ピュアなラブストーリーに胸キュン!必至な本作。地味で目立たないモブキャラだって、恋をすればヒロインになれる……そんなストーリーの本作は、読めば絶対に応援したくなる純愛漫画です。 この記事では、そんな本作の魅力をご紹介。ちなみに、スマホアプリから無料で読むこともできますよ!
女子大生、田中信子。地味で目立たない彼女は、まさに脇役……そう、「モブ子」だったのです!
- 著者
- 田村茜
- 出版日
- 2017-10-20
月刊コミックゼノンで連載中の本作は、田村茜が描く純愛漫画。「脇役だって、恋をする」がキャッチコピーで、常に脇役ポジションで地味な信子と、好青年だけど恋愛音痴な男の子・入江くんの、心温まる爽やかで優しいラブストーリーが描かれています。読めば胸キュン!必至な作品です。
スマホアプリで無料で読むこともできるので、そちらから実際に彼女の恋を応援してみるのもおすすめですよ!
女子大生・田中信子は、面接時に「のぶこ」を「モブ子」と聞き間違われるような、地味で目立たない主人公。不器用で人付き合いも苦手。まさに脇役タイプの女子大生でした。
そんな彼女は、アルバイト先の同僚・入江くんに片想い中。職場の仲間に支えられながら、不器用だけど優しいモブ子と、恋愛音痴な入江くんの恋は優しく進んでいき……。
主人公で、通称モブ子の本名は、田中信子。大学2年生の彼女は、これまで物語のモブキャラクターのように生きてきた地味な女の子です。もちろん恋愛なんてしたこともありません。
それどころか、人付き合いも苦手で内気なタイプ。人と会話をする時は、その内容を脳内シミュレーションでくり替えすクセがあります。
ちょっと面倒くさいタイプともいえるのですが、それは相手のことをよく見て、思いやることのできる心優しい性格の裏返し。自分の気持ちをなかなか上手に伝えられないという経験は、誰でも1度はあるでしょう。だからこそ、不器用だけど一生懸命な彼女に共感できる方は多いはずです。
少し面倒くさいと思いながらも、丁寧に自分の心と今の状況に向き合う彼女の様子に、時々イライラしながらも共感すること間違いなしです!
信子と同じスーパーでアルバイトをする大学2年生。メガネをかけていて、常に落ち着いた雰囲気を漂わせている好青年です。
信子が困っていると手助けしてくれることが多くて何かと頼れるしっかり者という印象なのですが、実は信子の前以外では、そこまでしっかり者ではない様子。
彼の魅力は、言動が無自覚なところ。特に恋愛に関してはかなり鈍く、本人よりも先に周りのほうが彼の気持ちに気が付いてしまうほどです。
しかし、恋愛音痴な彼だからこそ、無自覚のまま胸キュン行動を取って信子を驚かせてしまうこともしばしば。そこから生まれる2人の様子は、思わずかわいい!と口にしてしまいたくなるくらいピュアなのです。
胸キュン必至な、ウブな彼の行動は要チェックです。
本作は、主役以外のキャラも秀逸。
安部さんは、新しくスーパーに入ってきた新人アルバイト。素直で明るく、誰とでもフレンドリーに接することのできる、いわゆるヒロインタイプな女の子です。モブキャラタイプの信子とは正反対ですが、彼女の存在が信子を少しずつ変えていくことになります。
金子はアルバイト先の先輩で、爽やか系な好青年。恋愛音痴な入江くんにじれったさを覚えることも多いらしく、彼にさりげなく助言をすることも。
最後に、アルバイト先の同僚である篠崎をご紹介。パッと見は取っ付きにくい雰囲気の女の子なのですが仕事ができるタイプで、不器用な信子のことを何かとフォローしてくれています。
モブキャラの恋となると地味になってしまいがちなストーリーですが、このように、どこかに実在しそうなキャラたちを絡ませることによって、物語はさらにリアルに。まさに、実際にいる誰かの恋を覗き見しているかのような臨場感があるのです。
スーパーでアルバイトをしている女子大生・田中信子は、「モブ子」と名前を間違えられてしまうほど内気で地味な女の子。そんな彼女はアルバイト仲間で同い年の男の子・入江くんに片想いをしていました。
