『ディアティア』の初々しさに萌え死する!全巻ネタバレ紹介【無料で読める】

更新:2021.11.16

「楽園 Le Paradis」で連載されていた、かずまこをの作品、『ディアティア』。お互いに恋愛経験ゼロの男女が周りに支えられ、時に掻き乱されながら、愛を育んでいくイチャイチャ恋愛漫画です。すべての反応が初々しく、ついつい見守りたくなります。 本作はスマホの漫画アプリでご覧頂けるので、気になった方は、まずそちらからどうぞ。

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『ディアティア』が面白い!無料で読める!【あらすじ】

 

女子生徒の誰もが好意を抱く少年・成田秋人(なりた あきと)。彼は多くの異性から告白されるも、誰とも付き合うことなく振るばかりでした。

彼は家庭の事情――幸せになれない母親の印象が先に立ち、か弱い異性との交際を意図的に避けていたのです。

 

著者
かずまこを
出版日
2011-05-31

 

ところが、そんな彼の前に凜とした印象の少女が現れます。桐ヶ谷睦子(きりがや ちかこ)です。彼女は他の女子と違って、彼をまっすぐに見つめる芯の強い少女でした。

この物語は、そうして出会った2人が互いに惹かれ合って、徐々に結ばれていくステップアップ恋愛物語です。

 

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作品の魅力とは?

作品の魅力とは?
出典:『ディアティア』3巻

 

1番の特徴は、やはり秋人と睦子の純な恋愛、交際模様にあります。

2人とも最初は手を繋ぐだけでもじもじするような初心なのですが、少しずつ(本当に亀の歩みのように少しずつ)自分の本心に正直になっていく過程が身をよじってしまうほど甘く描かれます。特に注目したいのは秋人の天然たらしっぷりと、いじらしすぎる睦子の可愛さです。

その一方で、悲劇を予感させるハラハラする展開も見所。相手を想うからこそのすれ違いが生まれ、その切なさがまた、たまりません。

そんな物語は主役の2人が軸となりますが、彼らの友人や周囲の人々の客観視点も描かれ、恋愛だけでなく人間関係も重要となっていきます。

 

『ディアティア』1巻の見所をネタバレ紹介!

 

ある日、成田秋人は上級生の女子に告白されますが、それを断ります。桐ヶ谷睦子は、その結果に疑問を抱いて、彼を近くで観察しようとします。

睦子の知人、友人の多くが好意を抱いて告白までしても、誰とも付き合おうとしない秋人。さらに憧れの先輩までもが玉砕して、彼女はその謎の解明に乗り出したのでした。

渾身の告白を次々断るくらいなので、秋人は氷の精神の持ち主だろう、と当初は考えたのですが……。

 

ディアティア

かずまこを
白泉社

 

そんな思惑は外れて、彼の好青年っぷりを知っていく睦子。それでいて危うい脆さの一面があることを、彼女だけが知っていきます。ミイラ取りがミイラになる、のたとえではありませんが、彼女が段々惹かれていくところが可愛らしく感じられるでしょう。

秋人の方も、彼女が気になり始めるのですが、そこですんなりいかないのが面白いところ。睦子の親しい友人、葉月鈴音の秋人への恋慕が発覚し、睦子の中で渦巻いていた気持ちが大荒れになっていくのです。

果たして、この三角関係の行方は?

 

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『ディアティア』2巻の見所をネタバレ紹介!

