青木琴美のおすすめ恋愛漫画ランキングベスト5!胸キュンな映画化多数!

更新:2021.12.17

『僕は妹に恋をする』で大ヒットしその後の連載作品も大人気の漫画家、青木琴美。映像化された作品を見たことがある!という人も多いのではないでしょうか。今回は実写化された作品はもちろん、あまり知られていない過去の作品もあわせてご紹介します。

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女子に人気の作品が続々!青木琴美とは?

青木琴美は1980年に愛知県で生まれ、1998年に「少女コミック」(後の「Sho-Comi」)増刊号掲載の『99のナ・ミ・ダ』でデビューをした女性漫画家です。デビュー2作目の『聖夜のキス』で「少女コミック」本誌掲載を果たし、デビューから半年という短さで初の連載作品である『太陽がいっぱい』の連載をスタートさせます。

『太陽がいっぱい』の連載から4年後の2003年、青木琴美の大ブレイクのきっかけとなる『僕は妹に恋をする』の連載がスタート。同作品はアニメ化を経て嵐の松本潤主演で実写映画化され、大いに話題となりました。

『僕は妹に恋をする』の連載終了後、スピンオフ作品となる『僕の初恋をキミに捧ぐ』の連載が開始。この作品は小学館漫画賞少女向け部門受賞を受賞した後に井上真央・岡田将生主演で実写映画化され、映画『僕は妹に恋をする』の4倍以上の興行収入を獲得しました。

『僕の初恋をキミに捧ぐ』の連載終了後、「Sho-Comi」から「Cheese!」へ移籍することを発表。『カノジョは嘘を愛しすぎてる』の連載を開始しました。同作品も佐藤健・大原櫻子主演で実写映画化され、その人気の高さから韓国でもテレビドラマ化がなされています。

5位:「この恋はひみつ。」禁断の関係になってしまった兄妹のラブストーリー

『僕は妹に恋をする』は、青木琴美を大ブレイクへ導いた代表作。実の双子でありながら愛し合ってしまった2人の切ないラブストーリーです。

主人公の頼と郁は双子の兄妹。小さい頃はなんでも一緒、仲が良かったのにいつの間にか「優秀な兄」「ダメな妹」になってしまい、郁は頼の冷たい態度に悩むようになります。そんなある日の夜、寝ている間に頼にキスをされて起きた郁に頼は「好きだ」と告白し、郁はそれを受け入れ二人は本気の恋をするようになってしまいます。 

僕は妹に恋をする

青木 琴美
小学館

実の妹というタブーな相手を好きになってしまった兄・頼ですが、幼い頃から郁を一途に思い続ける姿には、女性なら誰でもときめくはず!頼は強引なため郁は何度も傷ついたり困惑することになりますが、愛しているのに傷つけてしまう不器用さにはハラハラさせられます。

頼と郁の2人には様々な試練が待ち受けることとなりますが、中でも頼が「郁の代わり」で付き合っていた郁の元親友、友華は郁に様々な嫌がらせをするようになります。郁を守るため、頼はどうするのか?その決意には、だれもが驚くはずです。

また、母親が兄妹の異変に気付いたことによって、2人の出生の秘密も暴かれていきます。頼と郁の恋の結末を本作で確かめてみて下さい。

4位:過去のトラウマにそっくりな男!彼を好きになれる?

男性不振の原因になった男にそっくりなクラスメートに、ある日突然「好きだ」と言われたら?『僕は妹に恋をする』以前に「少女コミック」で連載された作品です。

高校生の忍は過去のトラウマに悩む以外は、普通の高校生。クラスメートの横溝潤はなぜか「トラウマの男」にそっくりで、横溝が近づくだけで泣いてしまうのはクラスでも有名な話。彼とは関わらないようにしてきた忍ですが、なぜか学園祭の実行委員を2人でやるハメに。 

朝も、昼も、夜も。

2003年01月30日
青木琴美
小学館

忍は横溝を見るたびに過去のトラウマがフラッシュバックし苦しむことになりますが、横溝に「好きだ」と告白されてしまい、さらなるパニックに。絶対に仲良くなれないと思っていた横溝に次第に惹かれていく、忍の心の変化から目が離せない作品です。

ちょっと不良の横溝は、強引なくせに忍のこととなると子供っぽくなったりと繊細で、キュンとくること間違いなし。さらに男性不振の忍がトラウマを乗り越えていく姿には勇気づけられる人も多いはず。

恋に臆病になっている人にはぜひ読んでほしい作品です。

3位:青木琴美の読み切り作品2作+幻の連載作品も!

