本と冒険好きに捧げる雑誌
濃〜い旅人に頻繁に出会うインドで、出会った旅人から譲り受ける新しいページ。この人はどんな本を読んできたのだろう…。そう、交換した本を手に取り聞いてみる。インドのダラムサラにある日本食レストランのルンタには、「さすが、インドを旅してる人らが置いていった本や!!」と思わせてもらえるような本がズラリ。しかも、わずかなデポジットのみで借りることができる。その中に以前も紹介したアラスカの写真をたくさん撮ってきた星野さんの特集の雑誌があった。「雑誌とか久しぶりや〜。」と借りてみた。その中のある章にすごく感動し、家族へ手紙を書きその章をすべて写し書き同封した。
- 著者
- 新井敏記
- 出版日
- 2004-10-10
生涯最後の漫画
痛み止めのモルヒネを打ちながら、ベットの上で意識が朦朧とする中で原稿を書き続け、意識が戻ったらまた鉛筆を握る。完結はしなかったものも、手塚治虫氏の生涯最後の漫画です。学生運動が時代背景にあり、生と死がテーマとしてあり、主人公が二人で一人……!?これを聞いただけでは読んでみないと想像もつかないでしょう。
が、しかし!!複雑だけど、展開がすんなりとつながって一気に手塚ワールドに引き込まれていく。パラパラとページをめくるごとに時間軸の感覚がなくなっていきます。
- 著者
- 手塚 治虫
- 出版日
- 2011-10-12
視覚言語としての図形
ただただ美しい図形を眺めているだけで気持ちよくなって、インスピレーションが降りてくる。何か創り出したい衝動が湧いてくる。モロッコのイスラムの寺院モスクや家の中の装飾によく使われていた図形(ゼリージュ)は統一感があって、複雑ではあるがシンメトリーで空間がシンプルにまとまっていた。美しい図形とともに、「その図形のなぜ?」を知ることもできる本です。
イスラム芸術の幾何学
2011年05月19日
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ダウド・サットン(著) 武井摩利(翻訳)
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アルケミスト双書