アニメ2nd season決定！漫画『ありふれた職業で世界最強』の魅力をネタバレありで紹介！

一風変わった異世界転移ファンタジー！漫画『ありふれた職業で世界最強』とは

『ありふれた職業で世界最強』は、多数人気作を輩出してきた小説投稿サイト「小説家になろう」で2013年から原作小説の連載をスタート。2021年4月時点で電子版を含めたシリーズ累計発行部数が、500万部突破。漫画・アニメと続々メディアミックス化されている人気作です。

学校のマドンナ的女性に何かと気にかけられ、多くの生徒に疎まれながら鬱屈とした日々を送る主人公・南雲ハジメが、ある日突然クラスごと異世界に召喚されてしまいます。

各自に配布されたステータスプレートにより自身の天職は錬成師だとわかりますが、錬成師はこの世界ではありふれた職業。表示されたステータスも最弱で……。

この物語は、ありふれた職業の能力を課せられた主人公が生死をさまよい、孤軍奮闘して最強になっていく一風変わった異世界転移ファンタジーです。

『ありふれた職業で世界最強』の小説の魅力やストーリーを知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。

小説『ありふれた職業で世界最強』の魅力を全巻ネタバレ紹介！【アニメ化】

小説投稿サイト「小説家になろう」の人気作が、書籍化されました。2019年にはアニメ放送も始まる話題の本作の魅力を、全巻ご紹介していきます。

2022年1月から放送開始予定！アニメ『ありふれた職業で世界最強 2nd season』

2019年7月から10月まで1st seasonがAT-Xほかで放送された、アニメ『ありふれた職業で世界最強』。アニメの1st seasonは、原作小説や漫画と違った展開を見せ話題となりました。

特に特筆したい、原作と異なる箇所はアニメ第1話。学校での日常生活を送る中、急にクラスごと異世界に召喚される原作の冒頭部分。アニメでは、この部分が丸ごとカットされています。

アニメは実戦訓練として訪れた迷宮で、主人公ハジメが何者かにハメられ迷宮の底へ落ちてしまうシーンからスタート。異世界に召喚されるまでの経緯は、のちの回想シーンで語られるという形式をアニメ版ではとっています。

また、キャラクターの描かれ方が可愛いとも囁かれているアニメ版。

原作とストーリーの流れや演出が異なるため、漫画や小説を読んだあとにアニメを見ると少し違和感を感じるかもしれません。しかしそれぞれを独立した作品という楽しみ方をすると、さらに面白みが増す魅力があります。

アニメ2nd seasonは、2022年1月から放送開始予定！

2nd seasonからは新キャラとして、ハジメたちが召喚されたハイリヒ王国の王女リリアーナ・S・B・ハイリヒと、銀髪碧眼の謎めいた女性ノイントが登場します。

2nd seasonでは、新しいキャラたちがどのように動くのか今から楽しみですね。

【キャラクター紹介1】新しいタイプの主人公・南雲 ハジメ

今までの異世界転移ファンタジーとは、ひと味違う『ありふれた職業で世界最強』。この物語の主人公は、高校生の南雲ハジメ。

異世界に召喚される前のハジメは、自分の弱さを素直に受け止める心の強さがある青年でした。オタク気質で目立たないタイプの生徒なのに、なぜかマドンナ的存在の白崎香織に気にかけられる存在のため注目を浴びています。

召喚先のステータスプレートが示した彼の天職は、ありふれた職業の錬成師。ステータスもクラスの中で最弱でした。

しかし何者かにハメられ、迷宮の底へ転落。命の危機に瀕した彼は、生きて元の世界へ帰るという強い思いから豹変します。

顔つきも髪の色も変貌し、異常な強さを身に着けていくハジメ。変貌を遂げてからも、本来の性格が見え隠れすることも。最初からチートではなかった彼が、最強の力を手に入れていく。それが本作の見どころのひとつです。

【キャラクター紹介2】メインヒロインは吸血鬼・ユエ

メインヒロインのユエは、ハジメがオルクス大迷宮を攻略していくなかで出会った少女。

オルクス大迷宮の50階層に封印されていましたが、ハジメがユエを封印より解放。それ以来、ハジメと行動をともにします。絶滅したと思われていた吸血鬼族の女王で、身内の裏切りにより地底深くに封印されていたユエ。

