漫画『僕のヒーローアカデミア』1年A組全生徒、全“個性”を独自に評価!

更新:2021.11.8

人気沸騰中の次世代少年漫画の王道、『僕のヒーローアカデミア』。今回は魅力的で“個性”的なキャラクターがたっぷり登場する本作を、より楽しむために主な登場人物の所属する1年A組の生徒20名を余さず徹底解説、評価をしていきたいと思います。

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漫画『僕のヒーローアカデミア』1年A組全生徒の個性を評価!

著者
堀越 耕平
出版日
2014-11-04

漫画『僕のヒーローアカデミア』は、2014年から「週刊少年ジャンプ」で連載されている堀越耕平の作品。

本作の特徴としては、職業ヒーローの存在が挙げられるでしょう。全人口の約8割が“個性”と呼ばれる先天性の超常能力を持った世界。強大な能力が犯罪に利用されることは想像に難くありません。そんな“個性”が当たり前に存在する世界でも、悪に屈さず、犯罪者を取り締まる人々がいました。

“個性”を使う犯罪者のヴィランを“個性”で取り締まる正義のヒーローです。

黎明期のヒーローは自発的に行われていた自警活動のようですが、作中時間では政府公認の国家公務員となっています。

凶悪ヴィラン退治、あるいは人命救助で活躍するヒーローは人々の憧れの的。現実世界でも、凜々しく頼もしい警察官の姿に憧れる子どもが多くいるように、『僕のヒーローアカデミア』の世界ではヒーローが子どものなりたい職業のトップです。主人公の緑谷出久(みどりやいずく)をはじめとして、ヒーローを志すたくさんの少年少女が登場します。舞台は主に、ヒーロー育成の名門である国立雄英高等学校ヒーロー科。彼らはそこで共に学び、時に競い合います。

特にクローズアップされるのは、主人公も所属する1年A組。様々な“個性”を持った個性的な生徒達ばかりです。今回はA組の全生徒に焦点を当て、彼らを詳しく紹介するとともに、これまでの活躍を振り返って成績表のような形で10段階評価を与えたいと思います。

現時2017年7月現在で刊行済みの最新刊(14巻)までの出来事を対象に、あくまでも独自評価による判定となりますので、その点はご了承ください。

そもそも“個性”とは?

著者
堀越 耕平
出版日
2015-01-05

『僕のヒーローアカデミア』を語る上でどうしても外せないのが“個性”です。生徒の紹介にも必ず絡んでくるので、まずはこちらから説明したいと思います。

“個性”とは作品世界で突如、ある世代以後の新生児に現れ始めた先天性の超常能力のこと。その発現の仕方は様々で、まさしく千差万別ですが、大別して3種類の系統に分けることが出来ます。

1つめは「発動型」。作中最もスタンダードな発現タイプで、種々の物理現象を意識的に引き起こす能力がここに分類されます。

2つめは「変形型」。自身の肉体を変化させる能力。変身と言ってしまっても良いでしょう。

3つめが「異形型」。出生時から、肉体がなんらかの形で“個性”の影響下にある能力。常人とは異なる姿形であることが多いです。

“個性”はこの3種の系統のいずれかか、あるいはこれらのうち2つ以上の特徴を備えた「複合型」に分けることが出来ます。

“個性”は原則として1人につき1つ。完全に生まれ持った資質なので、後天的に得ることは基本的に出来ません。その例外に当たるのが、物語のキーとなる「ワン・フォー・オール」とその発生原因となったある能力ですが、それらについてはまた別の機会に。

出席番号1番:青山優雅(あおやまゆうが)

出席番号1番:青山優雅(あおやまゆうが)

出典:『僕のヒーローアカデミア』1巻

ヒーロー名「輝きヒーロー『Can't stop twinkling.(キラキラが止められないよ☆)』」。

“個性”はネビル・レーザーで、ヘソから光線を射出する能力です。典型的な発動型“個性”。特製コスチュームは全身数ヶ所に射出口が設けられており、ネビル・レーザーをヘソ以外から撃つことが可能になっています。

なぜかフランス語を多用する、自分大好きナルシストです。A組の中では麗日お茶子、飯田天哉に次いで登場は早く、雄英入試実技試験で初登場。当初からやや鼻持ちならない言い草が多く、好感度の低いキャラでした。

実は持てる者ゆえのコンプレックスを秘めたキャラ。“個性”が当たり前の世界で常人とは明らかに違う強さを持つものの、A組内に限ってみれば際立った能力ではありません。いざという時の覚悟も足りず、ヒーローの資質にも欠けていました。

そうしてクラス内で格差を感じる一方で、果敢に強敵へ立ち向かう出久や飯田の姿に感化もされていました。ヒーロー免許仮免取得試験で発露したその想いが、結果としてA組全員一次試験通過に貢献したのも事実です。

