JKが真剣に性談義?漫画『荒ぶる季節の乙女どもよ。』のあらすじと見所を全巻紹介!

更新:2021.3.20

この記事では、『荒ぶる季節の乙女どもよ。』の見所、魅力についてご紹介します。 放課後のJKたちが真面目に話すのはセックスのこと!?衝撃的な冒頭ですが、女子高生たちが性や恋愛に関する悩みに対して愚直なほどまっすぐに取り組んでいく青春漫画です。好評だったアニメ化に続き、2020年7月にはテレビドラマ化されることが発表されました。 スマホアプリで無料で読むこともできるので、気になる方はそちらもどうぞ。

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漫画『荒ぶる季節の乙女どもよ。』はピュアすぎる文学女子の青春物語!

著者
絵本 奈央
出版日
2017-04-07

 

『荒ぶる季節の乙女どもよ。』は、思春期真っ盛りの文学少女たちの、ピュア過ぎる青春を描いた漫画です。「性」に対し、それぞれ違う価値観と考え方を持つ文学少女たちが、おのおのが直面する問題、事件を乗り越えながら成長していきます。

この記事では、全巻の見どころと魅力についてご紹いたします。本作を読んで、甘酸っぱい学生時代を思い出してみてください。

2019年7月からはじまるアニメ化作品では、河野ひより、安済知佳、土屋神葉などがキャスティングされ声優を勤めます。

『荒ぶる季節の乙女どもよ。』のあらすじ。少女たちはリアルな性認識を学ぶ?

『荒ぶる季節の乙女どもよ。』で少女たちのリアルな性認識を学ぶ?【あらすじ】
出典:『荒ぶる季節の乙女どもよ。』1巻

舞台となるのは、ある高校の文芸部。5人の文学少女たちは文芸部に居心地の良さを感じながら、日々楽しく文学について語り合っています。

そんな彼女たちの間で上がっているのが「性」の話題です。嫌悪する人、恥ずかしくなってしまう人、素直な関心を示す人など、反応は人によってさまざま。しかしこの性への意識は、思春期の彼女たちを予想外の方向へ、大きく変えていくこととなるのでした。

『荒ぶる季節の乙女どもよ。』の各巻のあらすじと見所をネタバレ! 

1巻のあらすじと見所:死ぬ前にしたいことは「セックス」

文芸部の主な活動内容は、皆で一つの小説を読んで感想を語り合う「読書会」です。部員以外に友達はほとんどおらず、他の生徒からは「掃き溜め」呼ばわりされる文芸部でしたが、本人たちにとっては居心地のよい大切な場所でした。

主人公の和紗(かずさ)は幼い頃から読書が好きで文芸部に入りましたが、そこで待っていたのは、自分がまだ足を踏み入れたことのなかった「純文学」という読書領域。純文学はその性質上、性的な表現を用いることもある文学作品です。

芸術ではあれど、性に関する艶かしい描写は和紗の苦手意識をあおり、それでいて関心も深めさせていきます。

著者
絵本 奈央
出版日
2017-04-07

物語は、顔を赤らめた女子高生たちが小説の濡れ場を朗読しあっているところから始まります。目が点になりそうな冒頭ですが、これが文芸部の「読書会」の様子です。

彼女たちは文学を通して性に触れることはあっても、実際に異性と付き合ったことのある人は一人もいません。部長の曾根崎にいたっては嫌悪すらしていて、窓の外で恥ずかし気なく下ネタを話す男女を見て「猿と豚の異種格闘技戦」などと言います。小説好きのキャラクターたちだからか、豊かな比喩表現が連発するところは本作の面白いところです。

ある日の昼休み、部員たちは興奮した曾根崎に呼び出されます。何事かと思って話を聞いてみると、なんと部員全員が尊敬する「山王丸そこる」という作家の新刊情報を入手したというのでした。新作の題材は「死ぬ前にやりたいこと」。ベタな内容だとは思いながら、それぞれが自分の考えに思いを巡らせていると、ミステリアスな美人部員の菅原が、驚きの発現をするのです。

出典:『荒ぶる季節の乙女どもよ。』1巻

部員たちが固まるなか、菅原は「私、もうすぐ死にそうだから」と意味深な言葉を残して教室へと戻って行きました。おそらくは冗談ですが、ポーカーフェイスな菅原が何を考えているのかがわかる人などいません。

残された部員たちの頭は、菅原が言った「セックス」という言葉でいっぱい。性を意識せずにはいられなくなってしまった彼女たちは、それぞれちょっとした騒動を起こし始めてしまいます。さらに、終盤では文芸部の存続に関わる重大な事件が……。気になる展開は2巻へと続きます。

