水泳に青春を捧げる男子高校生たちがまぶしくてヤバい! 男子水泳部を略してそのままのタイトルである漫画「男水!」。松田凌、宮崎秋人、安西慎太郎らで実写ドラマ化もされた本作最大の魅力的はやはり、個性豊かなキャラクターたち!競技に熱中する彼らの熱さ、エネルギー、そしてフェチにはたまらない肉体美など、見所満載です。 この記事では注目のキャラクターをピックアップしてご紹介。記事後半では7巻のネタバレも含みますので、気になる方は無料で読めるスマホアプリからご自身でご覧ください!
Webサイト「花LaLa online」で人気連載中の水泳漫画『男水!』は、水泳に夢中な男子高校生たちのスイマーとして、人間としての成長を描いた作品です。その人気から2017年には『男水!プロジェクト』として豪華キャストによるドラマ化、舞台化を果たしました。
本作の魅力はなんといっても登場人物たち。同じ部の仲間はもちろん、他校のライバルたちも、魅力的なスイマーとして物語を盛り上げてくれます。この記事では注目のキャラクターたちと、最新(2017年11月)7巻までの見どころをご紹介いたします。ぜひお気に入りのキャラクターを見つけてみてください。
- 著者
- 木内たつや
- 出版日
- 2013-07-19
部長の榊秀平(さかきしゅうへい)率いる「東ヶ丘高校男子水泳部」は、部員が少ないせいで同好会降格の危機を迎えていました。部としての存続に必要な人数は5人。最低でも2人の新入生を勧誘しなくてはなりません。
試行錯誤の末、驚きの方法で男子水泳部(略:男水)をアピールした結果、2人の新入部員を確保することに成功します。新たな仲間を迎えた男水は、待ち受けるたくさんのライバルに立ち向かうため、日々練習を重ねていくのでした。
本作は現在(2017年11月)、無料マンガアプリで公開中です。気になる方はぜひこの機会に読んでみてください!
東ヶ丘高校男子水泳部の個性豊かな面々を束ねる部長、榊秀平。真面目な好青年ですが、そのせいで大樹や晴美に振り回され気味な苦労人です。スタイルワン(得意な泳法)は背泳ぎ。水泳歴は小学校低学年からと長く、柔らかい体と丁寧な泳ぎが強み。背泳ぎに関しては実力派の大樹にも負けません。
本来は優秀な選手ですが本番に弱く、公式戦では予選敗退するなど、力を存分に発揮できないことが多々あります。本人も少なからずそのことを悩んでいるようで、男水の存続が決定した時も「次の大会こそは結果を残そう」という、強い意志を感じさせました。
家では妹と弟を持つ、料理が趣味のお兄ちゃん。そのため外でも非常に面倒見がよく、1年生の結太が新入部員として男水にやってきた時はデレデレな笑顔でお菓子や飲み物をすすめながら歓迎しました。
卒業していった先輩たちからも「今後の男水を支えていけるのはお前しかいない」と言って部を託された秀平。今後の東ヶ丘高校男子水泳部の躍進は彼の手にかかっています。
2年生の篠塚大樹(しのずかだいき)は、各水泳大会にて輝かしい成績を残している男水のエースです。秀平とは幼馴染で互いの性格、泳ぎ方などを深く理解し合っています。スタイルワンはバタフライ、自由形。180cm超えの高身長にキリッとした醤油顔。声までイケメンということで、学校では女子の注目の的です。
さらに、クールな見かけによらず大胆な行動をする彼は、新入部員勧誘の部活動紹介では「男水に入ったら女子の水着姿見放題です」と真面目な顔で言ったり、突然制服を脱いで「泳いでるとこのくらい筋肉つきます」と肉体美を惜しげも無く披露したりと、何をしでかすかわかりません。
彼が水泳にかける熱意はそうとうのものです。運動神経に自信がある1年生原田が「掛け持ちでよければ、水泳部に入部してあげてもいいですよ?」と申し出たところ「初心者に掛け持ちで入部されても、リレーすら組めないんじゃ意味がない」「厚意だけは貰っておく」といって断りました。部を存続させるために頭数が必要なのに、本気で水泳に打ち込める人物でなくでは認めないというあたり、彼の強い信念を感じられます。
男水が公式戦で結果を残すためには、エースの大樹が引っ張らなくてはなりません。ストイックな彼のさらなる成長に期待しましょう。
