「ワンピース」好きにおすすめの漫画5選!

更新:2020.12.15 作成:2017.10.2

日本が誇るビッグ冒険タイトル「ワンピース」。その面白さはもはや語る必要もありませんが、今回はそんな「ワンピース」に劣らない冒険活劇漫画を5作品ピックアップしてみました。

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若き未来の覇王シンドバッド!伝説の序章!

戦争景気に沸くパルテビア国。戦争報酬を甘受する国民たちのなかで、ほとんど唯一それを拒否するバドルという男がいました。片田舎のティソン村から出兵して生き残った唯一の男で、彼は戦争に疑問を感じていたのです。

漁に出て生計を立てていたバドルはある日、密かに船へ潜り込んでいた3歳の息子とともに、嵐に巻き込まれてしまいます。転覆の危機に晒されますが、彼は息子の不思議な言動に従うことで、無事に嵐を乗りきりました。

バドルは、息子に正しい運命を選び抜く力があると確信しました。息子の名はシンドバッド。後に7つの海、7つの迷宮を制覇する覇王となる少年です。

著者
出版日
2013-09-18

本作は2013年から「週刊少年サンデー」、ウェブコミックサイト「裏サンデー」で連載されている大高忍原作、大寺義史作画の作品。古典文学『千夜一夜物語』をモチーフにした大高の大ヒット冒険漫画『マギ』のスピンオフにして、物語の前日譚となっています。

舞台となるのは本編から30年前、主人公は謎多き人気キャラ、シンドバッドです。

『マギ』本編は、世界の王を選ぶ魔法使い「マギ」のアラジンと、彼に王として見出された少年アリババの2人が主人公。そして彼らに負けず劣らずの存在感を放っているのが、影の主人公ともいえるシンドバッドです。「七海の覇王」の二つ名を持ち、圧倒的強さと機知に富む大物です。

主役級の存在感ながら、彼の過去は長らく謎に包まれていました。反戦平和主義者となった父親の壮絶な生きざまに影響された少年シンドバッドが、どのようにして本編のような二面性を持つ強大な存在へと変わったのか……本作ではその数奇な生い立ちや、波瀾万丈の半生が描かれています。

作品としては『マギ』が本編に当たりますが、物語を時系列で追うならこちらが先。本編に登場するキャラの若き日が描かれており、どちらから読みはじめても楽しめるでしょう。

 

未踏の大穴に挑戦しよう!夢と冒険(と残酷)のファンタジー!

人類最後の秘境、底知れぬ大穴「アビス」。そこには未知の生物や、オーバーテクノロジーの遺物が眠っています。それらの神秘を求めてアビスに挑む人々は、やがてその穴の縁に街を築き、「オース」と名付けました。

主人公のリコはオースの孤児院で暮らす少女です。いつかアビスに挑む夢を抱いていて、日々研鑽を積んでいます。ある日、彼女が孤児院主導でアビスの浅い層を探索していると、見たこともないロボットの少年と出会いました。

アビスから現れ、アビスの記憶を持たない、不思議な少年レグ。彼らは運命的にアビスの深淵に挑んでいきます。

著者
つくし あきひと
出版日
2013-07-31

本作はwebコミックサイト「WEBコミックガンマ」で連載されている、つくしあきひとの作品。

舞台となるのは最大深度不明の大穴、アビスです。細部まで描き込まれた断面の地図が公開されており、そこには人類の叡智を越えた遺物が埋まっています。冒険と浪漫を求めてアビスに入る者たちを「探窟家」と呼びます。

ほんわかとした絵本のようなポップな絵柄に、夢のようなお宝が眠る縦長の大洞窟。冒険の匂いが立ちこめる、胸の躍る設定です。しかし、ご注意ください。見た目に騙されていると、凄まじい落差がまさにアビスの恐るべき深淵のごとくあなたを襲うでしょう。

物語や設定には時折どこか不穏な空気が感じられ、ストーリーが進むごとにそれが顕在化していきます。可愛らしい見た目からは想像も付かない、残酷でおぞましい展開をみせる二面性を持ち合わせています。

冒険要素、お宝要素、そしてグロテスクに特化した作品です。他にロリ、ショタ、ケモといった性癖に訴求する部分もあり、絵柄とは裏腹に人を選んでしまうでしょう。しかし、ハマる人はとことんハマります。

レイヴマスターが世界を救う!ファンタジーアドベンチャー

かつて、光の聖石「レイヴ」と闇の魔石「ダークブリング」の戦争がありました。世界の10分の1を破壊したという大破壊(オーバードライブ)を経て、戦争終結から50年後。ガラージュ島で姉と2人暮らしをする少年ハル・グローリーは、奇妙な生物プルーと、それを追うように現れた老人シバと出会います。

現在ダークブリングを所持している組織「デーモンカード」の手先にやられたシバは、レイヴの真実と力をハルに託しました。

2代目レイヴマスターとなったハル。彼の世界を救う旅が、ここから始まります!

