モンスター娘たちのエロ描写が魅力の漫画『勇者様、湯加減はいかがですか?』。ギャグ中心の日常を描きつつ、エッチでかわいい彼女たちがのサービスシーンが楽しめる作品です。
ファンタジーの世界に登場する、耳やしっぽがはえている魔族の女の子。そんな彼女たちのエッチなサービスシーンがたっぷりと楽しめるのが、『勇者様、湯加減はいかがですか?』です。
テンポのよいギャグと、なによりかわいい女の子が魅力の作品になっています。
スマホの漫画アプリ「マンガワン」で連載をしていて、無料で気軽に読むことができます。さらに単行本では過激さを増すための加筆修正がされているので、気になった方はそちらも手に取ってみてはいかがでしょうか。
この記事では、そんな本作の魅力をネタバレを含みつつ紹介していきます。
- 著者
- まりも
- 出版日
- 2017-07-19
人間と魔族の戦争は、魔族側の敗戦で終わりを迎えました。この戦いで輝かしい功績をあげた勇者は、大貴族のような待遇をうけて王都へ迎えられ、国を支えるための益となる仕事をしています。
一方で、元勇者であり本作の主人公・ロキは、戦時中に目立った活躍をすることができず、元魔王軍四天王が経営する温泉宿に派遣され、再就職をしました。
そこはモンスター領にある治癒施設で、訪れるのは先の大戦で傷ついた魔族たち。
この場所で、元勇者ロキの苦難に満ちた日々がはじまります。
本作の女性キャラクターのなかでメインをはるのが、元魔王軍四天王で、現在は温泉宿の女将をしているガイアベルです。
彼女はその肩書きに反し、どこからどう見ても幼女にしか見えない容姿をしています。言動も幼く、胸もぺったんこな彼女ですが、その無邪気さゆえにエロについてまったくの無防備。
性的なことに対してもあけっぴろげで、必要以上に恥ずかしがったり隠したりすることはありません。
またおっぱいこそ平坦な幼女ですが、体つき自体はむっちりとしていて魅力にあふれています。幼い女の子が大好きな読者にとってはたまらない存在だといえるでしょう。
さらに、ベルが主人公のロキにとても好意的なのも魅力だといえます。ロキは元勇者という立場から、魔族に対しひねくれた態度をとってしまいがちなのですが、彼女はともに温泉宿を経営する仲間として分け隔てなく接するのです。
ロキでなくてもついついそばに居てあげたくなるキャラクターで、名実ともに本作のヒロインだといえるでしょう。
ベルだけではなく、本作に登場する女性キャラクターたちはとにかくキャラが濃くて、そしてエロいのです。温泉宿が舞台なこともあり、彼女たちには必ず脱ぐシーンが用意されています。
1話分だけしか登場しないサブキャラクターでも例に漏れず、エロ描写に関して一切の手抜きはありません。
またどのキャラクターもしっかりと萌え属性を兼ね備えており、そのうえ魔族なため特殊な性癖にも対応可能。高慢で人間を見下したサキュバスや、全身液状のスライム娘までなんでもござれのバリエーションは、作者のモンスター娘に対する情熱を感じます。
そんな彼女たちを、ロキはそれぞれの種族に応じた適切なもてなし(主に全身マッサージ)をし、魅了していくのです。
さらに、語るべきは女の子だけではありません。男のキャラの濃さもすさまじく、特に一緒に温泉を経営している元魔王軍参謀ラルヴァは、一見まともな魔族に見えてその実かなりの異常者なのです。
というのも、温泉宿を繁盛させるための策は大抵彼が提案するのですが、その秘策は主に客へのエッチなサービスで、もはや別の意味のお風呂屋さん。
また経営が軌道に乗ってくると、忙しいから休みたいという私欲に負け、幼児退行して休もうとする姑息な手段をとることもありました。
