本作は、元気いっぱいの園児達が通う「はなまる幼稚園」を舞台にしたほのぼの日常コメディです。可愛い園児たちの姿にほっこりしたり、先生たちの恋愛模様にドキドキしたり、胸きゅんがギュッと詰まった本作の魅力をご紹介します。
- 著者
- 勇人
- 出版日
- 2007-04-25
『はなまる幼稚園』は、『ヤングガンガン』に掲載された読み切りが好評だったことで連載化が決定した作品です。2006年~2011年まで連載されて確かな人気を確立し、2010年にはアニメ化もされています。
まず最初に目に留まるのは、小さくて可愛らしい園児たちでしょう。主人公の杏(あんず)をはじめ、柊(ひいらぎ)や小梅(こうめ)など、コロコロとした愛らしい子供たちが、元気いっぱい動き回る姿に癒されます。
また、園児たちを見守る先生たちも非常に個性的!もも組担当の女性・山本先生に密かに思いを寄せるのは、さくら組担当の男性・土田先生です。この淡い恋愛模様も、注目したポイントです。
著者である勇人の絵柄はふんわりと柔らかく、優しい印象を感じさせます。ストーリーやキャラクターにもぴったりとマッチしていて、読者の目を楽しませる要素の1つです。
- 著者
- 勇人
- 出版日
- 2007-04-25
本作の舞台は、元気いっぱいの園児たちが通う「はなまる幼稚園」。可愛い子供たちや先生たちによる、ほのぼのとした日常が描かれています。恋する少女・杏は、さくら組の土田先生のことが大好きで、日々アタックしています。一生懸命頑張る彼女を応援するのは、クラスメートの柊と小梅です。
そんな仲良し3人組をはじめとした「はなまる元気」な幼稚園児たちがどんどん登場すると同時に、先生たちによる甘酸っぱい恋も展開されるので、物語から目を離すことができません。
優しい空気に包まれている『はなまる幼稚園』を読んで、癒されてみませんか?
- 著者
- 勇人
- 出版日
- 2007-09-25
土田先生に恋をしている杏。園児でありながらもその想いは真剣そのものです。彼女のクラスメイトで、大の仲良しである柊と小梅も、彼女の真剣な恋を応援しています。何事にも全力で一生懸命な園児たちの様子を見ると、つい笑顔になってしまうでしょう。
意中の相手である土田先生に対するアプローチの方法はさまざまで、いつも読者の楽しませてくれますが、肝心の土田先生は、別の相手に想いを寄せていました……。それが、もも組を受け持つ山本先生です。
おっとりとした雰囲気を纏う、清楚で可憐な山本先生は、恋愛ごとに鈍感なために、土田先生の気持ちにもなかなか気づきません。そんな土田の思いを知る同僚・草野先生は、彼のなかなか報われない恋を応援しています。しかし、恋をする土田先生の姿をそばで見ているうちに、草野先生まで彼に惹かれていき、新たな片思いが芽生えさせるのでした。
可愛らしい小さな恋から、思わず胸がときめくような大人の恋愛まで、たくさんの恋愛模様から目が離せません。作品自体のほのぼのとした空気感がたっぷり詰まった、とびきりときめく恋愛ドラマとなっています。
- 著者
- 勇人
- 出版日
- 2008-02-25
杏は、アメリカ出身の少しおマセな女の子。金のメッシュが入った髪からぴょこん!跳ねたアホ毛が特徴です。土田先生に恋をしていたり、同い年の男の子達は「子供っぽい」と言ったりと、よく大人ぶっています。
しかし、土田先生に軽くあしらわれても気付いていなかったり、母・桜におやつを食べられて拗ねたりするなど、年相応に子供らしい一面も。はなまる元気なところが杏の最大のチャームポイントであり、そのポジティブさは周りに元気を与えてくれます。感情表現が豊かで、読者の目を一番楽しませてくれるキャラクターといえるでしょう。
同じくさくら組の園児・柊は、よく杏の恋を後押ししてあげています。杏以上に大人びており、幼稚園児とは思えないほど知識や素養が備わっている、頼もしい存在です。
土田先生が「参謀役」と称する彼女は、大人でもハッとするような発言をすることもあります。そんな柊も、アニメキャラクターの「ぱんだねこ」には目がなく、夢中になる姿からは幼稚園児らしさを感じます。あまり表情の変わらないところも彼女らしさの1つです。
もう1人の友達である小梅は、杏や柊より子供らしい女の子です。黒髪のサラサラのショートヘアーが似合っており、作中で子役モデルとしてスカウトされるほど目を引く容姿をしています。また、とても感受性が強く、友達が悲しんでいるときに一緒に悲しんであげられる心優しい少女です。
泣き虫で甘えん坊ですが、時に芯の強い一面を見せることも。小梅も実は恋する乙女で、ひまわり組のゆうくんが大好きです。将来は彼のお嫁さんになりたいと思っており、その純粋な恋心は、読者の胸をキュンとさせます。
はなまる幼稚園に通う園児たちはみんなよい子ばかりで、「可愛い!」と感じずにはいられません。
- 著者
- 勇人
- 出版日
- 2008-08-25
本作の魅力は、可愛い園児たちに癒されるだけではありません。実は、終盤にかけて先生たちの恋愛模様が大きく展開することになるのですが、そこでの2人のヒロイン先生がとても可愛くて、魅力的なのです!
土田先生が想いを寄せる山本先生は、長い髪と愛らしい顔立ち、そして巨乳という魅力満載の女性です。天然な性格で、父親が過保護すぎたゆえに恋愛ごとにも疎く、いわゆる「お嬢さん」な雰囲気を持っています。しかし、仕事中ぶりはしっかりとしたもので、園児たちからも人気です。
そして、土田先生による恋を影ながら応援していたのが、ひまわり組を受け持っている草野先生。ショートカットの黒髪が目印の、ハツラツとした女性です。煮え切らない態度の土田先生を全面的にサポートしていて、何かと世話を焼いていました。
彼女の頼りがいのあるところに土田先生はとても感謝をしており、「草野先生になら自然に接することができる」とまで打ち解けます。彼女自身も彼との自然体なやり取りを重ねるうちに、どんどん彼に惹かれていくのでした。
ついに三角関係になってしまう先生たちの恋愛模様。彼らの恋は、どんな結末を迎えるのでしょうか?2人のヒロイン先生が、土田先生に対して深い愛情を持って接するシーンは、どれも見ごたえたっぷりです。
- 著者
- 勇人
- 出版日
- 2011-12-24
幼稚園での日常と、そこで過ごすキャラクターたちがくり広げるストーリーは、暖かな雰囲気で溢れています。しかし、これまでに紹介したさまざまな「恋愛模様」が、そんなストーリーを大きく変えていくのです。
どれだけほのぼのとした世界観でも、少しの恋愛要素が交ざることで、とたんにキュンとしたり、切なくなったりするラブストーリーになります。読者の気持ちもさまざまな方向に揺れ動くことでしょう。最終回では、そんな恋愛の行方がついに完結します。
そのラストはとても『はなまる幼稚園』らしいもので、優しく、あたたかく、幸せな気持ちになれること間違いありません。その結末はぜひ、その目で確かめてみてください。
いかがでしたでしょうか?思わずクスッと笑えるような、愛らしい園児の行動に癒されたり、可愛いヒロインたちである先生の魅力と恋愛模様にきゅんとしてみたりと、たくさんの魅力が詰まっています。そんな『はなまる幼稚園』を、ぜひこの機会に読んでみてくださいね。