ポンパドールのヘアスタイルと、オネェ言葉が特徴の男水マネージャー小金井晴美(こがねいはるみ)。彼が考案するハードな筋トレで部員は日々汗を流し、水泳のために必要な体をつくっていきます。秀平に並んでしっかり者で人当たりもよく、泳ぎの基礎なども丁寧に教えてくれるよい先輩ですが、サボる部員には容赦しません。
言葉もそうですが、趣味や仕草もどこか女性的な晴美は、女子による女子らしい行動を見かけると敵意むき出しな視線を送ります。どうやら女子をライバル視しているようです。
自分のことを「今はマネージャーみたいなもの」と説明する晴美は、以前は男水の選手として試合などでも活躍していたようでした。その彼がマネージャーという裏方にまわってしまったのはなぜなのでしょう。詳細は未だ明かされていませんが、何かトラウマのようなものがあるようです。
選手として復帰することはあるのでしょうか?彼を水泳から遠ざけた過去や、どんな泳ぎをするのかなど、主要人物の中ではまだまだ謎が多い晴美は要チェックです。
東ヶ丘高校男子水泳部の貴重な新入部員、滝結太(たきゆうた)。部活動紹介ではグダグダなプレゼンテーションを見せたにも関わらず、「先輩たちがとても楽しそうだったから」という理由で男水の門を叩いた彼は、秀平や晴美から大変可愛がられました。
水泳は未経験ですが、丁寧な泳ぎを秀平に褒められます。初心者の最初の課題ともいえる50mを泳ぎきり、練習を重ねるたびにタイムも縮まります。運動音痴を自称していますが、どうやら水泳の素質は備わっているようです。
調子に乗ったり、ヘマをやらかしたりしてたびたび注意される原田にとは逆で、指示をしっかりこなし、気配りもできる結太は秀平に次ぐ男水の良心。このままいくと次期部長は結太で、秀平のような苦労人になってしまうかもしれません。
期待の初心者新入部員は、初めての公式戦までにどれだけの実力をつけてくるのか。上達の兆しを感じさせる結太から目が離せません。
2人目の男水新入部員は原田ダニエル(はらだだにえる)。日本人とアメリカ人のハーフとして生まれた彼は、整った顔立ちと手足が特徴の1年生です。自身の運動能力に絶対の自信があり「何をやっても人並み以上にできてしまう」と自慢げに語る彼は、最初から掛け持ちするつもりで部活動を選んでいました。
一度体験入部をしてみるものの、まだ別の部活への入部も視野にいれていた原田は、大樹の口車に乗せられて調子に乗り「水泳部には俺の存在は必要だから!」と花を高くしながら入部届けを提出しました。おそらく彼はこれからも大樹の手の上で転がされることでしょう。
そして迎えた部活初日。散々豪語したのだからさぞ立派な泳ぎ姿を見せてくれるのだろうと誰もが期待したのに、彼はまさかのカナヅチ。腕試しのタイム測定をスタート直後に沈んでしまい、秀平たちに急いで救出されました。
泳げない割に不満も多い原田ですが、女子水泳部の倉田(くらた)の笑顔に弱く、彼女に「ガ頑張ってね」と言われるとエンジンがかかったようにやる気を出します。単純な性格の彼は、うまく勢いに乗れば目まぐるしい成長を見せることでしょう。結太と同じく、今後の成長に期待が持てるキャラクターです。
水泳の強豪「新波高校」のOBであり、3年前のインターハイ100m、200m背泳ぎで二冠を達成した川崎亮也(かわさきりゅうや)。当時の高校生スイマーの中では背泳最速の男として讃えられていました。輝かしい経歴を持つ彼はこのたび、秀平たちのコーチ候補として呼ばれてきたのです。
無愛想で少し怖い印象を与える彼はコーチ初日、晴美が組んだ練習メニューの大半を変更するという行動に出ました。そのことに晴美は「疲労のある選手はそんな練習こなせない」と反論しますが、川崎の答えは「選手の疲労は自己管理」「できないヤツに照準を合わせてもしかたがない」というもの。厳しくも正しい言葉に晴美は何も言い返せません。
ただ、彼も晴美同様、自分の過去について話すのを嫌がる様子を見せます。その共通点をきっかけに、今後晴美と分かり合える部分にも気づくかもしれません。川崎がコーチとなることで、秀平たちはどれだけ自分たちの実力をあげることができるのでしょうか。
