「ワンピース」でサンジの目がハートになった回数を数えてみた【~86巻】

更新:2021.11.10

「ワンピース」最新86巻現在、ホールケーキアイランド編もサンジの結婚式という山場を迎えています。私同様サンジファンの方はお気づきだろうと思いますが、最近、シリアスな展開が続いているせいか、サンジの目がハートになっていないのです。そこで今回は、最新86巻まででサンジの目がハートになった回数を数え、傾向を考察していきたいと思います。

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サンジの目がハートになった回数を数えてみた

著者
尾田 栄一郎
出版日
2017-02-03

ご存じ、「ワンピース」屈指の人気キャラクターサンジ。彼の特徴はその強さにもありますが、何といっても、作品いちの女好きキャラであることが最大の特徴でしょう。

女性を見ると目がハートになるという描写はおなじみですが、どういった法則で目がハートになるのかは実際のところよくわかっていません。

そこで今回は作中でサンジの目がハートになった回数を数えてみることにしました。

ルールは主に以下の3つです。

  1. 1:人格入れ替わり時および手配書は除く
     
  2. 2:ハート目のコマが連続している場合は1カウント
     
  3. 3:視認できるものに限る

 


サンジの魅力を紹介した<漫画「ワンピース」サンジの魅力5選!ついに明かされた壮絶な過去!>の記事もおすすめです。気になる方はぜひご覧ください。

6巻2回

サンジの目がハートになった記念すべき第1回は45話「嵐前」。レストランに客として訪れたナミに対してでした。

46話「招かれざる客」においても、ハート目を披露。これはナミに抱きつかれた時でした。

上記の2点から、この時点では、きれい(かわいい)女性を初めて見た時、また女性に抱きつかれた時にハート目になるであろうことが読み取れます。ただし、前者の見た時の法則は発動する場合と発動しない場合があるため、何かしらの法則があるのではないかと予想されます。

9巻1回

次にサンジのハート目を見れるのは、少し間があいて76話「ねる」。ナミの姉ノジコを見た時でした。

上記から、やはりきれいな女性を初めて見た時は高確率でハート目になるだろうことが予想されます。

11巻1回

97話「三代鬼徹」にて、アルビダを見た際に目がハートになっています。このアルビダを見た時に、初めてハートの目が飛び出るという演出がなされています。サンジはかわいい系ときれい系であれば、きれい系により反応するのかもしれません。

12巻3回

12巻ではなんと3回もハート目になっています。新記録です。グランドラインに入る巻ということで、サンジもテンションが上がっていたのでしょうか。

まず105話「記録指針」。記録指針(ログポース)のことを知らなかったナミが「し……知らなかった」と白状していることに対して「知らないナミさんも素敵だ!!」とハート目に。もう意味がわかりません。

次に106話「歓迎の町」。ウィスキーピークにて出迎えを受けた際に「か…かわいい娘もいっぱいいるぜ…!!」とハート目に。ただし目は飛び出していませんので、やはりかわいい系よりきれい系の方が好きなのではないかと思われます。

そして3回目は107話「月光と墓標」。歓迎を受けたサンジは調子に乗って20人の娘を一気に口説こうとし、酔いつぶれてハート目のまま隣に座る女の子の膝に倒れこみました。

13巻1回

13巻では114話「進路」にて、後にニコ・ロビンとして仲間になるミス・オールサンデーを見てハート目になっています。

15巻2回

128話「海賊旗」にて下着姿のナミを見て、ハート目が飛び出しています。このことから考えるに、きれい、というよりセクシーor色気のある女性を見た際にハート目が飛び出すのかもしれません。

同じく128話でもう1回。ビビに抱きつかれた際にハート目に。今のところ抱きつかれた場合100%ハート目になっています。

18巻2回

158話「上陸のアラバスタ」にて、踊り娘姿のナミとビビを見てハート目に。一度正気に戻った後、次のページでナミが香水をつけたのを見て(かいで?)、ハート目に。この際のセリフがサンジファンの間では名言として知られる「奈落の底までメロリンラブ」です。