ヒーロー評価:5。普段はパッとしないものの、ここぞという場面で輝く青山。評価は活躍と相殺しました。コンプレックスを乗り越えた今後に期待です。

出席番号2番:芦戸三奈(あしどみな)

出席番号2番:芦戸三奈(あしどみな)

出典:『僕のヒーローアカデミア』6巻

ヒーロー名「Pinky(ピンキー)」。

“個性”は酸で、全身から任意に酸性の溶解液を分泌することが出来ます。酸の溶解度、粘度は自由にコントロール可能。白目の部分が黒い目、頭部の角、全身紫がかった特徴的なピンク色の肌から、発動と異形の複合型“個性”です。

雄英入学後の個性把握テストで本格登場。苗字の芦戸は酸の英単語であるAcid、名前の三は酸と同音という由来でしょう。おそらくですが、子役として有名なタレント芦戸愛菜ともかかっています。

ノリの良い性格で、ギャルっぽい容姿とは裏腹に天真爛漫、感情がすぐ顔に出て、誰とでも気さくに話すクラス女子の盛り上げ役。勉強は苦手なようで、20人中下から数えて2番目という有様。その反面、クラスの女子の中ではトップレベルの運動能力の持ち主でもあります。

劇中ではまだ重要なエピソードに絡んでいない1人。

救助訓練レースでは、指にまとわせた酸で建物に穴を開けて壁を登るシーンがありました。これほど強力な酸なら、噴出した酸を浴びせるだけでなく、救助活動にも応用出来そうです。例えば強い衝撃が御法度の災害現場などでは、彼女の溶解能力が活かせるでしょう。

ヒーロー評価:6。気遣いの出来る明るい性格、優れた運動能力から仲間のフォローを出来る素早い対応力、そして救難適性のある芦戸。活躍の素地はあるので彼女も今後に期待。

出席番号3番:蛙吹梅雨(あすいつゆ)

出席番号3番:蛙吹梅雨(あすいつゆ)

出典:『僕のヒーローアカデミア』2巻

ヒーロー名「梅雨入りヒーロー『FROPPY(フロッピー)』」。

“個性”は蛙。跳躍、張り付き、伸びる舌、弱い毒性粘液の分泌から胃袋の出し入れまで、およそ蛙から連想出来ることならだいたい可能という強力かつ柔軟な能力です。蛙っぽい顔や伸びる舌からわかるように、容姿は“個性”と密接に結びついており、意識的に粘液の分泌が出来ることから全ての系統の複合型と思われます。

クラスメイトのほとんどがそうであるように、彼女も個性把握テストから登場。「梅雨ちゃんと呼んで」が口癖ですが、これを言うのは友達になりたい相手限定。感情が表情に出にくいものの、とても友達思いの女子です。よく思ったことをストレートに発言しますが、きちんとTPOは弁えているので、空気が読めないわけではありません。

救難訓練におけるヴィラン連合襲撃時に活躍。その後もコンスタントに実力を発揮し、課題らしい課題のない極めて優秀な生徒です。

ヒーロー評価は文句なしの10。オールラウンドに活躍出来るバランスの良い能力、的確な判断力、要所の活躍、正しい倫理感、と非の打ち所がありません。さらにヒーロー資格仮免試験終盤では新技の保護色で隠密性も披露し、万能振りに拍車がかかりました。ただ、蛙だけに寒さには弱いらしく、今後は彼女の苦手とするフィールドでの行動に注目。

出席番号4番:飯田天哉(いいだてんや)

出席番号4番:飯田天哉(いいだてんや)

出典:『僕のヒーローアカデミア』1巻

ヒーロー名「天哉」、後に兄の名を継いで「インゲニウム」。

“個性”はエンジン。両脚ふくらはぎにエンジンのような器官があり、燃焼させることで爆発的な加速力を得ます。ふくらはぎのマフラーや、意識的操作を行える点から考えて異形と発動の複合型。

“個性”は父母のどちらか、あるいは両方から遺伝します。飯田家は代々ヒーロー一家で、インゲニウムこと兄の天晴も天哉と同じエンジンが“個性”。ただしそちらは脚ではなく腕。兄弟で同じ“個性”でも、違う形で発現することがあるようです。

エンジンの原動力となる燃料は100%オレンジジュース。一応飲み物であれば良いようですが、相性がある様子です。ものによって調子が変わるなら、例えばアルコール摂取で限界以上の力が出る、というようなこともあるかも知れません。真面目な性格なので自分から口にすることはないでしょうが。

真面目一徹を絵に描いたような人物。学級委員を務める優等生ではありますが、型にはまった思考のせいで柔軟性に欠ける一面も。普段は正義を愛する規律正しい模範的なヒーローの卵ですが、保須市の事件では兄を尊敬するあまりに視野が狭まり、暴走してしまいます。同時にそれがきっかけで、志を新たに真のヒーローを目指すようにもなりました。

