吉住渉おすすめ漫画ベスト5!ときめく懐かしの『ママレード・ボーイ』作者

更新:2017.6.9 作成:2017.6.9

愛らしい主人公とかっこいい男の子のかわいくときめくラブストーリー。少女漫画のバイブルとも呼べる少女漫画雑誌「りぼん」で長年看板作家として活躍してきた吉住渉は、多くのファンを夢中にさせてきました。その中でも特にオススメの5作品を紹介します!

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りぼんっ子を夢中にさせた漫画家、吉住渉

吉住渉は、東京都出身の少女漫画家。1984年、大学在学時に『One Day…?』でりぼん新人漫画賞の佳作を受賞し、『ラディカル・ロマンス』をひっさげデビューを果たしました。

学生生活を送りながら漫画家活動を送り、大学を卒業すると今度は大手会社に就職しながら漫画を描き続けました。その後漫画家一本に絞り退社。以後は人気漫画家としての道を歩んでいます。

長らく少女漫画雑誌「りぼん」で活動し、数々のヒット作を生み出しました。そして、2006年頃から「コーラス」「Cocohana」「マーガレット」に活動の場を移し、「少女向け」だった作品が「女性向け」へと進化したことで今なおファンを増やし続けています。

特徴といえば、なんといっても主人公の魅力。明るく快活な女の子やドジっ子、クールビューティーなど様々なタイプの女の子が主人公となり、より面白いストーリーが作られます。魅力的だけどどこか自分に似てる、と共感できるような等身大の女の子で、思わず感情移入してしまいます。

主に中学生や高校生が主人公ですが、恋愛に対して不器用ながらもまっすぐなキャラクターたち……それが吉住渉によって愛らしく描かれます。もちろんお相手は優しくかっこよく、こちらも魅力的な男の子たち!

今回はそんな魅力的な吉住渉のオススメ作品をご紹介します。「りぼん」を読んで育ったという方も多いのではないでしょうか。大人の方は少女の頃の恋を思い出しながら、まだ学生の方は現実の恋にも想いを馳せながら読んでみてください。
 

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5位:ひと夏の恋じゃ終わらせない!『ちとせetc.』

最初の舞台は沖縄。ここで生まれ育ったちとせという女の子が主人公です。ある夏休みの日、たまたま観光にきていたという幸翔(ゆきと)という男の子と出会いました。

それはまさにひと夏の恋。運命の恋だと思ったちとせは、ファーストキスを幸翔に捧げます。しかし連絡先も交換しないまま幸翔は東京へ帰ってしまい……。
 

著者
吉住 渉
出版日
2010-02-25

ただの思い出にしたくないと思ったちとせは東京に住む兄に相談。幸翔の通う学校の特徴などを聞いていたことからなんとなくの予想をつけ、兄の協力もあって上京することになりました。

そして転入した学校には幸翔が!喜んだちとせでしたが、幸翔の隣には綺麗な女の子……。清綾(さあや)というその女の子が、実は幸翔の本命彼女だったのです。

あの夏のことは思い出作りの一貫に過ぎなかったのだと理解するちとせ。もちろんショックを受けましたがすぐに沖縄に戻るわけにもいかず、東京で高校生活を送ることに……。

責任も感じた幸翔が「ちとせの高校生活を楽しくするようにサポートする!」と言い、幸翔や清綾が所属する「祭部」に入ることになりました。

校内のイベントを企画、運営するという祭部に入部し、新たな高校生活を始めたちとせ。新たな出会いもあり、さらに幸翔と清綾の付き合いにはなにやら事情がありそう……少しずつ複雑な恋愛模様が始まっていきます。

中々珍しいスタートを切り、いきなりの展開に驚きが隠せません。ちとせが可哀想!と思ってしまいますが、幸翔にも事情や隠している気持ちがあります。思わず引き込まれてしまうストーリー設定の深さ!

さらにこちらも色々と隠した気持ちがある駿という男の子も登場し、ちとせに迫ります。それに対して複雑な気持ちがある幸翔……。好きになった幸翔と付き合おうと言ってくれる駿、2人のイケメンの間で揺れ動く恋心にドキドキしてしまうこと間違いなし!