20巻1回

180話「アラバスタ動物ランド」にて、服をはだけたナミを見て、ラクダのマツゲ、カニのハサミとともにハート目になりました。

21巻4回

21巻では、これまでの記録を更新する4回を記録します。ワンピースファンの方は画像を見ればピンとくると思いますが、ボンクレ―戦で連発したためです。

187話「互角」にて2回。ここは、一度正気に戻っているため、1回ではなく2回としてカウントしています。

188話「オカマ拳法」にても2回。ここでは、飛び出したハート目をチョップされています。物理的にハート目が飛び出していたことがわかる貴重な回です。

24巻3回

名作アラバスタ編を終えた24巻では3回。

まず217話「密航者」でロビンを見てハート目に。その後、ロビンが「私を仲間に入れて」と言ったのを聞いてハート目になっています。計2回です。

次に218話「"記録指針"が丸い理由」にて、ハート目になりながらロビンにおやつを運んでいます。この際のセリフが以下。

漂う恋よ
僕はただ漆黒にこげた体を
その流れに横たえる流木…
雷というあなたの美貌に打たれ
激流へとくずれ落ちる僕は流木…
おやつです
(『ONE PIECE』24巻より引用)

意味がわかりません。

25巻1回

236話「船は空をゆく」にて、空島に向けて空を飛ぶ船の中で、ナミのカッコいいセリフを聞いて思わずハート目に。

26巻2回

240話「ダイアル・エネルギー」にて、ウェイバーを乗りこなすナミを見てハート目に。242話「第2級犯罪者」にて、ウェイバーに乗って帰って来たナミを見てハート目に。

この巻では上記の2回が確認できますが、これを最後にしばらくサンジのハート目が見られなくなってしまうのです。

32巻1回

空島編では不運に見舞われることの多かったサンジ。300話「交響曲」にて、久しぶりにナミ、コニスと再会し、ハート目を飛び出させています。喜びゲージが一定値を超えるとハート目が飛び出すのかもしれません。

33巻2回

311話「ラフゲーム」にて、ナミの応援にハート目でこたえています。

313話「MAIN EVENT」にて、「デービーバックファイト」2回戦に勝利し、ナミとロビンに「見てた!?ホレた!?」と言いながらハート目になっています。

そして、この後、またしばらくサンジのハート目を見ることができなくなってしまうのです。既読の方はご存知かと思いますが、34巻から始まるウォーターセブン編では、サンジは個別行動をとることになるからです。次にサンジがハート目を見せてくれるのは42巻でのことになります。

42巻2回

400話「解放の鍵」でCP9のカリファに声をかけられハート目になっています。

402話「2番の手錠」においても、同じくカリファに「私の体のどこに隠したかしら 探してみる?」と挑発され、思わずハート目に。

この勝負、途中でナミにバトンタッチしたからいいものの、続けたいたらハート目の新記録を更新していたかもしれません。

43巻1回

414話「サンジVSジャブラ」にて、ナミ&ウソップのピンチに颯爽と登場したかと思えば、くねくねしながらハート目状態に。413話の「狩人」がめちゃくちゃカッコいいだけに残念でなりません。それでこそサンジです。

44巻2回

422話「ロブ・ルッチ」にて、むこうからナミが走って来るのを見てハート目に。また424話「脱出船」にて、ロビンが戻ってきたのを見てハート目になっています。やはり、喜びゲージが一定値を超えるとハート目になるようです。

45話3回

433話「その海の名は」にて、ナミがプールにいると聞いて、勝手に水着姿を想像しハート目に。お気づきの方もいるかもしれませんが、これまでのハート目はすべて目の前にいる誰かを見て、あるいは抱きつかれての反応でした。目の前にいないナミを想像してのハート目はこの時が初めてになります。サンジの成長(?)が垣間見れます。

同じく433話でもう1回。プールサイドでバーベキューをして、「んナミさ~~ん 水水肉が焼けたよ~!!!」とハート目になっています。

435話「心中お察しする」では、魚人島の話を聞いて、人魚を妄想しハート目になっています。残念なことに、サンジが魚人島に行くのは2年先のことになってしまうのですが。