ヒーロー評価:7。事件解決に最も要求されるのは即応性です。その点で機動力の高い天哉はうってつけ。同じ“個性”のインゲニウムがプロヒーローとして広く認知されていることからも、天哉の活躍は保証されているも同然でしょう。劇中でも長所を遺憾なく発揮して活躍しています。

ただし、現時点では形式ばった性格のために応用性に乏しく、クラスメイトを巻き込んだ騒動の原因にもなったので少し低めの点数としました。

出席番号5番:麗日お茶子(うららかおちゃこ)

出席番号5番:麗日お茶子(うららかおちゃこ)

出典:『僕のヒーローアカデミア』3巻

ヒーロー名「ウラビティ」。

“個性”は無重力。両手の五指に付いた肉球で物体に触れると、対象の引力を無効化することが出来ます。無効に出来る限界重量は約3トンで、無効化は自身にも適用可能。ただし、無効許容量を超えたり、自身に長時間適用したりすると激しく酔うという弱点があります。

無重力化の条件は指先で触れること。そのため暴発を防ぐ意味で、日常生活では色々と気を遣っている描写があります。おそらく発動型ですが、肉球が異形型の限定的発露とも考えられます。

コスチュームは主に“個性”の弱点を補う酔い止め機能が主眼。その機能だけを要望として出した結果、デザイン事務所の独自判断でボディラインの浮き出た際どいものになったそうです。

やや天然気味で人見知りしない性格。歯に衣着せない物言いをする裏表のない少女です。無意識に人と距離を詰めるようで、男子(主に出久)をどぎまぎさせることも。本作のヒロイン格。

入試で出会った出久とは親身に接しており、友人同士。出久の影響を最も近くで受ける1人で、彼のヒーローに賭ける姿勢や意識に徐々に感化されていきます。最近ではさらに一歩踏み込んで、特別な感情を抱く描写もちらほら。

名前通りに他者を和ませる言動の一方、意外な熱情家の面も持っています。雄英体育祭トーナメントでは、戦闘には不向きな“個性”を上手く制御し、格上相手に臆せず食らいつきました。そして続く職場体験。あえて戦闘的なヒーローの事務所で学ぶことで、“個性”使用の幅を広げるという意外な選択も見せました。

ヒーロー評価:6。大きな失点こそないものの、目立った活躍もないという判断です。無重力は色々と応用出来る能力。会得した近接格闘術と合わせて、今後の活躍に期待です。

出席番号6番:尾白猿夫(おじろましらお)

出席番号6番:尾白猿夫(おじろましらお)

出典:『僕のヒーローアカデミア』4巻

ヒーロー名「武闘ヒーロー『テイルマン』」。

“個性”は尻尾。自重を支えるほど強靱で、自在に操ることの出来る尻尾が腰から生えています。シンプルですが、攻防一体で運用可能な優れた“個性”です。純粋な異形型。

実直かつ誠実な人柄で、体育祭では不本意な経緯で勝ち進んだことから、決勝トーナメント戦への出場を自ら辞退するほど。

特徴がないのが特徴、と言えるほど地味なキャラ。成績も実技ともに中間辺りと、個性的な生徒の多いA組の中では特に埋没しがち。そのせいかは不明ですが、同じく存在感の薄い透明人間の葉隠とは最初期の対人戦闘訓練以来仲良くしているようです。

作中で重要エピソードに絡んでいない1人。とはいえ、尻尾が生えているだけ、という“個性”で難関の雄英に合格し、ヴィラン襲撃事件の際には単身で多数に立ち向かったのということで実力は充分。自分の能力を把握し、鍛え上げた努力家であるのが窺えます。

尻尾を用いた近接格闘を得意としていますが、逆にそこが弱点。仮免取得に向けた必殺技会得授業では、尻尾を起点とした単調な動きと看破されました。自身の唯一の武器である尻尾をどう扱うかが今後の課題となるでしょう。

ヒーロー評価:5。今ひとつ実力を発揮しきれない不遇な生徒。シンプルな能力ほど多彩な働きが見込めます。一皮剥けることに期待しましょう。

出席番号7番:上鳴電気(かみなりでんき)

出席番号7番:上鳴電気(かみなりでんき)

出典:『僕のヒーローアカデミア』2巻

ヒーロー名「スタンガンヒーロー『チャージズマ』」。

“個性”は帯電。電気を操る攻撃的な能力ですが、全方位への放電しか出来ません。比較的相手を選ばない強力な能力で、緊急時には非常電源をこなせる便利な力である反面、出力以外を調整出来ないピーキーな“個性”。しかも限界を超えて使用すると脳がショートし、一時的に知力が著しく低下するデメリットがあります。典型的な発動型。

言動もファッションも、非常にチャラチャラした男子生徒です。1-Aのムードメーカーその1。ショート時にアホになりますが、それとは関係なく普段の座学でも最下位という残念さ。単細胞というわけではありませんが、男の友情や義理を重視する傾向があります。

