「書店オリジナルのフェア」の取材を通してお伝えしている本屋遊泳。今回は喜久屋書店橿原(かしはら)店の「飛鳥・藤原の宮都 世界遺産登録フェア」について、人文書担当者さんにお話を伺いました。

奈良県橿原市のイオンモール橿原にある喜久屋書店橿原店では、「飛鳥・藤原の宮都 世界遺産登録フェア」を開催中です。
韓国・釜山で開かれた第48回世界遺産委員会において、「飛鳥・藤原の宮都」の世界文化遺産への登録が決定しました。
本フェアは、その地元に店を構える書店として「お客様に知っていただけるきっかけをつくりたい」という思いから企画されました。地域への応援の意味も込められています。
選書のテーマは、飛鳥・藤原時代の時代背景がわかる本と、古墳について学べる本。さらに「子どもたちにも知ってもらいたい」という担当者の願いから、学習漫画もあわせて並べられています。
本フェアは2026年7月26日(日)〜11月30日(月)まで開催予定です。
本フェアの魅力は、世界遺産登録のニュースに興味を持った地元の方にも、観光で訪れた方にも、「自分に合った1冊」が見つかる点にあります。
世界遺産の価値を研究者の目線でじっくり味わいたい方には、『徹底踏査 飛鳥・藤原の宮都』、『飛鳥宮跡出土木簡』、『高松塚古墳の材料科学』といった専門書がおすすめです。実際に飛鳥や藤原京へ出かける前の事前学習やガイド探しには、新書で持ち運びのしやすい『飛鳥の古代史 大化の改新と日本国誕生の謎を解く』や、図版が豊富な『飛鳥・藤原に隠された古代宮都の謎 大化改新と律令国家誕生の舞台裏』も取り揃えています。
さらにアピールポイントとなっているのが、スタッフお手製の旗POP。読むだけでなく、売場そのものを視覚的に楽しんでもらえる仕掛けになっています。
喜久屋書店橿原店は、売場面積約700坪と奈良県内でも屈指の大型書店です。
雑誌や話題の文芸書、コミックだけでなく、ビジネス書や参考書、さらには専門書・学術書に至るまで幅広い分野を取り扱っており、「ここに来れば欲しい本が見つかる」という信頼感が大きな魅力となっています。
なかでも児童書コーナーは品揃えが豊富。併設の『KUMONすくえあ』では、知育玩具を実際に体験しながら、お子様にぴったりの商品を選ぶことができます。
お近くにお越しの際は、ぜひ店舗へ足を運んでみてください。
▼喜久屋書店橿原店
〒634-0837 奈良県橿原市曲川町7丁目20-1 イオンモール橿原3F
営業時間:10:00〜21:00
お店の情報は公式HPまたは公式Xアカウントからご確認ください。
奈良県には歴史遺産が数多くあります。飛鳥・藤原はもちろん、その他の地域の歴史も知っていただきたいと思いますので、ぜひご一読いただけたらと思います。
徹底踏査 飛鳥・藤原の宮都
2026年5月11日
考古学者であり観光ガイド歴30年という異色の研究者が、宮殿跡・古墳・石造物など地上に残る痕跡から5つの仮説を立て、自ら歩いて検証していく一冊。図版100点と踏査MAPも収録されています。世界遺産の価値を、研究者の目線でじっくり味わいたい方へ。
飛鳥の遺跡を知る 宮殿・寺院・墳墓からみた日本のはじまり
2026年2月25日
酒船石遺跡、檜前大田遺跡、牽牛子塚古墳、島庄遺跡。地元・明日香村教育委員会が編んだ、発掘調査の成果から「日本国誕生の軌跡」をたどる一冊です。構成資産の全貌を知りたい方に。
飛鳥・藤原まるごと博物館検定試験 公式テキストブック
2023年10月
飛鳥・藤原地域の概説から歴史、文化財、『万葉集』をはじめとする文学まで、7章にわたって網羅した検定公式テキスト。488ページの大ボリュームで、辞典のようにも読みものとしても楽しめます。検定に挑戦してみたい方にも。
飛鳥・藤原に隠された古代宮都の謎 大化改新と律令国家誕生の舞台裏
2026年7月21日
なぜ飛鳥に宮都が繰り返し置かれたのか。なぜ天皇は代替わりごとに宮を移したのか。酒船石の用途や高松塚古墳の壁画など、いまも解けない謎に現地の地理と考古学の成果から迫ります。地図と参考文献付きで、現地巡りのお供にも。
飛鳥の古代史 大化の改新と日本国誕生の謎を解く
2026年2月10日
初の女帝誕生に始まり、「日本」「天皇」という名称が生まれた飛鳥時代。蘇我氏の台頭と滅亡、大化の改新、白村江の戦いと、激動の転換期の謎を最新の研究・発掘成果から解き明かします。新書サイズで、まずは流れをつかみたい方に
取材にご協力いただいた、喜久屋書店橿原店 人文書担当者さん、ありがとうございました!
ホンシェルジュでは、フェアを紹介させていただける全国の書店様を募集しております。ご興味をお持ちいただけた書店様は、問い合わせからぜひご相談ください。
次回もお楽しみに!
特集
本屋を訪れる楽しみの1つが、その本屋さんオリジナルのフェア。ホンシェルジュでは「書店オリジナルのフェア」を「ブックリウム(本で満たされた空間)」と命名し、取材を通してその魅力をお伝えしていきます。
本屋遊泳~ブックリウムに会いに行こう~
ホンシェルジュでは書店オリジナルのフェアを「ブックリウム(本で満たされた空間)」と命名。 本屋さんへの取材を通してフェアのテーマや選書を紹介、アーカイブ化する特集です。 ぜひお気に入りの本屋さんを見つけてください。