無料で読める『はなまる魔法教室』の魅力ネタバレ紹介!あの頃の僕らに送る!

更新:2020.12.17 作成:2017.11.2

大人も子供も勇気と自信が湧いてくる、優しさ溢れる魔法物語『はなまる魔法学校』。普通の学校の先生になった魔女と、子供たちの温かくてファンタジックな世界観で心を癒してみませんか?

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『はなまる魔法教室』の主人公たちがかわいい!無料で読める優しいファンタジー漫画をネタバレ紹介!

著者
井上 知之
出版日
2017-06-19

『はなまる魔法教室』は、無料漫画アプリ・マンガワン(裏サンデー)で連載中の、井上知之原作の優しさ溢れる癒し系漫画。何でもない日常が、魔法の世界で彩られていく、わくわく感が登場人物を通して読者に伝わってくる魅力的な作品です。

たくさんの読者が癒されている『はなまる魔法教室』には、どんな魅力があるのでしょうか。ここでは、この作品の魅力を余すことなくお伝えしていきます。物語を進めていく上で、まず中心人物を紹介します。

【若草八起(わかくさやおき)】

前のクラスでいじめられ、厄介者扱いされていた少年。魔法や不思議世界の本が好きで、過去の苦い経験もあり、自分に自信がもてません。

【十色魔彩(といろまあや)】

6年生になった八起の担任の先生で、前任校で魔法を教えていた魔女。

【幸ちゃん】

八起の幼馴染でありクラスメイト。

 

『はなまる魔法教室』のノスタルジック×ファンタジーにはまる!【あらすじ】

『はなまる魔法教室』のノスタルジック×ファンタジーにはまる!【あらすじ】
出典:『はなまる魔法教室』1巻

主人公・若草八起(わかくさやおき)は、魔法とか摩訶不思議な世界の本が好きな、ちょっとどんくさくて控えめな性格の少年です。ある日、八起は空を飛んでいる魔女の姿を目撃しましたが、幼馴染のさっちゃんはまったく信じてくれませんでした。

新学期を迎え、八起のクラスの担任になったのは、十色魔彩(といろまあや)という怪しげな女教師。前の学校で魔法を教えていたという彼女こそ、八起が見た魔女だったのです。

『はなまる魔法教室』の魅力をネタバレ紹介!かわいくて、懐かしい。あの頃の僕らがいる!

『はなまる魔法教室』の魅力をネタバレ紹介!かわいくて、懐かしい。あの頃の僕らがいる!
出典:『はなまる魔法教室』1巻

この作品で一番に思うことは、あの頃が懐かしいという感情です。大人になった自分の視点で見ていると、こんな子がクラスにいたな~とか、こんなことがあったな~という、私たちが経験した「あるある」が、描かれています。

誰もが通った小学6年生という時間のなかで、自分が通ったクラスにも様々な子供たちがいたと思います。主人公のように控えめで、どんくさい子もいれば、何かといえば突っかかってくる子、目立ちたがり屋な子。

私たちが実際に体験したなかに居た「こんな子」という面々を、実に丁寧に描いているのです。

人には、良い所もあれば悪い所もあり、ひとりひとりに個性があります。たとえば、先生が魔法使いだということに対して、「ホントに使えるなら見せてみてよ!」「魔法だったらなんでもできるでしょ!」(『はなまる魔法教室』1話から引用)という、ひねくれた発言をする子がいますが、どのクラスにもこんな子がいた憶えありませんか?

それに対して、どうして魔法使いを探すのがこのクラスなのかと、冷静に尋ねる子がいるなど、ひとりはいたと思うようなリアルな生徒たちが描かれているのです。

また、大人になると子供の参観日に教室に入ることはあっても、自分が席について勉強する機会はほとんどありません。でもこの作品では、教室の隅々まで丁寧に描かれていて、時計の位置や黒板、教壇や椅子の形だったり、ロッカーだったりと、自分たちが勉強していた教室そのものが、リアルに映し出されています。そういった教室の懐かしい雰囲気が、忘れかけていた子供時代を思い出させてくれるのです。

自分が子供のころ悩んでいたことや、友達とどんな会話をしていたのかも、思い出せるエピソードが満載。魔法を介しながらも、子供たちそれぞれの感情が描かれているので、大人になって改めて振り返ることで、当時仲の良かった友達や、苦手だった子のことを思い出してあの頃が可愛く見えたりする、それが『はなまる魔法教室』の魅力のひとつなのです。

『はなまる魔法教室』の魅力をネタバレ紹介!魔女の先生が日常漫画を一気にファンタジーにする!

