「おさるのジョージ」シリーズおすすめの絵本5選!

更新:2021.12.20

「おさるのジョージ」シリーズは、1947年に原書の「ひとまねこざる」が発売されて以来、世界中で愛されている絵本です。ジョージはとても知りたがりのおさる。そんなジョージが引き起こす、ほほえましい騒動を街の人々はあたたかく見守ります。

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おさるのジョージ、チョコレート工場で大騒ぎ!

「おさるのジョージ」シリーズは、何でも知りたがる小さなおさるのジョージが、仲良しの黄色い帽子のおじさんと、色々なところに出かけては「知りたがり」をして大騒ぎになるお話です。

小さなジョージが巻き起こす心温まるハプニングが楽しくて、このシリーズは世界中で読み続けられている絵本のひとつとなっています。

本作でジョージは仲良しの黄色い帽子のおじさんとチョコレート工場の見学へ。そこではたくさんのチョコレートが機械でつくられています。

ジョージが機械にさわった途端、間違えて設定を変えてしまったので、さあ大変!どんどん飛び出してくるチョコレートに、工場の人々は大騒ぎです。

著者
["M.レイ", "H.A.レイ"]
出版日
1999-10-25

いつものように騒動を巻き起こすジョージの、ちゃっかりした一面も垣間見られる今作。子どもが大好きなチョコレートというテーマですので、子どもたちに読み聞かせやすいお話となっています。

器用に箱詰めを手伝いながらも、ちゃっかりとチョコレートは食べているジョージの姿は、「作業自体はよくできているのだけど、ついつい自分の欲求にも忠実になりがち」な子どもの姿と重なるものがあり、ほほえましい気持ちになります。

わんぱくな子どもが家庭にいる親御さんなら、「あれ、うちの子だ」といったデジャヴを感じてしまう場面がたくさんあることでしょう。

チョコレートが大好きなジョージが、おなかいっぱいにチョコレートを食べて満足している顔は、とっても可愛らしく、この絵本でイチオシの場面です。

はやく大きくなりたいな!

おさるのジョージは仲良しの黄色い帽子のおじさんと、遊園地に遊びに行きました。でも小さいジョージには乗ることができない乗り物がたくさんありました。小さな動物にもさわらせてもらえません。

お家で仲良しのおじさんと、おいしいご飯を食べて映画を見ていたら、落ち込んだ気持ちがだんだん消えていったジョージ。映画を見ている最中に眠ってしまいました。

するとどうでしょう、夢の中でジョージはとても大きな姿になっていたのです!

著者
出版日
1999-10-25

子どもが小さいと言われ続けるのは、やっぱりおもしろくないんだな、と感じるお話になっています。

大人になると、身長が足りないからあなたは乗れませんと言われることも、これは買えませんと言われることもほぼなくなるので、制限されているときの気持ちを忘れてしまいがちです。

しかしこの本を読むことで、そういえば子どもの頃そうだったな……と思い出すことができます。また本を読んでもらっている子どもも、大きくなりたいという気持ちを満足させることができる描写がたくさんあって、楽しい気持ちになれそうです。

大人は子どもだったころの気持ちを思い出し、子どもは大きくなりたいという思いを絵本の中でかなえることができる、そんな一冊となっています。

おさるのジョージも本が好き

おさるのジョージは黄色い帽子のおじさんと図書館に来ました。本読みの会に参加していたジョージは、自分の好きな恐竜の本が読まれるまで、おとなしく待っていました。

ただし、それは途中までのこと。ジョージは恐竜の絵本の順番が待ちきれず、絵本を持って部屋を飛び出していってしまいます。

壁の棚に本がたくさんあることに気付いたジョージ。あれもこれもと本を出してはカートに乗せていき、おうちに持って帰ろうとしましたが……。

著者
["マーガレット レイ", "ハンス・アウグスト レイ", "マーサ ウェストン"]
出版日
2006-04-14

たくさん本を読みたいジョージの振る舞いが困った行動だと思いつつも、微笑ましく思えてしまうお話です。

じっと待てない子どもの忍耐力のなさや、あれもこれもとカートに放り込んでしまう気ままさなど、子どもらしい特徴がたくさん描かれていて、自分の子ども時代と照らし合わせて懐かしい気持ちになるでしょう。お子さんがいる方は、「分かる!」と共感してしまうことも。