個性を伸ばす訓練や必殺技会得を経て、自身の課題に挑戦。その結果、使用電力の上限引き上げや、サポート科との協力で能力に指向性を与える装備を獲得しました。

ヒーロー評価:6。ショートというデメリットのせいで締まらないことがあるものの、派手な“個性”で事態を切り抜けたことは何度もありました。戦闘面ばかりでなく、他の場面での活躍も見てみたいところ。人命救助の点では他生徒に一歩遅れていますが、ムードメーカーたる彼の明るさはきっと人々に安心をもたらすでしょう。

出席番号8番:切島鋭児郎(きりしまえいじろう)

出席番号8番:切島鋭児郎(きりしまえいじろう)

出典:『僕のヒーローアカデミア』3巻

ヒーロー名「剛健ヒーロー『烈怒頼雄斗(レッドライオット)』」。

個性は硬化。全身を硬くして鎧のようにも剣のようにも出来、攻撃と防御を兼ね備えた能力です。体が変化する変形型の“個性”。

直情径行の熱血野郎。古き良き硬派な不良と言った感じの好漢です。クラスのムードメーカーその2。ぶっきらぼうな爆豪とは気が合うようで、入学当初からつるんでいます。

常人離れしたA組の中でも見劣りしない運動能力の持ち主。勉強はあまり出来ませんが、決して馬鹿なわけではありません。保須市の一件では、出久がクラスメイトに送ったメッセージの意図を、彼もまた気付いていました。

爆豪と行動を共にする関係で、よく騒動に首を突っ込んでいます。爆豪を諫めるのではなく、積極的に荷担しているところはあまり褒められた部分ではありませんが、毎回しっかり活躍しているところから実力が見て取れます。

ヒーロー評価:7。友人のためなら火中に飛び込むお人好し。人の良さはヒーローに必要な資質ですが、作中の行動はどれも紙一重で事態を悪化させかねないものばかりでした。がむしゃらに押すだけではなく、引く時は引く、というのを覚える必要があるでしょう。

“個性”の特性上、接近すればほぼ無敵ですが、逆に言えばそれが欠点。遠距離で対処されたり、物理攻撃無効の相手などには手が出ません。硬度の維持、持続時間に課題あり。もっぱら対ヴィラン戦を担うことになると思われますが、この辺りの問題をどう克服していくのでしょうか。

出席番号9番:口田甲司(こうだこうじ)

出席番号9番:口田甲司(こうだこうじ)

出典:『僕のヒーローアカデミア』6巻

ヒーロー名「ふれあいヒーロー『アニマ』」。

“個性”は動物を操る能力。発動条件はただ声をかけるだけ。たったそれだけで人間以外を自由に操作出来るようで、意図しない発動を避けるためか普段は無口です。特徴的な外見なので異形型なのは間違いありませんが、発動型との複合かは微妙なところ。動物を操る力は異形に由来する能力かも知れません。

劇中では重要なエピソードに絡んでいない1人。というより、活躍自体がほとんど描かれていません。

能力は動物を強制的に操るものですが、彼自身は控えめで優しい性格。実家を離れて雄英の学生寮に入ってからも、自室でウサギを飼うほどの動物好き。ヴィラン連合襲撃のあった救助訓練で常闇と組んだ縁か、以後は彼と行動していることが多いです。

ヒーロー評価:5。動物に依存する特性上、使いどころが難しい“個性”。口田本人は嫌がってやりたがりませんが、能力は昆虫にも効くので、無制限に数を集めることが出来れば強力にもなるでしょう。屋外活動での情報収集、攪乱能力は群を抜きます。今の彼に必要なのは、色々な意味で性格の改善だと思います。

出席番号10番:砂藤力動(さとうりきどう)

出席番号10番:砂藤力動(さとうりきどう)

出典:『僕のヒーローアカデミア』8巻

ヒーロー名「甘味ヒーロー『シュガーマン』」。

“個性”はシュガードープ。ドープとは薬の服用のこと。彼は摂取した糖分を消費することで筋力を大幅に増強出来ます。砂糖10グラムにつき3分間パワー5倍。摂取した糖分をパワーに変換する性質上、過剰使用で脳機能が低下して、眠気を催すという弱点があります。

劇中では重要エピソードに絡んでいない1人。

唇が厚いがっちりした長身体型。どことなく『キン肉マン』を思わせます。具体的な活躍は描写されていませんが、作者の堀越曰く強能力。軽い条件の割りに破格の超強化ではあります。

表出していない恐るべきデメリットのある“個性”に思えてなりません。担任のイレイザーヘッドこと相澤消太は、視界に治めるだけで対象の“個性”を消す能力者ですが、残念なことにドライアイ。もしこのドライアイが生来のものでなく、能力酷使の結果だとしたら。