2巻のあらすじと見所:文芸部、廃部の危機

前巻のラストシーンで文芸部の前に現れたのは校長でした。何をしにきたのかと思えば、部員たちに向かって突然「文芸部は今月をもって廃部」だというのです。他の生徒から、卑猥な小説を朗読していることへのクレームが文芸部に寄せられているのだといいます。

部員たちは納得いきません。卑猥であれあくまで芸術だと反論しますが、校長は聞く耳を持ちません。そしてさらに痛いところを突かれて、部員たちは何も言い返せなくなってしまいます。文芸部には、前任の教員が定年退職したのを最後に、顧問がいなかったのです。

あまりに突然の宣告に和紗は泣き出してしまいました。部がなくなったら一人ぼっちになり、生きていけないと不安を漏らします。部員たちは一致団結して顧問を探そうとしますが、誰一人よい返事をしてくれる先生はいません。

ついに教員たちの横暴に怒りを感じた曾根崎は、署名を募って学校側を訴える作戦に出ます。

著者
絵本 奈央
出版日
2017-08-09

校長が訪れた時も、文芸部は「セックスに変わる言葉」の研究をしていました。いくら自主的な研究とは言え、教育する側として学校が止めに入ることも頷ける気もしますが、部活ごとなくなってしまうのはもったいないことです。本来表立って行動するタイプではない文芸部員たちは、「学校」という大きな相手と戦うために行動をはじめます。

さらに和紗は、もう一つの心配が胸を埋めていました。「文芸部がなくなったら、泉のことが頭から離れなくなってしまう」。泉とは和紗の幼馴染の男の子のことです。小さな頃はドジでひ弱で頼りなかった泉が、今ではイケメン男子として女子の注目の的。幼馴染というせいで取り巻きの女子たちから僻まれることもありますが、それでも和紗は泉のことが好きだと気づくのでした。

しかし和紗は、泉を「性の対象」として見ることに抵抗があり、だからこそ彼のことをなるべく考えないよう意識している部分がありました。和紗が恐れていたのは、性への興味に振り回されて、自分と泉の関係に変化が生じてしまうことだったのです。この、一歩踏み出す勇気を出せずにくすぶっている和紗の様子はあまりにいじらしく、青春の瑞々しさを感じることができます。

さらに2巻では意外な人物が異性と急接近します。自分なりの方法で答えを探そうとする彼女たちから、確かな成長を感じられる2巻です。

3巻のあらすじと見所:和紗のライバルは文芸部のあの子?

和紗は泉の部屋に忍び込んでいました。実は先日、泉の部屋に来た際に彼が隠し持っていたアダルトDVDを発見。その時ちょうど戻って来てしまった泉に驚いて自分の荷物に突っ込んでしまい、持って帰ってしまっていたのです。

こっそり返すつもりで和紗は泉の部屋に来たわけですが、恐れていた通り、泉と鉢合わせてしまいます。気まずそうにしながらも「ハッキリさせておくけど」と、泉はきっぱりした口調で言いました。

「たしかに「そういうこと」を考えたりはするけど 身近なだれかとなんて考えたことはない もちろん、和紗に対しても、「こういうことしたい」とか、これっぽっちも考えたことないから」

著者
絵本 奈央
出版日
2017-12-08

泉からすれば、和紗に気を使っての言葉だったのかもしれません。しかしこれを「拒絶」と受け取った和紗は涙を流し、部屋から飛び出して行ってしまいます。それ以来、和紗の心は非常に不安定になってしまいました。

どうしても「泉」と「性」を別のものとして考えられない和紗はしばらくの間悩みこんでしまいます。唯一頼りになるのは、同じ文芸部の親友百々子(ももこ)だけ。

もちろん、性を自分とは遠いものだと考え、さらに恋をしたこともない百々子からすぐに納得する答えを聞き出せた訳ではありませんが、一緒に悩むことで一つの答えにたどり着き、なんとか元気を取り戻すことができたのでした。

しかし、せっかく元気を取り戻した和紗はある現場を目撃して、また考え込むことになってしまいます。なんと、菅原と泉が一緒にいるところと遭遇してしまったのです。二人の言葉を聞いた和紗は、二人がただの友達ではないと予想してしまいます。

もし菅原まで泉に好意を持っているとしたら、三角関係が出来上がってしまいます。しかも相手は「掃き溜めの鶴」と呼ばれる文芸部一の美人、菅原。和紗はすっかり自信をなくしてしまうのでした。

