武田すんが描く、テンションマックスなラブコメディ『ハルとナツ』。美人姉妹のエロいアプローチに主人公は破裂寸前です!純粋な妹か?勝気な姉か?男心をくすぐる展開に熱中すること間違いなし。スマホの漫画アプリで無料で読めるので、ぜひチェックしてみてくださいね。
本作の主人公は、冴えない高校生の誠。同じ高校に通う春菜に告白しようとしたところ、間違えて彼女の双子の姉である夏実に告白してしまったところから物語が始まります。
妹・春菜の純粋な想いが勝つのか、姉・夏実の女の武器を使った作戦が勝つのか?猛アプローチを仕掛けてくる美人姉妹に誠は右往左往してしまうのです。
この記事では主要キャラクター3人について詳しく解説したうえで、本作においてぜひ読んでほしいエピソードをご紹介していきます。ネタバレを含むのでご注意ください。
- 著者
- 武田 すん
- 出版日
- 2010-03-29
スポーツもダメ、勉強もダメ、これといって取り柄がない高校生の木村誠は、体育祭でも貧乏くじを引かされて炎天下のなか着ぐるみに入っていました。しかしこのことがきっかけで、校内でも美人と評判の笠原春菜と知り合います。
その後勇気を出して告白したものの、「悪いけどあんたタイプじゃない」と見事に一蹴。意気消沈してしまうのです。
ただその数日後、彼が告白した相手はなんと春菜の双子の姉の、夏実だったことが発覚します。
気が付くと誠は、春菜と夏実の2人から猛烈なアタックを受けていました。突如できあがった恋のトライアングルの狭間で、誠の気持ちは揺れ動くのでした。
誠は周りの友人からも軽い扱いを受けている、どちらかといえばかわいそうな少年。自分に自信が無く、思い切った決断をすることはなかなかできません。
ただ正義感が強く純粋で、自分が犠牲になっても弱い立場の人や大切な人を守ろうとする性格をしています。
1巻では、水着を失くしてしまった春菜のために、自分の履いていた海パンを差し出すシーンがありました。当然彼は周囲から変態扱いされてしまいますが、それでも彼女を助けるほうが大事。いざという時は行動する男です。
顔もかっこよくはないし、ずば抜けた才能があるわけではないですが、内に秘めている芯の強さとまっすぐな心が彼の何よりの魅力ではないでしょうか。
男が捨て置かない超のつく美少女・春菜。勉強もスポーツも得意で、おまけに家事もこなせてしまうというハイスペックの持ち主です。
基本的には真面目でおっとりとした性格をしているのですが、誠のことを思うあまり、突拍子もない言動をしてしまうこともしばしば……。
「木村君の体操着が欲しいって言ったら変?」(『ハルとナツ』2巻より引用)
好きすぎて、本人を前にこんなことを言ってしまうのです。可愛い彼女のこんな言動が本作をより面白くしているのかもしれません。
エッチなことには否定的で、恋にも真面目。誠ともお似合いで、惹かれあうのも納得できるでしょう。
しかしそんな2人に横やりを入れてくるのが、春菜の姉、夏実です。
春菜を羊とするならば、夏実は獰猛な狼といったところでしょうか。典型的な肉食系女子で、男でもなんでも欲しいものは力尽くで奪うのがポリシーです。
春菜と違う高校に通っているため、誠は当初彼女たちが双子だと知りませんでした。物語の冒頭では、誠が勘違いしたまま自分に告白をしてきたことに気付きながらも振っていましたが、その後は彼の純粋さに触れて惹かれていきます。
春菜とは対照的に自由奔放な遊び人ですが、言動には表裏がなく、常に本能に忠実。そのフリーダムさが何よりの持ち味でしょう。
2巻ではその性格が存分に表れたエピソードが描かれています。
「スリーサイズのみで春菜を当ててごらんなさい」(『ハルとナツ』2巻より引用)
こう言って堂々とパンイチになる夏実。何の恥じらいもなく服を脱いでしまう、これこそが彼女の真骨頂です。
常にエネルギッシュな彼女の迫力に誠も圧倒されてしまい、基本的には春菜のことが好きなはずなのにいつの間にかペースを握られ、2人のあいだで宙ぶらりんな恋愛をしていくのです。
- 著者
- 武田すん
- 出版日
- 2011-05-27
2巻では、「野球拳大会」が開催されます。もちろん発起人は夏実。ルールは簡単で、勝つたびに相手の下着を自分の物にでき、素っ裸になってしまったら負けというものです。
「勝てば二人の裸が見られるんだ……」(『ハルとナツ』2巻より引用)
なんて正直で冷静な男なんだ、誠……。ある意味、彼の持ち味である素直な性格が表れているひと言です。
さて、勝負が進むにつれて3人の肌が徐々に露わになっていくのですが、この過程が実にエロい!やや時代を感じる展開ではありますが、じゃんけんの結果1枚ずつ布を取っていくさまは、いやらしさというよりは様式美的なエロスを感じることができます。
特に胸がはだけて春菜が頬を染める姿は、思春期の少女らしい愛らしさに満ちています。下衆な感情が湧き起こらないエロ描写も、本作の魅力のひとつだといえるでしょう。
最終的に負けるのは夏実。罰ゲームとして全裸でラジオ体操をすることになりますが、彼女の裸体も健康的で美しいものです。上体を反らせた時の誠のリアクションは必見ですよ。
- 著者
- 武田 すん
- 出版日
- 2012-09-28
3巻では、春菜が誠と2人きりで別荘に行く計画を密かにたてるのですが、なぜか夏実に見破られてしまい結局3人でお泊りすることになりました。
最大の見どころは、お風呂での混浴シーン!両手に花とはまさにこのことで、水着を着用しているとはいえ美人姉妹と一緒のお湯に浸かれるというのはうらやましいですね。
しかしここから、春菜が大胆な行動に出るのです。「裸で入浴したい」と考えはじめ、なんとこっそり水着を脱いでしまいました。
清楚キャラはいったいどこに……と混乱してしまいますが、こっそりと恥ずかしいことをしたいという彼女の複雑な心理が垣間見えます。普段は純朴そうに見える女の子が、突然自身の秘めたる性癖を発露してゾクゾクしてしまうところに、我々読者も最大のエロスを感じることができるでしょう。
水着を脱ぎ捨てて満足感を得た彼女の表情を、ぜひその目に焼き付けてください。
さて肝心の誠の恋の行方ですが、最終的には春菜か夏実のどちらかとゴールインします。はたして姉と妹、どちらと結ばれるのか……ご自身の目でお確かめください。
本作はエロいシーンも多いですが、いやらしさを感じる表現はほとんどなく、健康的でピュアな印象のものばかり。スマホの漫画アプリ「マンガPark」で無料で読むことができるので、ぜひチェックしてみてくださいね。
- 著者
- 武田すん
- 出版日
- 2014-12-26