『はなまる魔法教室』の魅力をネタバレ紹介!魔女の先生が日常漫画を一気にファンタジーにする!
出典:『はなまる魔法教室』1巻

物語の基本にあるのは、小学6年生の子供たちの平凡な日常風景です。しかし、そこに魔法が入ることで一変、ページいっぱいに華やかさが溢れだし、日常風景が一気に魔法で彩られ、子供たちを通して、わくわく感が伝わってきます。

大人になると、どうしても子供心を忘れてしまいがちですが、この作品はそんな大人の方々にも、ページいっぱいの夢を与えてくれるのです。

1話では、本当に魔法使いだということを教えるために、先生が魔法を使って生徒たちを生き物に変えてみたり、鳥に似た箒のようなものを出して、空中を飛んで見せたりしました。表現するとすれば、キラキラ、スルスル、サラサラといった感じでしょうか。カラーで描かれていなくても、それらが優しい光を放っているので、魔法っていいな!と感じてしまうんですね。

 

 

本当に魔法が使えたら良いのにとか、こんな先生がいたら良かったとか、こんなクラスに入りたかったなど、様々な思いが溢れてくることでしょう。

日常を夢のようなファンタジーで覆ってくれる『はなまる魔法教室』は、何度も読み返したくなってしまう、魅力の詰まった作品なのです。

 

 

 

『はなまる魔法教室』の魅力をネタバレ紹介!あの頃の傷が癒される

『はなまる魔法教室』の魅力をネタバレ紹介!あの頃の傷が癒される
出典:『はなまる魔法教室』1巻

『はなまる魔法学校』は、魔彩先生と主人公を中心に展開されていますが、もちろん魔法や普通の勉強を教えるだけで、物語が進んでいくわけではありません。

魔彩先生は、子供たちひとりひとりの中身をしっかり見てくれるというのが、この作品のポイントになっているのです。先生は、子供たちのどんな個性も見逃さずに、それぞれの想像力、そして彼らが才能を発揮できたとき、魔法で空中に大きなはなまるを書いてくれます。

何をやっても出来なかったとか、一生懸命やっても誰にも褒められなかったとか、クラスという集団のなかで、特に秀でたものがない自分に自信を持てなくて、隅っこの方で目立たないようにしていたという苦い経験はありませんでしたか?

主人公の八起は、かつていじめられていたり、厄介者にされたりという辛い時期がありました。しかし、ダメな奴として扱われていた八起の状況は、魔彩先生と出会い、魔法の才能を誰よりもいち早く開花させたことで、大きく変わっていったのです。

何もできないと思っていた自分を、みんなが褒めてくれた、それは八起にとってはじめての経験でした。しかし魔彩先生が着目したのは、他の誰よりも秀でていた八起の想像力だったのです。彼は小さい頃から、魔法や不思議世界が書かれている本を好んで読んでいました。それが、彼の想像力を豊かにしたのでしょう。

だから、魔彩先生は言います。魔法の才能がなくても大丈夫だと……。先生は、八起の想像力の高さをちゃんと見抜いてくれていたのです。魔法が使えるということは特別なことですが、魔彩先生にとって、それは特別なことではなく、ひとりひとりが持つ個々の才能こそが特別なんだと教えてくれています。

ただ、それに気づかないでいるだけで、魔彩先生はみんなが何かしらの才能があること、そしてそれは自分が誇れる才能であることを伝えてくれているのです。悔しくて泣いていたあの頃の自分と、今悩んでいる子供たちに、魔彩先生は大きなはなまるで自信と勇気を与えてくれるのですね。

漫画『はなまる魔法教室』2巻の魅力をネタバレ紹介!

八起は十色先生が来てから、書いたことが実在するようになる魔法を最初に覚えた少年。彼は魔法に夢中になって、色々なものを書いては生み出していましたが、ある時魔法を失ってしまいます。

すると今度は、幼馴染のさっちゃんが、精霊の実を食べることで人の心の声が聞こえるようになる「ヨミココロ」の魔法が使えるようになりました。そして、後日行われた遠足の日、さっちゃんが精霊の実が入ったサンドイッチを食べると、八起ではなく自分の心の声が聞こえるようになったのです。

著者
井上 知之
出版日
2017-11-15

 

さっちゃんは、幼馴染の八起との仲をからかわれるのが嫌で、八起に冷たくあたっていましたが、本当は昔のように仲良くしたかったのです。

自分の本心と正反対のことをしている自分を恥じて、自分はヒドイ奴だと反省するのですが、十色先生は心と魔法は深く関係していて、心が何かを強く求める時に魔法が生まれることが多いのだといいます。そして、さっちゃんの魔法が生まれた理由というのもすばらしいものでした。

「さっちゃんが何を望んで生まれたんだろうね?誰の心を読みたくて生まれたの?八起くんの心?……それとも……ずーっとおしこんできた…自分自身の心の声?」(『はなまる魔法教室』2巻10話から引用) 

自分の心の声は普段自分には聞こえない、でもさっちゃんが八起に隠している心の声はとってもキレイなものだから、決して恥ずかしいものではないと先生は言います。

小学校高学年ともなると、幼馴染とはいえ一緒にいると茶化されて恥ずかしくなって、つい冷たい態度をとってしまうことってありますよね。本当は仲良くしていたいのに、周りの目が気になって……ということも。そんなさっちゃんが開花させた魔法は、自分の内面と向き合うことだったという、少年少女の心の声にじっくり寄り添った優しい展開が描かれたストーリーです。


いかがでしたか?『はなまる魔法学校』は、大人が読んでも子供が読んでもとても楽しく、勇気と自信を与えてくれる作品です。学校で学ぶものは、勉強だけではないということが伝わってくる良作なので、ぜひ一度読んでみてくださいね。