『王子様には毒がある。』8巻まで全巻ネタバレ紹介!小悪魔イケメンがすごい

更新:2021.12.19

『学園王子』などで人気の柚月純が描く『王子様には毒がある。』。何と言っても「王子様」である颯太のギャップに萌えるイケメン漫画です。今回はそんな胸キュン漫画の各巻見所をご紹介します。

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『王子様には毒がある。』の見所を5巻まで全巻ネタバレ紹介!颯太沼にハマる!!!

芸能事務所のスカウトはよくある話、男までをも危ない道へと引き込むほどの神々しいほどの美少年・颯太。彼の魅力は作品内だけではなく、読者まで沼に引き込んでいくほどのものです。

彼の魅力はとにかく可愛いところ。サラサラの黒髪、長いまつげ、つぶらな瞳、そして絶対毛穴レスであろうお肌……。


そしてそんな美貌を持っていながらも毒アリ。実はかなりの腹黒なのです。当初はそれがただのスパイス程度でしたが、彼女に隠さなくなった4巻以降の姿はまさに頼れる男!

可愛さだけではなく、男らしさまで加わり、どんどん読者を引き込んでいくのです。悶えること間違いなしの新しい王子様キャラをぜひ作品でご覧下さい!

者共、出会え、颯太の魅力に……【1巻ネタバレ注意】

颯太にべったりすぎてこのままじゃ結婚どころか彼氏すら出来ないんじゃないと言われ、焦るりず。学内のイケメンたちに目をつけ、とりあえず気になった全員にクッキーを焼いて渡すことにしました。

 

著者
柚月 純
出版日
2015-09-11

しかし男好きだと思われたりずは、クッキーを渡したうちのひとりの男に襲われそうになってしまいます。そこに駆けつけたのが颯太。近くにあった消火器でその男を殴り、彼女を助けます。そして彼女を物陰に隠し、自分が襲われたことにして一件落着させるのです。

りずを助けるためにワイシャツをはだけさせて涙目の表情をつくる颯太の様子は最高にかよわげ。女子学生はもちろん、男子学生から中年男性教師まで味方につける小悪魔っぷりには恐れ入ります。

恥を書かされた男がりずに復讐しようとしていたところに近づくのは、先ほどとは打って変わってダークな目つきの颯太。その男の恥ずかしい姿が映った写真を見せてこう言います。

「これをバラまかれててめぇの人生終わらせたくなかったら
二度とオレのりずに近づくな」

胸ぐらを掴んでそう言う表情は何ともセクシー。ダークな魅力がこの話で初めて明かされます。可愛いもかっこいいもどちらも叶えてくれるギャップ王子が颯太なのです。

焦った颯太さん、いただきました!ごちそうさまです!【2巻ネタバレ注意】

占いを信じやすいりずの今日の運勢は「初めて出会った異性と恋の予感…!?運命の相手かも…!!」というもの。

そしてそんな占いの日に現れたのが代理担任として、りずのクラスを受け持つことになった吾妻。かなり陰気な見た目ですが、りずは彼こそ運命の相手だと思い込みます。

 

著者
柚月 純
出版日
2016-02-12

りずの様子に焦った颯太はあの手この手で吾妻の気を引こうとします。しかし実はこの先生も裏の顔を持つ人物。颯太が彼を惑わせて隠し撮りしようとしていたことに気づいており、「気づいてないとでも思った?君の幼稚な演技に」と言いながらメガネを外すのですが、素顔は超イケメン!そして逆に颯太を脅してきます。しかし颯太も負けずにこう言い返すのです。

「てめーがりずに何かしようもんなら
どんな手を使ってでもてめーを破滅に追いこむ」

裏の颯太の状態が誰かにバレることになったこのエピソード。裏の状態で誰かと話すシーンはほとんど無かったので、裏颯太がお好きな方にはたまらないシーンです。いつも余裕だった颯太ですが、りずを取られそうになって焦るという感情的な面が見られる巻となっています。

王子様の葛藤【3巻ネタバレ注意】

颯太の誕生日が近づき、手作りのアルバムを作ることにしたりず。そこで今までの写真を見返していたのですが、貼ってあった痕跡はあるものの最初の方の写真が無いことに気づきます。

不思議に思いつつもそのまま誕生日の計画を立て、徹夜でプレゼントを作ります。しかしそのまま寝てしまい、完成したアルバムを颯太に見られてしまうのです。

 

著者
柚月 純
出版日
2016-07-13

最初は微笑みながらアルバムを見ていた颯太ですが、「かわいい颯太が大好きだよ」というりずの手書きのコメントにページをめくる手を止め、こう言います。

「…ねぇりずちゃん
ぼくはいつまでかわいい颯太でいればいい……?」

この時の切なげな表情は素の彼なのに、いつもの表の颯太の儚さが感じられて胸が苦しくなってしまいます。

果たしてこの言葉の意味とは、アルバムの剥がされた写真とは何なのでしょうか?

