『もやしもん』の魅力を徹底解析!農業大学を舞台にした究極の学園マンガ

更新:2017.4.15

青年漫画誌『イブニング』、『月刊モーニングtwo』にて2004年から2014年まで連載され、手塚治虫文化賞マンガ大賞も受賞した漫画『もやしもん』を紹介します。

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農業大学を舞台にした究極の学園マンガ『もやしもん』

著者
石川 雅之
出版日
2005-05-23

肉眼で「菌」が見えるという不思議な能力をもつ主人公、沢木惣右衛門直保。東京の農業大学に進学した彼は、発酵を専門とする樹教授や学生たち、そして菌たちとともに学びの多いキャンパスライフを過ごしていきます。

『もやしもん』の魅力その1!「ゆるさ」

菌を肉眼で見て、会話することもできる沢木。その能力を生かして様々なトラブルを解決してゆき……などという展開には全くなりません。仲間たちと一緒に学び、学生生活をおくる様子が淡々と描かれます。だからこそ大学生活の様子やキャラクターの性格が細かいところまで描かれ、読み手をぐいぐいとその世界観に引き込みます。
 

『もやしもん』の魅力その2!「かわいい菌キャラクター」

沢木が出会う菌たちは、デフォルメされた癒し系のキャラクターとして描かれます。ヨーグルトに含まれる乳酸菌や、醤油や味噌をつくるには欠かせないA.オリゼー、危険なインフルエンザなどその種類は様々で、楽しく菌について学ぶことができます。
 

『もやしもん』の魅力その3!「思わず憧れる学園生活」

始まったら大学からは出られない。使えるお金は大学内だけで発行される独自の貨幣のみ。畜産・農業・発酵、様々な研究科が屋台をだし、食事はすべて自給自足。祭りを裏で取り仕切るボスを倒さなければ終わらない……。そんな非日常感たっぷりの、設定の込んだ学園祭に憧れたことはありませんか?

主人公の通う農業大学の学生たちは皆祭り好き。こんな不思議でRPGのような学園祭や、日本各地のビール酒造が参加しビールをこころゆくまで楽しむオクトーバーフェスト、豚の丸焼きや自家製チーズなどが振る舞われる収穫祭など、魅力あふれる祭りが何度も行われ、読んでいるだけで楽しい気分になってきます。

『もやしもん』の魅力その4!「主人公をとり囲むヒロインたち」

ボンテージテイストの服を着こなす女王様気質の大学院生、恋愛にひたむきな酒豪のミス農大、元気はつらつとして頼りになる同級生など、『もやしもん』には魅力的な女性キャラが多数登場します。ご都合主義的に主人公が彼女たちにモテだすということはないけれど、彼女たちとほどよい距離間で過ごす、そのリアルさに逆に甘酸っぱさを感じます。おもわずトキメク恋愛要素も!?
 

『もやしもん』の魅力その5!「酒にとにかく詳しくなる」

ビールと発泡酒、純米酒と大吟醸の違いはなんでしょうか?

『もやしもん』で主に取り扱われるのはお酒です。ビールや日本酒、ワインについて、それがどうやってできるのか、どうゆう経緯をたどってきたのかが作者の綿密な取材を通してしっかりと描かれています。読めばお酒について詳しくなること間違いなし。いろんな種類を知ることもでき、お酒好きの方は、もっとお酒を楽しめるようになるはずです。