「愛し方も分からずに」は2005年に「少女コミック」に掲載された青木琴美の読み切り作品です。同名で出版されているコミックにはこの作品の他、同じく読み切り作品の「おさななじみ。」と初期の連載作品である「21世紀のエンゼル」が収録されています。「21世紀のエンゼル」は担当編集に「単行本になることはない!」と断言されてしまったという幻の連載作品です。 

愛し方も分からずに

2005年11月20日
青木琴美
小学館

表題作「愛し方も分からずに」は過去に傷つけてしまった元カノ・弥生を忘れられない、大輔が主人公です。この大輔も、恋愛についてはかなりの不器用な男で、純粋なところが好き!と思う女性読者も多いことでしょう。

気まずいまま、自然消滅してしまう……という現実でも「あるある」な別れ方をした大輔と弥生は、お互い思いあっているくせになぜか気持ちがかみ合わず、見ていてドギマギしてしまいます。読んでいて思わず背中を押してあげたくなる作品です。

2位:「僕妹」のスピンオフ作品!

『僕は妹に恋をする』で登場した、垣野内逞と種田繭が主人公となる作品です。スピンオフでありながら、『僕は妹に恋をする』を超える人気となり、井上真央・岡田将生主演で実写化された映画も大ヒットとなりました。

幼い頃から深刻な心臓病と戦う逞は8歳のある日、主治医の娘である繭と「大人になったら僕のお嫁さんになってください」と結婚の約束をします。けれど逞の余命は刻一刻と近づいていて……。

著者
青木 琴美
出版日
2005-12-20

幼い頃に誓い合ったときのまま大人になっても2人は両想い、というとてもロマンチックな出だしですが、病気が逞を容赦なく追い詰めていきます。「好きだけれど、繭を幸せにできないから……」と繭を拒絶する逞と、「好きだから、側にいたい!」とまっすぐな繭の2人の純愛は、大人の女性でも思わず泣いてしまうはず。

今作は、とにかく逞の誠実さにドキドキする作品です。繭のために体を張ったり、無理をしてしまったりするシーンにはハラハラさせられっぱなしですが、繭を思うがためという逞の思いには胸を打たれます。

1位:歌詞のようなサブタイトルも面白い!

「今度の青木はROCKだ!」のキャッチコピーで人気となり、小学館漫画賞を受賞した大ヒット作品。人気バンド、クリュードプレイの大ファンである小枝理子と、クリュードプレイの元メンバー小笠原秋の嘘からはじまるラブストーリーです。

元恋人に傷つけられ、半ば自暴自棄のようにリコと付き合うことになったアキでしたが、自分が元クリュードプレイのメンバーで、現楽曲プロデューサーであることを隠し続けることとなります。その後、リコは秋の脱退後から秋のゴーストとしてクリュードプレイに加入した篠原心也に歌手デビューをすすめられ……?

著者
青木 琴美
出版日
2009-09-25

「自分は本当はクリュードプレイのプロデュースをしている」「本当はリコのことが好きじゃない」という嘘からはじまったアキとリコの恋人関係ですが、アキはリコにどんどん惹かれていくようになります。しかしアキの嘘は次々に明らかになっていくようになり、リコを傷つけてしまうことに。リコはアキを許し、受け入れられるのか?読むほどに続きが気になる作品です。

今作はアキとリコのラブストーリーの他に、リコの成長が一つの見どころ。歌手として、ひとりの女性として成長して夢を叶えるリコには勇気づけられる人も多いはずです。
 

青木琴美のおすすめ恋愛漫画ランキングはいかがでしたか?タブーな恋愛から青春な恋まで、様々な展開を繰り広げる恋愛漫画をぜひ読んでみてくださいね。

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