砂藤は合宿での“個性”伸ばし訓練でより多くの糖分を摂り、効率的に消費するよう努力していました。もしかすると行きすぎた糖分の摂取で糖尿病に罹る恐れがあります。“個性”使用による肉体への悪影響はいくつか例が出ていますし、まったくないわけではないでしょう。

ヒーロー評価:4。設定上はワン・フォー・オールと同じくらい活躍出来るはずなのですが、いかんせん出番がないのが致命的。意外な特技でスイーツ作りが得意(糖分摂取を兼ねた趣味)なようなので、シュガードープによる前衛役以外でも、炊き出しなどで活躍が見込めます。

出席番号11番:障子目蔵(しょうじめぞう)

出席番号11番:障子目蔵(しょうじめぞう)

出典:『僕のヒーローアカデミア』2巻

ヒーロー名「触手ヒーロー『テンタコル』」。

“個性”は複製腕。五感機能を備えた腕を背中から生やすことが出来ます。見た目は少々恐ろしいですが戦闘にも使える上に、諜報活動でも非常に便利。腕を多く作って包むことである程度の運搬も可能。変形と異形の複合型“個性”。

名前の由来は「壁に耳あり障子に目あり」ということわざでしょう。

突出した身長、4本の腕、リーゼントにマスクとかなり威圧感のある姿。が、特に柄が悪いわけではなく、普段は無口です。喋る時はなぜか複製腕の口で話すことが多い様子。インターンの説明でやって来た3年生に質問された時、マスクについては何か理由がある素振りでしたが、それと関係があるのでしょうか……?

物静かで目立ちませんが、登場自体は意外と早く、雄英入試の実技試験にすでに障子らしき人物が出てきています。頭の回転が速く、腕が多いだけに手も早い。比較的常識派で柔軟な思考の持ち主。友人を見捨てられないなど、友達思いな一面も持っています。

ヒーロー評価:7。活躍は限られていますが、その異様と相まって存在感抜群。複製腕は情報収集から連絡係、物資人員の運搬といった後方支援から、最前線で捕縛などもこなせるとても便利な能力です。腕の間の皮膜を張って飛行(滑空?)も可能で、意外と万能選手。

出席番号12番:耳郎響香(じろうきょうか)

出席番号12番:耳郎響香(じろうきょうか)

出典:『僕のヒーローアカデミア』2巻

ヒーロー名「ヒアヒーロー『イヤホン=ジャック』」。

“個性”はイヤホンジャック。耳たぶからコード状のプラグが伸びており、それを挿すことで空間に伝わる音を拾ったり、自身の心音を爆発的な衝撃として放ったりすることが出来ます。衝撃波の威力は岩を砕くほど。コードの射程は6メートルで、高精度の操作が可能。変形型が主体の“個性”。

ボブカットの前髪パッツン、ロックを愛する三白眼の少女。さばけた口調と性格の割りには意外と乙女チック。自身のスタイルについて気にしてる様子があります。耳郎は良く言えば細身ですが、発育の良い八百万や芦戸などと比べると……やや控えめ。

ヴィラン連合襲撃時には、手の塞がった八百万と“個性”の発揮しにくい上鳴に代わり、矢面に立って奮戦しました。

ヒーロー評価:6。強力な個性ですが、今一歩踏み込めていない感があります。イヤホンジャックは情報収集と奇襲が強み。しかし、攻撃方法が爆音ということで、静粛精密な動作とはアンバランスに思えます。奇襲の一撃必殺が決まらなければ一転して不利になるでしょう。そのため、今後の彼女に求められるのは、時機を計る冷静な判断力です。

必殺技ハートビートファズで攪乱してから潜伏、奇襲というのも有効でしょう。

出席番号13番:瀬呂範太(せろはんた)

出席番号13番:瀬呂範太(せろはんた)

出典:『僕のヒーローアカデミア』3巻

ヒーロー名「テーピンヒーロー『セロファン』」。

“個性”はテープ。名前の通り、セロハンテープに似た粘着性の帯を肘から射出し、様々な用途を考えられる応用幅の広い能力です。体の一部を変化させた変形型の“個性”でしょう。

重要エピソードはなく、出番もそれほどない生徒です。“個性”を除けば背伸びしがちな普通の高校生といったイメージ。

個性も地味なら“個性”も地味。しかし、よくよく考えるとこのテープは有用性の高い能力です。射出したテープの先端を建造物などに貼り付けて巻き取れば高速移動が出来る上、一部を切り離して粘着性の罠にしたり、問答無用でヴィランをぐるぐる巻きにして拘束したりするなど非常に優れた制圧力を発揮するでしょう。まるでスパイダーマンのようですね。

逮捕が基本の現代では重宝される、非殺傷力の高い“個性”と言えます。

またこのテープは、負傷者の応急手当に使う、倒壊しそうな建造物を補修する、といった使い方も考えられます。切り離せる特性から、緊急時の避難誘導で経路案内標識として使うことも可能かも知れません。

