいねェと...!!おれは 海賊王になれねェ!!!!」(『ONE PIECE』84巻から引用)

 

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第5位「まったく!!!!いい人生だった!!!!」Dr.ヒルルク

第5位「まったく!!!!いい人生だった!!!!」Dr.ヒルルク
出典:『ONE PIECE』16巻

Dr.ヒルルクは麦わら一味「トニー・トニー・チョッパー」に大きな影響を与えた人物です。

チョッパーはトナカイでしたが、悪魔の実である「ヒトヒトの実」を食べてしまい、トナカイでありながら人間の体にもなれて話もできるようになりました。そしてチョッパーは仲間の群れから追い出されてしまい、さらには人間の姿になっても、人間からは雪男として見られます。

チョッパーは孤独な生活を送るしかありませんでした。

ある時、チョッパーは人間に銃で攻撃を受けボロボロになって倒れているところにDr.ヒルルクが現れます。怯えていたチョッパーはDr.ヒルルクを傷つけてしまいますが、Dr.ヒルルクは自ら裸になり危害を加える意思がないことを証明したのです。

チョッパーは気がつくとベットの上にいました。

怪我が治療され、暖かい家の中で、パンも用意されており、それを食べたチョッパーは、初めて人間の優しさを知り、ボロボロと大粒の涙を流すのです。

そして、Dr.ヒルルクとチョッパーは2人で生活を始めます。

一方、2人の住むドラム王国では、ある問題が起きていました。

国王の「ワポル」は身勝手に民を支配することで国をおさめようとしており、その悪政の一つが「医者狩り」でした。

ワポルは医者の直轄組織「イッシー20」を作り、それ以外の医者は守備隊によって追い出していきます。残るはDr.ヒルルクと、のちのチョッパーの師匠でもある「Dr.くれは」の2人だけです。

その昔、大泥棒だったDr.ヒルルクは心臓に不治の病を抱えていました。手当たりしだい医者に診てもらいましたが、治ることはありません。そんな時、ある西の国にて、山一面に広がる幻想的な「桜」の風景を見て、大きく感動します。すると、体にも変化が起こり、医者からは「まるで健康体だよ」と言われたのです。

まさに、奇跡が起こりました。

そしてDr.ヒルルクは「治せない病気はない」という信念を掲げ、ドラム王国の病(悪政)を治すべく、ドクロのマークを信念の象徴として、海賊のように戦う決意をするのです。

Dr.ヒルルクの病が完治していないことを知ったチョッパーは、万能薬であるとされるキノコを探しに向かいます。そしてボロボロの姿で帰ってきたチョッパーの手には、猛毒キノコがありました。

チョッパーは、信念の象徴「ドクロマーク」のキノコをちゃんと持ってきたのです。

猛毒キノコのスープをDr.ヒルルクは飲み干しました。まるでそれが良薬であるかのように。

そしてある情報を耳にします。イッシー20が全員倒れたというのです。

Dr.ヒルルクは急いで城に向かいます。しかし、イッシー20は全員無事、ワポルはDr.ヒルルクをおびき出すために嘘の情報を流したのです。

イッシー20の無事を知った時、Dr.ヒルルクはこう言いました。

「よかった...病人はいねェのか
 おれァてっきり...国の一大事かと...」(『ONE PIECE』16巻から引用)

さらに、猛毒キノコ毒が回り始めたDr.ヒルルクは自分の死を覚悟しこう続けます。

「人はいつ死ぬと思う...?
 心臓を銃で撃ち抜かれた時......違う
 不治の病に犯された時......違う
 猛毒キノコのスープを飲んだ時......違う!!!
 ...人に 忘れられた時さ...!!!」(『ONE PIECE』16巻から引用)

そして、自ら爆薬の入った液体を飲み自爆します。

「まったく!!!!いい人生だった!!!!」(『ONE PIECE』16巻から引用)

Dr.ヒルルクの願いだった国を治すという行為は、6年後チョッパーと麦わらの一味の手によって果たされます。

満開の桜の花びらと共に。

第4位「この戦争の上に立ち、生きてみせよ」ネフェルタリ・コブラ

第4位「この戦争の上に立ち、生きてみせよ」ネフェルタリ・コブラ
出典:『ONE PIECE』23巻

ワンピースの中で、もっとも人気があるのが「アラバスタ編」です。

多くの名シーンが生まれたアラバスタ編ですが、ここでは砂漠の国アラバスタ国王「ネフェルタリ・コブラ」にスポットを当てたいと思います。

コブラは麦わらの一味と行動を共にしていた「ネフェルタリ・ビビ」の父であり砂漠の国アラバスタの国王です。しかし、王下七武海の1人でありバロックワークス社長の「サー・クロコダイル」の手により拉致監禁されてしまいます。

クロコダイルは古代兵器プルトンの在り処を示すポーネグリフと呼ばれる石碑を見つけ出し、さらに国を乗っ取ることで多大な軍事力を有するのが目的でした。

そのために、国王の仕業に見せかけ様々な策略を巡らし、反乱因子を増やしていきます。やがて反乱因子は反乱軍となり、ビビの幼馴染であるコーザが反乱軍のリーダーとなります。