登場人物の思いがたくさん交差していて人間関係も複雑ですが、誰一人として悪い人がいないのもいいところ。切なく甘い青春ラブストーリーです。

4位:キラキラした世界に憧れる女子が続出『ハンサムな彼女』

主人公は萩原未央。四ツ葉学園の芸能科に通っている若手女優です。仕事と学業を両立するためにがんばる明るく美人な女の子。

友達で人気アイドルの彩や、幼馴染で俳優をやっている輝臣など華やかなキャラクターが周りを囲います。そして輝臣は未央の恋のお相手。仕事と学業だけでなく、恋にもがんばる未央のストーリーです。
 

著者
吉住 渉
出版日

そんなある日、1人の青年に出会った未央。一哉というその青年は映画監督を目指していて、さらに周りからその才能を認められてアメリカに留学していたのでした。

未央と彩、輝臣が出演するドラマの演出を担当することになった一哉。未央にばかり演技のダメ出しをし、未央は不満を持ちます。さらに輝臣が彩に告白をしているところを目撃して失恋が決定し意気消沈……。

しかし、色々あって一哉の映像に対する並々ならぬ思いと情熱を知り、自分の演技と一哉に対する考えも見直すことに。そして徐々に一哉に惹かれていく未央。

なのに一哉は映画一筋!それでも「女優」としての未央のことを認めており、捜し求めていた「自分だけのハンサムな女優」を見つけたと、あくまでも女優としての未央に執着します。未央の恋はまたまた前途多難なよう。

普通の少女漫画であれば、割とヒーロー×ヒロインが結ばれるのが早いもの。しかしこの作品はそこにたどり着くまでに単行本全9巻の半数以上が経っており、とにかく焦れったくてもどかしい!しかし、だからこそ想いが通じたときの感動と喜びが感じられます。

また、長い片想いだったため、両思いになってからのラブラブ感がよりいっそう幸せそうに映ります。夢しか見ていなかった一哉が恋愛感情に振り回される姿は、それまでとのギャップが大きく思わずキュンキュン!

さらに、芸能界が舞台なだけあって舞台もキャラクターもとっても華やか。キャラたちのファッションやヘアスタイルもオシャレでかわいいものが多く、思わず真似したくなるようなものも見つかることでしょう。ストーリーだけじゃなく、紙面いっぱい魅力が詰まったオススメの一作です。

3位:美人中学生とドジっ子転校生の秘密とは『ウルトラマニアック』

主人公は2人の女の子。「クールビューティー」と称されて後輩の女子に人気を持つ立石亜由と、少しドジなところもあるけれど明るく天真爛漫な佐倉仁菜が織り成すストーリーです。

シンプルなものを好み常に人とつるむわけでもなく、クールなイメージで人気がある亜由。ある日、最近転校してきた仁奈の落し物を見つけてあげたことから仁奈に懐かれてしまいます。そんな2人にはとある秘密が……。
 

著者
吉住 渉
出版日
2002-08-06

実は亜由はもともとクールだったわけではありませんでした。片想いの相手である架地の好みがクール系な子だと知り、好きになってもらうために努力していたのです。

しかし仁奈の秘密はこんなものではありません。実は仁奈は「魔法王国」からやってきた魔女っ子だったのです!最初は信じていなかった亜由ですが、実際に自分に魔法をかけられて信じることに……。

魔法で人を幸せにすることが夢だという仁奈は、亜由のためにと色々な魔法を使います。しかし、ドジっ子で魔法王国では落ちこぼれだった仁奈の魔法には振り回されっぱなし。魔法をテーマにドタバタなスクールライフが描かれます。

もちろん忘れてはいけないのがラブ要素!架地のことがずっと好きな亜由、片想いしている相手がいるらしい架地にくわえ、仁奈のことが気になっている架地の親友である辻合、仁奈の幼馴染であるユタや不思議な美少女、紗也香なども登場。男と女、魔法使いと人間が入り乱れてそれぞれの恋愛感情が交差していき……。

基本的には楽しい学園コメディですが、主要キャラクターが多く、恋が入り乱れていてドキドキハラハラ。それでも皆が皆を思いやっているため、ドロドロ感はなくどこまでも爽やか!恋愛と友情の大切さがとてもキレイに描かれています。

そしてなによりの特徴と言えばやっぱり「魔法」。誰でも幼い頃に魔法に憧れたり、特に女の子は魔女っ子になってみたいと思ったことが一度や二度はあるはず。

そんなステキな魔法がふんだんに登場し、読んでいてワクワクします。さらに仁奈の魔法はよくある呪文や杖などは使わず、魔法をインストールするモバイルパソコンなどを使っていて斬新で可愛い!

設定や小道具、そしてもちろんキャラクターたち……たくさんのステキ要素がいっぱいで一瞬で読み終わってしまいますよ!

