2017年10月にアニメ化されることが決まっている『ブレンド・S』。萌え属性を演じているJK、JDが可愛すぎる作品です。今回はそんな本作のキャラをご紹介!ネタバレを含みますのでご注意ください。
- 著者
- 中山 幸
- 出版日
- 2015-01-27
本作は王道の萌え漫画に、それぞれの「役」を演じるというちょっと変わった設定が楽しい作品です。2017年現在、雑誌「まんがタイムきららキャラット」にて連載されています。
物語の舞台は「属性」を演じる少女たちが接客をする喫茶店。彼女たちは本来の性格とは違ったり、そのままだったりするキャラクターを演じ、お客さんたちを癒しています。
時には店長ディーノの気まぐれでウェイトレスたちのヘアスタイルが変わったり、彼女たちの考案したメニューの注文数の多いものを実際のメニューに採用するなど楽しいイベントも行なっており、本当にそれぞれのキャラを応援したくなってしまいます。
何といってもこの作品は彼女たちが可愛い!絵柄に惹かれた人にはぜひおすすめしたいキャラ萌え漫画です。
昨今キャラ萌えが意識され、数多くの作品であざといキャラたちが登場しますが、本作は全員、すんなりと受け入れられてしまう自然さ。あざとさが売りの子もいるのですが、その子もそういう性格として突き抜けて徹底しているので、優しく見守ってあげたい存在になってしまうのです。
一応男性陣もいてキャッキャウフフするのですが、それも見ていて暑苦しくならないもの。店主の金髪イケメンという見た目に好きな人には積極的になれない性格、ツッコミ役のサバサバした性格が、男子高校生がイチャイチャしているような爽やかさ?があります。
しかし可愛いだけじゃない。彼女たち、彼らはそれぞれキャラが濃かったり、憎めない抜けた部分があったりと、一癖あり。それがギャグパートで活きてくるのです。
JKもJDもそして一応男性陣も可愛い、全てが癒しで構成された作品が『ブレンド・S』なのです。
それぞれの萌え属性になりきってお客様に給仕するというちょっと変わった喫茶店・スティーレ。そこでは下は16歳、上は21歳までのピチピチの少女たちが接客してくれます。
キャラになりきって給仕するということで、おのおのの属性と見た目がかなりハマっているのにギャップもあるという、悶えること間違いなしの萌え漫画です。
許もスティーレではそれぞれの「属性」の子があなたを優しく迎えてくれます。
主人公の苺香(まいか)は真面目な努力家の16歳の女子高生。しかし不器用で人付き合いが苦手という弱点があります。その気がないのにもともとの目つき、タイミングの悪さでドSな対応をしてしまい、そのせいで今まで苦労してきました。
本人もずっとそのことを気にしていたのですが、それがスティーレでは神対応!普段の接客で自分に対する苛立ちをついぽろっとこぼしてしまうこともあるのですが、それがお客さん的にはGJ!自分のことだと思われ、時には喜ばれたり、時には本当に傷つけてしまったりします。
しかし何だかんだ彼女を求めて来るお客さんが絶えないので、やはり結果的にGJ。これぞまさに天然モノのドS。それにしても、そのことに気づいていなかったり、いちいち凹んでいたりする苺香は残念&とても可愛いです。
そんな苺香ですが、巻を追うごとにバイト先の人間には打ち解けてきて笑顔を見せるようになります。その可愛らしさと激しい普段のギャップにドMな店長・ディーノはメロメロです。
こちらまで照れてしまうようなピュアッピュアなラブコメ展開を見せてくれるこのふたり。好意に気づいていない苺香が天然で思わせぶりな発言をしたり、彼が一方的に空回りしたりと、見ていてにやにやしてしまいます。
ドSだけど実はいい子というギャップとラブコメ展開で読者を萌えさせる主人公が苺香です。
アニメ作品の声優は和氣あず未です。
スティーレのナンバー1、不動の人気を誇っているのが17歳の女子高生・夏帆です。ツインテのツンデレというとつるぺた少女が多いイメージですが、本作では巨乳っ子。しかも背も標準よりも少し大きい165cm。
属性的につるぺた幼女が人気があるかと思いきや、やはり大は小を兼ねるということでしょうか。大きいと損することはありませんよね……。うらやましい。
そんなスペックだけでも魅力的な夏帆は、キッチンスタッフ・秋月の天然ツンデレを見て勉強するという努力家。家でまで接客対応の練習をして、偉そうだとお母さんをツンツンさせてしまい、焦ります。
ツンデレ(役)の夏帆がどうしようと焦っている姿はとっても可愛い。もともとその属性でないという設定が功を奏したワンシーンです。普通ツンデレの練習なんてしないのに、一生懸命練習する彼女の一途さもギャップがなくとも、普通に好感を持てる姿です。
また稀にしか描かれませんが、秋月とのラブコメ展開も萌え禿げるもの。夏帆は見た目の設定、性格の設定だけでも最高なのに、恋愛要素でもしっかりと読者のハートをキャッチしてくる、サービス精神旺盛なキャラクターなのです。
アニメ作品の声優は鬼頭明里です。
20歳の大学生にも関わらず、身長135cmのつるぺた体型が星川 麻冬です。お店では妹キャラで売っています。
