応援したすぎるおすすめ恋愛漫画5選!ピュアすぎてなかなかくっつかない!

更新:2021.11.13

ジャンルを問わず、漫画は読んでいると思わず登場人物に感情移入してしまうもの。それが恋愛漫画で、ましてや奥手なキャラクターが出てくればなおさらでしょう。この記事では、ピュアな恋愛にやきもきし、応援したくなってしまう5作品をご紹介していきます。

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からかい系女子がハートをがっちりつかむ恋愛漫画

中学1年生の西片(にしかた)には、目下最大の悩みがありました。それは、隣の席に座るクラスメイト「高木さん」の存在です。彼女は何かにつけて西片をからかい、悔しそうにする様子を見て喜んでいます。

高木さんの手練手管は凄まじく、西片がどれだけ知恵を絞っても敵いません。仕返しを目論んでも返り討ちにあうだけなのです。

著者
山本 崇一朗
出版日
2014-06-12

2013年から「ゲッサンmini」、「ゲッサン」で連載されている山本崇一朗の作品。主人公の西片を高木さんが徹底的にからかいぬきます。

その内容は他愛ないものばかり。西片を照れさせることに集約されているといっても過言ではありません。そのため、高木さんにからかわれてひたすら照れている彼のほうをヒロインと見る動きもあるのだとか……。

どのページ、どのコマを切り取っても、西片を楽しそうにあしらう高木さんが可愛らしくてたまりません。彼女が西片に好意を抱いていることは明らかなのですが、2人は一向に恋仲にならないのです。ただこの絶妙な距離感がなんとも中学生らしく、健全なもどかしさを感じるでしょう。

それでもどうしても結ばれた2人を見てみたくなった方、本作のスピンオフに当たる『からかい上手の(元)高木さん 』も好評連載中です。なぜ「元」なのかは……あえて言うまでもないですね。

天然ストーカー女子と理屈男子の他愛ないおしゃべり!

高校2年生の相沢のぞみは同級生の東司朗に恋をしています。好きな想いが募るあまり、密かに跡をつけたり、私物を盗んだりしてしまうほど……。

ある日、駅のベンチで隣に座り意を決して告白をするのですが、彼からはつれない返事をされてしまいました。しかしこの日から2人は、放課後の駅で、他愛のないおしゃべりに興じるようになるのです。
 

著者
ろびこ
出版日
2016-03-11

2015年から「デザート」で連載されているろびこの作品。基本的にはのぞみと東の会話の掛け合いが描かれています。

2人はお互いに自分の主張をぶつけあうのですが、その内容はかなり大げさ。荒唐無稽なおしゃべりが面白いです。のぞみの方が片想いをしているので、遠慮なく気持ちをぶつけていきますが、暴走気味な性格をしているため頑張れば頑張るほど空回り。

また彼女を受け止める東はかなりドライな性格で、素っ気ない扱いがいいバランスになっているのです。

1話完結型で読みやすいのもポイント。巻数が進んでいけば、東の心境にも変化が出てくるのでしょうか?
 

顔の見えない引きこもり女子との壁越し生活!

主人公の田力治(たぢからおさむ)は、大学1年生。入学早々事故にあって入院をしていたため、気づけば学内に友達がいない「ボッチ」になっていました。

彼の唯一の希望は、アパートで隣の部屋に住んでいる「大神さん」の存在です。日々彼女と会話をかわすことが、田力の生きる力になっていました。

大神は包容力のある女性で、田力は自然と彼女に惹かれていきます。

しかしひとつ、問題がありました。彼は、大神と1度も顔を合わせたことがないのです。彼女は引きこもりをしていて、会話はいつも薄い壁を1枚隔てて交わしていました。
 

著者
こじまなおなり
出版日
2015-05-13

2014年から「月刊COMICリュウ」で連載されていたこじまなおなりの作品。お隣さんとの甘酸っぱい関係を描くラブストーリーでありながら、メインヒロインが紙面上にはほぼ出てこないという異色の物語です。

かなり徹底されていて、たまに見えるのはドアの隙間からの手くらい。徹頭徹尾、壁ごしなのです。

それにもかかわらず、大神から滲み出る女子力に驚くでしょう。常に田力を労り心配する様子は、まごうことなきヒロインの風格。ただ部屋からほとんど出ないため、2人の仲はなかなか進展しません。

お互い一途なのに、直接に会えないジレンマ……もどかしいのに心地よい不思議な物語です。
 

無口で奥手同士のピュアな恋愛漫画

柴石すいれんは、超絶美少女の高校生。その類まれなる容姿から、人生の大半を注目されて過ごしてきました。そして構われすぎた結果、無口で無感動な少女になってしまうのです。

高校に進学した後も相変わらず騒がれていたのですが、ただひとり、同級生の川澄という男子だけは反応が違いました。彼だけは、すいれんと目を合わせようとせず、気にする素振りを見せません。

ある日、彼女が上級生に絡まれているところを川澄が助けてくれ、それ以来すいれんの中で彼へ対する気持ちが高まっていきます。不器用ながら少しずつ距離を縮めていく、とっておきの純愛物語です。

著者
森下 suu
出版日
2012-07-25

2012年から「マーガレット」で連載されていた森下suuの作品。理想的な初恋とは、こういうことなのかもしれません。

お互いがお互いのことを純粋に想い、それなのに両想いなことに気がづかないじれったさがたまらないでしょう。

すいれんは「高嶺ちゃん」と呼ばれるほどの超絶美少女ですが、これまで一挙手一投足に反応されてきたことから自分の感情を表に出さないようになってしまいました。

一方の川澄は空手一筋の硬派な少年で、極端に異性が苦手なタイプ。すいれんのことも避けていたのです。

徐々に同じ時間を共有するようになっても、口下手な2人の間にはあまり会話がありません。ただ一緒にいることに満足して、沈黙を苦にしない関係は羨ましくも見えます。

まったく進展しない彼らの恋を、そっと見守りたくなる作品です。
 

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恋に奥手なモブ女子にやきもきが止まらない恋愛漫画

田中信子は口下手で人見知りの大学2年生。とあるスーパーでアルバイトをしていて、同僚の入江に密かな想いを寄せていました。

2人は同い年で、ほぼ1年一緒に働いているにも関わらず、ほとんど接点がありません。奥手すぎる信子は、同じシフトで働けるだけで満足なのです。

そんなある日、ふとしたきっかけから勇気を出した彼女は、入江と連絡先を交換することに成功しました。小さな行動から、2人の関係は徐々に変わっていくことになります。
 

著者
田村茜
出版日
2017-10-20

2017年から「月刊コミックゼノン」で連載中の田村茜の作品です。「モブ」とは英語で群衆の意味。それが転じて、漫画などでは「脇役」という意味でも使われています。

主人公の信子は、「モブ子」と呼ばれるほど地味なヒロインなのです。

対する入江もなかなか無口ですが、自発的に気配りのできる好青年。信子のことも憎からず思っているものの、お互い恋愛への積極性がないため、2人の関係は遅々として進みません。もどかしさを感じる読者も多いかもしれませんが、一歩一歩ゆっくりと育む恋がいいのです。頑張る信子にエールを送りましょう。

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ウブすぎる様子に、初恋を思い出してしまうかも。新鮮な気持ちできゅんとしてみてください。

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