車の名前や好きなアニメのキャラクターなど、子どもが好きなものを記憶する力は、時にとてつもない威力を発揮します。たくさんの言葉を吸収する子どもの時期に、楽しみながら英語を覚えられたらと思いませんか?子どもにおすすめな英語の絵本を紹介します。
アルファベットは英語の基本。そのアルファベットを、かわいらしいイラストと親しみのある動物や果物などで説明している絵本がこの一冊です。いもとようこのイラストで描かれた動物はどれも愛らしく、小さな子どもも抵抗なく英語を覚えられるのではないでしょうか。
まずはイラスト、そしてカタカナで発音を覚え、次には英単語を覚える。子どもの発達段階に応じて英語に触れる事ができるので、まだ文字が読めない時期に買っても、末永く親しむ事ができます。
- 著者
- いもと ようこ
- 出版日
Aはalligator(アリゲイタァ)とapple(アップル)。Eはelephant(エレファント)とegg(エッグ)。片方のページいっぱいにイラストがあり、もう片方のページには大きくアルファベットと単語が描かれています。
勉強のためと肩ひじ張らなくても、イラストのかわいらしさを楽しむためだけで十分に価値がある一冊。お気に入りのページを開いて部屋に置けば、知的な雰囲気をかもしだすインテリアにもなります。アルファベットのページの後には、うさぎの大家族が登場します。弟(brother)やぼく(I)、おかあさん(mother)やおとうさん(father)などなど。
絵のかわいらしさに見とれているちに、自然とアルファベットを覚えられる絵本です。
英語で自己紹介、できますか? 絵本を楽しく読みながら英語での自己紹介ができるようになる。『How Do You Do? はじめまして』はそんな絵本です。歌の楽譜もついているので、幼稚園や保育園での読み聞かせにも活躍します。
絵本に登場する動物やモノが、かわいらしい名前で自己紹介してくれるのもこの絵本の魅力の一つです。絵本を読み聞かせながら、聞いている子どもの好きなものや得意なことをたずねて、オリジナルのあだなを作ってみても楽しいですね。
- 著者
- 新沢 としひこ
- 出版日
英語の部分の発音に自信がない、読み聞かせる大人がそう思っていても心配はありません。ネイティブスピーカーによる朗読音声をダウンロードするサービスがついています。
次から次へと友達が自己紹介をしていき、英語と日本語の両方を耳にする事ができるので、新年度の前に子どもに読み聞かせてあげれば、新しいクラスになじむためのシミュレーションにもなりますね。自己紹介をメロディに乗せてチャレンジしてみると、不思議と言葉が出てくるものです。
歌を歌うように自己紹介をして、いつのまにか英語を覚えている。そんな絵本です。
この絵本は、26文字あるアルファベットの扉をあけると、頭文字が同じディズニーのキャラクターが飛び出すという仕掛け絵本です。作者のロバート・サブタは別名「ポップアップ絵本の魔術師」。絵本の中にストーリー性はありませんが、ひとつひとつのアルファベットに隠れたしかけがとても丁寧で、次は何が飛び出すのかとワクワクさせてくれます。
主役のプリンセスやヒーローばかりが飛び出すのかと思いきや、その予想は裏切られます。シンデレラに登場する魔法使いのおばあさん、ライオンキングのザズーに不思議の国のアリスのハートの女王などなど。子どもだけでなくディズニーが好きな大人も仕掛けの世界にどっぷりとはまってしまうことでしょう。
- 著者
- ロバート サブダ
- 出版日
- 2009-07-22
この絵本は、繊細な仕掛けと美しいディズニーのイラストが魅力です。扉を開くと飛び出すディズニーのキャラクターはどれも生き生きとしていて、物語の外でそのキャラクターに会える新鮮さも感じられます。
小さく細かく切り取られた仕掛けは、乱暴に扱うと破れてしまうかもしれない繊細なものです。この絵本を小さな子どもに読み聞かせるならば、幼稚園の年長さんか、小学生になってからのほうがいいかもしれませんね!
ゆかいで面白いセサミストリートのキャラクターと一緒に、楽しくアルファベットや英単語を覚えられる一冊。絵本の一部がホワイトボードになっていて、書いて、消してと何度も練習することができます。
アルファベットの書き順も丁寧にわかりやすく色わけされているので、初めて何かを勉強する子どもにもおすすめです。アルファベットの大文字と小文字の区別を学ぶ事ができ、家にあるクレヨンでも、ホワイトボード用のマーカーでも書くことができます。
- 著者
- 出版日
本のサイズは15センチ×約15センチ。マザーズバックにもすっぽり入ってかさばりません。ちょっとしたお出かけの時や、病院の待合室など、空き時間にじっと座っていて欲しい時には重宝するのではないでしょうか。
親としては勉強させているつもりで買い与えても、子どもにとっては楽しくお絵かきをしている感覚で英語を覚えられることでしょう。本の中には簡単な英単語も収録されているので、単語帳としても大活躍です。
これまでに紹介したどの絵本とも風合いの違う『アニマルアルファベットサーカス』。作者は『しろくまのパンツ』などで日本絵本賞読者賞を受賞したtuperatuperaです。この絵本はアルファベットがわかりやすく並べられているわけではなく、サーカス団員の動物の中に、アルファベットが隠れています。子どもは宝さがしでも楽しむかのようにこの絵本を楽しんでくれることでしょう。
AはありのAnt。BはクマのBear。このように、ゲーム感覚でアルファベットに触れることができます。勉強のための絵本という堅苦しい雰囲気が感じられないのがこの絵本の特徴です。
- 著者
- tupera tupera
- 出版日
クマ団長の率いる団員たちの曲芸を見ているだけで楽しめて、そこに隠されたアルファベットを見つけられたら二度楽しめるこの絵本。色鮮やかなコラージュのサーカス団が、次はどんな曲芸を見せてくれるのか期待が膨らみます。
かわいらしい柄や、カッコイイ柄、たくさんの紙を張り付けたような色とりどりの世界で、初めて英語に触れる機会を、大切な子どもに、孫に与えてあげてはいかがでしょうか?
楽しみながら学んだことはなかなか忘れないものですよね。どの絵本も、子どもを楽しませる仕掛けがたくさんありました。なかでもサーカス団の動物たちと一緒に英語に触れる『アニマルアルファベットサーカス』は、カラフルでありとあらゆる柄が目を楽しませてくれて、本物のサーカスのような華やかさがあります。
絵に隠された英語を見つけなくてはいけないと力を入れて読むより、「この動物の名前はなんだっけ?」と子どもと目線を合わせて絵本の世界に浸るほうが大人も100倍楽しめることでしょう。