一難さってまた一難。和紗以外の部員たちも、それぞれが別の異性と進展を見せており、少女たちの心はなかなか休まりません。文芸部の絆は「性」を理由に崩れてしまうのでしょうか。

4巻のあらすじと見所:合宿で描かれる、それぞれの思い

4巻は学生たちの一大イベント、文化祭のストーリーから始まります。実行委員会から文芸部が言われたのは、文化祭で新しい「伝承」をつくりだすこと。文化祭でみんなが盛り上がるような「恋の伝説」を作り出すため、合宿をすることになりました。

しかしその伝説のアイディアをひねり出しながらも、みんな心はふわふわと他のことを考えています。

ひと葉は「とびきり細いまわし」をつけてきて、ミロ先生を誘惑、曾根崎はいい感じの天城とのラインを見返してニヤニヤ、百々子は最近アプローチの激しい杉本に辟易……。

それぞれが現実の恋に踏み出そうとしている様子が描かれます。

著者
絵本 奈央
出版日
2018-04-09

そんな4巻最大の見所は、菅原と和紗のむき出しのぶつかり合い。和紗は、もし菅原が幼馴染の泉のことを好きだったら……と、身を引こうとしているととれるような弱音をこぼしそうになります。

しかしそれを聞いた菅原は、本当に和紗が言おうとしているような現実になっていのか、と彼女の言葉の続きを促しながら怒るのでした。

ふたりのやりとりからは、青春らしい青さ、生々しく不安定なエネルギーが感じられます。

そして4巻の最後は、ふたりの関係でさらに気になる展開が描かれます。

果たしてそれぞれの初々しい恋の今後、菅原と和紗の一言では表せられない関係はどうなるのでしょうか?

5巻のあらすじと見所:和紗と、泉と、菅原と

文化祭に向けて、それぞれの思いを抱える文芸部員たち。そのなかでも特に菅原は今までにない感情に戸惑いを見せます。

それは、恋。和紗と同じく泉のことを好きになってしまったのです。

この気持ちをさらに理解するために彼女が向かった先は、過去に付き合っていた三枝のもと。そして演出者としての気持ちが強すぎる彼から言われたのは、迷わないで、その気持ちのままに行動して自分に見せてほしい、という内容でした。「つまらない女になるな」と言われ、何か考えるところがあるようですが……。

著者
絵本 奈央
出版日
2018-08-09

ついに迎えた文化祭。天城と曽根崎のまっすぐな恋路の様子や、本郷のままならぬ恋なども見所ですが、やはり5巻の見所は、菅原の心の揺れ動く様子でしょう。

当初、やはり彼女は和紗の好きな人で、かつ彼も彼女のことが好きだということから泉のことをあきらめようという理性的な考えと生まれた気持ちを消せないという感情に板挟みになり、戸惑っていました。

そこに発破をかけたのが、三枝。「つまらない女になるな」という発言のあとに彼女を挑発し、試すように演劇部の文化祭のための劇を見に来るのです。そしてそこには同じく泉もいました。

そこで三枝の自分を試すような行動から、怒りに身を任せて自分の気持ちのままに行動した菅原。そしてそのあと後夜祭で三枝にある決意を伝えるのでした……。

泉に恋をするまで能面のように表情のなかった彼女が心を動かす様子に、こちらまでドキドキしてきます。しかし嵐を呼びそうな展開に不安も感じてしまう内容です。

6巻のあらすじと見所:明暗別れる展開はどう続く?

和紗と泉の幸せな後夜祭の様子で幕を閉じた5巻。6巻は彼らが楽しそうに一緒に登校するシーンから始まります。

そして後夜祭の伝説も無事成功をおさめ、恋がうまくいった組の曽根崎と和紗は終始ウキウキしています。

しかし泉への思いを抱えたままの菅原、彼女を見ながら何やら考え事をしている様子の百々子、ミロ先生へのままならぬ恋をどう進展させればいいのか困っている本郷がいて……。

著者
絵本 奈央
出版日
2018-12-07

6巻では本郷、百々子の心情にクローズアップされて描かれます。ずっと熱烈なアプローチをしながらも、いつも間違えないように、正しいように攻め方を考えていた本郷。

彼女は一度体の関係を結べば諦めるから、と一世一代の賭けに出ます。しかしそこでもやはり検索に頼って2人きりになったラブホテルで戸惑うのですが……。

そして百々子は、文化祭で付き合っていると勘違いされた男子と仲違いし、そのまま別れ話をすることに。しかし相手は納得がいかないようで、帰ろうとする彼女の腕をとっさに引き寄せます。そしてそれをきっかけ百々子は自分の本当に好きな人に気づくのでした……。

6巻の終わりでは、恋が順調にはいかない部員たちのありのままの悲しさや戸惑いが、切なく描かれます。しかし、それだけで終わりそうにはなく、これから一波乱ありそうな展開が匂わされるのです。

恋を始めたばかりで浮き足立っている少女たち、恋の苦しさを自覚した少女たちが、今後どう交わって物語が展開していくのか、ますます楽しみな展開です!