ヒーロー評価:7。活躍の場があれば、すぐにも輝く便利な“個性”です。難点があるとすれば、広範囲の強大な“個性”には力負けしてしまうことぐらいでしょうか。それも立ち回り次第では回避出来るので、実戦経験が彼を育てることでしょう。

出席番号14番:常闇踏影(とこやみふみかげ)

出席番号14番:常闇踏影(とこやみふみかげ)

出典:『僕のヒーローアカデミア』4巻

ヒーロー名「漆黒ヒーロー『ツクヨミ』」。

“個性”はダークシャドウ。伸縮自在に実体化する影。鳥を模した形状のモンスターで、常闇とは異なる人格がある様子です。深い闇であればあるほど強力になりますが、制御も難しくなり、暴走することも。反対に日光下や、強い光を浴びると制御しやすくなるが弱体化するピーキーな“個性”。変形と異形の複合型と思われます。

光に弱いという点を除けば、攻撃にも防御にも移動にも使える万能能力。使用時には光の有無、影の有無が重要なポイントとなります。コスチュームは遮光性の高いマントを採用し、ダークシャドウの弱点を補っています。

古風な口調を好む少年で、少し中二病の気も。性格は真っ直ぐで、打ち解けた仲間には全幅の信頼を置きつつ、フォローも欠かさない優秀な生徒です。

当初から高いスペックを伺わせていましたが、雄英体育祭でついに本領発揮。騎馬戦では癖の強いダークシャドウを駆使して出久のチームを勝利に導きました。続く決勝トーナメントでは快勝を重ねるも、準決勝で爆豪と当たって敗北。爆破には光が伴うので相性が最悪でした。仮に勝ち抜いていても、次は氷と炎の轟なのでやはり勝つのは難しかったでしょう。

ヒーロー評価:8。状況が限定されますが、中距離戦では無類の強さを誇ります。その反面、ダークシャドウを常闇本体から離した状態で敵に懐に入られると弱い。本人の地力向上と、ダークシャドウの運用が成長の鍵となります。ダークシャドウを全身に纏う新技はその1つの解答と言えるでしょう。

ダークシャドウの弱点は、影という“個性”に由来するもので、克服は困難です。それよりも暗闇での制御を優先するのが得策。合宿時に見せた暴走状態のダークシャドウは凄まじく、凶悪な死刑囚を一撃で粉砕するほどの威力でした。これを完全な制御下に置くことが出来れば、途轍もない力となります。

出席番号15番:轟焦凍(とどろきしょうと)

出席番号15番:轟焦凍(とどろきしょうと)

出典:『僕のヒーローアカデミア』5巻

ヒーロー名「ショート」。

“個性”は半冷半燃。右半身で凍結させ、左半身で燃焼させる能力。温度も範囲も自在で上限は未知数と、現時点のA組で最もプロに近い1人。左右で髪の色が違うという特徴がありますが、“個性”自体は発動型。

準主役格で、数少ない推薦入学者でもあります。

No.2ヒーローのエンデヴァーの実子で、将来を嘱望される天才です。つらく厳しい幼少時代の経験から父親と、父親由来の炎の能力を憎んでおり、劇中でも途中までほとんど披露することはありませんでした。体育祭決勝トーナメントでの出久戦を経て、自己のあり方を見つめ直し、自分の力として受け入れて“個性”の使用をためらわなくなりました。

飯田とは違った意味で生真面目ですが、少々天然も入った性格。意外と付き合いも良く、しかも律儀。頭の回転が速く、咄嗟の機転も利くまさに天才肌といったキャラです。

保須市の事件ではいち早く出久の意図を察知して現場に駆けつけました。飯田の異変にも、復讐に駆られる姿が自分に重なり、気付いていました。そこで飯田にかけた言葉は、轟だからこそわかる、彼だからこそ言える本心からの言葉でした。

ヒーロー評価:9。活躍、攻撃力だけならすでにトップヒーロー並。しかし、長年忌避してきた炎の力の制御が追いついていないこと、威力にかまけて大雑把な攻撃が多いことなどから、評価を少し落としました。過去のしがらみ、行動から来る人間関係などの問題もあります。

それらの課題を解消して、他者と連携が取れるようになれば超一流ヒーロー間違いなし。

出席番号16番:葉隠透(はがくれとおる)

出席番号16番:葉隠透(はがくれとおる)

出典:『僕のヒーローアカデミア』8巻

ヒーロー名「ステルスヒーロー『インビジブルガール』」。“個性”をフルに活用するためには全裸になる必要があり、年頃の女子としては若干考えもの。

“個性”は自身の透明化。常に能力が発動している異形型“個性”。当然ですが作中で一番優れた隠密性能。

重要エピソードへの出演も、めぼしい出番もなく、本作で最も謎の多いキャラと言っても過言ではありません。

透明化と言っても自分の肉体に限った“個性”で、身に付けた衣服などはそのまま。制服やスカートが空中に浮いているようにしか見えません。言動からすると快活な性格なのが読み取れますが、表情などはまったく不明です。一応、擬音から推し量ることは出来ますが。

ヒーロー評価:4。便利なようでいて扱いにくい“個性”です。必殺技訓練で編み出した、肉体をレンズ化して目くらましを行う新技「集光屈折ハイチーズ!」は良い着眼点。もし収束率を上げることが出来るなら、青山のネビルレーザーのような遠距離攻撃が可能になるかも……?