 

紆余曲折は経たものの、どうにか秋人と睦子は彼氏彼女の関係に発展しました。ところが、その関係も平穏無事に進行するわけではありませんでした。

睦子の中で秋人は「今もっとも気になる人」ではあっても、完全な恋愛対象としてはイメージ出来ていないのです。そのうえ、否が応でも突き付けられる彼のモテモテ具合。自分が秋人の彼女なのに、そのことに自信が持てなくなっていきます。

 

著者
かずま こを
出版日
2013-01-31

 

イチャイチャ恋愛漫画の第2章です。さしずめテーマは、モテる彼氏と恋愛経験皆無女子のギャップを埋めていく、というところでしょうか。

お互い奥手で手探り状態、うまく相手に気持ちを伝えることも出来なくて、相思相愛なのに気遣いからすれ違いが起きてしまいます。

そして、秋人が女子との交際に苦手意識を感じる原因となっていた、母親との事情があらためて浮き彫りに。そのことが2人の距離を離れさせ、引き裂くことになってしまうのでしょうか?

 

『ディアティア』3巻の見所をネタバレ紹介!

 

秋人と睦子の関係は軌道に乗り、今度こそ順風満帆に……とはいきませんでした。秋人が何かと頼りにしていた友人「しゃも」との間に、軋轢が生まれていたのです。

恋愛は2人だけでするものじゃないんだな…
(『ディアティア3 ─ダーリング─』より引用)

1組の恋人の物語が、周囲の人にも影響していきます。

 

ディアティア3 ─ダーリング─

2014年08月29日
かずまこを
白泉社

 

それまでの秋人は、人間関係にはクールな線引きをしていました。そのため、しゃもとは知り合い以上友人未満という、最後の1歩を踏み込んでいない関係だったのです。その秋人が、睦子の人間性に触れ、そんな彼女との付き合いで変化していく様子がこれまで描かれました。

すでに引用しましたが、この変化に影響され、2人の恋物語が彼らだけのものではなくなり、人との繋がりや絆にまで発展していきます。

そうはいっても、メインは秋人と睦子のイチャイチャなので、その点はご安心ください。

 

『ディアティア』4巻の見所をネタバレ紹介!

 

季節は巡り、春。睦子や秋人は進級して、それぞれ2年生と3年生になりました。

新2年生となった睦子に、新しい出会いがあります。同じA組になった諏訪環(すわ たまき)。これまでのどの知人友人とも異なる、アダルトな雰囲気のある少女です。

秋人は秋人で受験を控え、新しい環境では、誰もが今まで通りにはいかなくなります。

 

著者
かずまこを
出版日
2016-03-31

 

新キャラクター・環が新たな風を巻き込みます。受験勉強や、その後の卒業によって2人の会える時間は徐々に減っていくのですが、これがまた1つの波乱となるのです。

環がもたらした新風とは、恋愛において避けてはとおれない肉体関係です。これまでのような精神的な繋がり、淡い手繋ぎやキスをとおり越した、大人の段階が示唆されます。こうした鈴音とは別ベクトルの友人、環との関係も見所です。

感覚の機微まで掴めるようになった2人が、果たしてどこまで進展するのでしょうか?

 

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『ディアティア』5巻の見所をネタバレ紹介!

 

違いを意識しつつも、なかなか踏み出せない真面目で不器用な、秋人と睦子。

それを横目に環は、自分の彼氏と無事に添い遂げて、睦子は彼女の態度に1足先にいったカップルを感じるのでした。

家のこと、進学のこと、そして何よりも睦子とのこと。秋人の前にはいくつも課題が積み重なっています。

 

著者
かずまこを
出版日
2017-11-30

 

イチャイチャ青春漫画、ついに完結です。少しずつ少しずつ育まれてきた2人の恋愛が、ここで結実します。

2人の恋愛以外でも、肩肘張らない友人関係が読んでいるだけで心地よく感じられる本作。最初はどうなるかと思えた環も、睦子に道を示す先輩的な雰囲気を出しつつ、年相応に仲のよい友達でもあるという描写に引き込まれます。

ラブストーリーにはハッピーエンドが似合うものですが、果たしてこの物語はどのように決着するのでしょうか。それぞれが迎える、それぞれの結末は、実際にご覧ください。

 

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いかがでしたか?『ディアティア』の魅力は、言葉だけでは伝えきれません。イチャイチャの破壊力は、ぜひ実際に見て感じてみてください。

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