323歳だけれど12歳くらいの風貌をしており、最強の一角を担う魔力操作と自動再生能力の持ち主。ハジメのパーティのなかでも、圧倒的な強さを持つ頼もしい存在です。

自動再生の力により一瞬で灰にでもされない限り死ねないほぼ不死身体質で、魔法をかけ合わせる複合魔法を使うことができます。

ハジメと互いを大切に思い合う存在で、ハジメがユエをかけがえのない人として扱う描写が度々登場します。

【キャラクター紹介3】愛らしい兎人族の娘 シア・ハウリア

ハジメが旅の途中で、ユエの次に仲間にするのがシア・ハウリアです。

本来、魔力を持って生まれるはずのない兎人族で、魔力を持って生まれてしまったシア。その能力を一族が必死に隠し守ってきましたが、能力持ちであることがバレてしまい逃走していた際にハジメと出会います。

ハジメたちに一族を救ってもらったのち、自ら希望してハジメパーティに参加。シアはハジメやユエにとって、からかいがいのあるイジられキャラでした。

快活な性格で、調子づきやすい気質の持ち主です。魔力操作と未来視の力があり、少し先の未来を見ることができます。

ユエに戦い方を教わってハジメが錬成した武器で戦い、無類の強さを身につけ頼れるパーティの一員へと成長していくシア。軽くあしらわれ続けても一途に思いを寄せるシアに、ハジメの心は動くのでしょうか。

【キャラクター紹介4】ドM気質な竜神族のお姫さま ティオ・クラルス

ティオ・クラルスは、竜神族のお姫様。冒険者ギルドからの依頼で、ハジメたちが人探しをしていた際に出会います。

ハジメたちがはじめて出会った際、ティオは竜の姿をしていました。ハジメたちに竜の姿で襲いかかったため、本気バトルをくり広げることに。

その際にハジメから受けた攻撃が元で、ドMな気質に目覚めるティオ。ハジメたちの反対を振り切って、無理やりパーティに加わります。一族を滅ぼされた過去があり、隠れ里で身を隠しながら現状を打破する機会を伺っていました。

当初、何者かに操られてしまっていたものの、ブレス攻撃や火・風・雷属性の魔法を使う頼もしい強さのキャラです。

仲間たちにド変態扱いされ、ぞんざいな扱いを受けますがそれすらも喜んでしまうティオ。そんな彼女のコミカルさは、物語に新しいスパイスを加えてくれます。

【キャラクター紹介5】異世界転移前からのハジメの良き理解者・白崎 香織（しらさき かおり）

ハジメと一緒に異世界に召喚された白崎香織は、ハジメの良き理解者。

ハジメの通う高校で、二大女神の1人といわれていた香織。絶大な人気を誇るマドンナで、ハジメのクラスメイトです。かなり鈍感なところがあり、自分の影響でハジメが肩身の狭い思いをしていることにまったく気づいていません。

中学の時、不良に絡まれていた人をハジメが助けに入った場面に遭遇。それ以来ハジメが気になる存在になっていた香織は、異世界転移後も常にハジメを気にかけています。

ステータスプレートに表示された天職は治癒師で、回復魔法が得意。誰に対しても優しい性格ですが、ハジメのことになると大胆な行動に出て周囲を驚かせることも。

本作に登場するキャラの中で、もっとも長くハジメを慕い続ける香織。ハジメが彼女の純粋でひたむきな思いに、応える日は来るのか？という点も、注目したいポイントです。

【キャラクター紹介6】ハジメにとって一番の強敵⁉八重樫 雫（やえがし しずく）

香織の良き理解者であり親友、それが八重樫雫です。

ハジメのクラスメイトで、ともに召喚された1人である雫。実家は古流武術の道場で、優れた剣術の持ち主。凛とした佇まいが魅力的な彼女は、香織の幼なじみ仲間の中で1番の常識人です。

香織の恋愛相談に乗っていたことからハジメの趣味にも詳しく、ハジメにとって触れられたくない黒歴史に関するキーワードの数々を口にして精神的ダメージを与えることも。その様を見たユエたちは、雫をラスボスと称します。

大事な局面で香織の背中を押し送り出してあげられる、優しさと包容力のあるキャラです。

雫と対峙するハジメは、いつもと違った一面を魅せてくれるので今後の再登場に期待が膨らみます。

【キャラクター紹介7】童顔でキュートな教師・畑山 愛子（はたやま あいこ）

教師には見えない童顔の持ち主で、キュートな畑山愛子。

ハジメたちの担任ではありませんが異世界召喚時、同じ教室にいたため生徒たちと一緒に異世界転移されました。

最弱ステータスでクラスメイトから卑下されたハジメをフォローしようとしたところ、ステータスは平均的だったものの愛子の天職・作農師が貴重な存在だったためフォローが裏目に出てしまいます。