出席番号17番:爆豪勝己(ばくごうかつき)

出席番号17番:爆豪勝己(ばくごうかつき)

出典:『僕のヒーローアカデミア』2巻

今のところヒーロー名なし。本人の希望は「爆殺王」、「爆殺卿」。どう考えてもヒーローではありませんね。これでも本作の準主人公格。

“個性”は爆破。汗腺が変化していて、ニトログリセリンに似た汗をかき、任意に起爆することが可能です。爆破の威力は自身にも返ってくるため、より安全により強く発揮する工夫として専用コスチュームは対爆性能を持ち、汗を安全にストックしておく機能が搭載されています。

発動型を含んだ複合型なのは間違いないと思われますが、ニトロの汗は変形型の特徴のようにも、異形型の副産物とも考えられるのでよくわかりません。

父は発火と爆発性の汗で、母はグリセリン、と両親の特徴をはっきり受け継いだ“個性”。

尊大な態度は上昇志向の現れです。勝利に対しては常にハングリー精神。ヒーローよりもヴィラン、とよく言われるほど攻撃的で尊大な少年。直情径行の単細胞と思いきや、冷静な分析もこなす秀才でもあります。意外なことに一般入試、学力テストともに座学はトップクラス。

本人は心の底からヒーローを目指しており、その原点はオールマイト。どんな困難、窮地からでも必ず勝つ姿に憧れたのです。そのため早くからオールマイトの出身校である雄英高校を志望し、勉強を重ねてきたのでしょう。その努力は元々の素質と相まって、轟と並んで力量だけならすでにプロ級。

“無個性”と卑下してきた幼馴染みの出久が、雄英に入ってから著しく伸びているのを不満に思っていました。演習試験、そして合宿からの一連の出来事を経て心境が変化。出久相手に心情を吐露し、正面からぶつかったことでわだかまりが少し解けました。

ヒーロー評価:9。実力はともかく、普段の言動が何よりもマイナス。“個性”は完全に使いこなしていて、ほとんど死角なし。その点では轟よりも優秀と言えます。意外と手先が器用で、料理もこなせる万能っぷり。やはり問題は性格です。しかし、この性格だからこそ勝利に貪欲とも言えるので、なんとも難しいところ。

出席番号18番:緑谷出久(みどりやいずく)

出席番号18番:緑谷出久(みどりやいずく)

出典:『僕のヒーローアカデミア』1巻

ヒーロー名「デク」。本作の主人公。 

“個性”はワン・フォー・オール。身体能力を大幅アップさせる増強能力。純粋な発動型“個性”です。

彼は元々、この時代には極めて珍しい“個性”を持たない少年でした。“無個性”と診断されてからもヒーロー、特にオールマイトへの憧憬を抱き続け、自分なりの努力を続けてきました。“無個性”でありながら、それでも誰よりも正しきヒーローの資質を持つ者として、出久はオールマイトに認められました。

ワン・フォー・オールには世間に伏せられた特徴がありました。力を意識的に他者へ譲渡することの出来る“個性”ということ。ワン・フォー・オールはオールマイトが生まれ持った力ではなく、代々正義の心を宿したヒーローの間で密かに受け継がれてきた“個性”だったのです。

No.1ヒーロー、オールマイトの力だけあって、ワン・フォー・オールの威力はまさしく規格外。単純な増強“個性”なのに、現時点で最強の破壊力を持っています。継承した出久はヒーローの資質ありといえども、元は“無個性”。出久はワン・フォー・オールの力に振り回され、使うたびに体を壊してしまうという諸刃の剣となっています。

オールマイトに認められたほどの正義感を持った少年。滅私奉公とまではいかないものの、それに近いほど、本能的に人助けをしてしまう性格です。生来のオタク気質でおどおどすることはあるものの、雄英入学後はめきめきと頭角を現し、敵味方を問わず多大な影響を及ぼす存在となっていきました。

“無個性”ゆえに、人一倍ヒーローの“個性”に着目し、分析してきた出久。そうして培った知識や思考は、ワン・フォー・オールを得て実戦に立たされた今、苦難を乗り越える気付きとして真価を発揮しています。状況を読み、彼我の戦力を計り、困難を打ち破る姿は爽快で感動的です。

