後輩が肉食すぎて、困ってます! しっかり者の先輩マネージャーと、同じ部活の肉食系 後輩男子の恋愛模様が描かれた『なまいきざかり。』。彼からの熱烈なアプローチと、こんなにアピールしているのになかなか関係が進まない2人にキュンキュンとヤキモキが止まりません。 この記事ではそんな本作のキュン要素、じれったい関係のドキドキ感を全巻分ご紹介!スマホの漫画アプリで無料で読むことができるので、自分で読みたい方はそちらもチェックしてみてください。
2013年から「花とゆめ」で連載されているミユキ蜜蜂の作品。ポーカーフェイスでしっかり者すぎるヒロインを、肉食系の後輩男子が振り回していくラブコメディです。
本作の魅力は、2人の関係がお互いにプラスになり、どちらも精神的な成長をしていくところ。そしてとろとろに甘い胸キュンシチュエーションがたくさん描かれているところでしょう。
またバスケに打ち込む部員たちも個性的なキャラクターが多く、部活に打ち込む姿は爽やかで魅力的です。
この記事では、各巻の見どころをご紹介していきます。ネタバレを含むのでご注意ください。
- 著者
- ミユキ蜜蜂
- 出版日
- 2014-05-20
本作の主人公、町田由希は隆北高校の2年生。三つ子の弟と双子の妹がいる家庭で育ったため、超がつく程のしっかり者で、自分のことは棚にあげて他人の面倒をみる性格です。
バスケ部のマネージャーとしてもその敏腕っぷりを発揮し、部員たちからも「姐さん」と呼ばれ頼りにされていました。しかし、そんな彼女の人生をひっくり返すような新入生が入部してきます。
後にエースとなる成瀬翔は、告白をしてくると同時にキスをし、徹底的に口説きたおしてくる肉食系男子でした。当初はそんな成瀬のことを真に受けていなかった由希ですが、彼の思わぬ優しさに触れることで、徐々に恋心を自覚していきます。
しかしなかなか素直になることはできず……果たして恋の行方はどうなるのでしょうか。
主人公の由希は、同級生からも「姐さん」と慕われるしっかり者。バスケ部のマネージャーとして忙しい日々を送っていました。
彼女がマネージャーになったのは、1年前のあることがきっかけでキャプテンに恋をしたから。邪な理由でしたが、近くにいるだけでいいと献身的にサポートをしていました。
しかし3年生の引退試合直前、キャプテンに彼女ができたことを知ってしまうのです。ショックのあまり部室でひとりで泣いていたところを、生意気な1年生の成瀬翔に見られてしまいました。
その日を境に彼からやたらと絡まれるようになってしまうのです。
- 著者
- ミユキ蜜蜂
- 出版日
- 2014-05-20
いよいよ引退試合当日。1年生ながらエースの成瀬は、格上の相手に必死に食らいついていきます。点差がついても諦めないその姿に心を動かされた由希は……
「成瀬ーーー!!! そのボールとられたら 尻ひっぱたくよ!!!」(『なまいきざかり。』1巻より引用)
という周囲がドン引きする強烈な応援をしてしまいました……。結局負けてしまいましたが、試合後に成瀬からキス付きの告白をされるのです。そしてこの日から、成瀬の猛アタックを受け続ける日々が始まりました。
ただ由希は、自分の気持ちに素直になることができません。常にポーカーフェイスを貫こうとしますが、成瀬もそんな彼女を大胆に翻弄していきます。
新学期を迎え、由希は3年生に、成瀬は2年生に進級しました。
成瀬は部活だけでなく校内でも目立つ存在で、周りにはいつも女の子がいます。由希は常に注目を集めている彼のことを気にしつつ、ひとまず新入部員のサポートに集中しようと意気込みます。
- 著者
- ミユキ蜜蜂
- 出版日
- 2014-08-20
由希は、成瀬の自分への態度が冷たくなったことを感じ取っていました。実はこれ、1年生にやきもちを焼いた彼が、嫉妬のあまりしてしまった態度でした。その理由が可愛らしく思え、思わず成瀬の頭をなでてしまい……すかさず唇を奪われるのでした。
先輩後輩の関係がいい味を出していて、キュンキュンしてしまいます。