生徒思いで、熱血漢。でも時々空回りしてしまう愛子は、異世界召喚前から大人としてハジメに接してきた存在。時折師として大切なことを、懸命に説いてくれます。

そんな愛子の存在はハジメにとって、クラスメイトや仲間とは少し異なる様子。ちょっぴりドジだけど、どこか頼れる大人な部分が魅力的に映るキャラクターです。

【キャラクター紹介8】異世界で勇者になったクラスメイト・天之河 光輝（あまのがわ こうき）

通常ファンタジーやRPGで主役級の扱いになる勇者が天職とされたのは、ハジメのクラスメイト・天之河光輝。

光輝は香織や雫と幼なじみで、強い正義感を持つ超人気者のイケメンです。異世界転移当初から順調に勇者としての頭角を現し、クラスメイトを引っ張っていく存在になります。

恵まれた容姿と頭脳により、挫折を知らずに生きてきた光輝。自分本意な性格で、自分が不利な状況に陥ると責任を転嫁しようとするクセがあります。

ハジメが迷宮の底に転落してからしばらく登場しませんが、再登場した際に性格的な欠点が露呈することに。ハジメに自身の欠点を指摘されても、目を背けようとする光輝は段々面倒くさい存在へと変わっていきます。

ちょっと残念な勇者である彼は、今後変わっていけるのか？も本作のポイントといえるでしょう。

【ネタバレ注意】クラスごと異世界に召喚！『ありふれた職業で世界最強』第1巻あらすじ

なぜか学校のマドンナ的女性・白崎香織に気にかけられ、ほとんどの生徒から敵意を向けられているハジメ。いつものようにクラスメイトに絡まれ、いっそ異世界にでも召喚されないかと思った瞬間、本当にクラスごと異世界に召喚されてしまいます。

各自が事態を受け入れ、自分のステータスを確認。ハジメのステータスプレートが記した天職は、ありふれた職業である錬成師。ステータスもクラスの中で最弱、それを補うようにハジメは努力を重ねます。

初の実践訓練として訪れたオルクス大迷宮で、想定外の強さを誇る魔物と遭遇する一同。ハジメの機転により窮地を脱するかのように思えた瞬間、ハジメが何者かの策略で迷宮の奥底に転落。

奈落の底でクマの様な魔物に左腕を食いちぎられ、命からがら逃げ出したものの死の淵を漂うハジメ。生きて元の世界へ帰るという強い思いから、魔物を倒し捕食しながら生き長らえていきます。

魔物を捕食することで新たな能力を得るとともに、白髪になるなど風貌に変化が現れ……。魔物を捕食し続けながら、ハジメは迷宮攻略へと突き進みます。

突然異世界に召喚されてしまう第1巻。心優しい最弱の青年だったハジメが、生への渇望からダークヒーローへと豹変していく様が見どころです。

ありふれた職業で世界最強 1 (ガルドコミックス)

著者

RoGa

出版日

2016-12-25

【ネタバレ注意】目指せ！地下迷宮からの脱出『ありふれた職業で世界最強』第2巻あらすじ

迷宮攻略を進めていくうちに50階層で、封印を施されている少女と出会ったハジメ。少女は数百年前に滅んだはずの吸血鬼で、叔父の裏切りによって地下深くに封印されていました。

ハジメは少女の願いを聞き入れ封印から助け出し、少女をユエと名付けます。ユエと行動をともにすることになり、オルクス迷宮は反逆者の1人が作った迷宮だと知るハジメ。

反逆者とは神代に神に挑んだ神の眷属で、目論見が見破られたことにより世界の果てに逃走。その果てが七大迷宮と呼ばれ、最深部には反逆者の住処があると言われています。

地上へ戻るためには、迷宮の最深部を目指すしかない。力をあわせて数々の魔物を倒し、ハジメとユエはついに100層に到達。

神話に出てくるような怪物・ヒュドラが現れ、致命的なダメージを与えられず戦況は困難な状況に。大苦戦の末ヒュドラを撃破したハジメたちは、ついにオルクス大迷宮の最深部へ。