著者
真島 ヒロ
出版日

本作は1999年から「週刊少年マガジン」で連載されていた真島ヒロの作品。

冒険ファンタジーは他の週刊誌、「ジャンプ」や「サンデー」でこそ珍しくはありませんが、「マガジン」作品となるとかなり異色の部類です。しかも連載当時の誌面はリアル路線の現代劇ばかりとあって、二重に物珍しい作品でした。

初期の表紙は脱力系で、絵柄はポップで受け入れられやすいものですが、軽い作風かと思えばそうではありません。登場キャラの生き死にを真面目に据えており、派手でわかりやすいアクションだけでなく、意外とハードな物語が展開されていきます。

レイヴとは、世界を滅ぼしかねない魔石ダークブリングに対抗して作られた石であり、それによって発現する能力のことでもあります。5種1組となっており、当初はシバの持っていた「十字のレイヴ」しかありませんでした。

シバと謎の生き物プルーに認められた、レイヴマスターのハルは、出自に秘密を持った記憶喪失のヒロインのエリーや、ハムリオ・ムジカなどの仲間たちとともに戦っていきます。

進め海賊、キャプテン・ココ!

失われたファルコン文明の浪漫を追いかける海賊団「スイートマドンナ」の船長、ジョン・バーツ。彼はファルコン文明への道筋を示す手がかりとなる円盤をもとに、海賊団「レッドスケル」の根城である港町イノガスイーダへと向かいます。

イノガスイーダには、海賊に憧れる2人の少年、孤児のココ・フェルケナと、「レッドスケル」の船長の息子カフェル・スパードがいました。将来同じ船に乗るという誓いを立てる少年たちですが、ジョンの来港を機に、2人の運命は分かれることになります。

ジョンに誘われたココは「スイートマドンナ」に乗船し、幻のファルコン文明を追う冒険へとくり出しました。

著者
米原 秀幸
出版日
2013-08-08

本作は1997年から「週刊少年チャンピオン」で連載されていた、米原秀幸の作品。大航海時代のヨーロッパ文化をモチーフにしており、ほとんど同時期に始まった「ワンピース」とやや似通っていますが、こちらはよりファンタジー色が薄く、冒険に重きが置かれています。

主人公は8歳の少年ココ。父母は不明ですが、人好きのする明るい性格で、イノガスイーダでは孤児たちのリーダーをしていました。思いやりのある優しい少年で、年頃の男の子らしく無鉄砲で恐れ知らずのキャプテンバーツに憧れています。当初は弱々しく戦闘もおぼつかないものでしたが、船員のデッドに習ったことで上達をみせています。

もうひとりの主人公となるのが、人呼んで「クレイジーバーツ」とも呼ばれる無法者、ジョン・バーツです。2刀流の達人で、夢と浪漫を求め、堅実さとは無縁の海賊です。世間では荒くれ者として知られていますが、乗船してからはココに父親同然に慕われています。

物語の軸となるのが「ファルコン文明」です。空の文明ともいわれる古代の超文明のようですが……。そしてその謎を解くキーとなるのが「オールドブラッド」と「ネオブラッド」と呼ばれる存在。どちらもファルコン文明の血を引く人間で、ファルコン文明の生物兵器、化獣を操ることのできる特殊能力などを備えています。

本作の特徴は、登場人物の確固たる人物像でしょう。作者の信念らしく、脇役であってもしっかりとしたバックボーンや活躍が描かれ、無駄に登場する者はひとりもいません。それが主役級ともなれば尚更です。

非常に熱い展開と人物のやりとり、そして多数の伏線が入念に練り込まれたストーリーで、「ワンピース」に似てるから、と敬遠していた方にこそぜひともおすすめしたいです。

続編『サンセットローズ』も「別冊少年チャンピオン」誌上で2017年まで連載されていて、完結しています。

トリコロールの黒船が日本漫画に殴り込み!脅威と戦う王道ファンタジー!

物語の舞台は、人々がモンスターに怯えて暮らしている世界。主人公の魔法使い見習いのセトは、女魔法使いアルマのもとで修行をしていました。

人々がおびえているのは、空からやってくる脅威「ネメシス」と呼ばれる怪物たちです。力のある魔法使いは、ネメシスを撃退出来る数少ない人物でした。

一人前の魔法使いを目指すセトは、血気にはやって失敗を犯してしまいます。それがきっかけとなり、彼に目的意識が芽生えていくようになりました。

魔法使いという存在、ネメシスの謎……見習いセトの、世界を救う冒険です!

著者
トニー・ヴァレント
出版日
2015-08-06

本作はフランスの漫画家トニー・ヴァレントの作品。日本では2015年から、飛鳥新社より翻訳版が発売されています。

フランス漫画というと、芸術性の高いフルカラー漫画「バンド・デシネ」が主流ですが、本作は作者が日本漫画に強く影響され、独自にアレンジしたというだけあって、各所に海外らしさを感じられるものの、日本人に馴染み深い内容に仕あがっています。

既視感(デジャビュ)を覚えつつも未視感(ジャメビュ)もあるという、不思議な感覚を味わうことができるでしょう。

主人公は、はやく独り立ちしたくてうずうずしてる、血気盛んな少年です。熟練の魔女アルマにたしなめられながらも、成長していきます。正体不明のモンスター、ネメシスの脅威に対抗できるのは、人々に忌み嫌われる魔法使いのみ。強敵との死闘に涙を誘う、感動譚となっています。

海外漫画ということもあって、ほとんど無名の本作。言わば知られざるお宝です。いまのうちに読んでおくと、後に先見の明を自慢できるかも⁉
 

いかがでしたか?それぞれ特徴があって、どれもわくわくするものばかり。ページを開けば、見たことのない冒険がきっとあなたを待っています。