この他にも登場するのはどこかポンコツ要素を持っているキャラクターばかりで、ひと癖もふた癖もある人物ばかり。基本的には1話完結の物語ですが、次から次へと登場する彼らにしっかりとした設定と見せ場があるのが本作の魅力でしょう。
ギャグ要素とエロ要素たっぷりの本作の魅力をご紹介してきましたが、もちろんストーリーもしっかりとしています。
主人公のロキは、辺境に飛ばされた元勇者という設定で、いわば人間側からあぶれた存在。そのため物語の冒頭から、自身の境遇に対しグチっぽくなっており、温泉宿の手伝いもふてくされながらやっているような状態でした。
また勇者という自意識からか、ついこの前まで敵だった魔族と馴れあうことにも戸惑いを覚えています。このような彼の悲哀を含んだ設定が、本作における貴重なシリアス要素となっているでしょう。
さらに、戦争では負けてしまった魔族たちですが、作中では要所要所で彼らが人間に隠れて何かを計画している様子が描かれています。
今後物語が進んでいくうえで、これまでとは雰囲気がガラッと変わった展開がなされることもあるかもしれません。それまでは、日常のエロとギャグを楽しみたいところです。
ここからは、各単行本の内容についてご紹介します。第1巻では、世界観の説明とともに、主要なキャラクターであるロキ、ガイアベルやラルヴァといった人物紹介といった話から始まります。
その他に、サキュバスやスライム、そして若奥様のシヴァといった入浴客が訪れ、それぞれの対応にロキ達が奮闘していく事になります。
- 著者
- まりも
- 出版日
- 2017-07-19
そんな本巻の見所は、エロからちょっと離れて、ロキの温泉宿で働く葛藤シーンです。エロ盛沢山の本作ですが、勇者としての彼の葛藤は、今後の物語に重要な意味を持つことになるかもしれないし、ならないかもしれません。
ですが、今後もただただエロ一辺倒ではなく、ストーリーにちょっとしたアクセントを付け加えてくれる事になります。世界観を理解するうえでも役立つ内容ですので、エロだけの展開に疲れた際によいのではないでしょうか。
続々と新たな客が訪れる第2巻です。本巻では、森巨人、一つ目鬼、アルラウネ、ピクシーといったモンスター娘達に対する接客がおこなわれます。いずれの入浴客もそれぞれ悩みを抱えているようで、ロキはそんな彼女達の要望に沿った対応で、いろんな意味で満足いく結果を残していきます。
- 著者
- まりも
- 出版日
- 2017-12-19
また、前巻でも登場したスライム娘のカノンが再登場し、成り行きによって温泉宿の新たなスタッフとして働き始める事に。一方で、ロキを取り巻く人間とモンスターの情勢についての描写や、ロキ自身の過去に少し触れたりもしていきます。
今後、こういった設定が活かされて、これまでとはちょっとテイストの異なる展開へと発展するのか、注目ですね。そんな本巻の見所は、こうした今後を期待させる話の進展にあるといえるでしょう。期待させられるドキドキな様子をご覧あれ。
本巻でも、新しい入浴客が登場します。ハーピー、ゾンビおねえさん、マシンヘキサ、ケンタウロスというさまざまな種類のモンスターが、これまで同様それぞれの悩みを温泉宿で癒しにくるのです。単行本も巻が進むとともに、エロ表現の過激度が増していくように感じられます。
- 著者
- まりも
- 出版日
- 2018-09-12
そんな本巻の見所は、ハーピーとロキのエピソードです。リハビリで飛ぶことが出来ないハーピーに対し、ロキは飛ぶことが出来るようになるまでの手助けをすることになります。
この話についてはエロだけではなく、ちょっと心が温まる要素も含まれているため、和みたい時に有用な話として一読してみるとよいのではないでしょうか。
女の子目当てでもギャグ目当てでも楽しめる作品。かわいくてエッチな女の子が好きな方は、ぜひチェックしてみてくださいね。