2位:魅力的な双子が周りを巻き込む!学園コメディラブストーリー『ミントな僕ら』

主人公は双子の姉弟、まりあ(姉)とのえる(弟)。顔も体格もそっくりで仲良しな2人ですが、ある日まりあが突然全寮制の学校に転校してしまいます。それは片想いの相手を追いかけるためでした。

シスコン気味でまりあが大好きなのえるは、連れ戻そうと同じ学校に転入することに。しかし1つ問題があり、転入はできるものののえるはとんでもないリスクを負うことになったのです。
 

著者
吉住 渉
出版日

それは「女装」!男子寮に空きがなく、女子生徒としてしか入れなかったのです。しかしのえるはそれを受け入れ、おおらかな学園長の許可といくつかの条件の下、女装してまりあと同じクラスに入ることに成功します。

なんと言っても顔がそっくりな2人なため、見た目の違和感はなく周りにも疑われることはありません。多少の男言葉や男っぽい仕草が出ても、「ボーイッシュ」なだけだと思われているだけ。

一緒に元の学校に帰ろうと説得するのえると帰らないと言い張るまりあ。なんだかんだと続いていた学校生活で、のえるは佐々という友達もでき、さらに寮のルームメイトである実有に恋をしました。

もちろんのえるを女の子だと思っている実有。男として実有と仲良くなりたいのえるはどうするのか?また、まりあはわりと早い段階で失恋してしまいますが次の恋も見つけます。しかしその恋も多難につぐ多難……。

のえるとまりあが互いに互いの恋を応援しながらの、周りも巻き込んだドタバタスクールライフです。双子の絆ってやっぱり特別で、2人の主人公は本当に楽しそう!

のえるが男だと気付いていなかった佐々からキスされ、その後真相をバラしてお互いに男とキスしたことにショックを受ける、という「女装モノお約束のハプニング」に笑ったり、そっくりな顔を生かしてのえるとまりあが入れ替わってみてハラハラしたりと、とにかく飽きのこない展開が続くのが特徴です。

顔もそっくりで髪型同じにしているのに、ぱっと見でどちらがのえるでまりあなのかはっきりと分かるところに吉住渉のすごさを感じます。滲み出てくるのえるとまりあの魅力に思わず夢中になってしまいますよ!
 

1位:だけど気になる……伝説の少女漫画『ママレード・ボーイ』

仲がいいと思っていた両親から突然離婚すると聞かされ驚く主人公、光希。しかも旅行先で出会った別の夫婦とパートナーを交換し、再婚して一緒に暮らすと言い出したのです。

もちろん反対する光希ですが、なんだかんだとことは進み結局みんなで暮らすことに。その「みんな」の中には、相手夫婦の息子、遊という同い年の男の子も含まれていて……。
 

著者
吉住 渉
出版日

ありえないできごとに困惑する光希。さらに遊が光希の高校に転入してきて、見た目はかっこいいのに意地悪な遊に振り回されたり、遊との同居が周りにバレたりと光希の生活は一変してしまいます。

そんなある日、光希は体育の授業でボールがぶつかり保健室で寝ていました。そしてそこに現れた遊。バカにされると思い寝たふりをする光希に、遊はキスを落として去っていったのです。

突然のできごとになにもできなかった光希。気付かなかったふりをしようとしても思わずドキドキしてしまい、遊のことを意識するように……。

さらに光希が片想いしていたけれど過去に振られた相手、銀太が実は昔から光希のことが好きだったと知り、自分の気持ちがわからなくなっていきます。

遊と銀太のどちらが好きなのか迷う光希。また遊の元カノの亜梨実も登場し、さらに恋模様は入り乱れていくことになりました。

2人の男性の間で揺れ動くという王道のストーリーですが、そこは切なく、でもどこか甘い気持ちを描かせればピカイチの吉住渉。戸惑ったり惹かれたりを繰り返しながら、一歩ずつ自分の気持ちに歩み寄っていく光希の心は、まさに恋する乙女心そのものです。

2人が結ばれてからも、光希にも遊にも、そして周りの人たちにも色々な出来事が起こり……。複雑になっていく人間関係や思いがけない事実の発覚で、常にドキドキしてしまう展開。読んだことがない人はもちろん、昔読んだ人が読み返しても間違いなく楽しめる作品です!


『ママレード・ボーイ』とその続編『ママレード・ボーイ little』については<『ママレード・ボーイ』と「リトル」の登場人物、魅力を結末までネタバレ考察>の記事で紹介しています。気になる方はぜひご覧ください。

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数々のヒット作を生み出し、多くのファンを惹き付けてやまない吉住渉。何度も読み返したくなる作品ばかりです。ピュアでロマンティックな恋愛漫画を読んでときめいてみませんか?