人気漫画アプリcomicoで連載され、アニメ化や書籍化も果たした作品『ミイラの飼い方』。ホラーチックなイメージのあるミイラをどう飼うのか?タイトルからは想像もできない癒し系漫画、『ミイラの飼い方』の魅力的なキャラクターをご紹介します!
ミイラと言えば包帯でぐるぐる巻きにされた遺体のことであり、日本海外問わずに人気なホラー作品の題材です。地底から這い上がってきたり、棺桶から襲い掛かってきたり……。
- 著者
- 空木 かける
- 出版日
- 2016-02-12
本作は、小さくて可愛らしいミイラと、ちょっと変わった男子高校生が主人公。不思議な生き物たちが取り巻く、可愛らしくも暖かい、癒し系日常漫画です。
日常で疲れてしまったときなどにぜひ読んでおきたい、不思議な生き物たちのほんわかする姿がかなり魅力的に描かれています。自分もこんな生物を飼いたい!と思ってしまうくらい、不思議な生き物たちのかわいらしさに惹かれることでしょう。
可愛らしいだけではない、キャラクターたちの裏にあるそれぞれの深い想いにも注目してみてください。ただ可愛いだけではなく、胸にくるような話が多いのもこの漫画の魅力の一つ。疲れた心が登場人物の純粋さでふっと癒されるような、青春も味わえてしまいます。
読んでみたらきっとミイラの可愛さに虜になること間違いなし!ここではそんな『ミイラの飼い方』に出てくる、魅力的な登場人物たちをご紹介します。
ミイラの飼い主でもある主人公。父親がすさまじく好奇心旺盛で、様々な場所へふらっと旅に出ては、お土産と称して不思議な生き物を送ってきます。
- 著者
- 空木 かける
- 出版日
- 2016-07-12
呪いのダルマ、殺人カカシ、メリーさん人形……。とても送られて嬉しいものばかりではありませんが、一般市民からしたらとても信じがたいほどに珍しい物。それゆえに主人公の空は「不思議なこと」に慣れており、ミイラが動いても驚かない柔軟性のある性格です。
世話好きで社交的、頼られるとついつい一肌脱いでしまいます。家事なども得意であり、運動も非常に得意。かなりオールマイティな能力を持っていますが、英語が苦手という一面もあるのです。
ミイラのことを可愛いと受け入れるや否や、ミイラに対してかなり親ばかになっています。そのエピソードとして、ミイラを盗まれた時にはいつもの姿からは想像もつかないような怒りの姿を見ることができます。ですが、怒って仕返しをするわけではなく、相手を諭し、許し、責めはしません。
とても愛情深く、他人を簡単に責めないことも魅力の一つです。
恐ろしい生物のミイラ……のはずが、二頭身のぽてっとした可愛いデフォルメ姿であるミイラのミーくん。エジプト出身のようですが、中身などは不明。年齢も性別も不明なので、かなり謎が多い生き物です。
性格は基本的に心優しくいい子ですが、ちょっぴり泣き虫。ミイラの飼い方なんてわからないとため息を吐く空の姿を見て、自分がたくさん迷惑をかけたから……と思い込んで泣いてしまう程。ですが、自分が盗まれてピンチになったときも、空の言いつけを守ることを優先していました。心優しくていい子なミイラ、それがミーくんなのです。
ちなみに、ミーくんは基本はしゃべりませんが、空の飼い犬であるポチを真似してわん!とだけたまに鳴きます。ミイラなのに犬のように鳴くのも、ちょっと謎めいていますが可愛い一面ですね。
触り心地はどうやらぬいぐるみと思うほどぷにぷにっとしている様子。
主人公の親友であり、序盤から登場回数の多い神谷他月。クールで頭もよく、情に厚く、深くかかわった人のことを突き放せないという性格の持ち主です。
- 著者
- 空木 かける
- 出版日
- 2016-11-11
茂木に飼われているのがドラゴンのいさお。たまたま茂木家にやってきたらしく、茂木に最初に見つかった時は慌てて隠れようとしていました。
ですが、茂木が怖がっていたら元気づけようとしたり、茂木にものを投げつけられたにも関わらず、転んで階段から落ちた茂木の心配をしたりと、かなり心優しい性格をしています。
ミーくんたち同様、癒し系のドラゴンですが、実は文字を覚えたり写真を撮ったりすることも。茂木が暴れて汚した家の家具を一緒に片づけてあげたりもしていました。実はかなりハイスペックなのかも?
- 著者
- 空木 かける
- 出版日
- 2017-05-12
魅力的なキャラクターたちと、魅力的な不思議な生き物たち。ミイラに小鬼にドラゴンに、ほかにも様々な生き物が登場します。ほんわかと優しい癒し系の漫画ですが、時にはじーんとさせ、時には息をのむような展開も。ミイラのミーくんと空を取り巻く日常を、ぜひお楽しみください!