こぶいちがイラストを描くラノベおすすめ4選!目が大きくて萌える絵柄

更新:2021.12.5

萌え系美少女のイラストで知られるイラストレーター・こぶいち。ゲームの原画や挿絵など幅広い活動をしていますが、ここではその中でも特に、こぶいちがイラストを担当したライトノベル作品を4作ご紹介します。

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こぶいちとは

名前のイメージから男性と思う方も多いかもしれませんが、女性の原画家、イラストレーターで、アダルトゲーム「絶望―青い果実の散花―」で原画家デビューを果たしました。 その後、ゲームの原画を始め、ライトノベルの挿絵なども多く手掛けています。成人向け作品も多く、可愛らしさとエロスの両方を兼ね備えた美少女を描き出すイラストレーターです。

武偵候補生たちが暴れまくる『緋弾のアリア』

遠山キンジは、東京武偵高校の探偵科に属する男子高校生。 「武偵」――それは、武装や逮捕を許された国家資格を持った者達のことで、荒っぽいことからくだらないことにまで、様々に対応します。そんな武偵になるための専門的な知識を学べるのが、武偵高校です。 始業式の日、キンジは何かと自分の世話を焼いてくる幼馴染、星伽白雪(ほしとぎしらゆき)と別れ、自転車で学校へ向かいます。しかしその途中、突然、セグウェイに乗った人物が銃口を向けてきて、そのうえ自転車には爆弾が仕掛けられていることが発覚しました。 いきなりヤバイ状況に置かれたキンジでしたが、7階建ての女子寮の前を通りかかった時、その屋上から突然、ピンクのツインテールをした少女が飛び降りてきて……!?

著者
赤松 中学
出版日
2008-08-20

「緋弾」、「緋アリ」などの略称で親しまれているライトノベルで、第1巻は2008年にメディアファクトリーより刊行されました。コミカライズやアニメ化されるなど、人気の高いライトノベルシリーズです。 主人公の遠山キンジが通う東京武偵高校には、「武偵」を育成するための専門科があります。逮捕権や武装を許された武偵を育成する場所なので、生徒には防弾制服や、拳銃、刀剣の携帯が義務づけられています。そんな学校で当然、普通の高校生活が送れるわけはなく、ある事情から「武偵」に嫌気がさしていたキンジは、「普通の高校への転校」を目標にしていました。 そんなキンジがある日出会ったのが、神崎・H・アリアという少女です。身長142センチでツインテール、見た目は小学生のような少女ながら、学校の専門科の1つ強襲科ではSランクを獲得している使い手です。わがままで猪突猛進なところもありますが、彼女の行動にはある理由がありました。 他にも、何かとキンジの世話を焼き、超能力操作研究科(SSR)に所属している星伽白雪、おバカキャラのように見えて実は情報収集や変装が得意な峰理子(みねりこ)など、個性的なヒロインが登場します。 本作の見どころはやはり、「大スケールアクション&ラブコメ」と銘打たれているように、主人公やヒロイン達のアクションシーンです。迫力のあるバトルは、読んでいて思わず引き込まれてしまうことも多いでしょう。特に、物語が進むほど戦い方や描かれ方も進化していくので、1巻で面白いと思った方はぜひシリーズを読み進めてもらいたいと思います。 キャラクターやストーリーの設定には、ライトノベルを読み慣れている方にとってはやや既視感を覚える方もいるかもしれません。しかし、だからこそわかりやすい内容にもなっており、テンポの良いストーリーはさくさくと読み進めることができます。 本編だけで既に25巻(2017年7月現在)と長編シリーズになっていますが、1巻だけでも面白いので、まずはぜひ一度手に取ってみてください。

ゾンビで女装の魔装少女!!『これはゾンビですか?』

町で起きている猟奇殺人事件に巻き込まれて死んでしまった男子高校生、相川歩(あいかわあゆむ)は、ひょんなことからゾンビとして蘇り、普通に学校へ通い普通に生活をしています。 しかし、そこはやはりゾンビ。夏の暑い日差しは苦手で、学校で日が暮れるのを待ってから帰宅していました。 歩は、帰宅途中の墓地で、墓石に腰を下ろしておにぎりを食べる時間を楽しみにしていたのですが、ある日、そこに学ランを着たツキノワグマとコスプレをした少女が空から降って来ます。 魔装少女(まそうしょうじょ)と名乗る少女に、凶悪なツキノワグマのクマッチ。クマッチとの戦闘に突入してしまった歩は、ゾンビになってから得た筋肉を操作する力でクマッチと相対しますが……!?