50巻4回

489話「8人目」にて、魚人島で人魚と戯れることを妄想してハート目になっています。

続く490話「再び辿りつく」にて、人魚のケイミーを実際に目にしてハート目に。

491話「トビウオライダーズ」では、「人~~ん~~魚ほ~~う そう!!全人類の憧れ人魚!!!海の宝石!!人魚!!! そんな人魚におれは出会ったァ~~」と踊り狂いながらハート目になっていました。

また同じく491話にて、魚を操るケイミ―を見て、「ブラァ~ボ~~!!!マ~メイド~~」とくねくねしながらハート目になっています。

50巻は4回とハート目大盤振る舞いの巻でした。

51巻2回

495話「ガオン砲」にて、ケイミ―に海から救出され、鼻血を流しながらハート目に。鼻血を流しながらハート目になったのは、これが初めてでした。

また497話「シャボン舞う諸島の冒険」にて、ナミが「困ったなー 今船にお宝がいっぱい積んであるのに これを守ってくれる騎士がどこかにいないかしら」と大きな独り言を言っているのを聞いてハート目に。もうなんだかよくわからない発動条件になっています。

しかし、これを最後に、サンジのハート目は2年後まで見られなくなってしまうのです。

61巻4回

地獄の2年間を過ごしたサンジ。しばらくハート目ラッシュが続きます。

598話「2年後」にて、2年ぶりに本物のレディを見てハート目に。これは仕方ないでしょう。同じく598話にて、ナミが来ていることを聞いて、回転しながらハート目になっています。

602話「下舵いっぱい!!」にて、女帝ハンコックを見て、石化しながらハート目に。

603話「心に留めておけ」にて、ナミが動いたのを見て(?)鼻血を流しながらハート目に。2年間の苦労が表現されています。

62巻3回

606話「深海の冒険」にて、ルフィ、ゾロとともに、シャボンに入りながらハート目になっています。

続く607話「海底1万m」では、魚人島に到着して感激のあまりハート目に。609話「魚人島の冒険」では、「おれ…ここに……!!住む~~!!!」とはしゃぎながらハート目になっています。なお、609話は終始ハート目のため、1回とカウントしています。

63巻4回

618話「プロポーズ」にて、人魚姫しらほしを見て石化しながらハート目に。これがショック療法となって、チョッパー曰く「元のおかしなサンジ」に戻ることができました。

続く619話「海の森にて」ではハート目になりながら

ああプリンセスマーメイドあなたの前では
まるで僕は無能なる画家…!!
僕の絵の具ではあなたの輝きを描けない
ああ僕のキャンパスにあなたの美は収まらない
(『ONE PIECE』63巻より引用)

と踊っています。サンジ完全復活です。同じく619話にて、「んナ~ミさ~~~ん」とくねくねしながらハート目になっています。

620話「憧れの遊園地」ではハート目になりながら「んレディー達ィ~~~~お茶です」とアクロバティックにお茶を運び、ナミから「まじめな話してるから そのテンションやめて!」と割と本気で怒られています。しかし、「そんなバッサリなナミさんも好きだー!」とまったくこたえません。サンジ、お帰りなさい、と言いたくなります。

64巻2回

629話「立ち塞がる元七武海」にて、ルフィとジンベエのバトルを仲裁しに入ったロビンに抱きつき(?)に行く際にハート目になっています。

同じく629話にて、「おれ達には戦う理由がある!!!」とキメ顔で言った後、「なぜならケ~~イミーちゃんもいるしィ し~~らほしちゃんもいるしィ そうこの国は夢の人魚天国なん…」とハート目になりながら倒れています。

66巻4回

649話「タイやヒラメの舞い踊り」では、マーメイドカフェダンサーズを見てハート目に。その後、ダンサーズに触られてハート目のまま石化しています。

652話「前途多難の予感」では、ナミに殴られてたんこぶを作りながらハート目になっていました。

653話「ヒーローの帽子」では、人魚たちに見送られながら、「必ず来るぜェ!!!おれの心のオールブルー~~!!!」とハート目でこたえています。

これにて、魚人島、サンジのハート目ラッシュ終了です。

71巻6回

魚人島がピークかと思いきや、1巻あたり最多のハート目を記録したのはドレスローザ編の71巻。

まず701話「愛と情熱とオモチャの国の冒険」にて、ドレスローザの女はみなまるだしというデマを聞いてハート目に。直後ナミに殴られています。同701話で、上陸後、女たちの情熱的な踊りを見て(匂いで?)、ハート目に。