ヒーロー評価:8。No.1ヒーローの力を受け継いだ出久は、将来性だけならA組どころか、全ての登場人物を含めても一番期待出来る存在です。しかし、ようやく安定して使えるようになってきたとはいえ、まだまだ出久のワン・フォー・オールは未熟。これまでの活躍と自身の犠牲を相殺して辛めに評価しました。

出久がワン・フォー・オールを真に使いこなし、笑顔でどんな困難もひっくり返すことが出来るようになれば、親しい仲間だけでなく人々の精神的支柱となるでしょう。それこそ、新時代のヒーロー像に相応しい人物です。

出席番号19番:峰田実(みねたみのる)

出席番号19番:峰田実(みねたみのる)

出典:『僕のヒーローアカデミア』2巻

ヒーロー名「モギタテヒーロー『GRAPE JUICE(グレープジュース)』」。

“個性”もぎもぎ。説明がしにくい能力ですが、頭に生えた髪代わりの球状物体をもぎり、何度でも生やすことの出来る力。もぎった球体は峰田本人が触ると弾性の高いボールのように跳ね返し、本人以外には強力に作用する吸着力を発揮します。異形と変形の複合型“個性”と言うところでしょうか。

攻撃力は皆無。しかし粘着性能は非常に高く、峰田の体調次第ではありますが、一度くっつけば丸一日はそのままという凄さ。その特徴から、非常に優れた拘束性があります。

登場当初から一切ブレることなく、現在に至るまでエロ小僧を貫く少年。あらゆる単語、行動をエロに結びつける思春期男子の権化。卑屈で、ある種の捻くれ者ですが、それが悪い方向に作用せず愛嬌になっています。ただ、女子からは呆れられていますが。

座学は意外とこなせるようで、クラスの順位では中間辺り。ウザキャラなのにそこそこ出来るという意外性を見せました。

A組でおそらく一番のへたれですが、土壇場になると居直りさながらの根性を発揮します。ギャグ要員としても重宝され、要所で活躍する美味しいポジション。

彼も出久に影響された1人。ヒーローを志した動機はモテたいから、という不純なものでしたが、雄英で過ごすうちに変化していきました。

ヒーロー評価:6。爆豪とは違った意味で言動が直れば……。もぎった粘着球体を乱れ打ちするグレープラッシュは拘束力の高い必殺技。もう1つ何か決め手があればもっと伸びることでしょう。あるいは単独で力量を発揮するより、相性の良い相棒と組めば活躍の幅が広がるかも知れません。

出席番号20番:八百万百(やおよろずもも)

出席番号20番:八百万百(やおよろずもも)

出典:『僕のヒーローアカデミア』2巻

ヒーロー名「万物ヒーロー『クリエティ』」。

“個性”は創造。無生物ならどんなものでも生み出せる万能能力。作り上げる時間に多少ラグはあるものの、反則級の超絶強力な“個性”です。その特性から変形型“個性”と思われます。

なんでも作れるとは言っても、それは構造を把握した物体に限られます。創造には体内の脂質を原子に一旦変換し、創造に必要な物質に組み替え、構成するという手順を踏みます。そのため、能力をフル活用するには幅広い知識が必要不可欠。普段から“個性”向上のために勉強に励んでいるようですが、緊急時に役立つように辞典をコスチュームのベルトに仕込んであります。

そのコスチュームですが、“個性”による創造が素肌から直接為される関係で、非常に際どい見た目となっています。本人はなぜか気にしてないようですが。

もう1人の推薦入学者。秀才女子で、良家のお嬢様でもあります。生まれのせいか、コスチュームの件で羞恥心がなさそうなことからわかるように、浮き世離れした天然気質。それを驕る素振りはなく、クラスメイトとも気さくに接し、付き合いは良い方です。

当初こそ推薦入学者と言うことで張り切っていましたが、数々の事件であまり良いところがなく、段々と自信を喪失していきました。

脂質を用いて創造を行うという性質上、“個性”を使っている限り彼女が太ることはありません。それにも関わらず、彼女は出るところは出て、引っ込むところは引っ込むナイスバディ。耳郎曰く、発育の暴力。反則級の汎用性を差し引いても多くの人に羨ましがられる能力です。

ヒーロー評価:8。活躍出来ていないことを気にして、伸び悩んでいた八百万。演習試験でようやく一皮剥けましたが、彼女はまだまだこれから。彼女が本来持った知識、分析力、思考力、“個性”を余すところなく活用すれば、向かうところ敵なしの無敵ヒーローとなるはずです。

いかがでしたか? 納得いく評価、いかない評価、様々だったかと思います。本記事の評価はあくまで独自の指針。参考程度に留めておいていただければ幸いです。それに、これからの活躍で生徒達が大きく成長し、変わっていくことは間違いありません。ヒーローの卵の行く末に期待したいと思います。

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