『カノジョは官能小説家』は人気官能小説家である黒鬼と、新人熱血編集者である椎名の日常を描いた漫画です。個性あふれるセクシーなキャラクターが登場し、官能小説家という職業を活かしたエロシーンが魅力的です。スマホで無料で読むことができますよ!今回は、作品の見どころをたっぷりご紹介します。
『カノジョは官能小説家』は官能小説作家である黒鬼千尋と熱血新人編集者の椎名圭介がよりよい作品を作るために奮闘する物語です。
この漫画の何よりの魅力は、単純なエロではなく、「愛あるエロ」を求めて展開されるエロシーンの数々です。黒鬼は自分の満足のいく小説を考えるため、さまざまなシチュエーションを椎名や助手のアユミ相手に試すのですが、彼女の美貌も相まって、興奮間違いなしの作品となっています。
- 著者
- 後藤 晶
- 出版日
- 2007-10-25
また単純にエッチな描写があるだけではなく、黒鬼や椎名をはじめとした各キャラクターの人格も丁寧に描かれており、悩みや苦悩、人間的成長といった要素も感じとることができるのです。
今回は、『カノジョは官能小説家』のキャラクターや作品の魅力をお伝えします。気になった方は、ぜひ無料漫画アプリでお試しくださいね。
『カノジョは官能小説家』は作家の黒鬼と新人編集者である椎名の日常を描いた作品です。もともと男性に不信感を抱いていた黒鬼ですが、新人の椎名に小説のネタとしてエロシーンを試した時、彼が抱く作品への情熱に心を動かされ、2人はともに作品を作りあげる同志として働くようになります。
そんな2人や黒鬼の助手、ライバル作家などを交え、随所でちょっとエッチなシーンが描かれる本作は魅力が満載です。普段知る機会のない官能小説家という仕事についても知ることができる作品となっています。
新人熱血編集者の椎名が憧れの作家、黒鬼の担当編集者になるところから物語は始まります。引継ぎのために黒鬼のもとを訪れた椎名でしたが、なんと彼女の職場兼自宅には、女性3人が一緒に住んでいました。
住んでいるのは作家の黒鬼、その助手で女子大生のアユミ、着物を着た和風美人の咲子の3人です。この彼女らが抜群のプロポーションで描かれており、まさに男性の憧れの職場といっても過言ではありません。
さらにこの3人はそれぞれが異なった個性を持っており、キャラクターの棲み分けもしっかり描かれているため、見ていて飽きない構成となっています。
作家の黒鬼は自分の仕事にたいしてストイックな、ドSの作家です。自分の求めるエロ表現の追求のため、かなり過激なことにもためらわずにチャレンジする一面を持っています。
自ら経験をしたことを文章化することが得意なため、椎名や助手のアユミに過激なシーンの再現を要求しますが、椎名に対する絡みや、アユミとの女性同士の絡みがとてもセクシーで、これが本作の魅力のひとつといえるでしょう。
途中から椎名に対する自分の気持ちを徐々に自覚していくのですが、官能小説のためと言いながら、彼にエロいシチュエーションを要求し、興奮している姿が非常に可愛いらしいです。
性の知識はとても豊富で、なおかつドSな性格にもかかわらず、自らの恋愛に対しては非常にピュアであるというギャップもたまりません。
助手のアユミは黒鬼のアシスタントとして、あらゆる要望に応える女子大生です。黒鬼がアイディアを思いつきやすいよう、縛られたり、SM用の低温ろうそくをたらされたりと、体を張ってアシスタントをしていきます。
彼女は黒鬼に心酔しており、黒鬼の要望であればどんなシチュエーションでも受け入れますが、椎名に自分のポジションを脅かされそうになって、ライバル心を抱きます。黒鬼のこととなると、視野が狭くなってしまう……そんな一途な性格にも要注目です!
また普段は、椎名をバカにしていて、初対面の相手にも物怖じしない勝気な女性ですが、黒鬼に手伝いを要求されたときの従順さとのギャップに注目すると、よりセクシーさを感じるキャラクターといえるでしょう。
咲子は着物の似合う和服美人。黒鬼の家の世話役として、黒鬼やアユミの面倒を見ている大人の女性です。
実はかなり腹黒な一面も持っていることが判明するのですが、物事をそつなくこなす大人の女性の一面と悪女の顔をあわせ持ったキャラクターで、ある意味1番ドキドキさせてくれます。
性格の振れ幅が大きく上品なエロスを持ったキャラクターになっていますので、ぜひ本作で確認してみてくださいね!
この漫画の魅力のひとつであるエロシーンですが、官能小説家という立場を活かした奥行きのあるエロが凝縮されています。
黒鬼は職業柄、ストレートなエロさを追求するのではなく、言葉やシチュエーション、人間心理を介してのエロスを追求します。
そのため主人公の椎名が作品にインスピレーションを与えるための手伝いをするのですが、そのエッチなシチュエーションの幅がとても広いのです。
オーソドックスな目隠しから、過激な緊縛、さらには屋外プレイなど、物語が進むにつれてどんどん加速していきます。あらゆるシーンが凝縮されているため、男女ともに、Sな人もMな人も楽しめる作品になっています。
官能小説家特有の言い回しやシチュエーションを説明する言葉の数々がとてもエロく、綺麗な描写と合わせてその妖艶な文章は想像力を掻き立ててくれること間違いなしです!
さて過激な描写と言葉が魅力的な本作ですが、しっかり恋愛ストーリーも描かれており、作品の中盤から黒鬼と椎名の恋が少しずつ進んでいきます。
彼女の作品に惚れ込み尋常ではない情熱を注ぐ椎名に、黒鬼が徐々に惹かれていくのです。一方の椎名も彼女に対する憧れの感情が徐々に恋愛感情に変化していることを自覚しつつも、女性経験が少ないため、自分の気持ちになかなか気づけません。
- 著者
- 後藤 晶
- 出版日
- 2010-10-25
さらに作家と編集者という仕事上の立場もあり、なかなかお互いに1歩を踏み出すことができないのです。この2人の関係性が、恋愛要素を盛りあげるスパイスとなっています!
実際に現実社会でも起こり得そうな仕事上の立場が近い人との恋。物語の後半、お互いに意識しながら官能小説のシチュエーションを再現する様子は、ドキドキが止まりません。
そんなある日、黒鬼が以前振った男性がストーカーと化し、彼女を拉致するという事件が発生します。椎名は必死の捜索のすえ、ストーカーを撃退し黒鬼を守るのです。
このことがきっかけで黒鬼からのアプローチは加速していくのですが、椎名のもとにも元カノ、瑞希が登場します。瑞希は椎名を1度振っていましたが、彼のことが忘れられない様子……さらには椎名もまだ瑞希のことを忘れられていないようでした。
はたして椎名と黒鬼はあらゆる障害を超えて結ばれることができるのでしょうか?意外性のある、まさかの結末にも要注目です!ぜひ本作でご確認ください。
エッチな漫画のなかでも、官能小説家という職業を舞台にした珍しい漫画です。言葉をまじえての想像力を掻き立てられる作品となっています。さらに単純なエロ漫画というわけではなく、仕事に対する責任感や向き合い方、立場を踏まえての行動など、ストーリーのなかで自らの行動を考えさせられる場面も多く描かれています。「愛あるエロ」が描かれている本作、ぜひ試しに読んでみてください。