しかし人付き合いが苦手で奥手な彼女は、彼に想いを伝えるどころか、連絡先を聞くこともできないまま1年が経ってしまい……。
- 著者
- 田村茜
- 出版日
- 2017-10-20
地味で人付き合いが苦手な信子。いつも物語の脇にいる、まさにモブキャラのような存在です。
「信子」という名前を面接で聞き間違えられて「モブ子」なんてあだ名も付いてしまいましたが、そんな彼女も20歳の女の子。アルバイトに入ったばかりの頃、仕事中に困っていたところを同僚の入江くんに助けてもらって以来、もう1年も彼に片想い中なのです。
ある日、新しくスーパーに入ってきた新人アルバイトの女の子・安部さんが、実にあっさりと入江くんの連絡先をゲットしているのを見て、信子は衝撃を受けます。そこで、自分も……!と意気込みはするのですが、結局いろいろと考えているうちにタイミングを逃してしまうのでした。
そんな不器用で内気な彼女ですが、周りのことをよく考えて、さりげなく手を差し伸べてあげられる優しさを持っています。おつかいに来た子供が困っているのを入江くんと一緒に助けてあげたり、うたた寝している彼の眼鏡をそっと外してあげたり。
1つ1つはささいなことですが、彼女にとってはどれも勇気を振り絞っておこなう優しいエピソードばかり。読んでいるとそんなドキドキが伝わってきて、思わず胸キュンしてしまうこと間違いなしでしょう。
彼女は、ヒロインタイプの安部さんの影響もあって、少しずつ変わっていくことになります。彼女がどう変化して、入江くんとの恋を育んでいくのか……これからが楽しみな第1巻です。
アルバイト先の先輩・金子の助言もあって、信子に対する自分の気持ちに少しだけ気が付いた入江くん。彼は、何かと彼女のことが気になってしょうがなくなっていました。
そんな時、アルバイト仲間とともに水族館へ遊びに行くことになり……。
- 著者
- 田村茜
- 出版日
- 2018-02-20
前巻までは、信子と入江くんのアルバイト先であるスーパーを舞台にしたエピソードが多めでしたが、本巻ではスーパーを飛び出し、みんなで水族館へとやってきました。
本巻での見所は、なんといっても、入江くんが信子に対する気持ちを自覚したところ!恋愛音痴の彼は自分では気が付いていませんでしたが、信子の前ではいつもよりしっかりしているなど、傍から見ると恋心を抱いていることは明らかだったようです。
そんな彼のことがじれったくなったらしい金子の助言により、自分の気持ちに気が付く入江くん。恋心を自覚した彼と信子の関係は、水族館へ出かけたことをきっかけに新たな展開を迎えることになります。
どんな展開が待っているのかはぜひ手に取って確認して頂きたいところですが、随所に散りばめられたピュアなエピソードは、まさに胸キュン必至!信子のほうも、安部さんの影響もあって少しずつ積極的になっているところあり、とても微笑ましく読むことができるでしょう。
不器用だけど心温まる2人がどうなっていくのか、先が気になってしょうがない第2巻です。
楽しかったデートが終わり、2人の関係も進展……と思いきや、なんと何事もないまま2ヶ月が過ぎ去っていました。でも入江くんと普通に会話できる関係になれただけでも、信子にとっては大きな進歩です。
もう、このままの関係で十分幸せ。そう思っていた彼女ですが……。
- 著者
- 田村茜
- 出版日
- 2018-07-20
入江くんと仲良くなれただけで、十分幸せだと感じていた信子。しかし、それではダメだということが、安倍さんから伝えられるのです。
彼女には高校2年生の時、女友達みたいになんでも話せる、大好きな男の子がいました。一緒にいられるだけで幸せだと思っていた彼女は、彼へ気持ちを伝えなかったのです。しかし、ある時彼が、好きな女の子と連絡先を交換できたと報告してきました。親友だから、1番に伝えたかった、と……。
彼女は、この時のことを深く後悔していたのです。その気持ちを、信子に伝えます。彼女の話を聞いて信子は考えを巡らすことになるのですが、なんとそんな矢先、入江くんから連絡が!
