「妹はアメリカ人」が面白い！お色気ありの異文化コメディ魅力をネタバレ紹介！

更新：2021.11.25

『妹はアメリカ人!?』は、ひょんなことから一緒に暮らすことになってしまった日本人の兄とアメリカ人の妹の日常を描いたマンガです。文化の違いに戸惑いつつ、少しずつ本当の家族として距離を近づけていく2人の成長に注目して読んでみてください！

漫画『妹はアメリカ人!?』を読んでみよう！お色気ありの異文化コメディをネタバレ紹介！

『妹はアメリカ人!?』は、WEBマンガサイト「マンガごっちゃ」で連載されている作品です。

作者の城谷間間はcomicoなどでも連載を持つ人気WEBマンガ作家で、本作は城谷のデビュー作として全2巻が発刊されています。

妹はアメリカ人!? 1 (マイクロマガジン☆コミックス)

著者

城谷間間

出版日

2014-02-28

「異文化コミュニケーション日常系ギャグ漫画」と銘打たれた本作。「ある日突然アメリカ人の妹ができてしまった！？」というなかなか斬新な設定になっています。今まで面識のなかったアメリカ生まれの妹と、英語を喋れない日本人の兄が、ひょんなことからひとつ屋根の下で暮らし始める様子を描いた作品です。

単なるギャグマンガではなく、異なる文化を持った兄妹が少しずつ「本当の家族」になっていく様子が丁寧に表現されているのもこの作品の魅力。もちろん、可愛いヒロインたちの生活を見ていて楽しい萌え系マンガとしても楽しんでいただくことができます。

今回は、そんな『妹はアメリカ人!?』の魅力を皆さんにご紹介していきたいと思います。

漫画『妹はアメリカ人!?』あらすじ

主人公・龍蓋寺輪はアメリカ人の父と日本人の母の間に生まれたハーフ。生まれてすぐに父親が失踪してしまったため母子家庭で育っていました。そんなある日、アメリカで暮らしていた父が死亡したという知らせを受け、母親が葬儀のためにアメリカへ旅立ちます。

数日後、日本に帰ってきた母親はアメリカ人の少女アナ・コリンズを連れ帰ってきました。アナはアメリカで生まれた腹違いの妹で、父親が死んだことで行き場をなくしたため引き取ってきたというのです。

アメリカと日本の文化の違いに驚きつつも、輪とアナの兄妹としての暮らしがスタートするのでした。

魅力① 日本語カタコトな妹が可愛すぎ！

『妹はアメリカ人!?』の最大の魅力は、なんといってもヒロインであるアナ・コリンズの可愛らしさではないでしょうか。父親の死によって日本に住み始めることになったアナですが、不幸な身の上にも関わらず、いつでも活発で明るく振る舞う様子がとってもキュートです。

日本にやってきたばかりのアナは、まだほとんど日本語を話すことができません。ストーリーが進むにつれて少しずつ語学力がアップしていくのですが、初期のカタコトなアナもそれはそれでカワイイんです！

輪に勉強を教えてもらったり、八百屋でアルバイトをしたりしながら日本語を学んでいくアナですが、なぜか最初のほうは変な日本語ばかりを覚えてしまいます。「ハラマサレル」「キンシンソーカン」「オマエヲニクベンキニシテヤロウカ」……どうやって学んだのかは秘密ですが、アナの日本語は全体的に偏っていて笑ってしまいます。

しかし、限られた日本語のなかでしっかりと意思疎通ができるのはアナのコミュニケーション能力の高さに成しえる技なのでしょう。カタコトだけど一生懸命やり取りをしようとするアナのひたむきな姿には、思わずキュンとしてしまいます！

魅力② 異文化ドタバタコメディが面白い！

妹はアメリカ人!? 2 (マイクロマガジン☆コミックス)

著者

城谷間間

出版日

2014-09-26

腹違いの妹との同居というのはそれだけで複雑な家庭環境ですが、アナと輪の間には国籍という大きな壁があります。アナと輪は互いに歩み寄りながらも、幾度となくアメリカと日本の文化の違いによるトラブルを巻き起こしてしまいます。

文化の違いがよく表れていて面白いのが、第8話の「二人の夜」というエピソードです。アナは普段からゾンビ系のゲームばかりしているのになぜか日本のお化けは怖いらしく、国産のホラーゲームをしていて腰を抜かしてしまいます。さっきまで笑顔でゾンビを倒していたアナが、日本のホラーゲームを見て「それはコワいヤツでしょ！？」と怒るシーンが笑えます。

登場キャラクターたちはアナのアメリカンな考え方を否定することなく受け入れてくれるので、清々しい気持ちで読み進めることができるでしょう。

魅力③ ちょっぴりお色気もあり！

基本的にギャグベースで進んでいく『妹はアメリカ人!?』ですが、ときどき挟まるサービスシーンにドキッとさせられます。笑えるだけのマンガではなく、可愛い女の子たちのお色気シーンが楽しめるのもこの作品の魅力ですね。

この作品にはアナ以外にもヒロインキャラクターが何人かいて、なかには主人公の輪に好意を持っている女の子もいます。輪はもともとクラスで浮いていたのですが、アナのおかげでクラスの女子と交流を持つようになり、ちょっとした「モテ期」のようになっていくのです。登場する女性キャラクターが増えるごとに、作中のお色気シーンやラブコメ展開が増えていくのが楽しいです。

どういった経緯でそうなったのかは本編を読んでのお楽しみですが、クラスの女子が龍蓋寺家に集まって「変態文化の研究」を行うなんてシーンも。アナがクラス委員長の園咲弓を亀甲縛りしたり、輪が隠していたエロ本を読み合ったり……クラスの女子が自分の家でこんな集まりを持つなんて、羨ましいような羨ましくないような……？

ちなみに、お色気シーン満載のこちらのエピソードは第7話「Someone I like」に収録されていますので興味のある方はぜひ。