703話「控室」では、ヴァイオレットの踊りを見て、「キ…キレイだ…」とハート目に。次のページではヴァイオレットに「お願い私を抱きしめて!!!」と言われ、ハート目で鼻血を流しながら抱きしめました。その後、ヴァイオレットの言葉でコロコロと転がされ、正気に戻ってはハート目に、という流れを繰り返し、703話だけで計4回ハート目になっています。86巻現在では、この703話がハート目出現率トップの回です。

72巻1回

72巻はさすがに落ち着いて1回のみです。

713話「ウソランド」にて、ヴァイオレットに「……ホントにダメな男ね…」と言われハート目に。ただ、このハート目はこれまでと異なり、黒目の部分だけハートになっています。

振り返ってみると、女性側から恋愛に近い好意を寄せられたのはおそらくこれが初めてです。このハート目は、女性に対する本能というより恋愛感情に近いハートなのではないでしょうか。次に同様のハート目が登場したときは、恋愛フラグとして要チェックかもしれません。

73巻1回

722話「王族の血統」にて、ヴァイオレットに呼び止められ、アクロバティックに飛びながらハート目に。残念なことに、この時を最後にして、サンジはヴァイオレットに会っていません。

そして、ドレスローザ編からも離脱してしまうため、次にハート目が見られるのは81巻になります。

81巻3回

久しぶりにサンジのハート目を見ることができたのは、812話「カポネ・"ギャング"・ベッジ」。世に言うガルチュー事変です。このエピソードでサンジは2ページ目の間に3回ハート目になるというハットトリックを披露しています。思えば、このガルチュー事変は、不幸フラグだったのかもしれません。

82巻1回

824話「気まぐれ」にて、婚約者のプリンの写真を見せられて、コマをまたいでの飛び出しハート目を披露しています。コマをまたいでのハート目はこれが初。サンジの進化はとどまることを知りません。

84巻1回

最新巻が86巻の現在、84巻のハート目が最後になっています。

848話「さよなら」にて、プリンのことを妄想しながらハート目になっています。

この後、シリアスな展開が続き、ビッグ・マムとのバトルモードに入ってしまうため、おそらく当分の間ハート目を見ることはできないでしょうが、これまでの傾向からすると、大きなエピソードが終わった後にはサンジのハート目ラッシュが発動する可能性が高いので、サンジファンは首を長くして待ちましょう。

合計70回

サンジの目がハートになった回数は計70回でした。

そのうちナミに対してハート目になった回数が29回(ボンクレ―変身時含む)で圧倒的な最多数。ついでロビンの7回、ヴァイオレット(ヴィオラ)の6回と続きます。

またエピソード別では、やはり魚人島編が圧倒的で計17回でした。

傾向として、エピソードが盛り上がってきたり、シリアスな展開になったりするとハート目になることは少なくなり、エピソードの合間や始まりに多くなることもわかりました。その傾向からすると、次に見られるのはホールケーキアイランド編の最終盤あるいは、次のエピソードの始まりの可能性が高いです。

サンジの目がハートになるのは、おそらく本能によるもの。きれいな女性を見る、妄想する、接触する、喜びゲージが一定値を超えるなどがトリガーとなり、自然とハート目になってしまうのだと考えられます。

ほとんど唯一の例外として、72巻でのヴァイオレットとの会話時のハート目は、本能的なものから外れたパターンかもしれません。

86巻時点ではホールケーキアイランド編も大詰めを迎え、プリンとどうなるのかというところに大きな注目が集まっています。今後、サンジがプリンに対して向けるハート目にも注目していきたいと思います。

数え間違いなどありましたら、コメント欄よりご指摘いただけますと幸いです。最後までお読みいただきありがとうございました。

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