迷宮の創造者オスカー・オルクスの住処で生成魔法を入手、この世界の争いの真相を知りユエとともに地上へと無事帰還を果たします。

奈落の底に落ち、孤独だったハジメに相棒が誕生する第2巻。ハジメとユエが共闘し、迷宮を攻略していく様が見どころです。

ありふれた職業で世界最強 2 (ガルドコミックス)

著者

RoGa

出版日

2017-09-25

【ネタバレ注意】久しぶりの地上世界と兎人族との出会い『ありふれた職業で世界最強』第3巻あらすじ

迷宮を攻略し、久しぶりに地上世界へ戻ったハジメとユエ。バイクのような乗り物を錬成して次の迷宮に向かうハジメたちの前に、魔物に襲われ逃げ惑うウサギ耳の少女が現れます。

本来魔力を持たないはずの兎人族で魔力を持って生まれ、仮定した先の未来を視る未来視の力を持つウサギ耳の少女シア・ハウリア。帝国兵に追われている一族を、助けてほしいとハジメたちに願い出ます。

ハジメはいったん断りますが、ユエの口添えで協力を決意。シアの一族と合流し、亜人国フェアベルゲンへと向かいます。

フェアベルゲンに到着するなり詰問に合うハジメたちでしたが、オスカー・オルクスの指輪を見せたことをきっかけに事態が好転。紆余曲折の結果、大樹ウーア・アルトに向かうことを許されます。

兎人族が置かれている立場を考え、兎人族を鍛えることにしたハジメ。厳しい訓練の結果、兎人族は戦う力を身に着けます。

いよいよ目的地の大樹ウーア・アルトに到着しますが、迷宮に入るための要素が足りず入ることが叶いません。シアが仲間に加わり、次の目的地へ向かうことになります。

ウサギ耳の少女・シアが登場する第3巻。ハジメに精神まで鍛えられてしまった、兎人族の変貌ぶりは見逃せません！

ありふれた職業で世界最強 3 (ガルドコミックス)

著者

["RoGa", "白米良", "たかやKi"]

出版日

【ネタバレ注意】ミレディ・ライセンの大迷宮探索『ありふれた職業で世界最強』第4巻あらすじ

ハジメたちは、いよいよ2つ目の迷宮に到着。ミレディ・ライセンの大迷宮はトラップや仕掛けが、たくさん施された迷宮。トラップにひっかかる度に現れる石版は、ハジメたちをイライラさせます。

数々の罠をくぐり抜け先に進んだと思ったらスタート地点に戻されたりと、迷宮攻略をはじめて一週間。ある程度迷宮の構造もわかり、ゴーレムがたくさんいる部屋を突破していよいよ迷宮の奥へ。

足場が浮いている不思議な空間に、ミレディ・ライセンを名乗る巨大な鎧兵が姿を現します。

ハジメ、ユエ、シアの連携で、苛烈な攻撃をしのぎミレディの核を撃破。ミレディは残された時間で、解放者全員の神代魔法を手に入れること、残りの迷宮がどこにあるのかをハジメたちに伝えます。

少し物悲しい気持ちを感じながら、ミレディと別れたのもつかの間。次の部屋に進むとミレディが、異なった姿で再び登場。ハジメはミレディに攻略報酬を半ば強制的に要求し、一行は迷宮を後にします。

ハジメたちが2つめの迷宮を攻略していく第4巻。今巻の見どころはミレディ・ライセンのウザさと、人をイラつかせる言動の数々。ハジメたちと一緒にイラつきながら、気づいたらミレディの性格がクセになっているかも⁉

ありふれた職業で世界最強 4 (ガルドコミックス)

著者

["RoGa", "白米良", "たかやKi"]

出版日

【ネタバレ注意】冒険者ギルド支部長からの依頼『ありふれた職業で世界最強』第5巻あらすじ

次なる迷宮グリューエン大火山を目指すため、冒険者ギルドでフェーレンへの護衛依頼を引き受けたハジメたち。

護衛対象者を無事フェーレンに送り届けますが、到着早々揉め事が勃発。冒険者ギルドも介入する騒ぎになり、キャサリンの手紙の力で支部長と面会という展開になります。

フェーレン支部長のイルワ・チャングより町での揉め事を不問に処す代わりに、行方不明の冒険者捜索を依頼されるハジメ。ユエとシアのステータスプレートを作成するなど、3つの条件と引き換えに依頼を引き受けます。

