キラキラ、青春な野球漫画に疲れた方におすすめしたい、「グラゼニ」シリーズ。ついにシリーズ第3章、「パ・リーグ編」が始まりました。 セ・リーグよりも何だか賑やかで、キャラの個性豊かな本作の魅力を徹底紹介します!ネタバレを含みますので、未読の方はご注意ください。
2011年から「週刊モーニング」で掲載されている『グラゼニ』。2014年から「東京ドーム編」が始まり、2018年からは第3章となる「パ・リーグ編」がスタートしました。
金をテーマにリアルな球界事情を描いてきた本作。主人公・凡田夏乃介が、中継ぎ投手として実力を上げ、「東京ドーム編」で球界の盟主とも言われる名門球団モップスを経て、「パ・リーグ編」で選抜投手として戦う様子が描かれています。
主人公がおっさん顔であり、冴えない雰囲気を持っていることから、感情移入度も高い本作。かっこよくてキラキラな野球漫画に疲れた大人におすすめしたい、熟年青春野球漫画です。
夏乃介が仙台ゴールデンカップスにFA移籍を果たし、ついに物語は第3章「パ・リーグ編」に突入します。セ・リーグ後半戦で追い上げの結果を残した夏乃介ですが、なかなかパ・リーグの選手の特徴をつかめず、打たれる、打たれる。
彼を推して獲得した徳永も、不調を見て心配になり、地元での開幕戦の4番投手を夏乃介にするか、12年間同じチームで細く長くやってきた印西にするかで悩みどころで……。
- 著者
- 足立 金太郎
- 出版日
- 2018-06-22
ついに始まったパ・リーグ本番。夏乃介は不運なことに、試合中止に何度も見舞われ、いまいち特徴をつかめないままに打たれっぱなしのまま、地元での開幕初戦を迎えました。
そこで4番投手に夏乃介がなるのか、ベテランの印西がなるのかが見所。しかもそのあとはさらにまさかの展開が続き、その流れの本質を突くようなことを新キャラ、しかも子供が言ってきて……。
信じられないくらいにたくさん打つバッターに、好みの分かれそうな癖の強い新キャラと、賑やかな様子で始まった新章。これからの展開が楽しみです!
「パ・リーグ」編の前章である『グラゼニ~東京ドーム編~』については<『グラゼニ~東京ドーム編~』の魅力を14巻までネタバレ紹介!【アニメ化】>で紹介しています。気になる方はぜひご覧ください。