本物の国王コブラはクロコダイルに拉致監禁されていますが、バロックス・ワークスは偽の国王を有し国王軍を反乱軍との戦いに導きます。そしてやがて国王軍対反乱軍の戦争へと発展していくのです。

コブラは、王としての厳格さや威厳を持ち合わせており、国とは国民がいるからこそ成り立つものと考え、常に国民の幸福を考え行動する名君でありました。

そうした姿勢から国民や部下たちからの信頼も厚く、幼少期のコーザが、生まれ村への支援を直訴した際には、自ら生活費を削って国民への支援費を捻出するという行動をとっています。

コブラは、クロコダイルに国民たちを人質に取られ、古代兵器プルトンの在り処を教えるよう脅されます。そして、クロコダイルを王家の神殿に案内しました。
 

そこで神殿に隠してある仕掛けを発動し、クロコダイルもろとも自決しようとしますが、クロコダイルを追ってきたルフィによりクロコダイルは倒され、自身も救助されます。

クロコダイルが倒れ、全ての戦争の真相が明かされた際、国民たちは戦争を起こして多くの犠牲を出してしまった事実に打ちひしがれていました。

そこにコブラは現れます。

「悔やむことも当然......やりきれぬ思いも当然
 失ったものは大きく
 得たものはない
 だがこれは前進である!!
 戦った相手が誰であろうとも
 戦いは起こり 今 終わったのだ!!
 過去を無きものになど誰にもできはしない!!!
 .........この戦争の上に立ち!!!
 生きてみせよ!!!!
 アラバスタ王国よ!!!!」(『ONE PIECE』23巻から引用)

国を思い・人を思うコブラの気持ちは、この言葉にみごとに表されています。

第3位「カゼひくなよ」ゼフ

第3位「カゼひくなよ」ゼフ
出典:『ONE PIECE』8巻

第6位でも少し触れましたが、「ゼフ」は麦わらの一味「サンジ」の育ての親です。元海賊でクック海賊団の船長として赫足のゼフという通り名を持っていましたが、一味の崩壊を機に、海上レストラン「バラティエ」を始めるのです。

ゼフの一味が崩壊するキッカケになったのが海難事故でした。ゼフの一味は旅客船を襲いますが、その旅客船にはサンジがコックの見習いとして乗っていました。

ゼフたちは旅客船から金品財宝を奪おうとします。そこでサンジは唯一抵抗を見せるのです。サンジはゼフに蹴られますが、必死に食らいつきます。

そして、サンジは食らいつきながら「おれは、いつか、オールブルーを見つけるんだ」と語るのです。

ワンピースの世界観で海は「イーストブルー・ウエストブルー・ノースブルー・サウスブルー」の4つの海に分けられます。そして世界には、この4つの海が合わさった「オールブルー」という伝説の海があると言われていました。

ゼフは、世界を回ってきたが、オールブルーがどこにもなかったことをサンジに告げます。しかしサンジは、それでも歯向かいます。

すると突然、大シケで海が大荒れ状態となり、旅客船に津波が襲いかかります。サンジは津波に流されてしまいますが、ゼフはとっさにサンジを助けるために海に飛び込むのです。

ゼフとサンジは、奇跡的に助かりますが、岸壁を大きく抉られた岩場に打ち上げられてしまいます。ゼフとサンジはそれぞれ反対側の対岸にて船が通りすぎるのをただひたすら待ちます。サンジに与えられた食料は5日分。一方ゼフはその何倍もの食料が入る袋を持っていました。

船は一向に現れることなく、70日を経過。サンジはゼフが生きているか確認するために反対側の岸に向かうと、ゼフの持っている袋がまだたくさんあることに気づき、それを奪おうと画策します。

しかし、その袋の中身は財宝でした。

ゼフは最初から、全ての食料をサンジに与え、自分は赫足と恐れられた自分の足を食べて生きながらえていたのです。

なぜゼフはサンジにこんなにも優しくしたのか?

それはゼフの夢が、サンジと同じく「オールブルーを見つける」ことだったからです。

ゼフは、足を失い海賊に戻ることができませんが、もし生き延びることができたら、海の真ん中にレストランを作ろうと決意します。

そして、サンジはゼフの店を手伝いはじめるのです。

ルフィたちがバラティエにやってきたのはその9年後。そこでルフィはサンジをコックとして仲間に誘います。

旅立ちの日、サンジは誰にも別れを言うこともなく、旅立とうとしますが、ゼフが一言だけ声をかけます。

「おいサンジ カゼひくなよ」(『ONE PIECE』8巻から引用)

そしてサンジは大粒の涙を流しながら、ゼフに感謝の言葉を返すのです。

 

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第2位「ぼくは本当に幸せだった」メリー号

第2位「ぼくは本当に幸せだった」メリー号
出典:『ONE PIECE』44巻

メリー号は麦わらの一味が当初から使用していた船です。

傷つき、ボロボロになりながらもウソップがツギハギで直しながら使用してきました。しかし、ウォーターセブンにて、度重なる損傷が原因で船はもう元には戻らないと船大工職人であり市長のアイスバーグから告げられます。