依頼をこなすために訪れたウルの町で、ともに召喚された教師の畑山愛子やクラスメイトと再会。ハジメは旅立つ前に愛子にだけ、この世界の真相を語ります。

結局愛子たちも、ハジメの行方不明者捜索に同行。無事ウィル・クデタを発見しますが、巨大な竜に襲われ突如戦闘に。竜の圧倒的な防御力を前になかなか倒せずにいますが、ハジメの攻撃をきっかけに竜が人の姿に戻ります。

竜の正体は竜人族のティオ・クラルス。何者かに闇魔法で操られていたと言い……。

奈落の底に転落後、はじめて元の世界の仲間と再会する第5巻。教師に説教されるハジメや、新キャラ・ティオの登場など見どころ盛りだくさんの1冊です。

ありふれた職業で世界最強 5 (ガルドコミックス)

著者

["RoGa", "白米良", "たかやKi"]

出版日

【ネタバレ注意】ウルの町防衛戦『ありふれた職業で世界最強』第6巻あらすじ

ティオを操っていた犯人が、3万の大群を引き連れてウルの町へ侵攻！ハジメたちは急いでウルの町へと戻り、豊穣の女神・愛子は町民に避難を呼びかけます。

愛子から町を救うために力を貸してほしいと頼まれたハジメは、迎撃体制を整えます。ハジメは豊穣の女神を祀り上げ、町民たちを鼓舞。

3万と思われていた魔物の大群は倍の数に膨れ上がっていましたが、圧倒的な数の差をものともせずハジメたち4人で6万の大群に立ち向かっていきます。

ついに6万もの大群を殲滅。魔物たちを率いていたのは、闇魔法のスキルを持つクラスメイト・清水でした。愛子を人質に取る清水。未来視で危険を察知したシアが助けに入りますが、清水は魔人族の銃弾に倒れます。

毒針によって重症に瀕しますが、ハジメが口移しで薬を飲ませたおかげで九死に一生を得る愛子。死の淵に立たされていた清水に、止めを刺すハジメ。

ウルの町から危機が去り、ハジメたちは町を後にします。ハジメたちの車に勝手に乗り込んだティオが無理やりパーティに加わり、ハジメたちの旅はさらに賑やかに。

ハジメたちが6万もの大群とバトルする第6巻。特に注目したいのが、愛子がハジメに町を守る協力を願い出るシーン。教師として生徒に大切なことを説く愛子の姿と、ハジメが一瞬見せる生徒の顔は必見です。

ありふれた職業で世界最強 6 (ガルドコミックス)

著者

["RoGa", "白米良", "たかやKi"]

出版日

【ネタバレ注意】海人族ミュウとの出会い『ありふれた職業で世界最強』第7巻あらすじ

ギルドの依頼を果たすため、ウィルとともにフェーレンへ帰還したハジメたち一行。イルワはユエ、シアに加え、ティオのステータスプレートも手配。旅立ちの前にシアと水族館を訪れたハジメは、意思疎通ができる人面魚・リーマンと再会します。

リーマンと意思疎通する中、水族館から出たいと願うリーマンを近くの河まで送り届けるハジメ。リーマンを送ったあと地下から人の気配を感じたハジメは、下水道から海人族の子供を救出します。

海人族の子・ミュウは奴隷商人に攫われ、オークションに連れて行かれそうになったところで逃げて来たと言います。保安署に保護してもらった直後、再び攫われてしまうミュウ。

ハジメとシアはミュウの救出に向かい、裏組織を壊滅させます。ミュウを故郷に送り届けることを決意し、ミュウを連れてホルアドに向かうハジメたち。

ホルアドの冒険者ギルドでクラスメイトの遠藤に再会したハジメは、香織を含むクラスメイトたちが危機に直面していることを知り……。

ついにハジメがはじまりの町を、再び訪れることになった第7巻。奈落を抜け出して以来の、オルクス大迷宮の前で素直な気持ちを語るハジメの姿は見逃せません。

ありふれた職業で世界最強 7 (ガルドコミックス)

著者

RoGa

出版日

【ネタバレ注意】はじまりの町で果たしたい義理『ありふれた職業で世界最強』第8巻あらすじ

魔人族との戦いでピンチに陥っていた香織たちの前に、姿を現したハジメ。

勇者・天之河光輝が苦戦していた魔人たちを、次々と瞬殺していくハジメたち。魔人族を追い詰めたハジメは、何が目的なのかを問いかけます。引き連れている魔物は神代魔法の産物で、七大迷宮攻略を目論んでいるのではと指摘するハジメ。

