どうも! WEAVERのドラムの河邉です! 夏も本番、本格的に暑くなってきましたね! 現在、全国14カ所をまわるライブハウスツアーの真っ最中です。全国いろんなところに行くということで、前回は旅の本を紹介しました。旅には様々な出会いがあるものですが、夏というのは自然と心が開放的になってしまうものです。今回は、そんな夏にぴったりの恋愛がテーマとなっている本を5冊ご紹介させていただきます!
過去の連載でも取り上げた有川浩さんによる恋愛小説。2人の恋愛のきっかけは、昔読んだ大切な本の感想から始まる。伸行はネット上のブログで昔読んだライトノベルの感想を見つける。自分とは違う感性で書かれた感想に興味を持った伸行は、そのブログの管理人にメールを送り、そこから“ひとみ”とのメールの会話が始まる。
- 著者
- 有川 浩
- 出版日
- 2009-06-27
唯川恵さんによる、金沢を舞台にした恋愛小説。希和子は元・芸者の母に、加賀友禅を専門に扱っているお店へ反物を見に行こうと誘われる。なかなかピンとくるものが見つからないが、ある一つの作品に目が止まる。それは有名な先生の弟子である瀬尾による作品であった。希和子は様々な偶然が重なり、瀬尾と出会い、2人は距離を縮めていく。このまま親密になっていけばと思うが、希和子は知ってはいけないことを知ることになってしまう。どんな恋愛も一筋縄ではいかないものだ。
- 著者
- 唯川 恵
- 出版日
- 2000-05-30
中村航さんによる、年上の女性と年下の男性の恋愛を描いた小説。生け花教室に通い始めた“みのり”は、その教室の先生である透と出会う。透はみのりの8歳年下で、まだまだ助手のような立場であるが、花を扱う透の真剣な表情にみのりは少しずつ惹かれていく。透もまた自分より大人で、今まで出会ったことのないタイプのみのりのことが気になるようになる。
- 著者
- 中村 航
- 出版日
- 2016-01-27
桜庭一樹さんによる2014年にも映画化され話題になった小説。直木賞も受賞した作品だ。第1章では主人公の花の結婚式の前日から始まる。育ての親である淳悟が「けっこん、おめでとう。花」と言う。この1章の段階で2人の関係性を始め、幾つもの謎が湧き上がるだろう。章が進むにつれ小説の舞台は過去へ移る為、読者は現在の謎を過去から解き明かしていくことになる。
- 著者
- 桜庭 一樹
- 出版日
- 2010-04-09
小池真理子さんによる96年に直木賞を受賞した作品。とにかく素晴らしい小説で、一度読むとこの世界がいつまでも心に残ることは間違いない。
- 著者
- 小池 真理子
- 出版日
- 2002-12-25
本と音楽
バンドマンやソロ・アーティスト、民族楽器奏者や音楽雑誌編集者など音楽に関連するひとびとが、本好きのコンシェルジュとして、おすすめの本を紹介します。小説に漫画、写真集にビジネス書、自然科学書やスピリチュアル本も。幅広い本と出会えます。インタビューも。