7巻のあらすじと見所:波乱の展開

付き合うことになった泉と和紗。幸せいっぱいと思いきや、彼の態度に違和感を覚える和紗。一方で、天城と曾根崎の交際は順調。そんな対照的な関係の2組のカップルから7巻が始まります。

そんな中、全校集会が行われ「男女交際の禁止」が宣言されます。理由は言われず戸惑う生徒たちの元にある情報が入ります。

「天城と曾根崎が2人でラブホの近くを徘徊しているところを見られ、それが原因で2人が退学に」という衝撃的なものでした。

文芸部の部員たちは心配と責任感から、校長に処分を取りやめるよう直談判しに校長室に向かいます。先にいたミロ先生が2人に責任はないと事情を説明しましたが、2人の処分は変わりませんでした。

緊急事態に一致団結した部員たちは、強行手段としてミロ先生を人質にとり部室へ立て籠るのでした。

文芸部からのメールを見て集まる先生たちと、それを見下ろす部員たち。結末はいかに。

著者
["絵本 奈央", "岡田 麿里"]
出版日

 

最終8巻のあらすじと見所:ついに完結

続く8巻でも立てこもりを続ける和紗達に、校長は処分を撤回しようと教頭に提案するも、教頭は「見せしめできなくなってしまう」と頑なに撤回しようとしません。

教頭の本音に抗議の熱を燃やす部員たちでしたが、次の日が土曜ということもあり問題が公になるのに時間があると先生たちは一度解散します。事態を知っている曾根崎は泉を呼んで、一緒に解決策を探ろうとしましたが、泉は校内に侵入していきます。

話し合いをしていた文芸部員たちは、泉の侵入に驚きながらも、それぞれの思いを爆発させていくのでした。泉に思いを寄せる菅原はこの機会に告白しようとします。戸惑う和紗と百々子、それをよそに告白に答えをいう泉と混乱の展開です。

本来の目的からずれた状況の中、和紗が「戦いませんか!」と叫びます。それを見ていたミロ先生が、色鬼を提案します。色鬼をする中でそれぞれの心の色を曝け出すことで、少女たちに和解や諦めそれぞれの感情を抱きわだかまりが溶けていきます。

そして朝まで残った文芸部員たちは垂れ幕にそれぞれの思いを綴り、彼女たちなりの学校への答えを出したのでした。

荒ぶる彼女たちの青春は、これにて完結です。

著者
["絵本 奈央", "岡田 麿里"]
出版日

 

『荒ぶる季節の乙女どもよ。』のこじらせ思春期少女たちを目撃してみよう!

著者
絵本 奈央
出版日
2017-04-07

思春期の性認識をこじらせ、それでいてまっすぐに自分の感じた疑問に向かっていく少女たちを描いた本作。若さゆえの危なっかしくて痛々しい様子に、笑いながらも自分の青春を重ねて恥ずかしくなった人も多いのではないでしょうか?

本作は下ネタをあーでもないこーでもないとこねくり回してるだけとも言えますが、そんな日常を魅力的にしているのは、彼女たちの真面目さかもしれません。

大人から見るとくだらないかもしれないことに一喜一憂し、真面目にぶつかる。取るに足りないことにここまで心を揺らし、一生懸命になれる少女たちの姿には、その時期を過ぎた私たちにはないひたむきさが感じられます。

もちろんその様子がリアルに描かれているので、思春期まっただ中の子や、それを迎える前の子、過ぎたばかりの子も共感度の高い作品として楽しめるとも思います。

そんな思春期の暴走する思考をエロから切り取った本作の魅力をぜひ作品でお確かめください。

『荒ぶる季節の乙女どもよ。』がテレビドラマ化決定!

2020年7月に『荒ぶる季節の乙女どもよ。』のテレビドラマ化が発表されました。キャストや放送時期など詳細な情報はまだ発表されておりませんので、このからの情報解禁が楽しみですね。

公式Twitterの荒ぶる季節の乙女どもよ。【公式】で最新情報が発信されるので、あわせてご覧ください。


いかがでしたか?思春期の少年少女の悩みは尽きないものです。気になる方はぜひ読んでみてください。

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