著者
木村 心一
出版日
2009-01-20

ファンタジア長編小説大賞で佳作を受賞した作品で、後にテレビアニメ化もされた人気シリーズ、「これゾン」の略称で親しまれています。イラストはこぶいちと同じ会社に所属しているむりりんも共に担当しており、著者も本作の見どころの1つとしてイラストをあげるなど、内容と共に挿絵も秀逸な作品です。 主人公の相川歩は、1巻が始まった時には既にゾンビとなっており、冒頭からツキノワグマのクマッチと派手な戦闘をし、勝利をおさめています。その際、魔装少女と名乗る少女、ハルナと出会い、歩もまた魔装少女として活動することになりました。魔装少女になった後は、それまでゾンビゆえに苦手だった日光が大丈夫になったり、身体能力がさらに高くなったりと、その能力が強化されています。 歩は、ハルナや、死亡した歩をゾンビとして蘇らせた張本人であるネクロマンサーの少女・ユークリウッド・ヘルサイズ、通称ユー、巨乳で毒舌のコスプレ好き吸血忍者のセラフィム、通称セラなどのヒロインと共に、世界旅行中で不在の両親の家で暮らすことになります。 主人公と数人のヒロインが同居するあたりは、いわゆるハーレムもののラブコメ作品ですが、全体を通すと戦闘シーンに割かれている割合が多く、ハーレム中心の物語にはなっていません。主人公がゾンビであり魔装少女であり、ヒロインも人外の種族と異種族ものと、さまざまな要素が詰め込まれています。 また、歩が魔装少女になる際は、下着まで女性物になってしまうなど、かなり変態っぽい見た目になってしまいます。その姿でしっかりと戦っているので、イラストと合わせて楽しんでみてください。

ファンタジックな森でのラブコメ『記憶の森のエリス』

女守市には、中高生の間で囁かれている都市伝説があります。それは、10代の人間しか入ることができない場所で、そこにいるという「守人」に合えば、記憶に関する願い事を1つだけ叶えてもらえるというものでした。 その場所の名前は、「記憶の森」。自分の記憶を消したい者、誰かの記憶を変えたい者、記憶に関わる願いを抱えた者が、今日も森を訪れて……。

著者
七瀬川 夏吉
出版日
2009-11-02

2009年に角川スーカー文庫より第1巻が刊行され、後に2巻目も発売されています。 「記憶の森」というのは、あらゆる人々の記憶が納められている場所で、そこには森の守人をしているエリスという少女がいます。守人とは、依頼人から記憶を探す依頼を受けた際に森へと入り、記憶を探す役割を担った者のこと。森に入る際は一糸まとわぬ姿にならなければなりません。 そんなエリスには、パートナーとして記憶力がものすごく悪い男子高校生カガミがいます。物語は、基本的にはこの2人のラブコメものです。 全4話の短編からなっており、そのうち3話と4話は単行本描き下ろしになっており、エリスとカガミの過去の話を読むことができます。1話完結型の短編形式なので、さくさくと読み終えることできるでしょう。 また、キャラクターは、兄のカイルの妄想をして喜ぶブラコンのエリスと、超の付くほど記憶力の悪いけどテンションだけは高いカガミと個性が強く、勢いで最後まで読むことができます。ちょっと不思議なラブコメを読みたい方は、ぜひ一度チェックしてみてください。

本物のプリンセスと大和撫子どっちがいい?『ビンボーだってプリンセス!』

3学期の始業式の日。男子高校生の麻山和輝は、幼馴染の西園美弥子に付き合わされて、朝の6時半に学校へ向かっていました。 大和撫子風の美少女で家は学校に多額の寄付をしている金持ち、本人も1年生の時から生徒会長を務めるなど、とても優秀な少女です。そんな美弥子は、3年時も生徒会長に選ばれるように、いよいよ始まる生徒会長選挙に勝つための準備を、和輝にも手伝わせるつもりだったのです。 しかし、始業式に突然謎の留学生が現れます。エルスティン王国の王女だというルミア・エルスティンも生徒会長に立候補すると言い出して……!?

著者
七海 ユウリ
出版日
2008-09-01

美少女文庫は、ジュブナイルポルノ(アダルトラノベ)のライトノベルレーベルです。 主人公の和輝の周りには、幼馴染で才色兼備な西園美弥子、そして突然現れた留学生のルミア・エルスティンがヒロインとして登場します。美弥子が大和撫子風の美少女であるのに対し、ルミアは金髪の縦カールで、しかも一国の王女という本物のプリンセスです。 実は、ルミアにはある事情があり、生徒会長に立候補したのも学校を征服するという企みがあったからでした。しかも、その事情のおかげで住む場所もなく、ルミアは和輝の家で同居することになります。 幼馴染の和風美少女と、謎だらけの本物のプリンセスの2人に挟まれた主人公が、選挙戦を中心に交流を深めていくというのが主なストーリーです。ヒロイン2人が、イラストの可愛さも手伝ってとても魅力的で、その魅力に引っ張られて最後まで一気に読むことができます。性格も容姿も正反対になっていることが、より2人の魅力を引き出しているとも言えるかもしれません。 和輝がどちらと結ばれるのか、ぜひ手に取って確認してみてください。

いかがでしたか? ライトノベルは、ストーリーや設定の面白さはもちろん、イラストもとても大事な要素です。何か面白いライトノベルはないかな? と思ったら、好きなイラストを描くイラストレーターの名前から探してみるのもいいかもしれませんね。

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