キッズアニメを毎週欠かさずチェックしている筋金入りの妹キャラかと思いきや、実は私生活では弟たちの面倒を見るお姉さん。小さい子供も好きで、「お姉ちゃん」と呼ばれると喜ぶ一面を持っています。ロリがロリの面倒を見てるという不思議な光景です……。
しかもプライベートでは表情に乏しくおとなしいという面も持っています。普段頑張っている分、家でオフ状態になった彼女の姿は無防備で可愛い!現実にいたらぷにぷにしてしまいたくなるような様子です。
ロリコン趣味は現実では絶対に行動に移してはいけないことですが、麻冬の場合は20歳を超えているので合法!何の気兼ねもなく愛でられる夢のような存在です。
アニメ作品の声優は春野杏です。
- 著者
- 中山 幸
- 出版日
- 2016-02-27
お姉さんキャラ担当が天野美雨。もともとは店の常連客だったのですが、店長ディーノのスカウトにより、入店することとなりました。
もともと漫画家であり、シャッター壁サークルの主催者でもあります。入店のきっかけっもネタ欲しさという勤勉家ぶりで、苺香とディーノの関係を見守りながらも同人誌にもしちゃってます。
いち読者としてふたりの関係性に萌えている身としては、ぜひともその作品を売って欲しいですね。ふたりの進展を二次創作でいいから見たい……。
しかし読者をも惹きつける作品をつくる漫画家の美雨は、その勉強熱心っぷりが裏目に出ることも。お姉さんキャラとして足りないものが巨乳だと思った時にはタオルを胸に詰めすぎ、ボコボコの三段バラのような体型になってしまったこともありました。
それをドヤ顔で行い、店内を歩いている彼女。それもまた可愛いので許してしまいますね。
お姉さんキャラだけどちょっとぶっとんでいる天然さが可愛いキャラクターが麻冬なのです。
アニメ作品の声優は種﨑敦美です。
キャラたちのなかで最も野心家であり、あざと可愛いのが男の娘・神崎ひでり。店内でも上位を争うほどの美貌らしいですが、性別はれっきとした男性。女性になりたいという訳ではなさそうですが、男物の制服を着るのを泣いて嫌がるほどです。
店に入店するなりファンを増やし、アイドル属性もあるのではないかと言われるほどにステージの上で大活躍を見せます。
それもそのはず、実は将来はアイドルになることが夢。この可愛さは神が与えたもうたものだということを自らのたまい、両親に認めてもらうために入店しました。パワフルです。
実家の農家を継いで虫に囲まれるより、萌え豚に囲まれたいと拳を握りしめる男らしさもありますが、基本的には可愛いひでり。果たして野望のために、まずはお店のアイドルになることはできるのでしょうか。
アニメ作品の声優は徳井青空です。
スティーレの店長であり、金髪碧眼イケメンがディーノです。イタリア出身の26歳の彼は、序盤から登場し、苺香とぶつかって彼女に一目惚れするという運命的な出会いをします。
『ブレンド・S』はキャラ萌え漫画ではあるのですが百合要素はほぼなし。ラブコメ展開が主な見所で、そのなかでメインとなるのがディーノと苺香です。
ふたりの初々しく、甘酸っぱい様子は見ていてキュンキュン。無意識のうちに彼をメロメロにする可愛すぎる苺香。それにいちいち顔を真っ赤にしちゃうディーノ。
そこはビシッと男に決めてほしいのですが、いかんせんディーノはヘタレです。なかなか決められません。そしてタイミングが悪いことも手伝い、いつも読者を萌え禿げさせます。
これだけ読むとまるでちょっとヘタレなギャップのある王道イケメンじゃないかと思われるかもしれませんが、彼は生粋のドM。苺香の天然Sキャラをすぐさま見抜き、スカウトするほどです。
さらに美少女ものが大好きな筋金入りのオタク。フィギュアやアニメに目を輝かせる姿は熱がすごすぎて引いてしまうくらいです。
イケメンなのにところどころ残念さが漂うのがディーノ。しかしまっすぐに苺香を愛し続けるので、そんな一面は気にならないくらい好感度の高い人物です。ラブコメ展開から目が離せないキャラクターです。
アニメ作品の声優は前野智昭です。
オーナーであるディーノがまったく働かないので、いつもその分の苦労をしているのが三白眼の秋月です。彼とディーノのかけあいは見ていて楽しいものです。どちらかというとディーノのお目付役と言っても過言ではないかもしれません。
性格はナンバーワンの夏帆よりも完成度の高い天然もののツンデレ。三白眼という見た目に違わぬ萌えっぷりで、ホールに出られれないのが惜しいくらいです。
ディーノと同じく男子班はキッチンに立つので属性はありませんが、彼は百合男子。何でも百合に繋げてしまい、それでいて現実の女性にはうといという、こちらもヘタレ感のある男子です。
ちなみに夏帆といい感じなのですが、お互い意識しはじめるのがゆっくりで、そこにもニヤニヤできてしまいます。ぜひそちらのラブコメ展開もご確認ください。
アニメ作品の声優は鈴木達央です。
- 著者
- 中山 幸
- 出版日
- 2017-01-27
バリエーション豊富なキャラクターたちの見た目はもちろん、「演じているだけ」という設定のギャップにも萌えることのできる『ブレンド・S』。
その可愛さはこの画風と作品の世界観でしか味わえないもの。ぜひ作品で夢のような喫茶店に遊びにいってみてください。