制止しようとする天之河の言葉に耳を貸さず、ハジメは魔人族を率いていたカトレアに止めを刺します。戦いが終わり香織と再会したハジメは、義理を果たすために伝えたかった言葉を口にします。

自身の偏った正義を振りかざす天之河と、それに同調する檜山。自分の価値観を押し付けようとする天之河に、人の死を見るのが嫌なだけだったことを指摘するハジメ。

互いの価値観が相容れないなか、ハジメは天之河たちの仲間じゃないし香織に義理を果たしに来ただけだと言います。凄まじい殺気を見せたハジメに戸惑う香織でしたが、すっかり変わってしまったハジメの変わらない部分に気がつきます。

ハジメに思いを告白し、自分もパーティに加わると言う香織。香織の親友・八重樫雫はハジメに香織を託し、香織が加わったパーティはホルアドを後にします。

香織とハジメがいよいよ再会を果たす、第8巻。なんといっても今まで香織が秘めていた思いを、ハジメにさらけ出す場面は必見です！

ありふれた職業で世界最強 8 (ガルドコミックス)

著者

["RoGa", "白米 良", "たかやKi"]

出版日

ハジメの旅は、どこへ向かうのか？気になる今後の展開を考察！

いよいよ香織が仲間に加わり、ハジメを奈落に突き落とした犯人が判明した漫画『ありふれた職業で世界最強』。最強のパーティが紡いでいく旅は、一体どこへ向かっていくのでしょうか？ここでは気になる今後の展開を、考察していきたいと思います。

今後の展開のポイントは、大きく分けて3つあります。

1.七大迷宮の攻略

ハジメが元の世界に戻るためには七大迷宮を攻略し、解放者たちが残した謎と神代魔法の取得が必須。魔人族も七大迷宮の攻略に乗り出しているため、今後迷宮の攻略は熾烈を極めることが予測されます。

2.神との戦い

解放者たちが過去に戦い、ハジメたちを召喚した神。召喚自体が神が仕組んだものである以上、今後神との戦いは避けられないでしょう。

3.ハジメの決断

異世界トータスに大切な存在ができたたハジメは今後元の世界に帰る手段を得た時、大きな決断を迫られることになります。彼が出す答えは、最大の注目ポイントです。

原作小説がすでに完結している、この物語。そのため原作の結末が存在します。小説と漫画とアニメ。それぞれの物語が、同じ結末に向かっていくのかどうかにも注目です。

ダークヒーロー風味の主人公が紡ぐ『ありふれた職業で世界最強』の魅力とは

ダークヒーロー風味の主人公ハジメが彩る、異世界ファンタジー『ありふれた職業で世界最強』の魅力とは一体何なのでしょうか？筆者が特筆したい魅力を、2つご紹介したいと思います。

1.二面性を秘めた主人公

1つめの魅力は、主人公ハジメのキャラクター性です。物語開始当初は地味でひたむきだけど、少しずつ成長していく正統派の主人公タイプだったハジメ。

死を意識した時から、こんなに激変する主人公がいるだろうか？という程の変貌ぶりを魅せてくれます。気性はおろか、髪の色・顔つきまで劇的に変化するハジメ。時折本来の性分も顔を出し、二面性を秘めた魅力で読者を魅了していきます。

また最初からチート的な強さだったわけではなく、なりふり構わず生きようとした結果、最強の力を身に着けていったという点も魅力的です。

2.クラスまるごと異世界転移

2つめの魅力は、クラスメイト全員が異世界に召喚されてしまうこと。これまで主人公のみが異世界に召喚されてしまう作品が多かったなか、クラス全体が召喚される本作。

ともに召喚されたクラスメイトが勇者や裏切り者など様々な役を担い、教師の愛子は豊穣の女神と讃えられても教師としての本分を失いません。

クラスまるごと召喚され転移前の関係性が絡み合うことで、ハジメの旅がより色濃く描かれていくのではないでしょうか。

まとめ

漫画と原作小説、そしてアニメ。それぞれで異なる楽しみ方が味わえる、『ありふれた職業で世界最強』という作品。これから漫画とアニメは、一層面白みを増して物語の核へと突き進んでいきます。アニメの2nd seasonスタート前に、漫画に触れそれぞれの魅力を探ってみてはいかがでしょう。