『イビツ』が無料で読める!ヤンデレ×グロホラーの魅力を全巻ネタバレ紹介!

更新:2021.11.12

不気味なロリータ・ファッションの少女に追い詰められる恐怖を描く作品『イビツ』。スマホアプリの「マンガUP!」で無料で読める本作の魅力を、今回は全巻ネタバレ紹介していきます。

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『イビツ』が無料で読める!ヤンデレ少女×グロホラー漫画の魅力を全巻ネタバレ紹介!

著者
了 春刀
出版日
2010-08-21

猟奇的なヤンデレロリータに追い詰められる恐怖によるゾクゾク感が堪らない作品『イビツ』は、狂気に満ちた少女の異常な思考と言動の数々によるホラー演出が秀逸です。

また、少女による猟奇的な暴力を描写する際のグロテスクさもかなりのもので、サスペンス作品が好きな方でも楽しめる内容となっているのではないでしょうか。

今回はそんな本作の魅力と、1、2巻の見所についてもご紹介していきます。 

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『イビツ』の史上最強に怖い病的ヒロイン【あらすじ】

『イビツ』の史上最強に怖い病的ヒロイン【あらすじ】
出典:『イビツ』1巻

美大生の伊藤和樹(いとうかずき)は、ある日ゴミ捨て場に佇んでいるロリータ・ファッションの謎の少女に出会います。「妹いる?」と突然質問してきた少女に対し、思わず「いるけど」と答えてしまった和樹は、その日を境に少女から付きまとわれ、怖気の走るようなストーキング被害にあうようになってしまいます。

そして、少女の魔の手は和樹の周囲の人間達にもおよび、平穏だった和樹の日常は崩れ去っていくのでした。果たして少女の正体は誰なのでしょうか。

そして和樹は無事に少女の魔の手から逃げ延びる事が出来るのでしょうか。

『イビツ』の魅力1:ヤンデレロリータの思考、言動が怖すぎる

『イビツ』の魅力1:ヤンデレロリータの思考、言動が怖すぎる
出典:『イビツ』1巻

本作はなんといっても、ロリータ少女の異常性こそが恐怖を引き立たせる最大の魅力であるといえるでしょう。そもそも、彼女については行動の全てが常軌を逸しており、おおよそまともな話が通じる相手とは言えません。

また行動の目的についても謎に満ちており、本作ではそうした彼女の行動原理を突き詰めていく事もストーリー上の重要な要素であるといえるでしょう。

そんな彼女について、少しご紹介していきましょう。彼女はその名の通り、ボロボロのロリータ・ファッションの服に身を包んだ細身の少女で、「圭一」という名前のうさぎのぬいぐるみを抱えているという極めて奇妙な出で立ちをしています。

そして、そんな彼女の特徴は巷で噂されている「怪奇ロリータ」という都市伝説に登場する少女と一致しており、その少女の質問に答えてしまった人物は散々付きまとわれた挙句に「イビツ」な死に方をしてしまうというのです。

主人公の和樹は、あらすじでも述べた通り、少女の問いに答えてしまったがために、少女の被害に遭う事となってしまいました。そして、和樹の家に勝手に上がり込み部屋を掃除したり、チェーンのかかっている玄関のドアを開けて、汚れたぬいぐるみを洗わせて欲しいと言いながら隙間からぬいぐるみをねじ込んできたりと、常軌を逸した行動を繰り返します。

さらに少女の行動はエスカレートしていき、自分が妹となるために、和樹の本当の妹である「ヒカリ」を襲撃したり、果ては和樹自身を襲撃したりと、やりたい放題となってしまうのです。

そもそも、質問に答えただけで執拗に付きまとうという時点で少女の異常さが分かりますが、最終的に関係者を死に至らしめるという常軌を逸した被害からも、人間離れした異質さを感じる事が出来ます。

また怪異の発動する条件が極めて不意打ちに近いため、とてつもなく理不尽な気がしてしまいます。それだけに抗う事の出来ないモンスターとしての恐怖がより一層際立つため、ホラー作品としての主役を張るには十分なインパクトと魅力を持ったキャラクターであるといえるでしょう。

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『イビツ』の魅力2:グロホラーが生々しい!

『イビツ』の魅力2:グロホラーが生々しい!
出典:『イビツ』1巻

少女による狂気に満ちた異常な行動の数々はご紹介しましたが、そんな少女による凶行を描写したシーンはまさに凄惨の一言といえるでしょう。

本作はシーンの凄惨さを引き立たせる要因として、絵の綺麗さとスピード感のある展開があり、クライマックスまで息つく暇もないまま読み進めることが出来る作品となっています。

それは全2巻というコンパクトなボリューム感も一因であるといえますが、それ以上に1シーン毎の密度が非常に濃く、グロ展開の描写などは読む事で読み手も被害にあっているかのような体力の消耗を感じられそうな程です。

その理由として、少女による関係者への被害というのが超常的な能力によるものではなく、いわゆる物理的な暴行によるものであり、人間に可能なものだからということがあります。

例としては妹の友人を殺害したり、目撃者を殺害したりする場面なのですが、その際に少女が用いるのはハンマーのような鈍器といった、実に直接的なもの。

そして被害の加え方も、指や足を叩き潰していった後に、首の骨をへし折るなど、生々しくて吐き気を催すようなものが多いです。

しかし、こうした直接的な暴力による被害だからこそ、より一層少女に対する嫌悪感と恐怖が際立つため、本作のホラー作品としての密度をより濃いものとしているといえるでしょう。

絶対に、その問いに答えてはいけない【『イビツ』1巻ネタバレ注意】

著者
了 春刀
出版日
2010-08-21

1巻では、主人公和樹の周辺描写と、ロリータ少女の登場から執拗なストーキングが中心に描かれています。妹のヒカリは、彼女視点のストーリーが展開される場面があり、それだけに冒頭の和樹との微笑ましいやり取りは、物語終盤の凄惨さを引き立たせることとなります。

そして、ロリータ少女が初登場時から放つ陰鬱でおどろおどろしい雰囲気は、これから起こる何かを予感させて不気味の一言といえるでしょう。

そんな1巻の見所は、妹であるヒカリがロリータに襲撃される場面でしょう。これまで和樹本人に対する行動が多かったロリータが、妹がいる事を知ってからターゲットを変更し、一転してヒカリに対して被害をおよぼそうとします。

そこからの展開のスピード感は実にテンポよく、加速する展開と徐々に追い詰められていくヒカリの描写に、思わず背筋が凍る感覚を覚える事でしょう。まさしくホラーしている展開なので、必見です。

続々と被害は増え続け、ついに……そして少女の正体は?【『イビツ』2巻ネタバレ注意】

著者
了 春刀
出版日
2010-09-25

1巻でヒカリが襲撃された事に続き、登場人物たちが次々と襲われることとなる第2巻です。そして、2巻では少女の正体についてフォーカスされる展開となり、果たして彼女は誰で、どうすれば和樹は救われるのか、といった事に対し推察する展開が中心となります。

そんな2巻の見所は、やはりクライマックスである少女の正体について確信に迫るシーンでしょう。被害を食い止めるために少女の正体と対策を突き止めようと奔走する和樹が、それ以上の勢いで自分を追い詰めてくる少女と相対します。

果たして彼女の正体を突き止める事が出来るのか、そして何か対策はあるのか、という和樹自身の命を懸けた少女との戦いに思わず冷汗が吹き出す事請け合いです。

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ホラー作品好きならぜひチェックして頂きたい作品『イビツ』は、スマホアプリの「マンガUP!」で無料で読めます。ぜひご一読下さいね。

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