過去から暴かれる真実とは……?【4巻ネタバレ注意】

ふとしたはずみでキスしてしまってから颯太を男の子として意識しはじめたりず。そしてそのことに気づいた颯太は嬉しくなりますが、このままじゃ抑えがきかなくなるからと吾妻のところに泊まらせてもらいます。そしてこの関係を壊せないある「約束」があると言うのです。

 

著者
柚月 純
出版日
2016-12-13


りずは颯太が何も言わずに外泊したことで心配しています。翌日に嘘の外泊理由を言った彼に何と切り出していいか混乱するあまり、つい告白のようなことを言ってしまうのです。

恥ずかしくなるりずですが、颯太はなぜか彼女に心を閉ざしたまま、その告白を流し、外泊の理由について嘘をついたこともりずには関係ないと言うのです。

それにショックを受けて、彼のことはもう自分に関係ないと言うりずをベッドに押し倒す颯太。そのままキスをしようとしますが、泣きそうになるりずに我にかえり、謝ります。りずはそんな彼を押しのけて走り去っていきました。

その後に先ほどまでの颯太の表情に何かを思い出したりずは、剥がされた写真を探し出し、その写真の人物が颯太とは別人だとに気づきます。颯太との思い出だと思っていた記憶の中には、その写真の人物とのものもありました。混乱するりずは、その中にあった写真の中に暗い表情の颯太を見つけて……。

やっと付き合ったと思いきや、達海登場!【5巻ネタバレ注意】

著者
柚月 純
出版日
2017-05-12

写真に映る、今とは違った影を帯びた表情をしている颯太に衝撃を受けるりず。そこに挟まれていた手紙には颯太ではなく「たつみ」という名前がありました。

今までの颯太との記憶だと思っていたものが達海とのものだと知ったりずはパニックになってしまいます。そんな時、颯太から電話がかかってくるのです。

彼は記憶がないのは自分がそうなるように仕向けたと言います。彼の言葉にショックを受けて反発する彼女ですが、それは達海が姿を消してからりずがひどく沈んでしまったからでした。

それを聞いても今まで可愛がってきたと思っていた達海がいなくなってしまったことに気持ちの整理がつかないりず。そのままあてもなく家を飛び出します。

そんな彼女を探し出し、颯太はこう叫ぶのです。

「オレがたつみの代わりに、りずのそばにいるからっ」

それを聞いたりずは幼い頃の「颯太との」記憶を思い出すのです。「また見つけてくれたね」と言うりずに、颯太はもう今までのように取り繕うことなく自分の言葉を言います。

「好きだりず 誰にも渡したくない、離したくないっ!」

男らし過ぎます。かっこいい……。今まで思いをひた隠しにしてきた分の反動に感動させられてしまいます。

そしてめでたく付き合うことになったふたり。一見今までのように変わらない関係ですが、りずは照れることが増え、颯太はキス以上のことも望んでいる模様です。甘酸っぱい!

そのあとも、付き合っていることを秘密にするもののバレてしまったり、嫉妬によるりずへのいやがらせがあったりしたものの、颯太の活躍でどうにか一件落着。また平和なラブラブ生活が始まるかと思いきや、謎の少年がふたりの学校にやってきていました。