ルフィたちは船を直すことを諦めませんでしたが、どうすることも出来ない事実は変わりません。結果的に乗り換えることを決意します。

しかし、ウソップだけはもう反対し、しまいには一味を抜ける決断までしてしまう事態となります。

同時期、新たに仲間入りしたニコ・ロビンが政府に連れ去られる事件が発生します。なんとか政府からロビンを取り返したルフィたちでしたが、逃げる船がありません。

そこになぜか、直ることがないと言われたメリー号が現れます。そして全員無事に政府の手から逃げることができたのです。

ちなみにニコ・ロビンの救出には、一味を抜け出したウソップも変装して参加しています。

無事にメリー号によって政府から逃げた麦わらの一味でしたが、やはりメリー号は限界でした。先端が折れてしまったのです。

ちょうどそのタイミングでアイスバーグの船が駆けつけます。そしてアイスバーグはメリー号に関するある事実をルフィたちに告げるのです。

アイスバーグは海岸沿いの横たわるメリー号の「声」を聞きます。

「走りたい! もう一度だけ走りたいんだ!」(『ONE PIECE』44巻から引用)

この声を聞いたアイスバーグは、応急処置的にメリー号を動かせるようにしました。すると、アイスバーグはメリー号から「ありがとう」をいう声を聞きます。

そしてメリー号は麦わらの一味のもとに、無人で走り出すのです。

アイスバーグにメリー号が限界を超えていることを聞いたルフィはメリー号を眠らせてやることにします。

ルフィの手によって火をつけられたメリー号。

雪が舞う中、麦わらの一味はそれぞれメリー号との思い出に浸ります。

船との別れを描いたこのシーンで涙を流した読者は数多いことでしょう。

その後、フランキーの手によって、後継となったサウザンドサニー号はメリー号の面影を残しています。サウザンドサニー号のソルジャードックシステム「チャンネル2」には"蒸気機関外輪船ミニメリー2号"が配備されています。
 

第1位「愛してくれてありがとう」ポートガス・D ・エース

第1位「愛してくれてありがとう」ポートガス・D ・エース
出典:『ONE PIECE』59巻

エースは、海賊王「ゴール・D・ロジャー」の息子であり、生ける伝説「白ひげ海賊団」の2番隊隊長、さらにはルフィの義兄でもあります。
 

ルフィとエースは幼少期一緒に暮らし、共に修業を積んでいました。ルフィにとってエースは海の道標であり、とても大切な兄でした。

エースは、白ひげ海賊団の裏切り者である「マーシャル・D・ティーチ」によって捕縛されます。政府は海軍に捕まってしまったエースを餌に、白ひげ海賊団をおびき出し、殲滅するつもりでした。

これを頂上戦争編といい、ワンピースファンの中でも人気がある長編シリーズのひとつです。

エースは、頂上戦争の際に処刑台に捕まっていましたがルフィに助けられます。エースとルフィは共に戦い、海軍から逃げることを画策しますが、そこに海軍大将赤犬が現れます。

そして、赤犬は白ひげを「先の時代に海賊王になれなかった負け犬」と侮辱する発言をし、エースを挑発するのです。

エースと赤犬は共に悪魔の実を食べています。エースはメラメラの実を食べて炎を自在に操ることができますが、赤犬はマグマグの実の能力者でマグマを操ることができるのです。

2人の力関係は歴然、マグマに炎はききません。

一緒にいたルフィは、エースと赤犬の戦いの最中に、これまでの疲労が蓄積し倒れてしまいます。赤犬はこの際に始末してしまおうとルフィに襲いかかります。

エースはルフィを守り、ルフィの盾となりました。赤犬に体を貫かれ、内臓を焼かれてしまったのです。

エースは、最後の力でルフィに語りかけます。

「......ルフィ
 おれがこれから言う言葉を......
 お前後からみんなに...
 伝えてくれ
 .........!!
 オヤジ.........!!!
 みんな......!!!
 そしてルフィ......
 今日までこんなどうしようもねェおれを
 鬼の血を引くこのおれを......!!
 愛してくれて.........ありがとう!!!」(『ONE PIECE』59巻から引用)

エースは、先の海賊王「ゴール・D・ロジャー」の実の息子、その存在は世間から疎まれてきました。エースの存在にいち早く気づいた白ひげは自分の仲間にすることで、世間からエースを守り続けたのです。

そして、エースは自分を助けてくれる仲間がたくさんいることに気づきました。

ルフィと白ひげ海賊団、自分を愛してくれた仲間たちに、最後は感謝の言葉を残したのです。

 

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「ワンピース」泣けるシーンランキングをご紹介しました。ルフィたち麦わらの一味は知らず知らずのうちに、様々な人たちから助けられてきました。また、そのサブキャラクターたちとの別れや旅立ちが麦わらの一味をより強固な海賊団へと押し上げていきます。

今後、どんなキャラクターとの出会いが待っているのか。これからも泣けるシーンはたくさん出てくることでしょう。今後の展開に、期待が高まります。

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