「私立桜下大学付属龍峰高校」の水泳部、仁科譽(にしなほまれ)。インターハイ出場は当たり前で、毎年総合優勝争いに名を連ねる水泳の名門校で部長を務めています。長距離種目を専門とする仁科は、一昨年のインターハイの男子水泳1500mで3位に入賞した実力者です。
初登場は東京都高等学校春季水泳大会。自分のレースを目前に控えてアップを取っていた秀平の前に現れました。見ず知らずの人とでも無理なく会話ができているあたり、コミュニケーション能力に優れた人物のようです。
ハードな練習量で多忙な水泳部に所属しながら、学業でもきちんと結果を残している仁科は部員たちの模範です。また、東ヶ丘高校の男水同様個性派ぞろいの部活を束ねるカリスマ性も持っています。普段はフレンドリーな仁科は、選手としてはどのような顔を見せるのでしょうか。全国レベルの長距離スイマーに注目です。
龍峰高校3年生で、「神童」と呼ばれた過去を持つスイマー神宮一虎(じんぐういちとら)。かなりの気分屋でたびたび仁科を困らせていますが、水泳に関しては一流です。スタイルワンは個人メドレー。
多くの水泳大会で表彰台に上る小学生時代を過ごしますが、その後の成績は伸び悩み、一度は「神童のなり損ない」という不名誉なあだ名がつけられてしまうほどに落ちぶれてしまいます。そんな時、龍峰高校からスカウトを受けて水泳部に入部。天才スイマーとして返り咲きます。
気分にムラがあることを除けば、物語の中で最も高い実力を誇る神宮。東ヶ丘高校から彼に太刀打ちできるスイマーは現れるのでしょうか?
秀平の幼馴染で、大樹のライバルである藤川礼央(ふじかわれおん)。秀平たちが参加した東京都高等学校春季水泳大会は「藤川には必要ない試合」ということで、その実力は温存されていました。所属する龍峰高校では神宮に並ぶ実力を見せています。
「馴れ合いで泳いでいるようなヤツらに興味はない」。そういって秀平や大樹との接触は拒んでいました。秀平も藤川のことについてはなにやら話しづらい様子を見せているため、3人の過去にも何か事件があったことが予測できます。
普段は何かに特別な興味をしめすことのない大樹も、ライバルである藤川のことは気になる様子。物語が進む先で描かれるであろう因縁の戦いに期待です。
龍峰高校所属で、神宮とは異なるタイプの天才スイマー平光希(たいらみつき)。相手を油断させるような可愛らしい容姿と華奢な体つきが特徴です。スタイルワンは背泳ぎで、秀平のライバルとして立ちはだかります。
その実力は秀平が戦意を喪失してしまうほどに圧倒的ですが、光希の方は秀平の実力を浅く見たり、油断したりはしません。全力泳ぐ光希の楽しそうな姿が魅力的です。
ただ、そんな彼にはある弱点がありました。このウィークポイントは秀平が彼に勝利するきっかけになるのでしょうか?切磋琢磨するライバル同士のぶつかり合いは必見です。
関東大会出場をかけた都大会も2日目。勝ち上がってきた選手たちだけが残った舞台では、さらに迫力を増した戦いがくり広げられていました。緊張感も最高潮となり、いよいよナンバーワンを決める戦いの火蓋が落とされます。
その中では、大樹と藤川による因縁のバタフライ対決も始まろうとしていました。
- 著者
- 木内たつや
- 出版日
- 2017-04-20
白熱する都大会も終わりに近づいていました。全力で泳げた選手に、そうでなかった選手、会場内ではさまざまな思いが交差しています。各学校の3年生たちにとっては、これが最後の夏です。選手一人一人が胸に抱えた水泳に対する思いを描いたシーンは涙を誘います。
最終日の注目選手は東ヶ丘の大樹と、龍峰の藤川、そして同じく龍峰の神宮です。
決勝の舞台で衝突した大樹と藤川は、それぞれが維持とプライドをかけた全力の泳ぎを見せます。臨場感たっぷりのレースは、まるで実際に客席から見ているかのようです。
さらに、圧倒的な泳ぎで他の選手を圧倒していく神宮の姿も必見。かつて神童と呼ばれた男が本領を発揮し、ライバルたちを寄せ付けることすらなく圧勝していく様子には思わずぞくぞくしてしまいます。
青春漫画の魅力がたっぷり詰め込まれた『男水!』第7巻を読んで、全力でぶつかることの素晴らしさを体感してください。
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