さらに2巻では、隆北高校のライバル校である三寿々学園バスケ部との練習試合も。成瀬に敵対心を燃やす袴田という選手が登場します。彼は今後も物語に絡んでくるので、要チェックです。
練習試合での雪辱を果たそうと、隆北高校バスケ部の面々は打倒三寿々学園を胸に、関東大会へ初出場します。しかし由希の頭の中は、成瀬と付き合うかどうか、考えがぐるぐる……。
また三寿々の袴田は、由希に想いを寄せている様子。成瀬が彼女に心を奪われて試合に集中していない姿を見て、絶対に負けないと強く誓い、猛攻を仕掛けます。
隆北高校はまたしても、三寿々に黒星をつけることができませんでした。
- 著者
- ミユキ蜜蜂
- 出版日
- 2014-12-19
3巻でも成瀬と由希の関係は一進一退。とにかく彼は由希のいろいろな表情を見たいらしく、ついおちょくってしまったり、かと思えば猛烈に口説いたりと常にからかっています。
由希は由希で、どんな時も平然とした顔をしている彼に簡単に好きだと言いたくないらしく……まだまだ攻防は続きそうです。
しかし傍から見れば2人の仲は十分深まっていて……不快感を抱いた袴田が、その気持ちを由希にぶつける場面も。必見です。
インターハイ予選がはじまり、成瀬の調子も絶好調。ついに宿敵三寿々学園をくだすことができました。しかし続く第3試合で惜しくも敗退。成瀬は由希をインターハイに連れていきたかったと、悔し涙を流すのです。
そんな彼の背中を見た由希は、卒業してもずっと彼のことを見ていたいと心の中では思っています。
しかし彼女が成瀬と付き合わないのには、隠された理由がありました……。
- 著者
- ミユキ蜜蜂
- 出版日
- 2015-05-20
由希は、成瀬のことを好きだと自覚してはいるものの、女の子からモテる彼と付き合うことにリスクを感じているよう。いつもあまりにもストレートに気持ちを伝えられるため、逆に胡散臭く思ってしまっているのでした。
このほか4巻では、恒例の夏合宿が開始。何かが起こりそうな予感を残しつつ次巻へと続きます。
新しくマネージャーとして入部した姫野を追いかけ、勝手にバスケ部の合宿へ参加してきた応援団の1年生。勢いのまま告白をします。
普段は引っ込み思案な姫野が勇気を出して断る姿を見て、由希は自分も変わらないといけないと考えていました。
相変わらずぐいぐいアピールをしてくる成瀬に対しても、少しずつ柔和な態度をとるようになります。
- 著者
- ミユキ蜜蜂
- 出版日
- 2015-09-18
夏合宿の最終日、定番の肝試しをやることになりました。脅かすために待機していた由希のもとへ、すでにゴールしたはずの成瀬が姿を現します。
実はこの日は彼の誕生日。プレゼントを用意できなかった由希は欲しいものを尋ねるのですが、成瀬が出した答えは……。
付き合うのはバスケ部のマネージャーを引退した後で、と成瀬に伝えていた由希。しかしあることがきっかけで、もう成瀬が自分のことを諦めたと勘違いをしてしまうのです。
さらに花火大会では、成瀬が袴田たちに由希を好きなことをやめておく、と発言……。
自分がはっきりした態度を示さなかったせいで彼の気持ちが冷めてしまったと思った由希は、ショックのあまりフラフラとその場を離れます。そんな彼女のあとを心配して追いかけたのは……袴田。辛そうな顔をしている由希を見て、思わず抱きしめてしまうのです。
- 著者
- ミユキ蜜蜂
- 出版日
- 2016-02-19
6巻にして波乱の展開。成瀬が由希を諦めると発言し、袴田が自分の存在を猛烈にアピールしてきました。由希の頭は混乱して爆発寸前状態です。
もちろん成瀬の発言は、本音ではありません。普段ぐいぐい押してばかりだった彼が、引いてみるのは、かなり効果的みたいですね。
幼いころから弟や妹に何でも譲り、人と衝突するのも嫌だったので、自分の欲しいものは常に諦めてきた由希。そんな彼女が心から誰にも渡したくないと思ったのが、成瀬でした。
文化祭が近づき、由希は相変わらずのオーバーワークで疲弊していましたが、成瀬の抱きしめ攻撃で元気をチャージするなど糖度高めの生活を送っています。