約2ヶ月越しのデートはどうなるのでしょうか。また、入江くんの気持ちの揺れ動きにも注目です。
デートなども重ねて、順調に距離を縮めてきた信子と入江くん。でも2人ともシャイすぎて、今までなかなか関係が発展することはありませんでした。
しかし、本巻では急展開。なんと、入江くんが信子に告白することを決意するのです!
彼は金子に相談し、信子をデートに誘って告白することに決めたのでした。ずっと読者をヤキモキさせてきた彼らの関係にも、ついに変化が訪れることになるのでしょうか!?
- 著者
- 田村茜
- 出版日
- 2019-01-19
デート当日。お互いに意識してか、なんだか2人ともソワソワ。信子は友達と選んだワンピースを着て、いつもよりもかわいい感じです。そんな彼女の服装を素直に褒める入江くんとのやり取りも、非常に微笑ましいものとなっています。
そんな本巻の見所は、やはりなんといっても、入江くんが信子に告白しようとする場面でしょう。
言いたいけど、なかなか言い出せない。彼のそんな想いが伝わるセリフの少ない絵だけの描写は、あまりの胸キュン加減に、読んでいて苦しくなってしまうかもしれません。今までの恋愛下手でシャイだった彼のことを思うと、応援せずにはいられないでしょう。
また、その時の信子にも要注目です。本巻では彼女のイメージを一新するかのような、力強い一面が見られます。その言葉1つ1つに注目してみてください。
自分に自信が持てない「モブ子」な信子、そして恋愛下手でシャイな入江くん。そんな2人の関係は、ついに発展することとなるのでしょうか。
ついに付き合うことになった信子と入江くん。お互い「付き合う」ということが初めてのため、何だかギクシャクしていまいます。
しかし、そこは信子のまっすぐで真面目な性格が幸いし、2人は着実に仲を深めていきます。とはいえ、やはりギクシャクした空気はまだまだ無くならず、何だかそっけない入江くん。
信子は勇気を出して彼を花火に誘うのですが……?
- 著者
- 田村茜
- 出版日
ついにつき合い始めた2人の様子が楽しめる5巻。最大の見所は、信子は勇気を出して誘った花火大会の様子でしょう。
そっけない入江くんが他の女子の友人に対しては気楽に話しているのを見て、複雑な気持ちになる信子。しかし、そこでモヤモヤして終わらないのが彼女のすごいところ。
彼の気持ちが分からなくて不安な信子は、帰り道にこんなことを聞くのです。
「花火の時 どうして手を繋いだんですか」
(『モブ子の恋』5巻より引用)
初めての恋だとしても、あまりにもまっすぐすぎる言葉。そしてその決意の発言を皮きりに、信子はお祭り中の不安を次々と吐き出します。
それに対して、入江くんは……?初デートの後にどんど進んでいく関係から目が離せません!夏らしい描写とともに盛り上がっていく2人の様子をぜひご覧ください。
いかがでしたか?『モブ子の恋』の面白いところは、ほのぼの癒し系で、登場するキャラクターも嫌な人物がいないので、安心して読めるところ。波乱万丈な恋愛物語ももちろん面白いですが、ささやかなことにドキドキしてしまうピュアなラブストーリーも魅力的ですよね。
これを機に、ぜひ楽しんでみてください!