漫画『シティーハンター』の海坊主のギャップ萌えシーン・ベスト3!

更新:2021.11.14

2019年には新作アニメ映画の公開も決まっている本作。彼は、その主要人物の1人です。主人公のライバル枠にして、大柄でがさつそうな男ですが、見た目と内面はまったく違います。通称「海坊主」、コードネーム「ファルコン」、いかついそれらとは大違いの本名を持ち、女性に免疫がなく、可愛らしいものが苦手。 そんな名物キャラである彼の、意外な一面をご覧ください。本作は、スマホアプリから無料でお楽しみいただけます!

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漫画『シティーハンター』の海坊主とは?

 

本作はハードボイルドな銃撃戦、涙を誘う人情話、そしてお色気に絡んだギャグが人気のアクション漫画です。1980~90年代の「週刊少年ジャンプ」の看板作品であり、その絶大な人気から何度もアニメ化され、実写作品も制作されました。

2019年にはオリジナルスタッフ、キャスト再結集の新作アニメ映画の公開が予定されていて、完結から30年近く経っても、なお色褪せない人気が窺えます。

 

著者
北条司
出版日
2015-11-20

主人公は女性に目がないもっこり男こと、冴羽獠。新宿を根城に裏世界の始末屋(スイーパー)を営み、毎回訪れる美女の悩みや依頼を解決するのが基本スタイルです。

海坊主は物語の途中から登場した、獠の同業のライバル。彼らは互いに傭兵稼業だった頃からの因縁があります。

海坊主は作中でもずば抜けた高身長で、獠のミニクーパーに同乗した時には天井を突き破るほど。獠も筋肉質ですが、それを遙かに上回る巨体です。

ちなみに彼の名前は獠が勝手に付けた通称。裏世界では「ファルコン」としてとおっていますが、その本名は、伊集院隼人。自他ともに似合ってないとネタにされがちです。

過去の経緯から弱視(後に失明)になっており、スキンヘッドと合わせてサングラスがトレードマークとなっています。もっぱら野戦の戦闘服を着用していますが、後述する理由からエプロン姿も多々見せることに。

 


海坊主については<漫画『シティーハンター』海坊主の魅力ネタバレ紹介!身長から過去、名言まで>の記事でも紹介しています。気になる方はぜひご覧ください。

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思いも寄らない意外な天敵……!?

 

「もっこり」という残念な欠点のある獠と違って、海坊主は出自から人柄から、全てがハードボイルドな男です。トラップの名手だけあって常に沈着冷静、私情を(あまり)挟まず、寡黙に任務に従事する仕事人といった人物。「職業軍人」といった方がイメージに近いかも知れません。

そのためか、あるいは因縁のせいか、はたまた同業者という特性上か、獠とは何かと衝突します。意見がぶつかるというだけでなく、仕事上で敵に回ることがあるのです。お互い実力だけは認め合っており、手の内をほぼ知り尽くしているので、やりにくいこともあるよう。

そんなハードボイルド男の彼にも、弱点があります。それは獠……ではありません。彼はあくまでも気に食わないライバルでしかないのです。

海坊主の天敵。それは、なんと猫です。それも仔猫が大の苦手だというから驚きます。姿は元より、鳴き声を聞いただけでも脱力するほど不得手としています。彼の猫嫌いは徹底されていて、その鳴き真似ですら駄目なのです。

彼は登場当初には弱視でしたが、作中で完全に失明してしまいます。目が見えなくなってからは、猫嫌いにさらに拍車がかかりました。失明後は鳴き声だけで気絶するように。彼と猫の組み合わせは最悪。それ自体が一種のギャグとして描かれるようになりました。彼の、コメディリリーフ化の遠因です。

それでいて彼自身は、なぜか猫に好かれるという体質の持ち主。本人の立場に立てば同情しなければいけないのですが、傍目には大男が猫を怖がるというギャップが面白いです。

 

顔がゆでダコに……!

 

ハードボイルドでありながら、それに似つかわしくない猫嫌いな海坊主。彼にはもう1つ、苦手とするものがあります。

それは、女性。

「もっこり」を信条として美女大好きな獠とは好対照に、彼は美女が大の苦手なのです。

彼は女嫌いというわけではありません。獠とはまるで正反対の性質の彼は、ストイック一筋な男です。そのため女性に対しては非常にナイーブ。一言でいえば奥手なのですが、純情をとおり越して、度の過ぎた紳士ともいえます。初恋の女の子に声をかけられない小学生のように、ウブなのです。

普段は冷静を装って紳士的な態度を崩さないためか、彼は案外とモテます。それだけならまだしも、ちょっと積極的な人から触られようものなら、瞬間湯沸かし器のごとく、赤面して完全にアガってしまうのです。その様子がゆでダコに似ていることから、獠から「タコ坊主」というあだ名も頂戴しました。

高度な純情さもギャグになっていて、しまいには他人がイチャイチャしてるだけで真っ赤になることも。

その一方で女優、佐藤由美子の大ファンというミーハーな一面もあります。彼女が関係するエピソードでは、実に回りくどい方法で奔走しました。

純情で、奥手で、ウブで、照れ屋。巨漢に似合わない繊細さが、作中の内外を問わず人気の一因になっています。

 

喫茶店を開業!しかも美女と……

 

先に海坊主のエプロン姿と書きました。彼がそんな姿をする理由……それは、彼には喫茶店のマスターという顔があるからです。

彼は傭兵時代、戦災孤児の少女を育てたという過去があります。その少女は戦場で逞しく、そして美しく育ち、日本で活動する彼の元へ押しかけてきました。彼女の名前は、美樹。彼女の熱意に押し切られる形で、彼は彼女のパートナーとなります。

そしてそれ以来、彼女が表の顔として開いた喫茶店「キャッツアイ」の共同経営者となったのです。

 

著者
北条司
出版日
2015-09-19

 

スキンヘッドにサングラスという出で立ちはいつもどおり。厳めしい顔に不慣れな営業スマイルを浮かべ、大柄な体躯をこぢんまりしたエプロンに納めている様子は、彼が何もしていなくても笑いの巻き起こる絵面となっています。最早ハードボイルドの原型なし。

とはいえ、そんな喫茶店の地下には武器庫や射撃場が隠されているところが、やはり海坊主といったとこです。

さて、そんな彼を慕って押しかけてきた美樹ですが、ただの相棒ポジションで満足するはずがありません。積極的にアプローチを続けた結果、『シティーハンター』の最終回で、ついに念願叶って結婚。彼は彼女を、妻として迎え入れました。

主人公である獠より先に、彼は白いタキシードを着て永遠の愛を誓ったのです。

 

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いかがでしたか?海坊主は見た目に反した愛すべき純情男なのです。

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