- 著者
- ミユキ蜜蜂
- 出版日
- 2016-06-20
7巻の見どころは、3年生の最後の試合となるウィンターカップの予選でしょう。第2試合は因縁の三寿々学園と対決です。
袴田を中心に猛攻を仕掛けられ、隆北高校も巻き返しますが、惜しくも1点差で敗れてしまいました……。
これが由希にとっては最後の試合。最後までやりきった彼女が引退の日に語った言葉には、感動すること間違いなしです。成瀬が彼女に贈った言葉も、1巻からのストーリーを彷彿とさせるもので、つい涙してしまうかも。熱い青春を感じられる7巻です。
隆北高校バスケ部は、3年生が引退し、成瀬をキャプテンとした新体制がスタートしました。由希も一気に受験モードへ突入します。
2年生の成瀬たちは修学旅行で京都に行くことに。由希は、女の子にモテる彼を思ってヤキモキしつつ、卒業したらもっと離れ離れの生活になることをあらためて実感するのでした。
しかし相変わらずなかなか素直にはなれず、自分から電話をしたりメールを送ったりすることができません。
- 著者
- ミユキ蜜蜂
- 出版日
- 2016-09-20
修学旅行から帰ってきた成瀬に、会いたかったと抱きしめられ、2人の時間を大事にしようと努力をする由希が可愛らしいです。
さらに8巻では、由希の家族と成瀬がドキドキの初対面!果たして家族の前できちんと振る舞うことができるのでしょうか。
また袴田もいまだに由希の前をちらついているので、今後の展開に注目です。
時は流れ、いよいよ受験当日を迎えます。しかし運悪く大雪に見舞われてしまい、電車が大幅に遅延。由希は途方に暮れていました。
そこへたまたま袴田が登場。送ってもらったうえに、その後滑って足をくじいた由希は、おぶられて試験会場へと入ります……。
- 著者
- ミユキ蜜蜂
- 出版日
- 2017-02-20
無事に合格することができたものの、成瀬は嫉妬を抑えることができません。そんな彼の態度に、由希の怒りも爆発してしまうのです。
険悪な状態のまま、卒業式を迎えてしまいました。式の後、由希がやっと自分の気持ちを素直に伝えるシーンは必見です。
由希は大学入学と同時にひとり暮らしを始めることになり、どうやら2人の関係も進展しそう⁉
大学生になり、由希はさっそくコンビニでアルバイトをすることに。店には袴田が頻繁に訪れます。
さらにバイト先の先輩である諏訪が成瀬の前で、袴田を由希の彼氏と勘違いする発言をし……成瀬のヤキモチが爆発します。
しかしそんな彼を愛しいと感じるようになっているあたり、由希も大人になっているのかもしれません。
- 著者
- ミユキ 蜜蜂
- 出版日
- 2017-07-20
由希はひょんなことから、大学のバスケ部のマネージャーを臨時で引き受けることになったのですが、なんと部員には諏訪がいて……⁉
波乱の予感が立ち込めます。
11巻では、夏のインターハイ予選が描かれます。隆北高校は因縁の三寿々学園と同じブロック。全国への切符をかけて激突します。
由希はもう部員ではないため、観客席でしか応援ができないことを悔しく思いつつ、自分の精一杯の想いを込めたタオルを成瀬に渡しました。
彼女の気持ちを上留め、成瀬は次々とシュートを決めていきます。
- 著者
- ミユキ蜜蜂
- 出版日
- 2017-11-20
念願の全国大会出場を果たした隆北高校。少女漫画ながら、これほどまでに男子バスケ部を熱く描いた漫画は他に無いのではないでしょうか。
試合後、由希があふれる想いを彼に伝えるシーンはグッとくるはずです。また最後に描かれた成瀬のヒーローインタビューは、さすがと言わざるを得ない爆弾発言が飛び出すのでお楽しみに。
肉食系の後輩男子が、先輩の女子を翻弄する軽快なストーリーがメインの『なまいきざかり。』。恋愛だけでなく、バスケにかけるアツい青春も描かれた読みごたえのあるストーリーが楽しめます。まだまだ今後の展開が気になる物語です。
先輩・後輩をテーマにした作品を紹介した<先輩・後輩が出てくるおすすめ恋愛少女漫画5選!>もおすすめです。ぜひご覧ください。