その少年はどうやら達海のようで……。

颯太vs達海!【6巻ネタバレ注意】

5巻から引き続き、ラブラブな颯太とりずの様子から始まる6巻。りずりず、そっちっちと言い合い、お弁当を食べさせ会ってと、本当に楽しそうです。

読者としては黒颯太とのイチャイチャも見たいところですが、りずにはまだ早いですかね……。

しかし颯太と付き合うと知った校内のファンからの嫌がらせや、親衛隊の画策があり、りずピンチ!心配させないようにりずは気にしないふりをしていますが……。

……まぁ、そこはエターナル可愛い颯太のぶりっ子でどうにかあっさりと解決。しかし5巻から登場した達海問題はそんな可愛さだけでは押し通せないものがありました。

著者
柚月 純
出版日
2017-10-13

りずは過去に達海がいなくなったことにショックを受け、彼の面影を颯太に重ね、そのことから颯太はこんな演技をしているということは前巻までで説明されていました。

そして達海が帰ってきた今、りずは過去のことを少しずつ思い出してきて辛くなり……。

いやー今回も最高に颯太がかっこよかった。りずのトラウマに関わっているということから、彼の本性である黒い部分を総動員して達海をりずの近くから追い出そうとします。

達海もイケメンなのと、何か訳がありそうなので、かわいそうな気もしますが、やはり颯太のかっこよさと可愛さには代え難いものがあります。

果たして颯太はどんな風に達海を追い返したのか、それに対してりずが起こした行動とは?

ふたりっきりの温泉旅行!【7巻ネタバレ注意】

達海登場から始まったドタバタ騒動は、彼が転入生としてりずたちの学校に入学したことで、さらにヒートアップ。まぁ黒バージョン颯太の出現率が上がるので読者としては問題ないですね、うん。それにイケメンだし。イケメンは正義。

そんな7巻ですが、最大の見所は、ついにりずと颯太が一線超えちゃうか!?展開でしょう。

まさかのふたりっきりで京都にお泊まりデートクエスト勃発です。

著者
柚月 純
出版日
2018-03-13

いやー、京都の温泉にお泊まりだなんて、邪な妄想しか生まれません。

しかしりずには、そんなことよりも大事なものがある。アイドル颯太の一挙一動すべての輝きを形に残さねば、と激写、激写。

途中まではそのノリに乗っていた颯太でしたが、さすがにしびれを切らし、カップルらしい方向に軌道修正します。

しかし、やはり颯太ラバーの欲求は抑えられない。りずは彼の入浴シーンを撮りたいあまり、犯罪すれすれの行為に及びます。恋人同士だからセーフですが、顔がヤバい。

しかし天誅のごとく、お風呂上がりの颯太の色気にノックアウトさせられちゃいます。さらに壁ドンでドキドキと、毎度のことながら本当に羨ましい展開に落ち着きます。いやー、温泉宿の密室にふたりきりとは、たまりませんなぁ。

そして!夜は長いです!!

ひょんなことから(結構重要なお話でもあるので、気になる方は作品で笑)颯太がお酒を飲むことになってしまい、酔っ払った彼は、いつもはぶりっ子で隠している本音をりずにこぼします。本当の自分を知ったら、嫌われるのではないかという不安。

これがブラック颯太なのに、かわいいの、なんの。りずでなくとも、そのままであなたは素晴らしいと叫びたくなります。

そしてそこからいい雰囲気になり……。

そのシーンの良さは、やはり作品を読んでご自身で確認していただきたいです。

結論、やっぱり黒颯太はエロい雰囲気が似合う。

まさかの破局で、りずがヤンキーに!?【8巻ネタバレ注意】

温泉お泊まりでラブラブな2人かと思いきや、8巻は達海の告白から、どんどん雲行きが怪しくなります。それは、颯太の本性について。

自分の居場所が彼に奪われ、さらに熱で働かない頭になった達海は、りずに颯太が本性を隠して自分の真似をしていること、本当はかなり腹黒だということを明かします。

もちろん鈍感で颯太一途な、りずはそれを信じませんが、それを聞いた本人はやはり少し考えるところがあるよう。いつもどおりの可愛さで誤魔化しますが……。

著者
柚月 純
出版日
2018-08-09

結局、達海の存在によってすれ違ってしまった2人。そこで颯太は何と別れを切り出します!

彼女のすべてが欲しいと言った後に、イエスの返事を聞いても本当の自分を知らないりずを信じきれず、「きっとうまくいかない」と告げるのでした。

そしてそこから颯太は自分を隠すことなく本性を出し始め、荒れていくのでした。

フラれた(実際はすれ違っているだけなのに……)ことにショックを受け、もはやこの世のものではないような様子のりずですが、もちろんそれだけで終わるはずがありません。グレた颯太に近くため、何と自らもヤンキーになろうと決意するのです!

そのずれた努力がどう展開するのか?詳しくは8巻でご覧ください。

『王子様には毒がある。』9巻が待ちきれない!

とにかく颯太がエターナル可愛くて、それでいて黒くてかっこいい。

この一言に尽きる本作。りずと同じようにあまりの魅力に変態化すること間違いナシです!9巻が待ちきれません!

 


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