黄色い帽子のおじさんのひざの上で、絵本を読んでもらっているジョージがとても可愛らしく、絵本を読んであげたくなります。

全体を通して、絵本が好きな気持ちの伝わってくる一冊。図書館のマナーも読み聞かせをしながら教えることができるので、マナーを教えるためにも役に立つ絵本です。

いたずらじゃなくて、本当はお手伝いがしたいだけ!

ジョージは黄色い帽子のおじさんと、チャリティーの朝ごはんの会へ。そこでは毎年、朝食のパンケーキがふるまわれます。

ジョージはパンケーキを焼くお手伝いをしたくなり、机に置いてあるブルーベリーをパンケーキに乗せることにしました。おいしいブルーベリー入りのパンケーキは大好評!列はどんどん長くなっていきました。

ところがコックさんに見つかったジョージは、コックさんたちにおこられて追いかけられてしまいます。

著者
出版日
1999-10-25

知らないうちに様々なお手伝いをしてくれる、小さなおさるのジョージの姿に心温まるお話です。どんなものでも楽しんでしまう、子どもの姿のようで、読んでいて楽しい気持ちになれます。

楽しんでやることの大切さをおしえてくれる一冊でもあるので、子どもが困った行動ばかりすると悩んでいるときに読むと、多少は気分がスッキリするかもしれません。

パンケーキの焼き方も詳しく描かれているので、パンケーキを親子で焼くときには役に立ちますよ!

おさるのジョージ、消防署のお仕事にも興味津々

ジョージは黄色い帽子のおじさんと、消防署の見学に来ていました。消防署の中は、家にはないようなものがたくさんあります。冒険を楽しんでいると、そこに緊急出動の合図。

ジョージは、消防士さんたちと火事の現場へ向かいました。お手伝いをしようとしましたが、消防士さんに退かされてしまいます。

消防士さんに連れて行かれたベンチで、ジョージはボールを見つけると、近くにいた女の子にボールを使った芸を見せてあげるのでした。

著者
["マーガレット レイ", "ハンス・アウグスト レイ"]
出版日
2006-04-14

知りたがりがやめられないジョージが、いろいろトラブルを起こすのですが、今回のテーマは火事ということもあってか、やや控えめの描写です。

この絵本は消防署の中の様子や、消防車などもたくさん出てくるので、かっこよく働く自動車が好きな子にはおすすめの絵本です。トラブルが楽しいというより、消防車や消防士さんが見たくて読んでもらう子が多いであろう一冊となっています。

近くで怖がっている子をなぐさめるなど、ジョージの優しさも描かれているので、子どもには人への思いやりの心も読み聞かせと一緒に教えてあげることができます。

「おさるのジョージ」シリーズは1947年に出版された、ハンス・アウグスト・レイとマーグレット・レイ夫妻による「ひとまねこざる」が原案の絵本です。ハンスが亡くなってからは、「おさるのジョージ」シリーズとして世界中で親しまれています。

何かとトラブルを起こしてしまうジョージを周りの人はあたたかく見守りながら、愛しんで育てています。わたしたちの社会でも、こんなふうに子ども達を育てていければいいな、と思うようなお話がたくさんあるのがこのシリーズの魅力でしょう。

あなたも一度、手にとって見てはいかがでしょうか?もしあなたに小さな子どもがいるのなら、大人を困らせてばかりの子どもに優しくできるヒントを得られるかもしれません。

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