近ごろradiko(ラジコ)というラジオが聞けるアプリを使ってラジオを聞いています。前々からラジオは聞いていたのですが、聞きたい番組がリアルタイムで聞けない事が続くと、いつの間にか聞かずじまいになっていました。しかし先々月からradikoでは超画期的な機能が導入されました。その名も……
タイムフリー
アプリを起動さえすれば過去一週間以内のラジオ放送がいつでもどこでも聞けるかなり激アツな機能です。その機能を知ると付けられた名前も“格好良い”を超える程の格好良さを感じます。今まではリアルタイムでしか聞けなかった放送を、時間を超えていつでも聞ける。
タイムフリー
シンプルなネーミングなのに心惹かれてしまいます。タイムフリー。直訳すると、時間自由。選択の自由を与えられたみたいでとても気分も良いです。しかし、ラジオリスナー上級者は放送をリアルタイムでパーソナリティと同じ時間を共有しながら聞く事がラジオの楽しみ方なのだろうなと上級者の方へ敬意を払いながら最近は一人の時間になるとタイムフリーをフル活用しています。
あ、先週のオードリーのオールナイトニッポン聞こーっと。という具合に。
本を紹介するサイトでなぜこんなにもラジオの話をするのだろう。なぜタイムフリー機能のことをこんなにも押し付けて来るんだろう。きっと自分が読者だったらそう思っています。
「表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬」
この本をふらっと入った本屋さんで何の気なしに手に取りパラパラとめくりはじめ、読み進めていると気がついたら最後まで読み切ってしまいました。それからというものタイムフリーを使って毎週土曜日の深夜に放送されるオードリーのオールナイトニッポンが楽しみでたまらなくなる程、本が面白かったです。
お笑いコンビ、オードリーの若林正恭さんがキューバに行ったときの旅行記エッセイで、キューバでの出来事や社会主義の国と資本主義の国の違いなどの内容が若林さん独特の目線で描かれていて、それだけで読み応えのある一冊なのですが、読み進めるうちに予想外に進んでいく展開にガシッと心を掴まれてしまいました。近所の公園で遊んでいたはずなのに気がついたらそこは遊園地だったくらいの衝撃でした。
そして次に手にとったのは「社会人大学人見知り学部 卒業見込み」。雑誌ダ・ヴィンチにて2010年から2013年までの3年間連載されていたコラムが書籍化された本で、若林さんが31歳の時から始まったこの連載はテレビに出始めた時や出始める前のこと、連載当時のことが綴られていました。2008年のM-1グランプリで一夜のうちにスターとなり社会との繋がりを感じ始めたという若林さんの独特な社会との関わり方に最後までクスクスと笑いながら読ませて頂きました。
今週のオードリーのオールナイトニッポンまだかなぁー。
- 著者
- 若林 正恭
- 出版日
- 2017-07-14
- 著者
- 若林 正恭
- 出版日
- 2015-12-25
一般書籍ではなくHPで無料公開されている戯曲のご紹介。
劇団ぬいぐるみハンターの「ゴミくずちゃん可愛い」というタイトルの戯曲で、同劇団の作・演出家、池亀三太さんが2012年に上演された「ゴミくずちゃん可愛い」の脚本を来年の2018年3月3日と4日の上演に向けて書き直した演目の戯曲です。さらに上演場所は、野外! 野外劇!! 外で演劇! 楽しそう! さらに、結城洋平出ます!!
3月3日と4日の本番までには大幅に変わるとのことですが、上演される演目の戯曲が公開されている状況は初めてなので、どんな事になるのか楽しみです。池亀さんらしいファンタジーな世界観に独自性の強いセリフをどう現実に具現化していけるか、ワクワクしています。
世界は近未来。純粋無垢な少女と世界の物語。
そして今回のぬいぐるみハンターの公演ではクラウドファンディングを実施中。ぬいぐるみハンター背水の陣で臨む今回の野外劇。なぜ野外劇なのか、なぜ能舞台で現代劇をやるのか。ぜひページを覗いてみてください。