「六眼が封印された今なら 接触が可能だと踏んだんだが」 渋谷事変の終結後、じわじわと明らかになってきた「天元」と「六眼」の関係。 その関係性に気づいていた九十九は、一体どういう意図で“あのセリフ”を言ったのでしょうか? 今回の記事では、九十九由基の放った意味深な“あのセリフ”について、徹底考察していきます。 それでは、レッツ領域展開!
はいどーも、『呪術廻戦』考察YouTuber・ポチです!
今回の記事では「天元」と「六眼」の関係性から、九十九由基の放った意味深なセリフについて、徹底考察していきます!
漫画『呪術廻戦』第145話にて明らかになった、偽夏油こと羂索(けんじゃく)の目的。
それと同時に、「天元」と「六眼」の関係についても語られることになりました。
羂索の目的は、天元を呪霊として進化させ、全人類と同化させることでした。そのために羂索は、天元と星漿体との同化を妨害、星漿体の殺害を計画し続けてきました。
しかし、その度に星漿体を羂索から守ってきた人物こそが、六眼を持つ術師です。
断続的に星漿体を守り続け、天元との同化を無事に見届けてきたのが、歴代の六眼を持つ術師。
この理屈なら、当時まだ学生だった六眼持ちの術師・五条悟を、当時の星漿体・天内理子の護衛につかせたのも納得ができます。
漫画第144話にて、薨星宮(こうせいぐう)に到着した九十九たち一同。
しかし天元には、彼女らが羂索と繋がっている可能性があると怪しまれて、一度は拒絶されてしまいましたね。その際、実は九十九がかなり興味深いセリフを放っています。
「天元は現に干渉しないが 六眼が封印された今なら接触が可能だと踏んだんだが」
(『呪術廻戦』第144話より引用)
これは言い換えると、六眼が封印されたことで天元が姿を現す可能性が高くなったと考えていた、ということですよね。
このことから、
もしくは
という説が注目を集めていました。
この時点で天元と初対面ではなかった様子の九十九が放ったあのセリフの意味は、いったい何だったのでしょうか?
六眼が封印されたことで、天元が姿を現しやすくなると考えていた九十九。
天元が六眼を奪う もしくは 天元が六眼を恐れているからではないかと考えられていたのですが、天元と六眼の関係が明かされた今、ある一つの可能性が浮上してきました。
それが、「天元が安心できない状況になってしまった」という可能性です。
先ほども述べた通り、羂索は天元を進化させるために星漿体との同化を妨害してきましたが、その度に六眼をもつ術師に阻止されてきています。何なら、その術師を殺害しても結局、天元と星漿体は同化させられてしまっています。
これは逆に言えば、天元は六眼を持つ術師がいる限り、現に干渉しなくても結局は同化が行われるということですよね。
しかし今回、羂索は渋谷事変にて、六眼を持つ術師・五条悟を封印してしまいました。そうなってくると天元は、これまで通りに無事でいられるか分からなくなってくるので、現に干渉する必要性が出てきます。
このことから九十九は、六眼が封印されたことで、天元が姿を表す可能性が高くなると考えたのではないでしょうか?
天元と六眼の関係性から、六眼が封印されたことで天元と接触しやすくなると考えていた九十九。
どうやら、漫画第145話で薨星宮に辿り着いた時点では、羂索の過去の計画までは知らなかったようでした。
しかし、五条悟の高専時代を描いた過去編で、九十九が天元と六眼の関係についてある程度知っていたのではないかと思われるセリフが登場しています。
「本当は五条君にも挨拶したかったけど」
(『呪術廻戦』第9巻・第77話より引用)
これは漫画第77話にて、天内理子が殺害された後、高専に立ち寄った九十九が夏油に言ったセリフです。
最初は、ただ「同じ特級仲間として挨拶がしたかった」というだけのセリフだと考えていたのですが……
天元にとって六眼が必要な存在であると九十九が知っていたのであれば、普段は海外をプラプラしている九十九が、六眼(五条)の無事を確認しに来ていたのだとしてもおかしくないですよね。
第77話での描写から九十九は、天元には六眼を持つ術師の存在が必要だという情報までは知っていたのではないか、と僕は考察しています。
だからこそ、六眼が封印されるという非常事態でなら、天元に接触できると考えていたのではないでしょうか……!
そう考えると、五条悟の存在はいろいろな意味で絶大だったということにも納得ですよね。
封印されてもなお、その存在感が弱まらない五条悟。さすが最強の術師、半端ないです……
それにしても、天元が六眼を奪ったりするような展開にならなさそうでよかったですよね。過去の六眼についても絶対に強いと思うので、何とか掘り下げて描いてほしいなと切に願っております!
今回の考察で、より『呪術廻戦』の奥深い世界の魅力が伝われば幸いです!
YouTubeチャンネル「ポチ【呪術廻戦考察】」では、『呪術廻戦』にまつわる様々な考察動画をアップしていますので、もっと色んな考察を見てみたいという方はぜひYouTubeチャンネルもチェックしてみてください!
チャンネル登録や高評価などをしていただけると活動の励みになります!ぜひよろしくお願いします。
さらに、僕が監修をした『呪術廻戦』考察本が発売中です!
『呪術廻戦』に残る謎を徹底考察するだけでなく、「呪術」に関する歴史的事実もあわせて掲載!『呪術廻戦』が何度も楽しめる知識が詰め込まれています!
こちらも合わせて読んでいただけるととても嬉しいです!
- 著者
- ポチ
- 出版日
また、僕がこれまで記事にしてきた考察はこちらにまとまっています。他の考察も読みたい方は、こちらをご覧ください!
漫画『呪術廻戦』最新巻・最新話までの伏線・謎をまとめて考察!【ネタバレ注意】
『呪術廻戦』の謎・伏線・考察をひとまとめ! 2017年に「週刊少年ジャンプ」にて連載が開始され、2020年にはテレビアニメ化、2021年冬には劇場映画化が決定した大人気漫画『呪術廻戦』。2021年4月現在、コミックスの累計発行部数4500万部を突破し、その勢いは止まることを知りません。 この記事では、そんな本作にまつわる考察を一覧にしてまとめてみました!謎多き『呪術廻戦』の世界を読み解き、さらに深く楽しむためのヒントが盛り沢山です! ※最新話までの情報・展開のネタバレが含まれますので、未読の方はご注意ください。
今回の記事は動画でも見ることができます!
・【呪術廻戦】九十九の『あのセリフ』の意味がついに判明!?九十九が"六眼"について知っていた可能性を徹底考察!!